籾糠山 〜ブナ新緑が輝く花園の山〜


- GPS
- 06:48
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 544m
- 下り
- 534m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:42
天候 | 朝:晴れ 午前中:曇り 昼から:また晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・全体的によく整備されており危険個所無し ・カラ谷分岐から木平探勝路、カラ谷登山道(カツラ門より奥)、ブナ探勝路(水芭蕉群生地より奥)は公式には通行止め。立ち入っても良いが自己責任でとのこと。 ・立ち入り禁止エリアに関しては残雪が若干ありますが、危険な部分に雪は残っていません。アイゼンも不要と思います。材木で土留めがしてある部分が破損していて足元が不安定なところ、埋め込まれた丸太が湿っていてツルツルであることなど若干注意が必要な部分があります。 ≪危険動物情報≫ ・ヤマビル、マダニ、ヘビ:遭遇せず ・クマ:遭遇しなかったが多数生息の山域なのでクマ鈴は有った方が良いと思う。 |
その他周辺情報 | ≪トイレ≫ ・天生峠駐車場に公衆トイレ有。山中にはトイレ無し。携帯トイレ使用ブース(テント)が4か所ほどある。 |
写真
感想
森と花が豊かな籾糠山は私の大好きな山の一つです。
毎年5月も終わりになると国道360号の冬季閉鎖解除を待ち焦がれますが、今年も5月24日に解除となったのでわくわくしながら再訪してみました。
籾糠山に向かって東海北陸道を走っていると空は雲一つない快晴。
森が輝く、花も陽の光を浴びて大きく開くのでうきうきしながら向かいますが、白川郷が近づいてくると空には雲が多くなりました。
朝のうちだけ曇りがちだが午前中から晴れという予報が当たることを期待して一年ぶりに天生峠へ。
相変わらず空には雲が多いものの雲間から太陽も覗くので幸先は良いと思って入山。
登山道へ踏み込むとのっけからサンカヨウ、エンレイソウが出迎えてくれます。
朝日を浴びて森も輝き、素晴らしい美しさ。
新緑の海に飛び込んでいく感じです。
天生湿原に付くころには上空は青一色になっていることを期待しましたが、たどり着いた天生湿原は曇り空の下でした。
ミツバオウレンやまだみずみずしいミズバショウを見ながら先へ進みますが、天候は回復するどころか雲が厚くなっていく…。
ニリンソウ・サンカヨウに埋め尽くされるカラ谷分岐に付くころにはどんよりとした空になりました。
少し奥のミズバショウ群生地ではミズバショウ・リュウキンカが今が盛りとばかりに咲き乱れていますがバックの空が曇りでは美しさが引き立ちません。
何とか天候が回復に向かってほしいと願いならブナ探勝路から籾糠山山頂を目指します。
ブナ探勝路も豊かなブナ林ですが曇りではその美しさが引き立ちません。
その状態は山頂に付くころにも変わらず、晴れてくる感じもしないので今日は今一つだったなと嘆きながら帰途につきました。
それでも籾糠分岐を過ぎるころから太陽が再び顔を出すようになってくれて、ようやく天気が回復へ向かい始めます。
新緑が太陽の光を浴びてキラキラ輝き素晴らしい美しさ。
個人的に一番見たかったキクザキイチゲも花を閉じているものが多いものの、きれいに開花するものも出てきて美しい個体もちらほら。
地元の鳩吹山のふもとでも咲くのでありふれた野草かなと思いましたが、籾糠山ではカラ谷分岐からカラ谷登山道一帯でしか見ないので咲く場所はあまり多くない花のようです。今年も何とか青いキクザキイチゲを見ることができて幸せでした。
ミズバショウ群生地にもう一度立ち寄り、新緑に輝く豊かな森を歩きながら車へ戻りました。
刈込池も銀杏峰も簗谷山もブナ林が豊かで素晴らしい山ですが、ここ籾糠山は頭一つ抜けている感じで森の豊かさが半端ないです。
ニッコウキスゲの夏、紅葉の秋、季節を変えて訪れたくなります。
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