十勝連峰 境山 1837.2m

2021年04月02日(金) [日帰り]

• GPS: 09:15
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,163m
• 下り: 1,174m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:41
• 休憩: 2:33
• 合計: 9:14

距離 13.1km 登り 1,174m 下り 1,174m

6:29 十勝岳温泉凌雲閣
7:06 新Z
7:18 7:20 旧Z
7:43 二股1565
8:21 8:45 稜線直下
9:11 9:12 上ホロ避難小屋
9:22 9:37 アイゼンピッケルデポ1850
10:09 10:17 境山直下1680
10:50 11:36 境山
11:52 境山直下1680
12:57 13:15 1850地点
13:30 13:48 上ホロカメットク山
14:09 14:30 上富良野岳
14:48 旧D
15:11 富良野岳分岐1893
15:43 十勝岳温泉凌雲閣

十勝岳の噴火記録
17世紀後半噴火（中央火口）
1857年噴火（安政火口）
1887年噴煙、降灰
1926年2〜5月
1926年5月24日水蒸気・ブルカノ式噴火
泥流が上富良野町・美瑛町を襲う。死者・行方不明144、2ヶ村埋没（大正火口）
1926年9月8日ブルカノ式噴火、行方不明2
1926〜1928年12月まで続く
1954年9月小規模噴火（昭和火口）
1962年6月29日水蒸気噴火、死者5、硫黄鉱山事務所破壊（62�恐亳�）
1988年12月〜1989年3月ブルカノ式噴火、降灰、火砕流
以上、25〜40年間隔でおきています。
3年前から前十勝の62�恐亳�周辺の噴気が活発になってきましたが、今年3月になると噴気活動が急激に増え、今日の画像のようにいつ噴火してもおかしくない状況になっていますので、十勝岳を登山なさる方近づかない方が良いと思います。
最後の1988年の噴火から33年になりますので。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

4/3 10:59

地図は1/20000、方眼縦横線ともに1km、斜線は磁北線
一周13km、往は安政火口経由6.4m、復は上ホロカメットク山〜D尾根経由6.6km
累計標高差(+,-)約1230m
AZは上りでアイゼンを装着した地点
青線は安全なルート

4/3 7:59

＜参考＞2008年5月14日実施結果の地図
赤線は往、青線は復
AZは上りでアイゼンを装着した地点
この年の残雪は例年並みだったので上ホロ小屋〜沢経由

4/3 8:31

＜参考＞2010年5月10日実施結果の地図
赤線は往、青線は復
AZは上りでアイゼンを装着した地点
この年は残雪が多い年だったので上ホロ陵線が使えた

4/2 6:33

樺戸山系(ピンネシリ)〜増毛連山(暑寒別岳)手前は那英山
凌雲閣駐車場上部にて

4/2 6:33

富良野岳と独立岩(ホコ岩)

4/2 6:36

安政火口に向かう
上ホロカメットク山と上富良野岳

4/2 7:31

夫婦岩右上が山頂方向
安政火口にて

4/2 9:06

急登を終えて四つんばいからやっと立ち上がる
後陵線まで70m

4/2 9:06

同地点から上ホロカメットク山

4/2 9:11

稜線に上がって上ホロカメットク避難小屋越の境山
右から二つ目

4/2 9:11

避難小屋の稜線に出て十勝岳を望むが噴煙で微かに右に見える
以降噴煙の流れが凄くて殆ど見えなかった

4/2 10:44

境山々頂が見えたあと150m

4/2 10:50

境山山頂と南東稜線1827peak
1827に行く予定だったが途中雪渓が切れていたので断念

4/2 10:54

1827peakの右稜線越に下ホロカメットク山の頭が少し黒く見える
境山にて

4/2 10:54

↓印左から佐幌岳(サホロスキー場)、剣山、稚空知岳、十勝幌尻岳、芽室岳、伏見岳、双珠別岳1383、ピパイロ岳、狩振岳、1967峰
境山にて

4/2 10:55

↓印左から双珠別岳1347、落合岳、リビラ山、トマム山
境山にて

4/2 11:00

十勝岳
快晴の境山で待つこと45分、この瞬間だけ噴煙越に見えた。境山にて

4/2 11:00

美瑛岳
同様にこの瞬間だけ見えた

4/2 11:22

原始ヶ原と
↓印左から大麓山、夕張岳、トウヤウスベ山、芦別岳
境山にて

4/2 11:23

前富良野岳と富良野岳
前富良野岳の左は富良野スキー場、富良野岳の左奥に美唄山。境山にて

4/2 11:24

↓印左から前富良野岳、富良野岳、三峰山、上富良野岳、上ホロカメットク山
境山にて

4/2 11:27

境山の北東斜面上部は風衝地なのでコケモモとガンコウランの実が沢山残っていたハイマツの背丈も低い
境山の山頂にて

4/2 11:32

境山東稜越の大麓山とトウヤウスベ山
右奥に夕張岳と芦別岳左にトマム山と社満射岳
境山にて

4/2 11:33

南ふらのスキー場とタケノコ山と社満射岳
手前は大麓山の東尾根
境山にて

4/2 12:00

境山と南東稜を振り返る
境山の中腹以上は風衝地なので残雪が少なくなっていたが辛うじて繋がっていた
コル1675付近にて

4/2 12:00

1850peak
コル1675付近にて

4/2 12:02

左からトムラウシ山、石狩連峰、ニペソツ山が薄ら
右端のウペペサンケ山は見えない、残念終日十勝岳の噴煙が覆っていた
コル1675付近にて

4/2 13:32

上ホロカメットク山々頂
相変わらず噴煙が大きく十勝岳は見えない

4/2 13:38

風速は弱いがそれまでの南西の風から北西の風に変わって、噴煙が境山から原始ヶ原の中まで入り込んで末端は富良野岳近くまで噴煙が覆う
パノラマ、上ホロカメットク山にて

4/2 13:44

三峰山と富良野岳
左奥は芦別岳
上ホロカメットク山にて

4/2 14:05

十勝岳の噴煙(前十勝岳)噴気活動がここ一ヶ月急激に激しくなっている
上ホロカメットク山にて

4/2 14:10

上富良野岳

4/2 14:26

上ホロカメットク山越の十勝岳がこの瞬間少し見えた
上富良野岳にて

4/2 14:56

化物岩
D尾根下降積雪期は化物岩手前コル左から下山
右に下りたら安政火口

4/2 15:20

化物岩と上ホロカメットク山、上富良野岳
温泉スロープ上部1440にて

4/2 15:47

三峰山〜富良野岳
最後は温泉スロープから凌雲閣へ下山

撮影機器：

iPhone X Apple

装備

個人装備

スノーシュー アイゼン ピッケル ヘッドライト ほか

感想

okahana

今日は予報通りの快晴、微風。素晴らしい登山日和でした。
いつもの通り安政火口から最短距離で上ホロの避難小屋に向かい、上部でアイゼンを装着したが急斜面でアイスバーン状態、ピッケルを刺しながら四つんばいの3点確保でやっと上がれた。危険な場合はより楽な地図の青線周りで上がるところを強行してしまった(反省)。
このコースは新雪が降ると雪崩、気温が高ければ落石の恐れがあるので、一般的なD尾根から上富良野岳コースを使うべきです。
下山は眺望を楽しむためこのコースを使った。
なお3月中旬から気温が高い日が続き、上ホロカメットク山の稜線と境山の斜面は、この時期は充分積雪があるのだが残雪が切れかかっていたので間もなく限界と思った。参考のために過去の地図も写真の欄に添付しました。
境山1837.25m、三等三角点、点名も境山／新得町と富良野市の境界