富士山[吉田口ルート《祝世界遺産!》]
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- GPS
- 09:45
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
04:10 五合目スタート
04:34 六合目安全指導センター
05:22 七合目
06:25 八合目
07:28 本八合目
08:22 九合目
08:54 富士山山頂 富士山本宮
10:10 富士山山頂 剣ヶ峰 3,776m
10:57 吉田口下山道入口 下山
13:49 富士スバルライン駐車場到着
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
マイカー規制は7/12から 自家用車で行かれる際は営業時間等に要注意 http://subaruline.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
富士山の登山道はいくつかありますが最も多くの人が利用する登山道が吉田口ル ート。五合目の交通アクセスがよい、傾斜が比較的緩やか、山小屋が多い、登山 道と下山道が異なるといった利点があります。 このルートは山頂まで7.5kmあります。 五合目の標高は2,305mのため標高差約1,400m。 山頂までは7時間程度かかります。 六合目までだらだらと距離が長く、七〜八合目には岩場があり、一部、這って 登るような所もあります。 シーズン中は蟻の行列のように大混雑となります。 夜間登山ではご来光までに山頂に着けない可能性もあります。 しかし登山道の途中から(六合目以上)でもご来光は見られます。 須走口と合流する本八合目からはさらに混み合います。 しかし最も山室の数が多く緊急時や体調が悪いときはすぐに山室に入れるため 安心です。 下山時は登山道とは別のルートで下山できるため比較的歩きやすいです。 山小屋横にあるトイレは全て有料(100円or200円)のため小銭は忘れないように。 因みに山頂トイレは7/5まで使用できないのでその9合目までの山小屋のトイレ で済ませておかないと大変です! |
写真
感想
今週末は甲斐駒ヶ岳に日帰り登山の予定でした。
しかし、天気予報では雨。
雨のなか、日本三大急登を日帰りで登ることは不可能と判断し中止を決定。
そこで別の山も調べてみましたが、関東周辺の山はどれも曇り雨といった天気予報。
そんななか、富士山の天気予報を見たところ『晴のち曇り』ではないですか!
これは登れると判断、世界遺産に登録されたお祝いを兼ねて登山することを決定!
同行者のジュリエッタくんは初富士登山なので即賛同していただき、2時間後に
合流することを約束して電話をきる。
9時半に合流し出発、コンビニによって食料を調達し高速に乗ったのは10時。
首都高速が空いていたおかげで約3時間で富士スバルラインゲートに到着。
しかし、事前調査をしくったせいで、富士スバルラインの6月末までの営業時間が
3時から20時ということを知り、ショック!ゲート前で約2時間、待機することに
なりました。
1時間程度仮眠していると、きっかり3時に開門、富士スバルライン五合目には
30分たらずで到着、さくっと準備して、即出発!
日の出前のため登山道は真っ暗でしたが、もともと御来光を見るためにライトを
準備してきたので問題なし。
ライトをつけて6合目に向かいます。
6合目に到着すると東の空が明るくなってきました。
山頂ではないですがご来光を見れたら最高です。
何とか太陽が見えることを期待して先に進みます。
が、そんな期待もあえなく撃沈、結局7合目を過ぎても晴れることはなく、今回
の御来光はおあずけとなりました。
8合目になると山頂のほうは晴れてきましたが、7合目のほうは下から雲が上がっ
てきました。
早く山頂まで行かないと雲のなかにはいってしまいそうなので、休憩もそこそこ
に先を急ぎます。
そんなんか、本八合目を過ぎたあたりから高山病にかかったらしく、頭はズキ
ズキ、1歩進ごとに心臓はバクバクになって、なかなか思うように足が進まなく
なってしまいました。
何とか5時間かかって山頂に到着。
今回の登山はジュリエッタくんが同行なので、4時間半ぐらいで登れてしまうと
予想していましたが、実際には予想よりも30分も過ぎてしまいました。
ジュリエッタくんも高山病にかかり、体調不良になっていたので、恐らく今日の
富士山はときより晴れ間は見えていましたが、低気圧の影響でいつもより気圧が
低くかったものと思いました。
山頂で遅い朝食をとり、少し休憩しましたが、二人の体調は一向によくならない
ため、早々に剣ケ峰に登って下山することにしました。
剣ケ峰は吉田口頂上からだいたい反対の位置にあたるため、富士山はお鉢巡りを
すると1周約3kmあることから、約1.5km歩いて向かいます。
剣ケ峰に着くとまったく並ぶことなく記念撮影を済ませました。
シーズンなら記念碑と写真をとるためだけに30分以上並ぶことがありますが、
今日は怖いくらい激空きでした。
ただ、お鉢巡りについては、今回は高山病で足がフラフラだったので、こんな状
態で積雪のなかを歩くと滑落する危険もあると考え、諦めることにしました。
他の登山者の様子もみていましたが、お鉢巡りをしている人はほとんど見かけま
せんでした。
下山は最初にトレランの方に何人か抜かれましたが、それ以外は全くといって言
いほど人に会いませんでした。
そのため、本8合目あたりから急に濃い雲の中に入ってしまったため、吉田口と
須走口の分岐点で危うく道に迷いそうになったときに、どっちの道が正しいのか
聞く人もいない状況で少し不安になりました。
何とか道に迷うことなく吉田口ルートで下山することができ、七合目でトイレに
寄って気合いを入れなおしてから5合目に向かおうと思いましたが、そこにいた
工事関係者の方に「七合目のトイレはまだ使えないよ。五合目までトイレはない
よ。」と言われ、思わず、さきっちょから出てしまいそうになりました。
トイレは山小屋のトイレを除いて、一部山開きに合わせて使えるように準備して
いるため、6月末時点で使えないトイレがあるため、これから登山する人はトイレ
情報も要注意です。
6合目の安全指導センター横では、ちょうどかぶせてあったシートが除かれ、本
日から新しい案内版がお披露目となっていました。
この案内板を参考に道に迷う人が減ることを期待します。
5合目に戻る道中では、たくさんのツアー登山者がこれから山頂に向けて登ると
ころでした。
7月1日の山開きを前に、一足お先に世界遺産登録記念登山ツアーにご参加といっ
たところだと思いますが、それにしても沢山のツアー登山者でした。
これをみて、改めて今日の富士登山は天候にはあまり恵まれませんでしたが、
登山者でごった返す前に世界遺産登録となった富士山に自分のペースで登れたの
は運がよかったと感謝する思いでした。
5合目に戻ってきたのは、出発してから約10時間たった2時。
今回は高山病にやられたので、下山の喜びは一塩でした。
本当にお疲れさまでした。
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