白山 水に苦労しない山(砂防新道) 百名山61座目
- GPS
- 07:55
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,531m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
8:49 別当出合ビジターセンター 8:56
9:11 一方通行上部分岐
9:15 別当出合 1km
9:28 中飯場 別当出合1.5km
10:01 別当覗 1750m
10:31 甚之助避難小屋1970m 別当出合3.5km 10:46
11:03 南竜分岐
11:36 延命水
11:43 黒ボコ岩 別当出合5.1km
11:46 弥陀ヶ原
12:06 室堂ビジターセンター 12:13
12:28 青石
12:35 高天原
12:52 白山山頂 御前峰(2702m) 13:13
13:36 室堂ビジターセンター 13:53
14:09 弥陀ヶ原
14:10 黒ボコ岩 別当出合5.1km
14:42 南竜分岐
14:57 甚之助避難小屋1970m 別当出合3.5km
15:21 別当覗 1750m
15:47 中飯場 別当出合1.5km
16:03 別当出合 1km
16:06 一方通行上部分岐
16:25 別当出合ビジターセンター
16:33 別当出合駐車場
登山 4時間08分
下山 3時間20分
往復 7時間49分
天候 | 晴れのち曇り雨が降ったりやんだり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
別当出合駐車場は車道沿いと一段下がった川沿いの二箇所にある 車道沿いの方が登山口に近い。が・・・あまり大差は無い |
コース状況/ 危険箇所等 |
一部残雪・雪渓あり 但しアイゼンは不要でした 水場について 砂防新道経由だと室堂まで数箇所に水場があります 水筒は500ccペットボトル一本でも登れます 室堂ビジターセンターは山開き前でレストランは非営業でしたが、カップラーメンの販売をしていました |
写真
感想
梅雨のど真ん中の登山
当初予定していた剣山は天気予報が悪く晴れマークの白山に登ることになりました
今回は登山教室でご一緒のご婦人との登山
「白山に登ったことがある」
とのことだったので安心して白山へ行ったのだが、登山口直前で
前回登ったは一泊登山、それも片道6時間以上かけて歩いた・・・
とのコト
彼女のコースタイムは僕の当初想定時間の倍以上・・・そして彼女のリュックは何故か30L・・・
これでは今日中に下山できないので、急遽ご婦人のリュックを僕が背負ってご婦人は手ぶらリュック無しで登っていただくコトに
もち僕の荷物はご婦人のリュックの中に入れさせていただく
<別当出合〜中飯場>
別当出合駐車場を出て別当出合ビジターセンターまで約5分の車道歩き
右手奥の山の稜線直下から白糸のような不動滝が見える
その稜線上にはロープウェイの支柱鉄塔のようなものも見える
路線バスだと別当出合ビジターセンター前まで一気に乗り入れる
別当出合ビジターセンターが実質的な登山口
登山口の石碑もある
別当出合ビジターセンターは清潔で休憩場所も広い
さすが名峰白山の登山口といった感じ
別当出合ビジターセンター前のつり橋を渡り登山開始
このつり橋は全長117mもあるとても立派なものである
2004年5月に土石流に流された、先代つり橋の代わりとして約2ヶ月後に完成したものだそうです
つり橋を渡り暫し歩くと一方通行分岐
登りと降りで登山道が別れている
登りの登山道は一気に石の階段で標高を稼ぐ
下山時にこの階段を降りるのはイヤだな・・・と思っていたら
降りの登山道はぐるっと遠回りして緩やかに下るルートとなっている
ありがたい
一方通行区間で一気に標高を稼いだあとは比較的緩やかな勾配で標高を稼ぐ
左手に稜線、右手には谷を見ながら登坂となる
クルマが乗入れできる中飯場にも立派なトイレがある
水道も整備されており、蛇口をひねれば冷たい水が出てくる
中飯場トイレ前階段を上がるとすぐに上部の休憩スペースと水場
中飯場だけでも大人数が休憩できるスペースがある
<中飯場〜甚之助避難小屋>
時おり、すぐ側をクルマの走る音が聞こえてくる・・・汗水流して歩いてる隣をクルマがスイスイ走ってゆく音を聞くと心が萎える
途中、別当出合から2km付近の気付きにくい場所に林道駐車場との連絡通路があった
この連絡通路付近から急坂になり一気に別当覗へ
先ほどまでは晴れて直射日光が照り付けていたのですが、この付近から太陽は雲隠れ
別当覗付近になると今まで見上げていた、不動滝が目の高さに近づいてくる
別当覗から少し登ると沼がある。この沼の付近から残雪地帯が現れ、時おり雪上を歩くことになる
雪の上を歩き始めると同時に山の上に霧が少々出始めた
少し広めの雪渓に出て登り始めると大勢の人々の大きな話し声が何処からともなく聞こえてきた
少し歩くと右手に甚之助避難小屋が見えてきました
甚之助避難小屋には大勢の石川県警の方々休憩しておられた
白山山開き目前に一泊二日で白山登山訓練をしているそうです
パッキングの仕方や歩き方を見ているとナントなくですが、山岳警備隊ではないような雰囲気・・・
僕が到着すると入れ替えに次々出発して行かれました
みな30キロ近いリュックを担いでおられいます
訓練お疲れ様です
甚之助避難小屋から先月登った荒島岳は見えたのですが、目の前の白山の山々は雲隠れしてしまった眺めるコトが出来ない。
うぅ〜ん残念
<甚之助避難小屋〜黒ボコ岩>
甚之助避難小屋を出発してすぐにまた休憩所 ここにも水場がある
この甚之助避難小屋上部休憩所から黒ボコ岩の間は今回の登山で一番厄介な残雪の多い区間
いきなり雪渓歩きとなる
甚之助避難小屋で15分休憩したのだが、すぐに石川県警の隊列に追いつく
幸いにして県警の方々に道を譲っていただきペースを落とさずに歩くことが出来る
15分ほど歩いて南竜分岐
ここでも石川県警の登山隊の方々がちょっと早めの休憩中
南竜分岐からは小さな雪渓横断の多い区間となる
ただしトレースはシッカリしているので踏み外しや道迷いの心配はない
問題は踏み貫きのみ
だんだんガスが濃くなってきて、視界数十メートルとなる
途中に水場のある雪渓も通過する
ホンと水場には困らない山である
この水場のある雪渓横断が今回の行程で一番いやらしい場所で、沢から崩れたスノーブリッジの雪渓に足場の狭い中で乗り上がらないといけなかった
谷を左手に山を右手にみながら歩いていたのが、ジグザクに登るようになると延命水
長生きを祈願しながら一杯いただく
延命水からさらにジグザグに少し登ると黒ボコ岩見えてくる
色ボコ岩は砂防新道と観光新道との分岐点となる
<黒ボコ岩〜室堂ビジターセンター>
黒ボコ岩から先の勾配は緩くなる
暫し歩くとすぐに弥陀ヶ原
そして白山山頂 御前峰(2702m) が見えてくる
実はこの時、見えているのは白山山頂ではなく室堂だと思い込んでいました
弥陀ヶ原から雪原を歩きハイマツ帯の急登をちょこっと登る
そのまま水平になったハイマツ帯を歩いていたらひょっこりと室堂ビジターセンターが姿を現した
室堂ビジターセンターは山開き直前の作業をしており、建物の中の方から多くの人々の働く音が聞こえてくる
<室堂ビジターセンター〜白山山頂 御前峰(2702m) >
室堂ビジターセンターに僕もリュックをデポしペットボトル一本だけ持って白山山頂へ
途中、高山病のためか・・・相方のご婦人のペースが一気に落ちる
ペースが落ちるとAM3時起床→そのまま一気に300kmドライブの僕は猛烈な睡魔が襲ってくる
睡魔を吹き払うために一人だけで一気に登るという手もあるが、ご婦人を放置してそんな訳にも行かないので、僕一人道端で少し睡眠
ホンの数分座って寝ただけだが、トテモ頭がすっきりした
室堂ビジターセンターから青石・高天原を通りユックリ40分もかけて白山山頂御前峰(2702m)に到着!!
百名山61座目
御前峰到着直後に突然土砂降りの雨
雨具は室堂にデポしたリュックの中
仕方がないので御前峰にある白山奥宮の軒先で暫し雨宿り
たまたまご一緒に雨宿りした地元方から白山のコトを色々と聞く
亀のレリーフのこともお教えいただき、下山前に亀のレリーフにタッチ
約15分ほど雨宿りの後、下山開始
<白山山頂御前峰(2702m)〜別当出合>
白山山頂からの下山は一旦雨が止んだものの、いつ降りだしてくるか判らないプレッシャーもありご婦人も少し急いで室堂ビジターセンターまで23分で下山
ここで小休止
本当は観光新道で下山したかったのですが、ビジターセンターの方が「観光新道はお勧めしない」と言われたのでご婦人連れの今回は諦めて砂防新道下山にすることに
室堂にて小休止のあと元来た道をひたすら歩く
そして残念なことに別当覗直前までガスがかかっており、視界も殆ど利かない
もっともこの視界が無いなか観光新道を下っても意味が無かったと自分自身を納得させることも出来たのだが・・・
別当覗付近からガスは晴れだしたものの、樹林帯歩きになり眺望は良くない(涙)
中飯場で小休止
一方通行の登山道に入り、別当出合のつり橋が見え始めたころ、ポツリポツリと雨が降り出した
つり橋を渡る頃になると土砂降りになり、大慌てで別当出合ビジターセンターへ駆け込む
本来ならここで登山装備解除という場所でゴアの雨合羽を装着してクルマの待つ駐車場へ
幸いにして雨にたたられて歩いたのは舗装路のみだったためドロドロになることなく、クルマに乗り込むことが出来た
<感想>
ご婦人の荷物を全て担いだものの特に負担に感じることもなく、白山に登ることが出来ました
この白山登山で一番驚いたのは水場の多さです
一番水場が無い区間は室堂から白山頂上往復と中飯場〜甚之助避難小屋ぐらいで、その他は30分に一つは水場があるというとても贅沢な山でした
水場が多いということはその分荷物の軽量化が出来る訳ですが、それを知らない私はいつも通りの量の水分を運びあげていました
天気予報は「晴れ」だったのですが、雨に祟られ、このために眺望もいまひとつだったのが少々残念でした
山頂でご一緒させていただいた者です。
無事下山されたようでよかったです。帰りの車で雨に降られたのでどうしたかと心配しておりました。
あいにくの雨でしたが、次は是非夏場にお越しください。クロユリを始めとする素晴らしい花達がお迎えしてくれるでしょう。水も冷たくて美味しいですよ!
zaxさんの連れてきた雨雲にやられてしまいましたね
山頂では白山のコトを色々と教えていただきありがとうございます
是非天気の良い日にまた登りたいと思います!!
ありがとうございました
keijikeijiさん こんばんは
同じ日に岐阜県側から登っていました。時間的にはすれ違っていなかったようです。
花と鳥の名前は、以下と思われます。
その1 http://ja.wikipedia.org/wiki/ニリンソウ
その2 ヤマガラシ
その3 http://ja.wikipedia.org/wiki/ツガザクラ
その4(大きい花) http://ja.wikipedia.org/wiki/リュウキンカ
(小さい花) ヤマガラシ?
その5 コイワカガミ
小鳥は「ウソ」で私も室堂付近でこの鳥を撮影( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=313995&pid=c8beaba159fd00e04ef55b6723467bfd )していました。
その6 http://ja.wikipedia.org/wiki/サンカヨウ
その7 タチツボスミレ(又は他のスミレ)
alpsdakeさんありがとうございます
とても詳しいですね。スバラシイ!!
一人で登っているときは花の写真を撮ろうとは思わなかったのですが、今回はかなりユックリ登っていたので、色々と花の写真を撮ってみました
解説があるととても勉強になります
ありがとうございます。
ウソの写真とても良く撮れていますね
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