豪雨の常念岳〜大展望の蝶ヶ岳(三股起点の周回)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,066m
- 下り
- 2,069m
コースタイム
6/23 6:21蝶ヶ岳ヒュッテ→8:13まめうち平→9:05常念・蝶分岐→9:07三股→9:16駐車場
天候 | 6/22曇のち大雨のち曇 6/23晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三股→前常念経由常念まで 残雪ほぼ無し。稜線に出るあたりのぬかるみ酷い。 常念→鞍部まで 雪なし。豪雨で岩がとても滑った。 鞍部→蝶槍まで 残雪とのミックス。ノーアイゼンで行けるが、道迷い注意。 蝶槍→蝶ヶ岳 残雪無し 蝶ヶ岳→まめうち平の上部 残雪とのミックスで非常に歩きにくい。トラバース注意。ノーアイゼンで通したが、特に下りの場合、不安な方は軽アイゼン着けた方が安心。 豆打ち平から下→残雪無し。力水から先は雪融け水と昨日の雨で水量多い。登山道は沢状。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
先週、あまりの調子の悪さにさすがに自分でもマズイと実感。
よく考えたら発病してから1ヶ月も経っているではないですか!!
さすがに、少しはちゃんと歩かねばと思い、ようやく気持ちは山に向かった。
しかし、まだテント背負う気力は無いので小屋泊まりか。
teku姐さんから日曜日帰りの魅力的なご提案も頂いて揺らぐが、ここはひとつリハビリに専念しよう。
だがしかし、どこへ?あんまりガッツリ歩くのは嫌だけど、でもちょっとは歩きたいし・・・。
と、悶々としていたら、妻が、「それじゃ、久しぶりに三股から常念・蝶の周回コースにしようよ」と。
「三股から前常念経由のルートは、一の沢からに比べて急登の続くガッツリコースで、人も少ないし、ちょっと鈍った身体に刺激を与えないと。そんでもって槍穂の景色が見れたらスカッとするんじゃない?」とのこと。
で、そうする。
三股の駐車場は久しぶり。既に6時を回っていたが、土曜日なのにかなり空いていた。なぜ??
三股に駐める人の殆どが蝶へ向かうので、思った通り常念へ向かう人は殆どいない。このルート、昔真夏にテントで来て以来かな?
常念へはいきなり取り付から急登。妻に「あまり早く行ってはならぬ」と命じ、妻も先週のこちらのよれよれぶりを目の当たりにしていただけに、こんなとこで倒れられても困る、と思ったようで、配慮して鈴の音の聞こえる範囲内を遵守。
最も、妻は昔このルートを先に進んでいて突然道端に出てきたカモシカと遭遇し、凄い勢いで飛んで戻ってきたことがあったので、それにビビっていたのかも。
まあ、とにかく淡々と登り、稜線に出る。稜線上は雪融けしたばかりでドロドロねっちゃりであった。ここで転んだら激しい泥だらけになるな、、、。
このあたりはブヨ的な虫が非常に多かった。
そして、前常念への急な岩場に。岩場好きの妻の好きな道。岩の堆積するルートを登っていくと一瞬青空も見えてテンションも上がる。
そして、前常念石室到着!いつ見ても廃屋にしか見えない・・・。
ここでゆっくりランチ休憩。
そして、いざ出発しようとしたら、何と雨!!遂に降ってきた!カッパの上を着用。前常念から先はそれまで見えなかった常念山脈の山並みが見えて気持ちのよい道であるが、雨雨ガスガスに・・・。
その先から常念小屋へ向かうトラバース道は、昔はあったが、今は標識からも切り取られているし、昭文社のエアリアマップからも消えてしまった。
常念小屋からのルートと合流し、常念岳山頂。久しぶりだが、生憎の雨・ガス。
さて、ここからどうしようか?当初予定どおりに蝶まで稜線歩きをしたいところであるが、天気が悪い。今日常念小屋に泊まり、天気が回復しそうな明日に蝶まで縦走して下りることにしようかどうしようか、迷う。
一瞬霧が薄まって、蝶への稜線が見えたので蝶へ向かうことにする。
と、蝶へ向かって下り始めたら、雨・風とも強まり、超・豪雨になってしまった!
ここで、カッパのズボンも履く・・・。豪雨の中なのでもっと早く履いておけば良かった。横殴りの雨が強風と一緒に頬を打って痛い・・・。
岩稜は、雨に濡れて滑るが、まあ、初めてのところでもないので、雨の中、慎重に進むことにする。
次のピークまでが、一番凄い豪雨であった。風も強くて閉口したが、岩に書かれているニコちゃんマークが可愛らしかった。
岩場を抜けて樹林帯のアップダウンに入ってから、残雪多くなる。しかも、ちょうど変なミックス状態でたいへん歩きにくい・・・。
しかも、時折ガスが切れてちらっと見える蝶槍までの登り返しが結構あるので見ただけでウンザリする。
蝶槍への登り口の雪渓が結構急であった。ここまでずっとノーストックであった妻も、この雪の急斜面で、さすがにストックを取り出した。
蝶槍の手前からまた雨が強まる。蝶槍は幽霊でも出そうな中から出現。
ここから先の本当は気持ちのいい稜線は、ちょうど妻が1か月前に単独で踊り歩いていたところ。今日とは雲泥の相違である。
しかし、雨・ガスの中から雷鳥出現!この雷鳥はなぜか丸々と太っていた。(まさに自分を見ているようである・・・)ということで、雷鳥の姿に自分を重ね、しみじみとしながら立ち尽くしていたら、先に行っていた妻が戻ってきて「どうしたの?何やってるの!?」と言われてしまいました。
ということで、ヒュッテ到着。やれやれ、濡れに濡れました。
蝶ヶ岳はよく来るところであるが、いつもテントか通過であったので、ここの小屋に泊まるのは初めて。軽食等は食べたことがあるが、宿泊部屋に入ったことはなかった。
寝床はカーテンで仕切られた個室状態でなかなかGOODな感じであった。
寒いのでダウン着込んで入口食堂のストーブにかじりつく。
受付状態を見ていると、小屋よりテントの人の方が格段に多かった。まあ、自分たちもここはテントで泊まったことしか無かったからな〜。
でも、今日は濡れたので、小屋で濡れたもの乾かせるから嬉しい。
そして、雨も止んできたので、夕飯後そぞろ歩き。
その後、自分はすぐ寝てしまったが、妻は2時間程、他のお客さんたちと食堂でお喋りしていたとのこと。
翌朝。蝶の本領発揮で輝く槍穂の稜線!妻は「先月のときの方がもっと綺麗だったよ」と言ってましたが、秋以来の再訪である自分としては、この景色見れただけで十分!!
今日は下りるだけなので、あまり早く下りても温泉がまだ開いていないし、ということで2時間近く、稜線でぶらぶらと時間を潰す。
やっぱり、この景色は最高である。
さて、三股への下山にかかるが、雪と土のミックスでたいへん歩きにくかった。ノーアイゼンで通してしまったが、かなりな急斜面の雪渓は下りの場合着けた方が安心かも。ただ、交互に雪渓と夏道が現れるので、なんとも悩ましい。
雪だけなら雪だけの方が歩いやすいのだが・・・。
ということで、まめうち平まではえらく時間がかかってしまった。が、そこから先は雪も無くなり、快調に下山。沢の水が溢れて、登山道はやや沢状になっていたが、それもまた涼し気。
ゴジラの木はいつ頃からあったのだろうか?何回か歩いているが、今まで全く気がつかなかった。でも、看板ができたのは最近に違いない。
力水はいつ飲んでも冷たくて美味しい。
ということで、三股駐車場到着。今日は天気がいいせいか、多くの日帰りらしき登山者とすれ違ったし、駐車場も満車になっていた。
後は一路、温泉へ。計ったようにピッタリの時間で温泉に到着。
常念〜蝶間の稜線歩きは、今日だったらピカピカだったと思われるが、雨。ガスの稜線歩きもそれなりにオツでした。。、
晴れて良かったね〜〜〜
こっちから6:30くらいに手を振っておいたけど見えたかな?(実は、アッカンベーしてたりして )
ゴジラの木、私も知らない。
三俣から常念って、きつすぎて考えられない。
絶体蝶に向かうよ〜〜〜
さすが、ペンさん。すっかり復調?
ウチは、今回もダンナがダメダメでした〜〜〜
レコに乞うご期待
日曜日は天気良かったですね〜
槍穂もキレイに・・・羨ましいです。
ご主人も体調が回復され全快モードで
良かったです。
私は土曜日にその向かい側・・・岩の上に居ました。
うちは前にこのルート、逆回りしました。
前常念からの岩岩を泣きながら下りて、
「もういやだ このルートは二度と来ないぞ 」
と固く心に誓ったのですが、そこを上りに使うなんて〜
おまけに常念からの下り、雨なんて、岩が濡れて滑って怖すぎです
でも翌日の槍穂、輝いてますね〜
こんなの見るとまた行きたくなってしまいます
のんびり、蝶が岳だけ行ってこようかな〜
三股に停めてぐるりのこのコースはもってこいですよね。
ただ、前常念コースは登りに使うのも下りに使うのも、どっちもしんどい!!それだけが難点だ!!
雨の翌日の素敵な朝、頑張ったご褒美でしたね♪
奥様は「前回の方が綺麗」なんて仰ってますが、お二人揃って眺める景色の方が喜びは何倍も、ですよね?
恐竜みたいな木、牙に見立てた石の数が年々増えているような(笑)
姐さん、アッカンベーされてたんですかっ
何かよからぬ気配は感じましたが、やはり
と冗談はともかく、まあまあリハビリにはなりました。
とにかく苗場に向けて30%増量は何とかしなければと
結果的に腹回りのい減量にはならずでしたが、まあまあ歩けるレベルには回復してきたと思います
全快モードにはまだまだです
何しろ、たっぷりたっぷり食べるのが楽しみなので、
365日、カロリー摂取量が消費量を上回ってます
これでやせたら本当に癌とかの病気ですよね〜。
気をつけよう!
前常念経由のルートは人も少なく、
「ガッツリ歩きたいな〜」という気分にピッタリの場所!
よく確認してみたら、このルートは8年ぶりでした
それじゃ、ゴジラ君に会えずともやむを得なし。。。。、
前常念経由のルートは、妻が大変好みだとかで・・・・。
でも、以前に比べて整備が進んだのでかなり歩きやすくなったとおもいます。
常念小屋とのトラバースルートが使用不可になったのは残念ですけど・・・。
この週末、天気が持ったのはどうやら浅間連峰だけだったようですね、
そして、
三股から常念のピストンはしたことがあるんですが
蝶までの稜線を歩かねばと思っていたのを思い起こすことができました
お二人のてレコを拝見させていただき
明日にでも行きたくなりました
ペン妻様の笑顔とペン夫様のボヤキが
このレコの核心部だと確信しました
体調にご留意され(ペン夫様は特に(^^ゞ)
楽しいレコが次回も届けられるのことを楽しみにしております
天気が良ければ、最高の稜線ですが、
天気が悪いと、単なるアップダウンが続くだけです・・・。(って、山ならどこだってそうですよね〜 )
明日にでもって、また全然違うところへ行かれてましたね
すごすぎです
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