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記録ID: 30284
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沢登り
日光・那須・筑波

鬼怒川/野門沢から女峰山「日帰り」(2008.10)

2008年10月19日(日) [日帰り]
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GPS
11:35
距離
16.9km
登り
1,689m
下り
1,678m

コースタイム

野門沢入渓点5:45-7:108m滝-8:00第4堰堤-8:40下の二俣-9:30布引滝-10:30布引滝上-12:00二俣-13:20女峰山-13:30鞍部・昼食14:00-14:15帝釈山-元吉新道(廃道)経由-15:20登山道へ合流-16:00布引滝遊歩道入口-17:20野門沢入渓点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
・ 野門橋で鬼怒川を渡ると直ぐに野門集落へ上がる道がある。少し登り左に細い林道が分岐している所に車を駐める。この林道は野門沢最初の堰堤の上に続いている
・ 広々とした川原を行くと直ぐにまた堰堤。今回は白山書房「関東周辺の沢」と10数年前に購入した2万5千図を持参していた。少し行くと、地図にもトポにもない巨大な堰堤が現れる。嫌な予感…「関東周辺の沢」の遡行日は1980年10月だ。28年の間にいくつも堰堤が建設されたようだった。上流に堰堤があるうちは、沢にブルーシートの残骸や錆びた鉄パイプなどが落ちていて侘びしい気分になる。野門沢第4堰堤を過ぎて漸く沢が綺麗になった
・ 堰堤間の最初に現れる立派な滝には、直ぐ右横にトラロープとアルミの梯子が架けてあった。釣り人の手によるものだろうか?沢登りを目的に訪れた者としては正直なところ白ける。トラロープは布引滝近くまで散見された
・ 下の二俣を過ぎて少し登ったところに、鉄パイプの手すり付きの階段が下りてきているところがあった。布引滝遊歩道だろうか?そこから少し行くと布引滝が見えてくる。落差120mの神々しい滝だ
・ 布引滝は羽を広げたように両岸に岩壁を従えている。高巻は左岸側の岩壁基部を回り込んでいく大高巻となる。難しいことはないが、余り人が入っていないので道形ははっきりとしていない
・ 広河原で沢は一旦伏流となった。静寂な広河原を黙々と辿ると上の二俣となる。トポに従い左に入るが、左俣の方が樹木に覆われて貧相な感じ、地図で入念に確認する
・ 左俣に入って少し行くと、細々と水流が復活する。徐々に両岸が立ち上がり、急傾斜の深い谷底に太陽の日が届かない。標高も上がり所々薄氷が張っていた。沢は右に左に屈曲を繰り返すが、水流に沿って登っていく。火山性の脆い岩の滝を幾つか越えると水流が無くなった
・ 詰めは、草原状の斜面を上がってゆく。所々灌木やハイ松が現れるが、避けるように進路を変えながら登ってゆくと、ほとんど藪こぎすることなく女峰山北肩の登山道に出た
・ 女峰山と帝釈山の鞍部で昼食をとり、下山は帝釈山から北西方向に伸びる尾根に入る。「関東周辺の沢」に帝釈山頂から元吉新道を下るとあったからだ。しかし、この道も既に廃道となっている。事前にネットで調べて、廃道だが登っている方の記録を目にしていた。だが、予想以上に道は分かり辛く、赤テープを幾つか見かけたが、日没までそう時間もないので、途中から沢形を下り富士見峠からの登山道に合流した
・ 標高約1500m地点まで林道が上がってきていた。付近は丁度紅葉の盛りだった。林道のおかげで持参の地図にある登山道は廃道となったようで、道標もなかった。仕方なく林道を歩いて下りたが、九十九折りの林道は距離が長く時間がかかる。下に林道が見える部分は可能な限りショートカットして下った
トポの8m滝だと思うが15mはあると思う。トラロープとアルミ梯子がかかっている
トポの8m滝だと思うが15mはあると思う。トラロープとアルミ梯子がかかっている
流れを巨岩が塞いでいる珍しい光景
流れを巨岩が塞いでいる珍しい光景
野門沢第4堰堤、平成16年12月竣工
野門沢第4堰堤、平成16年12月竣工
ムキタケ
下の二俣、20m滝
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下の二俣、20m滝
布引滝、下から
布引滝、横から
布引滝、落ち口から
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布引滝、落ち口から
布引滝落ち口
二俣を左に入ると谷が狭まった
二俣を左に入ると谷が狭まった
薄氷が張っていた
薄氷が張っていた
源頭部より野門沢を振り返る
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源頭部より野門沢を振り返る
女峰山より帝釈山と奥鬼怒の山々
女峰山より帝釈山と奥鬼怒の山々
女峰山頂上
帝釈山頂上
帝釈山からの女峰山
帝釈山からの女峰山
元吉新道(廃道)はこの尾根筋
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元吉新道(廃道)はこの尾根筋
元吉新道(廃道)赤テープを追うが見失った
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元吉新道(廃道)赤テープを追うが見失った
沢筋を下りて登山道と合流
沢筋を下りて登山道と合流
布引滝と女峰山
落ち葉の道を下る
落ち葉の道を下る
標高1500m付近の紅葉
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標高1500m付近の紅葉
野門沢全景、布引滝と女峰山
野門沢全景、布引滝と女峰山

感想

白山書房「日本百名谷」が出版されてから随分になる。
野門沢は「日本百名谷」に収録されている沢だ。
沢は自然にも変化するが、人為的にも変化するものなのだなとマザマザと思いしらされた。
野門沢第4堰堤から上の美しい沢の佇まいが、本来の野門沢の姿なのでしょう。

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