シロヤシオを求めて(姫次-蛭ヶ岳)
- GPS
- 11:01
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は整備されている。青根登山道口の手前約1Kのところにゲートが設置されていた。青根登山道口の登山ポストは見当たらない。 |
写真
感想
Yさんとシロヤシオの写真をとりに姫次方面へ出かける。
今年はシロヤシオなど不作でピークも過ぎているようだがまずは出かけてみよう。姫次あたりでシロヤシオ、アカヤシオが残っていれば幸いだ。が、ダメなら蛭ヶ岳方面まで足を延ばそう。ということで蛭ヶ岳想定で早朝5時半出発を目指して青根に向かった。
青根登山口の近くで車を停める予定でいたが、なんと途中で車通行止めの柵がしてあった。右側林道に急造の駐車スペースがあったのでそこに駐車した。
ゲートを過ぎて15分ほどで登山口に着く。八丁坂ノ頭に向かう。ひたすら登ること2時間半、東海自然道(八丁坂ノ頭)に着く。寝不足ぎみでもあったのでけっこうバテた。とくに最後の斜面は上までつづいているのが見えているのでうんざりとする。
姫次へ向かう。予想はしていたがシロヤシオ、アカヤシオまったく咲いていない。花びらが落ちているところもすこしあったがそれにしても少ない。2年前の同時期にここを歩いたが、そのときはミツバツツジが満開で蜂が羽音をたてて蜜を吸っていた。やはり今年は不作なのか。
姫次で休憩。Yさんは蝶にも造詣が深く姫次で蝶を撮っていた。蝶は登山道とか休憩所とかの明るいところに集まってくるそうだ。
さてまだ9時だ。蛭ヶ岳方面に向かって出発。原小屋平で下山してきた男性にシロヤシオの様子を聞く。ちらほら咲いているとのことだった。どの程度だろうか。
蛭ヶ岳1.2Kの道標をすぎてようやく1本のミツバツツジが咲いていた。
姫次から1時間半歩いたが見るべきツツジはなかった。ただ雄大な森林を進むのみ。
いよいよ蛭ヶ岳の登りが始まる。ここから登りだというのがはっきりわかる。
それを見て一瞬ひるむ。立ち止まる。Yさんが一言、行こう。
少し行くと上からにぎやかな男女4人組が降りてきた。シロヤシオの様子を聞くと、咲いてますよ、満開ですよ、と言うがあまりの調子よさに本当だろうか。しかし鹿柵の向こうに咲いていますとの具体的な話で元気が出る。
延々と続く木の階段、まあこれが蛭ヶ岳だ。木段は良く補修されていて痛んだところが一つもなかった。ステップも程よい間隔でおおむね歩きやすい。
蛭ヶ岳0.4Kmのベンチ前の熊笹の草原にシロヤシオがまとまって咲いていた。葉っぱが多く満開のイメージではないがとにかく良かった。
いよいよ本格的な木段を行く。およそ100mも登ったころ、鹿柵の向こうに満開のアカヤシオが見えた。これだろうか。みごとに1本だけ咲いている。すこし遠いがYさんが金網のあいだから撮った。
とにかく来たかいがあった。さらに登る。
蛭ヶ岳0.2Kの道標をすぎたところでYさんが満開のシロヤシオが上の方に咲いているのを見つけた。蛭ヶ岳0.1Kぐらいのところだろうか。本当に満開だ。
数本のシロヤシオが咲いていた。いままでちらほらとしか咲いていなかったのでおおいに感激する。
11時半蛭ヶ岳山頂に到着。山頂には十数人ほどの人がいて昼食していた。我々もおにぎりを食べる。山荘でコーヒーを飲もうと思ったが誰もいなかった。
12時過ぎ下山開始。途中再度シロヤシオ、アカヤシオの写真を撮る。そのあとはただひたすら降りる。
大森林の中はすさまじい鳴き声が渦巻く。秋の虫の鳴き声をはるかに上回る。セミとカエルの大合唱だと思われる。ふと足元のはっぱにセミが止まっているのが見えた。羽化したばかりだろうか。カメラを近づけても逃げない。なんという種類のセミだろう、ツクツクボウシぐらいの大きさだ。やっぱりセミなのだ。カエルは見かけなかった。
東海自然歩道からの下山は黍殻山避難小屋の手前の青根分岐(釜立林道)より降りる。
分岐からおよそ1時間で林道に出る。林道を30分ほど歩いてようやく帰着。11時間ほどの行動であった。
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