甲武信ヶ岳(シャクナゲのトンネル)と新緑の西沢渓谷
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- GPS
- 30:03
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 3,468m
- 下り
- 3,469m
コースタイム
9:15、、道の駅みとみ→9:30、近丸新道登山口→12:30、徳ちゃん新道分岐
→15:30、木賊山→16:00、甲武信小屋・宿泊手続き→16:30、甲武信ヶ岳山頂
→夕食後、即行で就寝(たぶん19時ころ)
二日目)
3:50起床、山頂往復→5:00、朝食→6:30、下山開始(徳ちゃん新道)
→10:30、西沢渓谷入り口、そのまま渓谷探索→15:30、探索完了。駐車場。
天候 | 27日(月)、曇り時々薄日。夕方以降は、ガスガス。 28日(火)、晴れのち曇り。 山頂気温、夕方は11℃ 早朝は5℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中、国道20号は、甲府市街地で、通勤時間帯は かなり渋滞。 道を間違えて、入り込んでしまった フルーツ公園周辺は、カーナビの、ブラックホール。 国道140号に、なかなか復帰出来ませんでした。 わき道に入らず、ひたすら、 国道を走行するのが正解。 (間違える方は、ほとんどみえないと思いますが・・) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上り) 近丸新道〜徳ちゃん新道分岐 序盤、軌道跡を歩きます。 ところどころ、切れ落ちてますが ロープがあります。 こんなトコロに、鉄道があったなんて びっくりします。 傾斜もゆるく、大変歩きやすい道です。 沢沿いの、素敵な道です。 途中、靴がぬれない程度の、渡渉を繰り返します 水の補給には、事欠きません。 最終の、大きな堤防の手前の渡渉が 最終水場になります。 このあと、直角に右折して、 稜線に、ポンと上がらないと いけないのですが、僕は、ここでルートミスを しました。 沢を上る方向にも、ふみ跡がありまして 5分くらい歩いて、おかしいと気づき、 修正しました。 稜線に上がってからは、手ごわい急坂が 延々と続きます。 明るい広葉樹の森と 虫や鳥の鳴き声で満ちた道です。 ここは、紅葉が、さぞ素晴らしいだろうな〜と 思いました。 途中、バイカオウレンの群落が 見ごろでした。 徳ちゃん新道分岐〜戸渡尾根) 急登は相変わらずです。 ここまで以上に、よりキツくなります。 途中から、植生が変化し、 シャクナゲのトンネルの登場です。 ミツバツツジも、少し咲いていました。 シャクナゲの群落地を抜けると 急坂は、ますますキツくなり バテバテです。 このあたりから、森の様子が またまた変化し、立ち枯れの木々と 背の低い、黒っぽい木が多くなります。 尾根に上ったあと、 ずっと、ひたすら、延々と 急坂が続くので、ペース配分が肝心かと。 展望も、ほとんど開けないので 気分転換も大事かと。 僕は、花と、植生の変化を楽しみつつ 歩ききることができました。 木賊山〜甲武信小屋) 残雪があります。 深いトコで、ひざ下。 ツボ足の、踏み抜きあとが、たくさんあります。 アイゼンは使用せずとも、歩けましたが 凍ってる箇所も多く 念のため持参する必要は、 あるかと思われます。 山小屋予約時には、持参を勧められました。 下り) 徳ちゃん新道。 近丸新道と比べますと、 格段に歩きやすい道です。 登山道に、段差がほとんどありません。 職人技のような 整備がされています。 花がきれいな樹木〜ツツジ類・シャクナゲ類が たくさんありました。 近丸新道では、大群落だった バイカオウレンは、まったく見かけませんでした。 徳ちゃん新道・近丸新道、 尾根筋が違うだけなのに それぞれに、特色があって 登山道の変化が楽しい歩きでした。 両ルートとも、かなりの急坂で 体力勝負な道ですが、岩場などの 危険な箇所はありません。 西沢渓谷) 『滝めぐりの、ユルユルな遊歩道』 だと思ってましたが とんでもない見込み違いでした。 距離も長く、起伏も多く、 れっきとした登山道です。 濡れて、滑りやすい箇所も多いです。 次々登場する滝は、どれも、スケールが 大きくて、圧巻でした。 帰路の、迂回路では、三塩軌道に関する 歴史をたどれまして、大満足でした。 |
写真
感想
5月27日(月)〜28日(火)奥秩父の秀峰、
甲武信ヶ岳に登ってまいりました。
このお山は、八ヶ岳・南アルプス、さらには
稜線続きの金峰山などに、登ったおりに
一度も姿を拝めたことがありません。
ぜひ一度、間近で、三角錐の山頂を
見てみたく思っておりました。
登るのは、シャクナゲの時期、もしくは
紅葉時期が、いいなと思っておりました。
今回、休日と、天候が、折り合いまして、
登る機会を得ました。
登山ルートが、四方から延びており
『どこから登るか』を直前まで
悩みました。
最終的に、二日目の天候が、思わしくないことが
ほぼ確定したため、雨天でも、
多少なりとも滝の散策ができる
西沢渓谷から登ることとしました。
毛木平からのルートも、
いまだ未練たっぷりでありまして、
この秋に、ぜひぜひ行こうと
決めております。
登山の感想)
《廃線跡を歩きたい》
僕は、鉄道好きでありまして、わけても
この、三塩林鉄は、かねてから、関心が
あったものであります。
甲武信ヶ岳登山のおりには
ぜひ、近丸新道の廃線跡を、
歩いてみたく思っておりました。
徳ちゃん新道のピストンが
いくぶんラクチン〜(実際は、かなり難度に差があります)
とは思いつつ、あえて、歩いてみたく
思っておりました。
今回、歩いてみて
『よくぞ、こんなトコに、鉄道を通したものだ』と、
感激しました。
こういった登山も、機会があれば
今後も、してみたいなと思いました。
《徳ちゃん新道の整備は、職人技》
登山道は、急坂なれど、段差がほとんどなく
大変歩きやすいです。
プロの技と、こだわりと、優しさを感じました。
感謝です。
花の感想)
お目当ての、シャクナゲのトンネルは
五分咲きくらいでしょうか。
つぼみが多く、まもなく満開だろうなと
思いました。
アズマシャクナゲの花は、
咲き出しの頃は、赤色がより濃くて
とても華やかな花です。
開花とともに、刻々と色合いを変えてゆく
繊細な、美しい花だなと思いました。
シャクナゲ以外の花は、ツツジ・バイカオウレンなど
ちらほら見かけまして、
山深いこの地にも、春の訪れを感じました。
展望の感想)
百名山が、43座見渡せると言われる
大展望のお山ですが、あいにく
近隣の山しか見えませんでした。
でも、富士山・八ヶ岳・金峰山など
見たかった山は、一通り見れましたし、
何にもまして、早朝の、きれいな雲海を
見ることができまして、大満足です。
雲海の先の景色を、秋にまた
見にきたく思いました。
西沢渓谷)
《絶景》
エメラルドの水がとても美しく
滝は、どれも水量がたっぷりで
大満足でした。
滝と奇岩を彩る新緑が
まばゆいくらい明るくて
素敵な時間をすごせました。
三塩軌道の、歴史をたどれたのは
思わぬサプライズでした。
甲武信ヶ岳、登る前は、なんとなく
地味な印象を持っておりましたが
変化に富んだ登山道、山を彩る
奥秩父の、美しく深い森と花々など
魅力が尽きない、素晴らしいお山だと
思いました。
絶対、秋に、再来しようと決めました☆
komakiさん、おつかれさまでした
毛木平からのルートは私も行ってみたく、6月2週目あたりににチャレンジしようと検討中です
komaki さん、お邪魔します(^^)v
甲武信岳お疲れ様でした!
今回のレコを拝見しまして思うのは、こちら側もやっぱり良いですね!西沢渓谷は単品で歩いても素晴らしいものがありますし。
お悩みになったのもよく分かります、毛木平からのコースとは甲乙付けがたいですよね。
ご存知だと思いますが、今回歩かれた徳ちゃん新道に雁坂峠なども絡めるとさらに奥秩父の山深さを味わえますよ
次回の毛木平からの山行も楽しみですね(^^)
毛木平からのルートも
味わい深い道のようですね。
山頂で、ご一緒した方のお話に
よりますと、シャクナゲの開花は
こちらも、「今からが旬」という
お話でした。
十文字小屋のHPが、助かりますね。
アズマシャクナゲは、開花したら
どんどん色が、淡くなるみたいですので
ぜひ、お好みの色合いのときに
登山が出来ますように、願っております。
komaki
毛木平からのルート、ぜひ秋には
周回で歩きたく思っております。
思いますに、北側の展望などは
バツグンでしょうし、岩景色の多いルートは
秋が最高だと思いますし。
雁坂峠のルート、二日目の天候がよければ
行きたかったルートです。
奥秩父の深い森を、一層感じてみたく思います。
西沢渓谷、今後、大菩薩嶺などにも
登りたいなと思っておりまして
登山と絡めつつ、ぜひ再訪したい
素敵な場所でした。
komaki
、
komakiさん
こんばんは
読んで字の如く、甲州、武州、信州を又にかける
甲武信ヶ岳ですが名に恥じない山ですね。
山頂からの眺めは雲があったにせよ最高だった
事でしょう。
秋には別ルートで登られるとの事ですが
また違った景色を見せてくれるのでしょうね。
ところで私はと言えば腰痛完治せずで1ヶ月近く
山にいけてない
腰もほとんど良くなりましたが
週末も天気が悪いみたいでショック
雨の中山ガール歩かせるわけにいかないし・・
komakiさん、こんばんは。
毛木平発周回ではなかったようですが、西沢渓谷との
セットはいいですね。
昨年紅葉前に夏山の疲れを癒しに訪れて、これでもか
というくらい時間をかけて歩きました。
軌道跡をスタンバイミーを口ずさんだりして。
山深い道は秋が似合いますね。
再訪の際はまた違うルートもお楽しみください。
朝焼けと雲海、すてきです。
山頂の向こうは、埼玉県ですものね。
すごいトコまで来てるんだなと
思いました。二日目は、早い時間から
雨が降るかと思いきや、渓谷の探索後まで
天気が持ってくれて助かりました。
今週末の天気、かなりぐずつきそうですね。
この時期、雨に降られると、かなり体が
冷えますからね。あらかじめ雨天確定なら
中止も、やむなきかもしれないですね。
腰痛、なかなか治らないで、お気の毒です。
養生されて、早く完治しますように。
komaki
komakiさん、今晩は。
天気を見据えて、西沢渓谷を含めた南からのコースに変更されて正解でしたね。アズマシャクナゲの見られる時期もナイスチョイス!。
天気もまずまずで、展望・石楠花・渓谷・歩き応えのある尾根と奥秩父の魅力満載の山行でしたね。
こうしてこの山系にはまって行くんでしょうね。
私の奥秩父計画は、残念ながら梅雨に阻まれそうです。
mmgさんの、大展望、そして
紡がれた、大感動の物語を
拝見して、『毛木平から』の想いで
直前まで計画しておりました。
目まぐるしく天気予報が変わり
されとて、仕事のシフトの変更も
そうそう変更はできず、断念した次第です。
毛木平ルートは
いまだ未練たっぷりな、魅力的な
ルートでありますので
必ずや再訪したく思っております。
西沢渓谷で、憧れの軌道貨車を
見れて、とても嬉しかったです。
広瀬湖にも、一台ありましたね。
『スタン・バイ・ミー』の雰囲気ですね♪
komaki、、
onetotaniさんの、
「西沢渓谷は、素晴らしい場所ですよ」との
アドバイスのおかげで、二日目の天候悪化が
予想される中、今回のコースを思いつきました。
ありがとうございました。
アズマシャクナゲは、最初、
開花後に、色合いを変えてゆく花とは気づかず
赤・白・ピンクの、3種類があるのかなと
思っておりました。
個人的には、咲き始めの
真っ赤な色合いが好きなので、
いいタイミングで
鑑賞できました。
奥秩父縦走、梅雨の間の晴天に
恵まれるといいですね。
緑が、さらに燃え立つように、輝いてるのではと
思われます。シャクナゲも、最盛期かと思われます。
komaki
komakiさん、こんばんは!
皆さんと同様、山行計画にあった毛木平から
十文字小屋目当てだと思っていました
レコには載せてないのですが、過去に周回を2回しています。
それはシャクナゲが綺麗ですよ!稜線にも若干あります。
千曲川が忽然と消える源流も不思議な感じでした。
今回の西沢渓谷からも良いですね!
1日目は天気がイマイチでしたが、泊まりの特権!
雲海を染める朝焼けがナイスです
良い旅が出来て羨ましいですよ
komakiさん、凄い所行ってましたね。
守備範囲が広すぎます。
もうその先は埼玉県ですか?
このヤマレコで山を追いかけるお気持ち
良くわかりました。
急登は別として天気が何とか頑張って
花に夕焼け、朝焼け、雲海、渓谷
山のいいところ独り占めですね。
komakiさんが急登とか頑張って頂いた
おかげで素晴らしい写真が見れました。
私にはちょっと遠い山ですが
いつか行きたいですね。
結局今回は西沢渓谷からのルートを取ったのですね。
ボクはどちらかというとこちらからの方が楽しみが多いルートだと思っていましたのでお勧めさせてもらいましたが、廃線跡、急登、森、シャクナゲやツツジと色々なものを見て回れたようですね。
登り応えあったでしょ?
ドーンとそびえる富士山などは今回ちょっとだけになってしまったかもしれませんが、それを補って余る程の楽しみがあったのではないでしょうかね。
komakiさんのお住まいからは少し遠いかもしれないので他のお山を登りに来た時などに季節を変えて渓谷だけ楽しみに行くのも良いかもしれませんよ〜
毛木平の千曲川源流ルートも甲武信再訪の楽しみですね。
直前まで、毛木平から、時計回りの周回を
予定してたのですが、二日目の天候が
早い時間から崩れるとの、予報だったので
小雨程度なら、傘をさして、滝の散策が
できそうな、西沢渓谷からとしました。
夕焼けは、山ろくの小屋でも
そこそこ楽しめますが、ご来光は
山頂泊ならではですものね。
甲武信小屋、素敵な小屋でした。
毛木平のシャクナゲ、さぞ美しいのですね。
未練がつのります。
千曲川の源流が、忽然と消える様子も
秋に、ぜひ見てみたく思います。
西側方面からは、途中の、権現岳のふもとを
走り抜ける車窓も期待いっぱいです。
登山とは、直接関係ないのですが、
車での走行距離の、ちょうど半分くらいが
お住まいの、伊那ICでした。
この近辺を通るたびに、風光明媚な地だと
感じます。
komaki
甲武信ヶ岳、素晴らしい山でしたよ。
ただ、車での道中は、しんどいかもです。
ずいぶん、遠いなと感じました。
すぐそこが、埼玉県、
そして群馬県も、目と鼻の先ですものね。
小牧ICから、5時間かかりました。
ただ、北側、長野県側からの
登山口は、小淵沢IC基点になりまして
八ヶ岳など、諏訪IC基点の山と
大きく違わないかと思います。
愛知県からですと、前夜車中泊などしましても
ほぼ二日の行程になっちゃいますね。
ならば、山頂に泊まろうと思いまして
大正解でした。
奥秩父は、素敵な山の宝庫だと
思いました。
komaki
mamepyonさんの「どのルートでも、甲乙つけがたく、
特色があって楽しめる」という
アドバイスをもちまして、
天気予報の判断だけで、ルートをきっぱり
決定出来ました。
毛木平のルートは、秋に
一日目、みずがき山、その後移動し、
当日は十文字小屋泊
二日目、甲武信ヶ岳山頂
右回り周回でと考えております。
機会がございましたら、ぜひぜひご意見を
頂きたく思います。
富士山、この日は雲が多かったですが
ずいぶん大きく見えて、感激でした。
廃線あとも、ずいぶん明瞭に残ってて
大満足でした。
歩きがいはたっぷりです〜
バテバテでした。
でも、秩父の豊かな自然に触れながら、
充実した時間でした。
西沢渓谷は、大菩薩嶺とセットでと
思っております。
秋は、このエリアから、目が離せません。
komaki
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