■舐めたらあかん山でした【高妻山】初めてのシラネアオイ
- GPS
- 10:39
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は、強いて言えば帯岩のトラバース付近でしょうか。 足場が濡れていると滑るので慎重に。 あと尾根歩き。 樹が茂っているのでわかりにくいですが、細いところもあるので道を踏み外さないように。 残雪箇所が少しありますが、アイゼンなど無くてももう大丈夫です。 レコを見て一応軽アイゼンとピッケル持って行きましたが、不要で重たいだけでした。 あと、虫がすごいです。 ずーっとついてきます。 山頂でも虫に集られたままでした。 下山時は途中からいなくなりましたが、基本この季節は虫がいると思っていいと思います。 *トイレ情報 キャンプ場入口、それから牧場内にあります。 一不動避難小屋には携帯トイレブースしか無いので携帯トイレを持参しないと利用できません。 それ以後トイレは無し。 *コンビニ情報 横浜からの場合、最寄りは上信越自動車道信濃ICで下りるのですが、 ルートからは離れたところにコンビニ(711)はありました。 |
写真
感想
可憐な紫のシラネアオイの咲く季節。
まだ登ったことのない高妻山に咲くというので行ってみることに。
土日の天気があやしかったので、マシな月曜日に有給休暇をとった。
他の方のレコによると今年は咲くのが少し早い感じ。
早く行かないと花が落ちちゃう。。。
4時登山開始の予定で横浜を出たのですが、
車で移動中、睡魔に何度も襲われ、その度に休んだので戸隠キャンプ場に着いたのは4時過ぎてました。
それから準備して結局1時間遅れの5時出発。
涼しい朝の1時間って大事なんですよねぇ。
出遅れてしまいました。
キャンプ場内を通過して、牧場に。
馬がいるところでもゆっくりしてしまいます。
(完全に高妻山を舐めてますね。)
牧場の中にある登山道を歩きます。
虫がやっぱりいますね。
虫除けネットを被り、虫除けスプレーを全身に吹きかけます。
まるで三浦アルプスのどこかのような登山道から始まります。
初めて来たのに見慣れた感じ。
途中、何度も小さな渡渉あり。
1時間ほど歩くと残雪。
スノーブリッジが崩落しそうなところ。
もちろん避けて左端を通過。(ちょっと厄介)
そして滑滝を登ります。
右端に鎖もあるし足場も少しありますが、濡れていて滑りやすいので注意。
岩がゴロゴロした登山道を登ります。
緑はいっぱいですが、風がなくて暑いです。
でも日陰なだけマシかな。
不動滝が右に見えてきます。
第二の鎖で12mほどの帯岩トラバースにとりかかります。
鎖はあるのですが、途中で数箇所切れてます。
でもまぁ足元は狭いながらもしっかりあるので大丈夫。
草も生えててそれほど怖い感じはしません。(個人差あり)
トラバースを過ぎてもう1つ短い鎖。
ここは右下が滝。
足場が濡れているので滑りやすいです。
鎖場を過ぎて岩ゴロ道を少し登って行くと、氷清水という水場です。
私は下りで水筒にいっぱい補給して帰りました。
冷たくて美味しかったです♪
続けて岩ゴロ道を登り続ける。
小さいお花もちらほら。
そして目的のシラネアオイも迎えてくれました。
良かった〜、まだ咲いてた。
岩ゴロ道を登りきると一不動避難小屋がありました。
中に入るのはやめておきます。
(最近山での怖い話にハマってて避難小屋って怖いイメージが。。。汗)
隣には携帯トイレ用のブースがありました。
トイレではないので、ここは携帯トイレ持参じゃないとダメですね。
少し小屋前で休憩する。
休んでると虫がわんさか寄ってくる。
ネット被ってないと虫食べちゃいそうです。
あー、うざい。
ここから高妻山山頂まで150分。。。
分で書かれると近い感じがしてしまう罠。
でも150分で着くと恩の字かな〜。
小屋を出発してつづら折りの登り。
小さいお花が咲いてます。
イワカガミが一番多い。
そんな登りの隙間からは北アルプスが見えてました。
雲が多いながらもこれで元気アップ。
つづら折りを登り切ると二釈迦。
小さな祠です。
避難小屋から高妻山山頂までこの小さな祠が10あって道案内。
信仰の山という雰囲気を感じます。
二釈迦から少し歩くと高妻山が一瞬綺麗に見えます。
と、普通ならここでテンション上がるんですが、今日は下がってる。。。
高妻山まで伸びている峰の数を見ると本当にあそこまで行けるのかなという不安が過る。。。
あそこまで行けるとしても帰る元気残ってるかなという不安。
最近妙に弱腰ですね。
でも登る時からちゃんと下山できる体力が残るかどうかの見極めも大事だと思ってます。
そう思ってしまったのも、この付近で下山者とすれ違って、
その方は四普賢で引き返して来たとのこと。
神経痛が出たということで4人パーティ中のお1人で下山とのことです。
足が痛む中お1人下山というのも心配だな〜。
お気をつけて。。。
そして出発から三時間ちょっとで五地蔵山。
まだ5/10です。
でもタイム的には予定どおり。
六弥勒を過ぎると右手に火打山や焼山が見えてくる。
妙高山は雲の中。
七薬師から八観音付近がとても長い。
アップダウの繰り返し。
下山時つらそ〜。
八観音を過ぎるとシラネアオイロード。
もう花びらが落ちてしまってるのも結構あり、来週だともう終わってるのかな〜という感じです。
九勢至。
ここからがまた長い。
尾根を登って行く先行者たちが小さく見える。
それにしても暑い。
汗が頬をつたって落ちていく。
下向いて歩いてるから汗が虫除けネットに滴る。
お腹も空いてるけど、暑くて食欲がない。
ウィダーインゼリーもう1つ持ってくればよかった、、、と後悔。
そして最後の急登。
写真89〜91のような岩登り。
これを全部登り切れば。。。
平らな稜線。
そして十阿弥陀。
でも山頂はまだ先です。
続く岩場を歩いて山頂着っ。
やっと着いた〜(´Д`)
駐車場から5時間24分かかってしまいました。。。
ふぃ〜。。。
登りでこんなに疲れてるのは久しぶりです。
眺めはいいですが、北アルプスは雲に隠れてしまいました。
30分ほど過ごして下山します。
帰りたいけど帰りたくない〜。。。
下山のことを考えるとテンション下がります。
山にずっと居たいわけじゃなくて、、、帰るまでの過程を考えると。。。orz
ピストンなので余計にそう思ってしまう。
疲れていたのでその分慎重に下りましたが、、、
途中、十と九の間で旦那さまは岩場から下りたところで足を滑らせてちょっとした滑落。。。
運よく下は樹が茂っていたので止まりました。
目の前で滑ってもそばにいる者はほんと驚くだけで何もできないですね。。。
地面が泥で私が前を先行しててもたぶん同じように滑ってたと思われます。
手の擦り傷で済みました。
七薬師あたりになると下から牛の声が聴こえてきます。
ずーーっと下はあの牧場。
呼ばれているようで元気出てきます。
それでもアップダウン続きでキツイですけど。。。
私は膝に痛みが出てきます。
そして足の裏も痛くなってきました。。。
やっぱり8時間超えるとこの靴では足に負担がかかってきますね。
一不動避難小屋まで帰ってくると少し元気出てきます。
岩ゴロ道を下り、氷清水で水補給。
そして鎖場を経由して15時過ぎには牧場に帰ってきました。
二度と登りたくないと思いながら登った高妻山。
でも牧場に戻ってくると足は痛いものの気持ちはなぜかスッキリで。
あれ?なんだ、この爽快感は。。。
そもそも、もっと簡単な山だと思い込んでたのが間違い。
予想以上にハードな山でした。
去年の黒戸以来かもです。
地図で見ればそれほど大変そうに思えないのですが、、、アップダウンの分が地図では読み切れてなかったということでしょうか。。。
もう一度登れと言われたら、、、もう少し涼しい虫のあまりいない季節に、そして前夜はログキャビンかコテージでぐっすり睡眠を取ってから登りたいかな〜。
登山じゃなくてもこのキャンプ場に遊びで来てはみたいですw
初めまして
高妻山はハード な山行になりますね、お疲れさまでした
我々も同じような時間帯に登って下りてきましたが、展望に恵まれた ので頂上に1時間15分も長居しちゃいました。
が、帯岩のトラバースはとっても、とっても、怖かった です・・・ビビりなもので・・・個人差はあるのでしょうが
はじめまして。
コメントありがとうございます。
虫と暑さにやられて思ったよりハードで、まずメンタル的にダメダメでした。
あと、前夜ほとんど眠ることなく登るのもそろそろ限界かな〜と。。。
登山口までのアプローチスタイルを改善しようかと思っているところですが、日帰り族にはなかなか難しいです。
帯岩のトラバース。
私は今回は大丈夫でした。
あれが雪山だったり、断崖絶壁なら私もビビってますが。。。
高所が苦手な方は怖いところですよね〜。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する