幌尻岳
- GPS
- 13:10
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,856m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
幌尻山荘は予約受付開始とともにツアー業者が全て予約を取ってしまうため、一般登山者が予約を取るのは困難である。しかし小屋の方の話では、業者は目一杯予約だけ取って、実際はツアー参加者数に合わせてキャンセルするため、少人数であれば当日に空きがある場合が多いという。全くいい迷惑である。 しかし小屋はツアー客に「占領」されることは間違いないので、テント泊か日帰りが良いと思う。 幌尻を日帰りする場合は渡渉開始地点を日の出時刻に合わせるのが良い。幌尻の渡渉は渡渉ポイントにおいても深いところは膝上まであり、もし暗闇の中で渡渉ポイントがずれると深みにはまる虞がある。この日の日の出時刻は4:34分であったため、駐車場を2:30に出発した(コースタイムは2時間30分)。 車中泊は道の駅樹海ロード日高もあるが、国道237号線沿いに駐車スペースが沢山ある。入浴は沙流川温泉のひだか高原荘ぐらいしか無いが、キャンプ場の方の駐車場は車中泊にもお勧めである。 |
写真
感想
金曜日に札幌での仕事を終えてレンタカーを借りる。沙流川温泉のひだか高原荘で入浴後幌尻に向かったが、途中睡魔に襲われ国道237号線沿いの駐車スペースで仮眠した。
3時間程度の仮眠後、額平川林道の仮ゲート駐車場に着いたのは午前2時過ぎ。
出発の準備をしていると、2台隣の車から初老のご夫婦が出てきて、ヒグマが怖いので同行したいという。昨日の下山者の情報によれば、取水施設近くで夕方ヒグマが目撃されたとのこと。熊が怖いのは私も同じなのでhttp://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-31556.html
一緒に出発することにした。渡渉開始地点に日の出後に到着することを前提に、2:30に3名で出発した。
歩き始めると、このご夫婦結構速い。聞くとご夫婦で百名山を登られ、この幌尻が記念すべき百山目だという。
睡眠不足で体があまり動かない中で、ハイペースにつられて取水施設まで、コースタイム2:30のところを約1:30で到着し、渡渉開始地点で丁度日の出時刻になった。
この日の額平川は水量も少なく、深いところでも膝上程度であったが、沢靴を履いての初めての渡渉経験で少々緊張しながら上流を目指した。
幌尻山荘からは危険箇所もなく、尾根沿いを歩く。途中に命の水という水場があり、下山時にここで給水した。カールの淵に出てからは反時計回りにゆっくり登っていく。途中花畑を通るが、シーズンは終わり、花はちらほらと見えただけ。
寝不足で体は全く動かなかったが、山頂までイーブンペースで登れた。予定時刻より2時間程度早かったので戸蔦別経由での下山も考えたが、幌尻山荘に沢靴を置いてきてしまったため、今回は断念した。
明日利尻に行く予定のため(結局、東京で用事が出来て当日帰京したが)、千歳に昼前に到着すれば良く、時間的に余裕があったので幌尻山荘の前に敷かれたビニールシートの上で食事をし、ウトウトとなるくらい休憩してから再度渡渉を開始した。
来るときに短時間で歩いた林道はやたらと長く感じた。下山途中、本日山中泊であろう登山者と100名くらいはすれ違った気がする。幌尻山荘は今日も大賑わいだろう。駐車場に到着するとやはり満車で林道まで車があふれていた。
ひだか高原荘で再度入浴すると、帰京を促すメールが入っており、急いで千歳に向かい最終便近い飛行機で東京へ戻った。
数時間前まで日高山脈の奥深くにいたことが夢のようである。
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