飯士山(越後湯沢駅から鋸尾根)
- GPS
- 08:14
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 876m
- 下り
- 871m
コースタイム
05:35 越後湯沢駅
05:47 神弁橋
05:49 飯士山神弁コース登山口
06:55 第3休憩所標記
07:55 P826 08:00
09:35 南峰
10:04 飯士山(北峰) 10:40
11:45 第3ペアリフトトップ
12:41 岩原橋
13:29 越後湯沢駅
13:40 越後湯沢町営滝沢駐車場帰着
天候 | 晴天(駐車場:0℃、登山稜線:+5℃、下山稜線:+10〜+15℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■復路:町営滝沢駐車場(13:55)−国道17号−<湯沢IC>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(17:24/443km) ■駐車場:町営滝沢駐車場 関越自動車道を湯沢ICで降りて国道17号線を南魚沼方面に走り越後湯沢駅前を右折して新幹線の高架を潜ると町営滝沢駐車場があります。 第一駐車場は月極のようですが、すぐ先に第二と第三の一般用があります。 冬期の昼間は有料ですが、4月から24時間無料です。 マップコード:253 082 392*22 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口−826P(鋸尾根) 登山口を入ると、頭上から落ちてきたと思われる雪のブロックや崩れた雪塊が散乱していて歩き難いです。 登山口を入ってすぐにアイゼンとピッケルを出しました。気温は0℃、雪は硬くストックやチェーンスパイクでは歯が立ちません。 沢の中央付近は空洞になっていると思われるので、岸寄りを歩きましたが、あまり岸に寄るとやはり空洞になっています。 左岸に明瞭な尾根が見えますので、この尾根に取り付きました。最初は何となくの踏み跡があったのですが、すぐに判らなくなりました。国土地理院の地図では、尾根の左下に見える沢を直登しているように思えるのですが、沢は雪で埋まっているので、薮漕ぎをしながら尾根を登りました。 尾根を登り切ると(あまり歩いていないと思われる)登山道に出ました。 雪で折れた枝などが散乱している場所や、登山道が薮に覆われている場所もありました。テープなどの目印はありませんが、826Pまではそれほど難易度は高くありません。雪で倒された木々が登山道にありますので、これらの木々が起きあがるときは注意が必要です。 ■826P−南峰−飯士山 826Pから一旦コルに下ります。岩稜だったりヤセ尾根だったりします。 コルから南峰の登りになります。お助けロープ(トラロープ)が連続しています。 ほとんどが四つん這いで登るほど急登です。なんちゃって岩登りもあります。 南峰の登りは雪がほとんど消えていてお助けロープが露出しているので、急登で大変ですが、何とか登れます(越駒のグシガハナのイメージです)。 トラロープはたくさん架けられていますが、体重を預ける場合は確認をした方がいいです。一ヵ所、念のためロープを引っ張ったら、長いロープが頭上に落ちてきました。ロープを結んだ木が朽ちていたようです。苔が生えているロープもありますので慎重に。 南峰の登りが雪に覆われると状況は一変すると思います。フィックスロープなどのルート工作が必要になるかも知れません。 南峰から飯士山山頂までは雪は繋がっています。雪庇やクラックはありませんのでアイゼンとストックで登りました。 ■飯士山−岩原スキー場 ほとんど雪は繋がっていますが、11時を過ぎて若干ザグザグ気味になっていました。大きくは沈みませんでしたが、午後にはワカンが必要になるレベルだと思います。 スキー場が近づくと雪が切れている場所もありました。 |
写真
感想
4月12日から東京では「まん延防止等重点措置」が適用される。外出自粛、都道府県間移動の自粛、そして5月の大型連休の旅行は延期しろと...
この土日は所用があり山へは行かない予定だったが、来週から1ヶ月間の自粛を強いられるので、土曜日に無理矢理所用を片付け、何とか日曜日に行ける算段をつけた。
1ヶ月も自粛をしていると山の雪も消えてしまう。
そこで今回も(3週続けて)静かな新潟に行くことにした。
3月にタカマタギから見た飯士山(イイジサン)の印象が強すぎる。
標高は低いが独立峰、スキー場からではなく鋸尾根から登りたかった。
ネットで調べると鋸尾根の評判はあまりよろしくない(亡くなった人もいるとか)。
ヤマレコでも検索してみたが、雪の時期の鋸尾根は見つからなかった。
通常の冬山装備にプラスして、8φ50mザイルとショートアックスを加え、シュリンゲとカラビナを多めに詰め込んだ。
越後湯沢駅から鋸尾根の登山口(神弁コース)までは歩いて15分ほど、登山口を入ると沢の遡行で始まる。沢には上から落ちてきたと思われる雪のブロックが散乱し、沢筋の雪は落ち始めている。
入口でアイゼンとピッケルを出し、安全そうな場所を選んで沢を遡行して行く。
まもなく左岸側から明確な尾根が沢に落ち込む。この尾根に取り付き、薮を避けながら稜線まで這い上がった。尾根筋の雪は完全に融けて薮は起きだし、想定外の取り付きだった.
予想としてはこのコースの核心部は南峰への登りと考えていた。ところが南峰への登山道は急登には違いないが日当たりが良いのかほとんどの雪は融けていた。ザイルとアックスはお荷物になっただけ。
飯士山から岩原スキー場への尾根筋にはまだ雪はあったが、こちらは傾斜も緩く雪山ハイキング。
それでも飯士山の山頂にはタップリ雪があり、独立峰らしく360度の展望、お天気にも恵まれ、自粛前の雪山ハイキングが楽しめた。
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