瑞牆山、金峰山
- GPS
- 27:43
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,854m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 5:13
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:14
天候 | 晴れ(時々強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アクセス: 甲府から国道20号で韮崎方面へ 県道6号経由で韮崎駅ガード下をくぐり須玉IC付近の増富ラジウムライン交差点まで直進。 右折しラジウムラインをみずがき湖分岐まで直進。(駐車場まで12km地点) 右折し増富温泉郷を抜け瑞牆山荘のオレンジの看板のある分岐まで直進。(駐車場まで4卉賄) 左折し直進し瑞牆山荘の建物が見えたら右の車道に入り駐車場に入る。 (みずがき湖分岐からは左折して時計回りで進んでも行ける。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・瑞牆山荘〜富士見平小屋 危険箇所は無し。下山時、道がいくつにも分かれていて迷いがち ・富士見平小屋〜瑞牆山 桃太郎岩まではトラバースのアップダウン。 以降は梯子や鎖場などがある。 不動滝コースとの合流点から岩や土が凍結していて危険。 通過が難しく、そこだけ行列している程だった。 チェーンスパイクがあると良いが無くても慎重に行けば通過できる。 ・富士見平小屋〜金峰山 大日小屋まではゴロゴロした石のアップダウンが続く。 そこから急登が始まり大日岩までに鎖場があり一瞬南アルプスの展望が開ける。 砂払いの頭までに凍結箇所あり、チェーンスパイクや軽アイゼン推奨。 その後稜線は金峰山小屋分岐辺りからザラメ雪があり通行の場合はチェーンスパイクや軽アイゼン推奨。 ・鷹見岩分岐〜鷹見岩 シャクナゲの葉が覆う少々不気味なを登山道を登った後二段鎖を超える片道10分程度のルート。 凍結や迷い道などは無し。 |
その他周辺情報 | 増富温泉 |
写真
装備
個人装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
|
感想
〜1日目〜
魅力的な山でありながら遠い遠いと敬遠してきた瑞牆・金峰の二つの日本百名山にチャレンジしてきました。
富士見平小屋でテント泊し、一泊二日での山行になります。
ごくごく定番のプランですね。
富士見平小屋は1泊1000円でテント泊ができます。
今年のGWは天候が安定せず、
その中でも晴れが二日続いたこの日はかなりの登山客で
瑞牆山荘の駐車場だけに収まりきらず、路肩にずらっと車が並んでいました。
テントもかなり多かった印象です。
密を避けたつもりがみんな考えることは同じなのかもしれません。
テントはこれまで涸沢とか、穂高の稜線上でしか張ったことがなかったので石に括り付けた時に風で飛ばされたりで難儀していたので、ペグが刺さることに感動!
広いし水場もあるしトイレもあるし、初心者には嬉しいテン場でした。
テントを張って、いよいよ瑞牆山にアタックです。
トラバースを超えて沢を渡り桃太郎岩に到着。
想像の倍以上大きくて、雷のマークみたいにパッカリと真ん中で割れていて、レコとかでよく拝見してましたが実物を見てさらにびっくりですね。
ちょっと広くなっていて撮影スポットになっていました。
その辺りからは同じ山域の乾徳山に似た手足を使って登るような箇所が多くてキツいけど飽きずに登れるような感じでした。
突如として現れる瑞牆山名物の大ヤスリ岩は迫力満天。
どうしてできたのか不思議なつくりですね。
後世に渡りずっと残っていて欲しい自分的文化遺産です。
不動滝コースとの合流点からは凍結していて、鎖場の手前は行列していました。
鎖場は足の置き方が少し難しくて時間がかかっている人も多かったみたいです。
周囲も滑るし注意が必要な箇所です。見た限りですが事故がなくてよかったです。
山頂は金峰山から富士山、南アルプス、八ヶ岳と西から南経由の東まで抜群に眺望が良く、名だたる山がいっぺんに見られるということもお得感があります。
特に雪のかかった八ヶ岳はこの角度この距離ならではの迫力で圧巻でした。
風が強く冷え込むので名残惜しいけど下山します。
YouTuberのTAKE CHANNELさんご夫妻と安涼奈さんをお見かけしてこちらにも感激しました。
なんだか芸能人を見るような気分。
美男美女で目の保養になりました(笑)
テント場に戻り昼から自炊したり寝たりと贅沢な時間。
気温は少し肌寒いくらいで雨もないし風もほとんどなくてコンディションが良かったです。
樹林の中なので小屋から富士山が見える以外は何も見えなかったのですが、夜の星は都会に比べ沢山見えて満足でした。
〜2日目〜
予想通りほとんど眠れなかったので
朝早いうちから支度して金峰山に向けて出発しました。
日の出が見られればラッキーくらいの気持ちです。(間に合わなかったけど)
昼間に登ればなんてことはない序盤ですが、
暗い中なので道が広くなるとあってるのかどうか疑心暗鬼になるような登山道。
鷹見岩に登れば日の出は間に合ったと思いますが、
道に恐怖感があり、地図上では間に合いそうな砂払いノ頭で見ることに決めました。
。
大日岩の辺りも開けていますが、朝日の方角とは微妙にずれている感じでした。
しかし持参した地図上の砂払いノ頭と実際の砂払いノ頭はかなりずれていてなかなか樹林を抜けることができず、ついに日の出には間に合いませんでした。
また砂払いノ頭の手前は凍結しているのでチェーンスパイクとかつける必要があり、そこでも時間のロスがあったことが痛かった。
砂払いノ頭に到着すると一気に展望が開け、
八ヶ岳や南アルプス、富士山と瑞牆山がドドンと現れて
そして金峰山の五丈石が間近にそびえているのです。
この快感。
鳳凰三山の砂払岳の稜線に出た時を思い出します。
ちょうど名前も似てますし。
少し空気の薄さを感じましたがつらさなど何のその。
ハイマツと花崗岩の登山道が好きな自分としては
ここを歩けることの幸せをかみしめていました。
しかも貸し切りですし、ペースなど全く気にする必要もなかったのでなおさらです。
金峰山小屋分岐は雪があり、金峰山小屋方面の樹林はほぼ平坦ながら雪が多かったです。
踏み固められてますが滑ると谷に一直線なので、ここを通過するときはチェーンスパイク等はあった方がよいかもしれません。
普通に金峰山を目指す限りは通らないと思うので気にすることはないと思います。
ただ金峰山や金峰山の直下は少し雪がありますので全くの安心ではないかと思います。
金峰山の標識は二つあり、
一つは五丈石の付近。もう一つは5分程登った一番高い場所にあります。
それぞれバックに象徴的な山があるのでそこに合わせて作った感じなのかもしれません。
しかし間近で見る五丈石は凄かった。
入口に鳥居があり神聖な場所という雰囲気が漂っていました。
足場やロープなどがないところを見ると踏み荒らされないように大事にされているのが伺えます。
少し登ろうとしましたがクライミング未経験な自分は割と序盤に諦めました。
まあ予想通りでしたけど。
金峰山からは砂払いノ頭で見た景色はもちろんの事、
甲武信ヶ岳、朝日岳、大菩薩嶺、
遠くには木曽駒ケ岳、御嶽山、北アルプス、浅間山が肉眼ではっきり見渡せました。
いやあ良かった。
なかなか来られない場所だから感動もひとしおです。
帰りには鷹見岩にも立ち寄りました。
こちらも素晴らしい展望でした。
特に金峰山へ歩いてきた登山道が丸ごと見通せるのが素晴らしいです。
テント場から1時間足らずで行けるところなのでお勧めです。
遠い遠いと行く前は嘆いてましたが、
行ってみれば意外とすんなりな感じでした。
こういうところから少しずつ自信を積み上げていける感じが登山にはまる要因であることを再確認した山行でした。
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