白山 本峰御前峰 カンクラ雪渓上部から本峰へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,507m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
7:35 大倉山避難小屋
8:30 カンクラ雪渓
8:50 カンクラ雪渓上部の白山本峰への取りつき
9:45 白山本峰 御前峰 山頂
10:10 カンクラ雪渓上部の白山本峰への取りつき
10:30 カンクラ雪渓
10:55 大倉山避難小屋
12:45 大白川ダム白水湖畔登山口すぐ手前駐車
天候 | 曇りのち雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口すぐ手前に約20台。奥の白水湖畔ロッジ前に約50台駐車できる。 ここまで来る白山公園線は落石が多いので雨の時とか雨上がりは注意が必要。 尖った石を踏まないようにする。パンクする可能性あり。 トイレはここに有る。有料。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期は彼方此方に残雪があり、これをトラバースしたり直登したりしなくてはいけない。雪の状態によっては斜度がきついところもあるので十分注意が必要である。滑落するとかなり下まで行く可能性あり。ピッケルとアイゼンを持っていたほうが良い。 今年は例年に比べて残雪の量が多い。 カンクラ雪渓上部から白山本峰への直登するバリエーションルートはピッケルと12本爪のアイゼンが必携。そして、体力もいる。雪山経験者には面白いルートだと思う。初心者は行かないほうが良い。 |
写真
感想
今日はあまり良い天気ではなさそう。前日に天気の良さそうなところを調べる。
比較的天気が良さそうなのは白山方面だった。
白山の平瀬道は白山公園線が6月1日から開通したのでこのルートを登ることにした。
このルートはお気に入りの一つで今まで何度も登っている。
梅雨時なので雨が降るかもしれないが思い切って行く。
5:00 大白川ダム上部の駐車場に車を停める。
上の駐車場には誰も停まっていない。上空には重い雲が掛かっている。
今日の天気は良くなってくる予報を信じて登山開始。
今日は涼しい。快適に登っていける。
少し登ると躑躅・山アジサイなどの花が咲き始める。
ブナの原生林の中を登っていく。
気持ちいい。
標高1800m位から残雪がチラホラ有り始める。
曇っている空から小雨が降り始める。
あまり大した雨ではないのでレインウエアは着ない。
残雪の量は今までこの時期に登った中ではもっとも多かった。
大倉山の手前に残雪の雪の壁がある。
かなりな急登である。
ここから雪が有ったり無かったりするがアイゼンを着用。
上部稜線に出ると白山本峰と剣ヶ峰が見える。雨が降っている割には見晴しが良い。
大倉山避難小屋を過ぎカンクラ雪渓の見える場所にでる。
最初は夏道の登山ルートから室道経由で本峰に立とうと思ったが、稜線に雪があまりないのでカンクラ雪渓上部から雪の中を登って山頂に立つことにした。
夏道の登山ルートから右方向に残雪の中を登っていく。
途中急斜面のトラバースがある。
トレースのまったく無い斜面にピッケルを刺し慎重にトラバースしていく。
カンクラ雪渓から派生する場所に到達。
ここからいよいよ本峰に向かって登って行く。
小雨はまだ降っている。
しかし、不思議なことに振り返ると見晴らしが良くなり御嶽山が見え始める。
雪は気温が低い為、適度に締まっていて登りやすい。
急登な場所はピッケルを横に刺しアイゼンの爪を利かせて登攀。
誰の足跡もない雪の中を登って行くのはメッチャ気分が良い。
途中、振り返ると御嶽山がほんとに綺麗に見えるようになってきた。
雨は止んだ。
南の方向に別山が見える。雲上にありメッチャ綺麗だ。
山頂の直下まで雪がある。
やっとの思いで山頂に到達。やったぁ!山頂!このバリエーションルートから登ったのはただ一人。
昨年も登ったが今年は雪の量が多い。
山頂付近にはメインルートの石川県側から室堂経由で登ってくる人が約10人くらい居た。
山頂からの見晴らしはこの様な梅雨時にしては良く遠くの山では御嶽山が見える。白山の大汝峰と剣ヶ峰はとても綺麗に見える。そして別山も綺麗に見えた。
写真を撮り少し休憩して下山開始。
下山も室堂経由ではなく、そのままダイレクトに雪の中をカンクラ雪渓の取り付きに向かって下りていく。
とても良い気分だ。あっという間に取り付きまでいく。ここからまた斜面をトラバースしていくと登ってくる5人のパーティがいる。
トレースを登ってきたのだと思う。装備を見たらピッケルなし・アイゼンも簡易アイゼンが二人・これではとても急登は出来ないので夏道の登山道を行くように言った。
雨は止んだのだが、雲が多くなり見晴らしが悪くなってきた。
雪の中を一気に急降下していく。
本当に気持ちいい。
稜線で雪が有ったり無かったりするが最後の残雪の壁まで着けていく。
この壁を降下したところでアイゼンをはずしピッケルをストックに変える。
日が照り始めたが、そのころにはブナの原生林の中を下っていたので暑さは感じなかった。
: 無事登山終了
今回の登山は梅雨の真っ只中。天気の良さそうな所を狙って登った。しかしダメもとだと思っていた。やはり雨が降り始めた。しかし、雨が降っているにもかかわらず見晴らしが良くなり本峰周辺はもちろんのこと別山・御嶽山も綺麗に見えた。
見晴らしが良かったので、本峰に向かってカンクラ雪渓上部から雪の中を直登もできた。
本当に良い山行だった。
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