光岳(易老岳・イザルヶ岳・光石)
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- GPS
- 09:35
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,316m
- 下り
- 2,327m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※林道はあいかわらず荒れています。北又渡発電所より先はダートとなります。 易老渡の直前で落石が道路を塞いでいて、クルマから降りて石を脇に寄せました。 人のアタマよりもひとまわりほど大きい石だったので何とか動かすことができました。 帰りも別の場所で根元から折れた大きな枝が落ちていてこちらもどかす必要がありました。 日中にクルマが入っているにも関わらずこんな状態なので、落石は頻繁に発生していると思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 易老渡駐車場にあり。ボランティアが設営した雨宿り処と簡易トイレもあります。 【コース状況】 コース全般を通して、リボン&テープは頻繁に付いているので迷う心配はないでしょう。 ●易老渡〜易老岳 駐車場から遠山川を少し下ったところのにある赤い橋が登山口となります。 橋を渡ってから尾根に乗るまでは九十九折りの登山道を登って行きます。 登り始めてからすぐに2つほど崩落箇所がありますが、 踏み跡が付いているのでこれを足がかりに慎重に進めば問題ないかと思います。 尾根に乗ってからも急登は続きます。 ちょっと傾斜が緩んだところが面平となり、ブナの中に檜の大木があります。 易老岳分岐の直下は、痩せ尾根の登り降りがあり、 この箇所のみ両手両足を使う必要がありました。 易老岳の頂上標は分岐を茶臼岳方面に少し進んだところにあります。 ●易老岳〜三吉平 易老岳から進路を右手にとり、 苔むした樹林帯の稜線をアップダウンを繰り返しながら、 標高2200mの三吉平までおよそ150m下ります。 途中右手の視界が開けたところが「三吉ガレ」。 三吉平は特に標識のようなものは見当たりませんでした。 ●三吉平〜光岳 三吉平からは沢筋を登って行きますが、この辺りから残雪が目立ち始めます。 滑りやすい雪質ですが、アイゼンは使うほどのことはないのでは、と思います。 その後も雪渓とガレ場とを交互に繰り返しながら高度を上げていき静高平に到着。 この時期、静高平の水場は勢いよく出ていました。 静高平を過ぎると木道となりイザルヶ岳への分岐あり。 左手にセンジヶ原、前方に光小屋を眺めながら快適に歩くと、 ほどなく光小屋に到着です。 光小屋の営業は7月10日からだそうです。 この日はスタッフが小屋開けの準備をしているようでした。 光小屋からは15分ほどで山頂です。 日本最南端のハイマツ帯を進みますが、視界は完全には開けません。 光岳の山頂から10mほど進んだところに展望台があり。西〜南の眺望が得られます。 光石は光岳山頂から加加森山への縦走路と光石との分岐を通過し、 少し下ったところにあります。 |
写真
感想
南ア南部。
今週も引き寄せられるように遠路はるばる向かってしまいました。
登るのは光岳です。
朝出発の準備をしていると空と雲が凄まじい色に染まっています。
先々週の聖に登った時もそうでしたが、今回はそれ以上でした。
この辺りの朝焼けの美しさには何か理由があるのでしょうか…。
登山口には「易老岳まで6時間、光岳まで8時間」
と記載されていてちょっとビビリました。
確かに易老岳まではひたすら登りですが、
実際登ってみると3時間もかかりませんでした。
安全マージンでちょっと大げさに書いているのかもしれません。
易老岳の分岐からは三吉平までは下り基調で、
三吉平からは登り返して静高平〜光小屋、そして光岳に到着です。
易老岳から光岳を2時間というタイムは、逆にだいぶキビシイのでは?と思いました。
光岳の山頂は眺望がなく、すぐ近くの展望台からだと西〜南の眺望が開けます。
ちなみに北〜東の眺望は光小屋付近からが一番良い感じだと思います。
せっかくなので、光岳の山名の由来となった光石を見に行ってみました。
なんだかスゴい存在感。麓から夕日を受けて光る様子をいつか見てみたいですね。
帰りにイザルヶ岳に立ち寄ります。
おっとりした山頂でこちらは360度の眺望が楽しめます。
この日は残念ながら東側には雲が湧き立っていて富士山の姿は拝めませんでしたが…。
そうそう。
帰りに3人組の男女のパーティを追い越しました。
彼らは大きな声で浪漫飛行を歌ってました。
「トランキュヒトツダャケデェ、リョマンヒコウヘ、インザスキャイ〜」
となぜかとても巻き舌で。
モクモクと下り続けて面平を過ぎると、濃い森の匂いの中に、突然異臭が漂ってきました。
辺りを見回すと熊のウンチらしきものが…しかも臭うということはまだ新しい?
その瞬間、耳までバクバクしてきました。
熊鈴は持っていません。
「何とか自分の存在を知らせなきゃ!歌を歌わなくきゃ!」
自然と口ずさんでいたのはもちろん浪漫飛行。
巻き舌だったことは言うまでもありません。
しかし、熱唱しているにも関わらず突然「ガサガサ」と音がしました。
音がした方に目をやると、タヌキかイタチのような動物が逃げていきました。
もう本当に本当に心臓が押し潰されそうになりました。
その後も生きた心地がしないまま、とにもかくにも何とか下山完了。
易老渡の赤い橋が見えてきた時には心底ホッとしました。
よく易老渡まで月に
私は年に1回が限度です
山に登るより運転の方が疲れます。
易老岳の山頂標、これですか、、、
私も探したのですが、分岐道標の頭まで雪がありましたので、きっと埋もれていましたネ。
お疲れ様でした
hottenさん
こんにちは!
何なんでしょうか…自分でもバカじゃないかと思いつつ、
でも行っちゃいました。これが南南アの魅力なのでしょうか。
この日も帰りは小仏渋滞で自宅に戻るまで7時間かかっていて、
往復で12時間ほど運転してたことになるんです…。
易老岳の頂上標、
てっきりhottenさんが先月掘り起こしてくれたのだと思ってました(笑)
コメントありがとうございます!
danyamaさん こんにちは
お盆の剣岳までに登っておきたかった光岳ですが、詳細な情報を参考にさせて頂き、無事登ることができました。
わずか半月で雪の残り方は全然違うものですね
ガスだらけで何も見えなかったので、danyamaさんの画像を当日の景色に重ね合わせさせてもらってもいます。
本当に参考になりました。ありがとうございました
espritさん
こんにちは。
コメントありがとうございます!
光岳の記録、参考にしていただき光栄です。
espritさんの光岳も拝見しました。
天気が良くなかったのが残念です…。
espritさんの写真だと確かに三吉平から静高平までの
谷筋の雪はすっかり消えてますね。
どこのお山も6月末頃から雪融けがいっきに加速しますよね。
百名山99座、スゴいです!
自分もいつかは登れるといいなぁ、なんて思ってますが…。
それにしても剱を最後に持ってくるところが粋な計らいですね。
お盆の剱、天気が良いといいですね。
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