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Yamareco

記録ID: 3089896
全員に公開
アルパインクライミング
奥多摩・高尾

小怒田ノ尾根とつづら岩

2021年04月19日(月) [日帰り]
 - 拍手
keizi666 その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:11
距離
5.5km
登り
884m
下り
871m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:28
合計
7:07
8:31
170
11:21
11:27
23
11:50
12:06
24
12:30
12:34
15
12:49
12:49
132
15:01
15:02
10
15:12
15:13
25
小怒田ノ尾根はそこそこ急なので、意識してゆっくり登りました。落石や滑落で失敗しないためには慌てないことです。クライミングは約2時間ほど行いました。ログを一時停止したら再開を忘れたため、つづら岩からの下山で一部ログが飛んでいます。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
7:36 武蔵五日市駅着
7:43 西東京バス [五里18]やすらぎの里経由藤倉行
8:10 千足着

タクシーの場合は武蔵五日市駅から千足まで4200円程度。人数が揃えばタクシーもアリですね。

帰りのバス
15:52 千足発 武蔵五日市 16:19着
17:00 千足発 武蔵五日市 17:28着
18:13 千足発 武蔵五日市 18:40着
コース状況/
危険箇所等
小怒田ノ尾根は登山口が票高300m、岩場の取り付きが800m、岩場の終わりが950m、あとは1050mまでなだらかな尾根歩きです。

地形図を読図できない方、卦蘢度のアルパインクライミングを安定して登れない方のみのグループや単独での入山はオススメしません。読図やある程度のクライミングスキルが無いと危険です。ルートファインディングを失敗すると難しい岩場に出てしまう可能性があります。

今回はロープを使いませんでしたが(全員クライミング経験があるため)、クライミングをあまりやってない人を連れて行く場合はロープを出したほうがよいでしょう。落ちたら死にます。

クライマーは好きに登ればいいと思いますが、ルートファインディングをミスればクライマーとて落ちます。落石やホールド剥がれのリスクもありますので、フリークライミングのつもりで登ると危険です。
その他周辺情報 お風呂に入りたいなら数馬の湯か瀬音の湯。
千足バス停から100mくらい進んだ階段が取り付き
千足バス停から100mくらい進んだ階段が取り付き
最初はけっこう急。標高700mくらいまで急な斜面の歩けそうな部分を探して登る。
1
最初はけっこう急。標高700mくらいまで急な斜面の歩けそうな部分を探して登る。
チゴユリ。
2021年04月19日 08:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 8:37
チゴユリ。
踏み跡はそこそこあります。
踏み跡はそこそこあります。
標高650m地点の大岩。スタートから+350m、岩稜帯まであと標高差150m。
標高650m地点の大岩。スタートから+350m、岩稜帯まであと標高差150m。
フイリフモトスミレ
2021年04月19日 09:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 9:40
フイリフモトスミレ
シハイスミレ?(後で見たらピンぼけてた)
2021年04月19日 09:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 9:45
シハイスミレ?(後で見たらピンぼけてた)
800m地点でなだらかになったのでヘルメットなどを装着。
(ロープを出すかもしれないと思ってハーネスやクライミングギアも付けました)
800m地点でなだらかになったのでヘルメットなどを装着。
(ロープを出すかもしれないと思ってハーネスやクライミングギアも付けました)
尾根を左に回り込むようにして、3m程度クライムダウン
尾根を左に回り込むようにして、3m程度クライムダウン
踏み跡を探しつつ登りやすそうな場所を登っていきました
2021年04月19日 10:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 10:36
踏み跡を探しつつ登りやすそうな場所を登っていきました
なんとなく良さそうなところを探してたら左の方に寄っていきますね
なんとなく良さそうなところを探してたら左の方に寄っていきますね
直登しない
2021年04月19日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 10:40
直登しない
岩の尾根を避けつつ左へ行く。ロープを出して直登も楽しいかもしれない。
2021年04月19日 10:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 10:39
岩の尾根を避けつつ左へ行く。ロープを出して直登も楽しいかもしれない。
雰囲気でルーファイ。踏み跡はありますが、ルートの弱点を探していけばなんとなく簡単なルートが見えてきます(見えてこない人は危ない)。
雰囲気でルーファイ。踏み跡はありますが、ルートの弱点を探していけばなんとなく簡単なルートが見えてきます(見えてこない人は危ない)。
V字の谷にぶつかり、谷の右側を登っていく。この辺からしばらくクライミングをやってない人は怖いと思います(落ちたらとてもヤバい)。怖いと思ったらロープを出しましょう。
V字の谷にぶつかり、谷の右側を登っていく。この辺からしばらくクライミングをやってない人は怖いと思います(落ちたらとてもヤバい)。怖いと思ったらロープを出しましょう。
谷の奥まで進んで右に上がる。
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谷の奥まで進んで右に上がる。
写真では伝わないけど、そこそこ急です
2021年04月19日 10:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/19 10:46
写真では伝わないけど、そこそこ急です
難しくはないけど落ちたらとてもマズイ地形。岩や木は脆いのでよく確認して使いましょう。落石も注意。
難しくはないけど落ちたらとてもマズイ地形。岩や木は脆いのでよく確認して使いましょう。落石も注意。
この辺がいちばん悪かった気がする。僕らはノーロープで越えました。
2021年04月19日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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4/19 10:51
この辺がいちばん悪かった気がする。僕らはノーロープで越えました。
ちょいちょい黄色いテープが貼られてました。途中で気づいたのでどこからあったのかは分かりません。こういうテープは信用できるかどうか分からないので過信は禁物。ルーファイルはテープではなく地形や踏み跡を見ましょう。
ちょいちょい黄色いテープが貼られてました。途中で気づいたのでどこからあったのかは分かりません。こういうテープは信用できるかどうか分からないので過信は禁物。ルーファイルはテープではなく地形や踏み跡を見ましょう。
右の方に戻っていく。明るくなってきた。これが倒木エリアですね。
右の方に戻っていく。明るくなってきた。これが倒木エリアですね。
このへんで岩場らしい岩場は終わり。
このへんで岩場らしい岩場は終わり。
でも油断せずに斜面を登る
でも油断せずに斜面を登る
開けた!眺めがいいですね。
2021年04月19日 11:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 11:03
開けた!眺めがいいですね。
大きな岩茸
2021年04月19日 11:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 11:06
大きな岩茸
春山って良いですね
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春山って良いですね
標高950mまでくると、あとはなだらかな尾根
2021年04月19日 11:23撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 11:23
標高950mまでくると、あとはなだらかな尾根
のんびり富士見台を目指す
2021年04月19日 11:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 11:25
のんびり富士見台を目指す
なかなか楽しい尾根でした。取り付きから富士見台まで3時間15分くらい。わりとゆっくり登りました。
なかなか楽しい尾根でした。取り付きから富士見台まで3時間15分くらい。わりとゆっくり登りました。
富士見台。
2021年04月19日 12:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 12:06
富士見台。
お昼ごはんはセブンイレブンのフィッシュバーガー
2021年04月19日 11:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 11:53
お昼ごはんはセブンイレブンのフィッシュバーガー
次はつづら岩へ
イワウチワ
2021年04月19日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 12:14
イワウチワ
馬頭刈尾根ってちょいちょい急ですよね
馬頭刈尾根ってちょいちょい急ですよね
つづら岩に到着。富士見台から23分くらい。
2021年04月19日 12:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 12:25
つづら岩に到着。富士見台から23分くらい。
真ん中へんを登ることにした
真ん中へんを登ることにした
1ピッチ目終了。60mシングルロープ1本しかないので、ロープの両端に1人ずつと、中間にエイトノットと安全環付きカラビナ2枚で1人の3人編成。
1ピッチ目終了。60mシングルロープ1本しかないので、ロープの両端に1人ずつと、中間にエイトノットと安全環付きカラビナ2枚で1人の3人編成。
中間クライマーに上からのビレイを練習してもらう。
(トップで登るのは1名、上からのビレイをやるのは2名って感じ)
中間クライマーに上からのビレイを練習してもらう。
(トップで登るのは1名、上からのビレイをやるのは2名って感じ)
2ピッチ目を登る。ホールドはあるけど中間プロテクションが遠かったり錆びて減ったハーケンだったりしてとてもイヤ
2ピッチ目を登る。ホールドはあるけど中間プロテクションが遠かったり錆びて減ったハーケンだったりしてとてもイヤ
デシマルにしたら5.8くらいだけど、中間プロテクションの少なさと、外傾したホールドの多さで怖い。
デシマルにしたら5.8くらいだけど、中間プロテクションの少なさと、外傾したホールドの多さで怖い。
2ピッチで岩の頂上。取り付きからだいたい30mくらい。
2ピッチで岩の頂上。取り付きからだいたい30mくらい。
馬頭刈山方面。
3人全員登ったら懸垂下降。(…とても錆びたラッペルステーションですが)
60mロープ半分こなのでちょうど下まで降りられました。
3人全員登ったら懸垂下降。(…とても錆びたラッペルステーションですが)
60mロープ半分こなのでちょうど下まで降りられました。
ピッタリ30mで降りられました。
ピッタリ30mで降りられました。
これくらいの高さ。ということは60mロープがあれば1ピッチで登れるのでは。
これくらいの高さ。ということは60mロープがあれば1ピッチで登れるのでは。
中間で降りてるのが仲間
中間で降りてるのが仲間
14:40に下山開始。15:53のバスに乗りたい
14:40に下山開始。15:53のバスに乗りたい
綾広の滝
綾広の滝のすぐ横が大荒れだった
2021年04月19日 15:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:01
綾広の滝のすぐ横が大荒れだった
ニリンソウ
2021年04月19日 15:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:10
ニリンソウ
ヒメレンゲ
2021年04月19日 15:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:11
ヒメレンゲ
ここで登山道は終了。つづら岩から約40分
ここで登山道は終了。つづら岩から約40分
キランソウ(地獄の釜の蓋)
2021年04月19日 15:23撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:23
キランソウ(地獄の釜の蓋)
ヘビイチゴ?
2021年04月19日 15:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:27
ヘビイチゴ?
ログの結果
下山したらコーラです
2021年04月19日 15:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:40
下山したらコーラです
林道終点から千足バス停までだいたい20分くらい
2021年04月19日 15:41撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:41
林道終点から千足バス停までだいたい20分くらい
たぶん小怒田ノ尾根と富士見台
2021年04月19日 15:52撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
4/19 15:52
たぶん小怒田ノ尾根と富士見台

装備

個人装備
雨具 帽子 手袋 手ぬぐい 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 保険証 携帯 サングラス ナイフ スマホ モバイルバッテリー ツエルト ヘルメット ハーネス
共同装備
ロープ(今回はクライミングもしたのでシングルロープ60m(これもややイレギュラーで本来ならダブルロープ50mを2本ですかね)。クライミングなしなら30mでいいんじゃないでしょうか) カラビナ スリング クイックドロー
備考 特になし

感想

小怒田ノ尾根を登ってきました。小怒田ノ尾根は地図に載っていないバリエーションルートですが、踏み跡はそこそこ濃く、尾根を外さなければさほど問題ありません。

標高800mからの岩場は、最初は左に避けてからV字の谷の右側面を登って、更に右上に登り、尾根に戻りました。黄色いテープが貼ってありましたが、あまり意識してなかったのでどれくらいの頻度で貼ってあったのかはよく分かりません。僕らが登ったのが正しいルートなのかは分かりませんが、踏み跡はあったのでそれなりに登られてる気がします。

一部、難しくはないけど落ちたらとてもマズイ箇所があります。クライミングに慣れている人なら問題ありませんが、慣れていない人や高所が怖い人を連れて行くときはロープを出したほうがよいでしょう。

なお、岩や木をホールドとして使うときは剥がれないか、木が腐ってないかよく確認してください。浮石や剥がれやすい岩など、フリークライミングのホールドと違って脆いです。

ちょっと明るい岩場を右上にトラバースしたら岩場はだいたい終わりです。その後は斜面を少し登って、標高950mくらいまで登ればあとはなだらかです。

以降、富士見台で昼食を食べて、つづら岩でマルチピッチの練習をして千足に降りました。

頭につけたカメラで撮った動画をまとめました。ちょっと酔いますね。


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技術レベル
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