針ノ木岳 スバリ岳コルから
- GPS
- 07:48
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:48
天候 | 晴れ ガス 一時霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜最終堰堤】 ・シートラてくてく。 ・最終堰堤手前は蓮華大沢出合側の薮突破。 【最終堰堤〜マヤクボ沢出合】 ・堰堤越えても沢割れ、落石、落雪…てくてく。 ・1710からシール登行。 ・2週間前よりデブリの凸凹は均されたので登行、滑走も容易になった。 【マヤクボ沢出合〜針ノ木岳・スバリ岳コル】 ・出合でクトー装着。2400まで直登。2600までジグる。コルまでトラバース。 ・コルにスキーデポ。 【コル〜針ノ木岳〜コル】 ・夏道露出している。 ・アイゼン不要だが、トラバースで1箇所(幅60冂度)の凍結箇所有。 ・2週間前にスキーを履いた山頂直下には雪あり。 ・ガレっぽいので登下降時に下に落とさないよう注意。 【滑走】 ・2670コルでスキーに換装。ガス抜け待ちしたがダメだった。 ・マヤクボカールのボトムまでやや硬い雪質。 ・マヤクボ沢は快適ザラメで気持ち良い滑走。 ・出合から雪質重くなり地雷も多くなる。 ・最終堰堤まで滑走。 |
写真
感想
まこっちゃんと相談して針ノ木岳へ(富士山は即却下された)。
5時30分扇沢無料駐車場スタートで待ち合わせ。
駐車場に0時30分到着。思いのほか駐車車輌は少ない。4時40分に目覚めサンドウィッチをパクつき準備していると隣にまこっちゃん号が停まっていた。
5時45分、少し肌寒い感じのなか元気よくシートラでスタート。
まこっちゃんは今日が板納め予定。のんびりお喋りしながら林道歩き。最終堰堤手前は左岸の夏道を歩いている人もいたが、自分達は大沢側の薮突破にした。
最終堰堤を越えたら2週間前には沢割れはなかったが、今日は沢床が完全露出。その先に右岸の斜面から大きな落雪、落石が見えたのでまだ担ぐ。1710で雪面が安定してきたらシール登行に換装。付近にいたスキーヤーに朝の挨拶をしたら「2週間前も見かけましたよ」と言われ少しお喋り。
デブリもだいぶ均されていて、これなら帰りも右岸トラバースにならずに滑走できる。シール登行は雪が緩いのでズルズルする。
今日はまこっちゃんのお腹減った〜の声が掛からないと思ったら、左岸の沢水を飲みに行った。2ℓ担いでるのに?下山してから聞いたら700㎖は飲んだって。。。
その間に自分はマヤクボ出合に向けて登行を続ける。上空で枯葉が舞い、数秒後に冷たく強い風が吹いてきた。霰も降ってきて寒いよ〜。出合に着いてまこっちゃんを待ってる間にシェルを着込み、手袋を防寒テムレスに変える。
10分ほどでまっこっちゃんも到着。エネ補給をしてクトーを装着したらマヤクボ沢の急斜面に取付く。ジグが苦手なまこっちゃんとはここで差がつくだろう。自分は前回同様に2400までは直登して行き、その先をジグって行く。カールを見上げるとボトム手前でハイマツが結構出ている。雪切れしていたらイヤなので進路を変更し、スバリ岳のコルを目指して夏道で針ノ木岳を目指す事にした。2500あたりからコルを目指しトラバース気味に登行して行く。カールのボトムを見下ろすとマヤクボのコルから雪は繋がっていたが、滑走時にボトム付近で水平トラバースになりそうだ。スキーなら問題なく行けるが、ボードは一旦脱がないと無理そう。スバリ岳のコルで正解だったな。
コルに到着すると下部でお喋りしたスキーヤーも到着し、お喋りしながらまこっちゃんを待つ。まこっちゃん到着するなりマヤクボ沢の急登が怖かった〜と。一緒の山行では一番急斜面のシール登行になったかも。これでまた経験値が上がったね。
さぁこの後どうするか?相談の結果、コルにスキーをデポして針ノ木岳の山頂に向かい、戻りシートラでスバリ岳に行き山頂付近からトラバース気味に滑ろうとなった。
夏道に向かい稜線の黒部側に移動したら強い風とガスが立ち込め、さっきまで見えていた黒部湖もガスの下に沈んでしまった。出だしは白馬岳みたいで楽勝かと思ったが、途中からガレもあるし一部凍結箇所もあった。凍結箇所は1歩ほどだが歩幅が合わず凍結箇所を微妙に踏んでしまう。下方は雪が残っていて先はガスで見えない。落ちたらどこまで滑って行くかわからず緊張した。本日の核心部だった。
針ノ木岳登頂〜。
ガッスガスで何も見えません。ハイマツも白くなっていて寒いので即退散。下りも慎重に進みながら、グエグエいないねと話していた途端に「グエグエ」と聞こえ一羽の雷鳥と遭遇。まっこっちゃん一眼でパシャりまくり。スバリ岳のコルに戻ってもガスったままなのでコルから落とそうとなった。シールを剥いでワックスを塗り、暫くガス抜け待ちをするが一向に抜けない。滑走斜面先が見えてきた時を見計らいGO〜。
寒気で雪面はやや硬かったが十分に楽しめる。先のマヤクボ沢に入ると快適ザラメになり思わず歓喜の声が出る。お互い写真を取合いながら出合まで降りてきて笑顔、笑顔。雪渓は比較的地雷の少ない左岸側を大きい地雷を避けながら高度を落とす。デブリの凸凹は多少気になるが滑れない状況ではない。2週間前の延々トラバースより全然ましだ。沢割れする手前で右岸側に戻り落雪・落石箇所手前でまこっちゃん滑走終了。自分は地雷をかわしつつ最終堰堤まで進み滑走終了。沢でスキーを洗う。
シートラで大沢の藪を突破してからは景色、木々、草花を眺めパシャパシャしながらのんびりとお喋りてくてく。林道は登行時よりも下山の方が時間が掛かるほどのんびり。登山口を出て扇沢駅越しに晴れている針ノ木岳方面(見えないけど)を見て無事下山。
駐車場で片付けをした後は、コーラを飲み定番のカップラを食らう。
まこっちゃんの夏はテン泊登山なので、ワンデイの自分とは山行のスタイルが異なる。お互いに「テン泊しようよ〜」「イヤだ〜」、「ワインデイで行こうよ〜」「イヤだ〜」と、このやり取りを何度行ったことか。。。
お互いに夏山で体力を付けて来シーズンの滑走を楽しもう。
まこっちゃん何度も同行ありがとう。。。来シーズンもよろしく。
来週、白馬岳行ってこよう。。。
takkarinさん、頑張りますね!
この勢いを保ったまま、盆過ぎまで滑りを楽しんで、次の雪シーズンに繋げて下さい(笑)
山スキーヤーの星に成って下さい!
graveltrek
graveltrekさん
おそらく次の白馬岳で板納になります。盆過ぎまでなんてとてもとても。。。
今シーズンは山滑走20日を目標としましたが無理でした。
2月中旬〜3月下旬までが仕事の繁忙期になるのが辛いところです。
来シーズンはポンを導入してラッセルしまくります。
ラッセルの節は是非お知らせください。
けっして前には出ませんが、ひたすら後を着いて行きますから。
ポンツーンは変な板ですね、私の様な下手くそが履いてもくるくる廻ってくれるので、樹間の狭い場所でも躊躇なく滑り降りれちゃうと言う(笑)
でも、みんな口を揃えて言うのが「この板履いてると、スキーが下手に成る」って、僕もそう思う一人です。・・・が、来期も履きます。
ポンツーンは159cmor169cm?
graveltrek
graveltrekさん
ポン使いの先輩として遠慮せずガンガン前に行って下さい。
今まで30本以上のスキーを所持・使用してきましたが、ポンの滑りは全くイメージが湧きません。導入前にはコソ練をしないと。。。
購入は159僂鮃佑┐討い泙后お世話になっているお店で「予約しますか」と言われていますが、個人輸入での購入も検討しています。早々に決断しないと。
後輩がフリーライダーでdpsからスポンサードを受けており、pagodaTour87をくれと言っているのですがくれません。。。
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