GW奥穂高岳 雪崩の危険性大で涸沢で敗退

2021年05月03日(月) ~ 2021年05月04日(火)

• GPS: 10:45
• 距離: 35.1km
• 登り: 1,225m
• 下り: 1,225m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 1:12
• 合計: 6:24

距離 18.0km 登り 1,089m 下り 296m

6:08 上高地バスターミナル
6:13 6:17 無料トイレ
6:18 6:19 河童橋
6:27 小梨平
7:01 明神館
7:06 徳本口
7:46 7:54 徳沢公衆トイレ
7:56 徳澤園
8:09 8:10 新村橋
8:51 9:07 横尾
9:24 横尾岩小屋跡
10:05 10:15 本谷橋
10:56 大崩落地
11:12 Sガレ
11:54 12:25 涸沢
12:31 12:32 涸沢ヒュッテ
12:32 涸沢

2日目

• 山行: 3:53
• 休憩: 0:25
• 合計: 4:18

距離 17.0km 登り 161m 下り 940m

7:17 涸沢
7:40 大崩落地
8:00 8:10 本谷橋
8:40 横尾岩小屋跡
8:55 9:08 横尾
9:47 9:48 新村橋
10:09 徳澤園
10:11 徳沢公衆トイレ
10:45 徳本口
10:51 明神館
11:22 小梨平
11:30 11:31 河童橋
11:35 上高地バスターミナル
11:35 ゴール地点

天候

1日目　曇りのち雪　　2日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡の駐車場は朝5時到着時点で6〜7割ほど埋まっていました。

コース状況／危険箇所等

横尾までは完全な夏道。横尾を過ぎると少しずつ雪が残り始め、本谷橋の先で12本爪アイゼンを装着しました。涸沢までの間に危険個所はありません。

写真

5/3 6:06

朝5時
沢渡の駐車場に到着。上の段はほぼ埋まっていますが、下の段はまだ余裕がありました。

5/3 6:17

5時30分発の第2便に乗車

5/3 7:09

梓川に出ると、ちょうど焼岳に朝日が当たって輝いていました、

5/3 7:11

穂高は山頂部分が雲の中。
まあ、明日は晴れ予報ですからね。

5/3 7:18

小梨平のキャンプ場。いつかはここでのんびりキャンプをしてみたい・・・とは思うけど山を見たらこんなところでのんびりなんかしていられないだろうな。

5/3 7:26

美しい樹林のハイキングコースを歩きます。

5/3 7:43

明神岳が美しい。

5/3 7:52

歩くこと1時間弱で明神館に到着

5/3 8:08

ずーっと先には真っ白な山が。本当はあっちを歩くはずだったパノラマ銀座の稜線です。

5/3 8:33

梓川沿いを歩きます。

5/3 8:49

明神館から1時間弱で徳澤園に到着。ここのテント場はなんとも牧歌的。ここも泊まってみたいテン場です。

5/3 8:50

テン場の横にはきれいな川が流れています。

5/3 9:44

徳澤園から1時間弱で横尾に到着しました。

5/3 9:44

ここのテン場に泊まっている人たちはちょっと本物の人たちの雰囲気があります。

5/3 9:47

パンを食べてランチタイム

5/3 9:59

思った以上に人がいますね。ここから先に行く人は、槍や穂高に登る人たちです。

5/3 10:00

橋を渡って先に行きます。

5/3 10:23

いよいよ雪が。

5/3 10:50

沢沿いを進みます。

5/3 10:51

屏風岩ってやつですね。クライマーの人たちはこれを登るんですよね。

5/3 10:58

本谷橋に到着です。

5/3 10:59

この橋はアイゼン禁止。ということでみなさんこれを渡ったところでアイゼンを装着していました。

5/3 11:26

夏道通りに斜面を高巻きます。

5/3 11:57

谷に降りての長い登り。けっこうバテ気味。

5/3 12:41

だいぶ登ってきました。振り返ると後続の方々。

5/3 12:48

早めに到着したので、先人の作ったタコ壺？を利用することができました。かなり深く掘ってありますね。

5/3 12:48

とはいえ、雪がだいぶ積もっているのでスコップで穴を広げたり整地したり。

5/3 13:22

約30分ほど作業をした後、テントを設営完了です。この深さならかなりの風が吹いても大丈夫でしょう。

5/3 13:22

続々と到着して作業をする皆さん。

5/3 13:33

さあさあお待ちかね。一杯やるとしましょう。

5/3 13:51

テント内の温度は6度もありますね。ただし外は雪も降り出し、風も吹き始めたのでテントに籠って一杯やります。

5/3 13:52

こんなおつまみも持ってきました。

5/3 13:53

当然、バラバラになってあちゃーってネタになるはずだったんですが、持ってきたパンは潰れていたけどこいつは無傷。

5/3 18:01

夕食は米を炊いて、サンマのかば焼き缶詰をかけていただきます。

5/3 18:08

米はうまく炊けました。

5/3 19:20

ちょこっと外を覗いってみましたが、吹雪ですね。設営中のテントを飛ばされた方もいたようです。

5/3 20:10

夜・・・写真を撮るためだけに吹雪の中テントを出ました。

5/3 20:11

朝です。雪は止みましたが、まだ風は残っていますね。

5/4 4:09

室温は0度。雪山としてはかなり暖かいですね。ただし風はものすごく冷たいです。

5/4 4:28

鶏五目おにぎりをおかゆにして朝食。

5/4 5:15

さあ、夜が明けてきました。昨日見ることができなかった穂高の山々が一望に。

5/4 5:34

みなさん様子を見ているんでしょうか。誰も登り始める気配がありません。ボクはこの山初めてでルートもわからないしトップでラッセルする根性もないので周りのかたの動向が気になります。

5/4 6:10

日が当たり始めました。期待したほど赤くはならず、モルゲンロートという感じにはなりませんでした。気象条件によるんでしょうね。

5/4 6:29

すっかり夜が明けました。長野県警の方が何名か立っていたので
お話を聞くと、「昨夜の積雪と今日の気温の上昇で雪崩が発生する可能性が極めて高いので、登山を禁止する権利はないが、中止することを強く勧めます」とのことでした。それで誰も登らなかったんですすね。ボクもあきらめて敗退とします。

5/4 6:32

唐沢ヒュッテの鯉のぼり。そういえばもうすぐ子供の日です。

5/4 6:33

これがテント村の風景と北穂

5/4 6:57

テント村の風景と前補

5/4 8:09

さあ、帰りましょうか。

5/4 8:13

名残惜しいですね。振り返ると穂高の山々。こんなに天気が良いのにまさかの敗退とは。

5/4 8:31

昨日は真っ白だったけど、こんなルートだったんですね。

5/4 8:38

下りは谷底の冬道にトレースが付いていました。こっちの方が断然楽なルートです。雪崩が起きる雰囲気も無いですけどね。

5/4 8:50

問題はここかもしれません。川の上のスノーブリッジを渡るようです。時期によっては渡れなくなるかも。

5/4 8:55

さあ本谷橋が見えました。ここで12本爪アイゼンは仕舞います。

5/4 8:58

橋の上から振り返り。

5/4 9:40

フキノトウがチラホラ。国立公園内の動植物は採取禁止ですよ。持ち帰ってフキ味噌とか作っちゃいけません。食べてませんよ、本当に。

5/4 10:07

横尾まで戻るとあとはハイキングコースです。

5/4 11:07

良いお天気、山頂までくっきりと見えます。登りたかったなぁ

5/4 12:22

河童橋まで戻ってきました。

5/4 12:23

登りたかったなぁ　絶対にリベンジだ。

5/4 12:29

今回のザック、ワカン、スコップ、ピッケル、ストック、12本爪アイゼン、チェーンアイゼンと全部持っているので当然20kgオーバー。

5/4 12:32

バスに乗って帰りました。

撮影機器：

DSC-TX30 SONY

感想

そーしん

今年のゴールデンウィークは、2泊3日で燕岳から蝶が岳までパノラマ銀座縦走をやるつもりで計画を練っていたんですが、周期的に天気が崩れる予報で、北アルプスの稜線を2泊できるような状況じゃない。ということで天気の良さそうな日を狙って、前からやってみたかった谷川岳主脈縦走と奥穂高岳を1泊ずつでやることにしました。

天気は予報通りで、4日はまさに快晴！登山日和でしたが今年の涸沢カールは雪崩が頻発。GW前半はテント場までデブリが押し寄せて巻き込まれる被害もあったとか。結局この日は雪崩がなかったものの6日にも大規模な雪崩が発生したとか。まあ、命あっての物なので今回はこれで良かったかと。

次回は雪のない時期にリベンジしたいと思います。