■雷鳥おもてなし課【立山大汝山】雄山〜雷鳥沢
- GPS
- 06:07
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 890m
- 下り
- 898m
コースタイム
8:13室堂ターミナル-9:09一ノ越9:19-10:28雄山三角点-10:36雄山神社-11:16大汝山11:40-12:25大走分岐-14:07みくりが池温泉-14:19室堂ターミナル
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅周辺に大きな広い無料駐車場があり。トイレもあります。 立山駅〜室堂ターミナルまで 大人1人往復4,190円。 時刻表⇒http://www.alpen-route.com/access/timetable/index.html (時期によって運行時刻が変更されているので要注意。) 室堂までケーブルカー約7分+高原バス約50分の乗車になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
詳しいコース状況は感想を参考に。 雄山から大汝山への登山道はほとんど雪融けしてますが、所々まだ残っていてトラバース箇所が何度かあります。 トラバース箇所にはロープがありますが、アイゼン&ピッケルがある方が安全安心かと。 天候や時間帯によっては雪質がかなり異なると思うので使わずともアイゼン&ピッケルはあった方が良い。 私たちが歩いたルートでは思っていたより踏み抜きはなかった(2,3回踏抜き有)のでワカンは不要でした。(この日はワカン不携帯) ☆トイレ情報 室堂ターミナル、一ノ越山荘(土足厳禁)にあります。 あと、大汝休憩所にもトイレがあるそうですが未確認です。 雷鳥荘、みくりが池温泉にもトイレは有り。 |
写真
感想
立山は去年のGWに雄山まで登りました。
最高峰は隣の大汝山なんですが、そこへ行くには雪がまだしっかりあり、
トラバース箇所が難しそうだったのでその時は諦めました。
行くなら夏に。
とずっと思っていたのですが、
立山に行ったヤマレコ友さんの記事を見ていて「今なら行ける」と思い、
急遽計画を立てた次第です。
夏まで待てなかったw
今流行りの 行くなら、、、「今でしょ」的な感じです。
前回は450劼鯀り抜け、富山側の立山駅から入りましたが、
運転がつらくて大変だったことから今回は長野側の扇沢からの入山を考えました。
しかーし、トロリーバスやらケーブルカーやらの運行時刻を調べると
今の時期は始発に乗っても室堂到着が9:25になる。。。
そんな時間から登りたくはない。日帰りだし。
立山駅までは運転が大変だけど乗換えも扇沢発より楽だし、安いし、
何より室堂到着時刻も8時過ぎと早い。
運転さえ頑張れば〜。。。なんとかなる。
ということで、運転頑張って前回同様立山駅から入りました。
GWも過ぎてしばらく経つので、人も疎らかなぁと思ってましたが、
やはり晴れの土曜日。思ったより人がいました。
6時過ぎから切符売り場では列が出来始めたので、私たちも並びます。
始発7時ケーブルカー乗車。
美女平でバスに乗換え。
この時期はここで少し待ち時間があるのですが、この日は人が多かったらしく
着いてすぐ発車する臨時バスに乗ることができました。
バスで約50分。
室堂ターミナル到着。
トイレだけ済ませてすぐさま出発。
予報通り快晴。
暖かいし風も無いので薄着になって歩き始めます。
まずは一ノ越へ。
去年登っているので何の問題もなく一ノ越着。
今まで見えてなかった北アルプスの景色が一気に目に飛び込んでくる。
槍ヶ岳〜♪
去年来たときより天気いいので八ヶ岳や南アルプスまで見える。
ぃやっほーい♪ な感じw
と、聞き覚えのある鳴き声が。。。
雷鳥です。
どこどこ〜?
いました。雪面を歩いてます。
今日は天気良すぎるから会えないかもと思ってましたが、やっぱりここは会えるんですね〜。
すぐに雄山に取り掛かる。
今回はもう岩がほとんど出ているのでアイゼン無しでそのまま登る。
と、登っているとまた雷鳥さん発見。
雪の急斜面を素早く登ってる。
羨ましいです、そのフットワークの軽さ。
雷鳥がかなり飛びまわってる。
そして鳴いている。
いよいよ春の季節かな。
私も雷鳥の鳴き真似をしながら登る。
(結構似てますw)
たまに雪面を登ることもありますが、ほぼ岩場。
小さい岩が転がりやすいので落石注意です。
と、またまた雷鳥が飛んできました。
今度はすぐそばに。
私の鳴き真似に気づいたんでしょうか??
こんなに至近距離で雷鳥に会うの初めてです〜♪
興奮しまくり。
雷鳥に元気をもらい、周りの景色にも励まされてガレ場を登る。
なんだか空気が、、、薄い気がします。
さすが標高3000mのお山。。。
と、またまた雷鳥飛んできました〜。
今度はそばの祠の上に立ってアピールしてます。
モデル気取りのような雷鳥w
近寄っても全然逃げません。
「もっと撮って」と言わんばかりの雷鳥さん。
可愛すぎます❤
なんでそんなにサービスいいの?w
雷鳥さんたちのおもてなしで多少時間を取られましたが、
一ノ越から1時間ちょっとで雄山に到着しました。
すぐに雄山神社へ。
そよ風で気持ちいいです。
時間は予定通り。
少し戻って鳥居の分岐から大汝山に向かいます。
雪融けが進み、夏道が出てます。
が、すぐに問題のトラバース地点。
ほんの10mもないトラバース。
ロープもありますが、微妙な位置なんですよねぇ。
アイゼン付けなくてもいいかなと思い取り掛かりましたが、
途中足の置き場が不安定なところがあってアイゼン付ければ良かったと後悔しました。
雪質が微妙なんでズルっと滑る可能性もあります。
頼りはロープのみ。
慎重に足を運んでなんとか通過。
ふぃぃぃぃ〜。(´Д`)
慣れている人にとったら何でもない箇所なのかもしれませんが、
アイゼンもピッケルも出さなかった私は神経かなり使いました。
アイゼン付けようかピッケル出そうか悩みながら先に進みます。
とにかく無くてもスルーできるところが大多数なのでこれは個人の判断ですよね。。。
岩場だと爪が邪魔になるし。(´・ω・`)
気持ちを落ちつけて進みます。
雪の残るちょっとしたピークを登って下りようとした時に
踏み抜いて左足が膝まで埋まりました。
引き抜こうとしますが、足が抜けない。
足周りの雪を掻き分けて抜こうとしますが、抜けない。
なんで〜?(´Д`)
前を歩いていた旦那さんは岩場を下りてしまって姿なし。
う〜。。。
なかなか抜けない‘大きなかぶ’を引っこ抜こうとする心境です。
うんとこしょ、どっこいしょ。
それでもかぶは抜けません。
綺麗にピッタリハマってる感じ。。。
誰もいないし。
旦那さんもいなくなっちゃったし。
足は抜けないし。
悲しくなってきました。
なので大声で叫んでみる。
「足が抜けないーーっ!抜けないーーっ!ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ 」
雪を掘って掘って掘り返してようやく左足救出。
と、同時に岩場を下り切ってた旦那さんもようやく気付いて戻ってきました。
ふぃぃぃぃ〜。(´Д`疲)
その後、第二のトラバースに立ち向かう。
向こう側に1パーティが待ってくれているのでモタモタしてられない。
でもここは足場がしっかりしていたので難無くクリア。
そして大汝山到着。
お疲れモードの私。
時間は予定どおり。
休憩所へ移動して帰りのことを考える。
私としては、もう同じ道は嫌。
ここから先どれだけ時間がかかるのだろうと少し不安もありながらも
ピストンはやめてこのまま稜線を歩いて雷鳥沢へ下りることにする。
富士ノ折立は下から人が登って来ていて、そのまま下ってしまったのでピークを踏まず終い。
で、その下りでやっとピッケルを出動させる。
この下りは、、、ピッケル無いと怖いw(ストックでも心強い)
アイゼンを付けてないってことがこれほど不安になるとは。。。
ここでもわたしは時間結構かかってしまいました。
その後岩場を下ると平らな稜線歩き。
やっと落ち着いて景色を楽みながら歩けます。
大走。
余裕ないので真砂岳も寄りません。
雪たっぷり。
ザクザク下れます。
まるで富士山の砂走りです。
途中からは尻セード。
ヒップそりだとスピード出過ぎて怖そうですが、尻セードなのでちょうどいいです。
楽しい〜♪
すっかり滑り下りて真っ白な雪原をテン場目指して歩きます。
テン場に近づくにつれて、立山ホテルまでは登りが続くことに気づきます。
うへ〜。(´Д`;)
この辺りの高低差全然考えてなかった。。。
テン場から雷鳥荘への登りがつらい。。。
右に見えるTバーリフトがなんとも恨めしい。
やっと遊歩道に出るも、まだ先に登りが待ってる。
こんな地形だったのか〜。。。
室堂〜雄山のピストンがどんだけ楽かやっとわかる。
っと、そんなときに雷鳥さん再登場。
雷鳥さんに最後の元気をもらう。
みくりが池。
雪たっぷりですが、薄目開けてる感じw
綺麗な青い瞳が少しだけ覗いてました。
この地形を知っていればピストンにしておけば良かった。。。
と、少し頭を過りましたが、こうして歩いた稜線や紺碧の空を見ていると
そんな他愛も無い気持ちもどこかへ消え失せます。
ぐるっと周って良かった。
色々あったけど、充実していて楽しかった♪
14時過ぎに室堂着。
中国人観光客の多いこと〜。
雪の壁にも大勢押し寄せてました。
皆さんしっかりお金落としてってくださいね〜。
すぐにバスのりばに急ぎます。
でも次のバスは15時??
かなり遅くなっちゃうなぁ。。。と思ってましたが、臨時が出るとのこと。
14時35分の臨時バスに乗り、ケーブルカーへと乗り継いで立山駅着。
帰りの運転もキツかったのですが、450勹薪召靴凸技に帰りつきました。
残雪期2回目の立山。
喜怒哀楽いろいろありましたが、歩き終えたあとの充実感はやっぱりいいですね。
今度来るときは扇沢から入りたいなぁ。
やっぱり夏の立山も見てみたい。
ゆっくり観光もいいかもです。
こんばんは〜
元々雪のある時期に訪れたいと思っていた立山、昨年のmizutamari さんのレコを読んでより行きたい思いが強まりました。
で、頑張って長距離運転して行きました
数日違いで行ったばかりなので同じ景色が目に浮かびます
踏み抜きで足が抜けなくなっちゃうとちょっと焦りますね 今シーズンも何度か抜けなくなって、単独のだから自力で掘り起こすしかないので一苦労です。穴掘りですよw
雷鳥沢からの登り返しも同じ感想。
後半に緩んだ雪の上を歩くのは堪えますね
それでもこの素晴らしい立山の景色が疲れも吹き飛ばしてくれたのでは?
あとはもうちょっとアクセスさえ良ければねぇ・・・。
運転お疲れ様でした。
これからも素敵なお山の数々、安全登山で楽しみましょう
おはようございまーす
コメントありがとうです。
去年同じ時期に立山行ったのにmamepyonさんのレコ、特に大汝山へのトラバースにロープの写真を見て「イケる」と思って行ってきました。
情報に感謝。
ほんと富山側からだと運転つらいんですが、これだけお天気良くて絶景だとその苦労も吹っ飛びますね。
mamepyonさんも運転お疲れ様でした。
足が抜けなかった事件。。。
私はまだ叫べば助けてくれる旦那さんが一緒なのでマシですけど、単独で周りに誰もいないとなると困りますよね。
底無しじゃないから、、、と思いつつも、こんなにも抜けないものなのかと今回初めて経験しました。
色々あるけど、それでも雪山最高なんだな〜♪
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