大菩薩岳【過去の記録をUP】
- GPS
- 04:34
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 650m
- 下り
- 665m
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
後輩と行く予定でいたが、別組とバッティングしており、結局単独となった。中央道勝沼I/Cからナビの指示で進もうとしたが、上日川峠までのルートが季節通行止めとなっており、とんでも無い指示で少し迷った。目的地設定を烈石として設定しなおしたので、そこからは問題無く上日川峠まで進むことが出来た。上日川峠には06:15ごろに到着した。既に20台ほどに車で停車していたが、駐車場は大きく問題は無かった。
上日川峠の途中で雲海と南アルプスが赤色に染まっていたので写真を撮ろうとしたが、カメラは無かった。ここに来る途中でカメラを忘れた様な気がしていたが、「きっと持ってきている」と強く願っていた。しかしカメラはなかった。
そんなこともあったが、身支度を整えて06:30に出発した。上日川峠からの登山道を地図で確認すると「福ちゃん荘」までは林道歩きとなっているが、実際は林道脇の登山道歩きとなる。登山道は地図通り緩やかで、芽吹いたばかりのブナ林歩きとなる。
数十分で「福ちゃん荘」に到着し、山荘脇の分岐点で道標とコンパスで方向を確認(一応)して「唐松尾根」に入る。唐松尾根に入ってからは名前通り唐松の林となるが特の急登は無く、のんびりと歩く。1811のピークを過ぎると唐松は少なくなり、熊笹の斜面となり、斜度も幾分増してくる。途中、甲府の町並みと雲海、南アルプスと富士山が見渡せ、非常に景観は良い。特に空気の澄んでいる「冬季」は非常に良いだろう。今度訪れて見たい。
今回の富士山を見て思ったが、何かのテレビで「静岡県側と山梨県側の富士山はどちらが良いか」みたいなことをやっていた。その中で「静岡県側がボコっとしたのがあってイマイチ」と言っていた。ぼこっとしているのは恐らく「宝永山」のことと思うが、確かに山梨県側にはあたりまえであるが宝永山は無いので、裾の形がきれいで富士山は山梨県側のほうがかっこいいと思った。
上日川峠を出て約1時間で稜線に出る。上日川峠まで車で上がってしまえば標高差300mほどで稜線に出ることが出来る。かなり緩い登山である。景観は素晴らしかったが、あまりのもラクチンなので有り難みが半減した気になった。次回は烈石からとしたい。
稜線に出てからの分岐を左に行き、10分程登ると「大菩薩嶺」の山頂となる。ガイドブックにある様に景観は無く、山頂の標識と三角点のみ。さっさと分岐に戻る。分岐に戻り南アルプスの同座するため地図を広げる。右から「北岳」「間ノ岳」となる。手前に見えるのは「鳳凰三山」と思われた。オベリスクが見えるかと思ったが、春の靄で全く見えなかった。
分岐からは熊笹の稜線となり「賽ノ河原(サイノカワラ)」まで下る。賽ノ河原には名前通り、広々とした場所で避難小屋がある。登り返してピークから見ると大菩薩峠に建つ「介山荘(カイザンソウ)」が見える。介山荘に行ってみると山小屋と言うよりどこかのお土産屋の様だった。キーホルダーやタオル、Tシャツが数多く売られていた。
介山荘を過ぎ、石丸峠に向かう。介山荘を過ぎるとめっきり人が少なくなり、登山道も荒れぎみとなるが特に問題無し。次ピークまでは樹林帯となりピークを過ぎるとまたもや熊笹の稜線となり、分岐点の石丸峠が見える。その先も綺麗な稜線が続いており、縦走してみたいと思わせる。帰ってから調べるとJR塩山駅から大菩薩を通り、湯ノ沢峠を通り、JR初狩駅まで抜ける「大菩薩連峰縦走」があり、結構メジャーなルートであることがわかった。
石丸峠からは、熊笹の丘をトラバースし、林道を2回横断する。その後、大菩薩湖脇を通り、上日川峠に戻った。峠に戻ったのは10:30頃で駐車場はほぼ満車となっていた。約4時間の緩い登山であった。
【所感】
今回、大菩薩は初めてなので上日川峠からのラクチンルートで回ったが、やはり烈石から登る方が良いと思う。但し、場所が甲府と甲信越切っての暑いところなので2000mとは言え夏場は丹沢ばりに暑いのではないかと思われる。冬季は積雪もそんなに無いのでプチ雪山で良いかと思う。また、石丸峠から見た稜線は谷川の一の倉岳や茂倉岳から見た稜線と似ており、縦走してみたい稜線となった。丹沢ばかり歩いているが、やはり初めての山は全てが初めてなのでいいね。
大菩薩は自宅から3時間と比較的近く、中央線沿線なので結構いいかもと思う。いずれテントを購入して縦走してみたい。
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