旭岳、雪残りすぎで迷う寸前(姿見駅〜旭岳〜間宮岳〜中岳温泉〜裾合平〜姿見駅)
- GPS
- 07:12
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 910m
- 下り
- 903m
コースタイム
11:007合目〜11:19八合目〜11:46九合目〜12:04旭岳山頂(昼食)12:34〜
13:04裏旭キャンプ指定地〜13:47間宮岳〜14:06中岳分岐〜14:40中岳温泉〜
15:17裾合平〜16:34夫婦池〜16:49姿見駅17:00⇒17:07山麓駅
天候 | 快晴(天気予報はずれて感謝) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/12ideyugou1.pdf 旭岳ロープウェー http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/ ここで、運休かどうかの確認もできました |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイから旭岳までは問題ありません。しかし、間宮岳方面(御鉢平)への下りは 急斜面の雪渓や中岳温泉からは残雪が多く広い雪渓(雪原)にルートを見失いそうになり ました。ヤマレコで頂きましたGPXを事前に入力したGPSを持参していたので遭難を免れ ました。 トイレは姿見駅が最後で後はありません。また、パンや飲み物、イワタニのPRIMUSも販売 されていました。 |
写真
感想
NHKBSの「にっぽん百名山」を観て、綺麗な景色に魅了されて昨年から計画し、
ようやく登ることができました。予想していた通り素晴らしい景色と可愛らしい
高山植物に出遭うことができたので最高です。
一週間前からの天気予報は雨だったので雨具での行動を覚悟していました。登る前日に
旭岳温泉に到着してロープウェーの情報を確認すると強風のため始発から運休!
雨でも登ろう思っていましたが、まさかロープウェーが運休するとは誤算でした。
翌日、登頂の日に運休されるとコース変更をするしかなく、運転されることを祈る
ばかりでした。
朝、6時に目が覚め窓の外を確認すると土砂降りの雨。風も強く、祈りが届かず
ロープウェーは始発からみごと運休。7時すぎには雨もやみ、晴れ間も出てきましたが、
相変わらず風は強く、諦めモード。
今回は一緒に行ったパートナーのことを思い、山頂は諦めてとりあえずロープウェーの
上の姿見駅まで登り散策しようと決め、ホテルを9時に出発。
ロープウェーの山麓駅に行くとなんとカゴが無人ですが動き出しているではありませんか。
確認すると風が風速13mに下ったので試運転とのこと。9時15分から運転しますと
アナウンス。よっしゃ〜〜!!
ロープウェーで姿見駅まで行けるので当初の予定通り、旭岳山頂から間宮岳、
中岳温泉から裾合平を経由して姿見駅に戻ってくるコースにしました。しかし、
この選択が後に無謀だったと気付くことになろうとは思いませんでした。
ロープウェーが出発。この頃から天気も良くなりカゴの中からは遠くトムラウシ山方面が
見え、新緑と残雪のコントラストが見事でした!これだけでも来た甲斐がありました。
姿見駅で準備を整え早速、雪渓をザクザクと進み、第一展望台に到着。
天気も一段と良くなり素晴らしい展望が望め、しばしの撮影タイム。
これも時間を掛けすぎで後に反省しました。
山頂までは見晴らしも良く写真を撮りながら脚を一歩一歩進め、山頂に到着。
しかし、スタートが遅くなったのと素晴らし景色を写真に納めるため、
予定していた時間に遅れとなってしまいました。
ガスのか掛かった山頂でとりあえず記念撮影。パンだけの簡単なランチをしていると、
急にガスが晴れ麓や、遠くトムラウシ山方面も見えだしたのでパンを咥えながらの撮影。
最高の眺めでした。
予定よりも遅れているのでランチも早々に済ませ出発。急な斜面を間宮岳方面に下ると
急勾配の雪渓となり、一緒になった英国の男性はアイゼンを装着して下山されていましたが、
私達はアイゼンを用意していなかったのでかカカトを食い込ませてゆっくり、
結構な距離を下りました。
間宮岳までの道程はチングルマが群生していました。御鉢平に出てから左に折れ、
ピークが分かりづらい間宮岳山頂に到着。この辺りでは高山植物の女王である
コマクサも確認することができ、写真にも納め最高の登山となりました。
中岳分岐から姿見駅に戻るため御鉢平とお別れし、中岳温泉方面へ進みました。
中岳温泉までは緩やかな路が続きます。しかし、中岳温泉直前では急勾配になっています。
中岳温泉に近づくにしたがって硫黄の臭いが強くなりだし温泉が湧いているのが
実感できます。
中岳温泉では、スコップも用意され温泉に浸かることができるようでしたが、
湧き出している箇所近くに手を入れましたが風邪をひきそうな温度だったので
足湯も諦めました。
※ここまでは余裕の山行きだったのですが、ここから不安一杯と反省の行程になりました。
中岳温泉から大きな雪原!道標も無し、目印も無し。唯一、頼りは事前にGPXデーターを
入力していたGPSのラインのみ。雪原の上を恐々、GPSのラインに外れないよう慎重に
進みました。
すると、雪原の外れに木道が現れホット一息。その先何度も小さな雪原を上ったり、
下ったり、しばらくすると所々にピンクのテープが見え始め少し安心できましたが、
パートナーが不安な気持ちが強いのと歩き慣れていない雪渓で、バテバテの状態になり
ペースダウン。
今思うと旭岳裏側に降りる人は少なく、中岳分岐からは誰にも出会わず、雪原では
踏み跡もなくGPSが無ければ絶対に迷っていたと思います。実際楽そうなコースを辿って
ラインから外れ、急遽、ラインに戻りました。私のGPXデータは参考程度にしてください。
後から知ったのですが、裾合平〜中岳温泉方面へは残雪も多く、アイゼンやピッケルなどの
装備を整えて挑んで下さいと、注意書きが出ていたようですね。無謀無謀でした。
今回、無事に戻ることができましたが、ひとつ間違えれば道を見失い遭難となり、
多数の方にご迷惑を掛けることになっていたかも知れません。今は、反省しています。
みなさんも残雪残る初めてのコースは無理しないようにして下さい。
裾合平〜中岳温泉方面へは雪が溶けてからの方がいいと思います。
旭岳へはホテルベアモンテに泊り、夜の8時30分からホテルの従業員さんに楽しい
星空ウォッチングを開催して頂き、大阪では味わえない星空観察が体験出来ました。
天野川前の前川さん、ありがとう!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する