平ヶ岳(行く価値アリ!熊にも遭遇)
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,827m
- 下り
- 1,827m
コースタイム
10:45姫ノ池(食事・休憩)〜台倉清水(休憩)〜白沢清水(給水)〜12:22台倉山〜13:01下台倉山〜14:46登山口
天候 | 当初、少し雨。もっぱら曇り、時折日が差す。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から、下台倉沢を渡り植林地を越えて向かう痩せ尾根は、一部両側面が崩れ、滑りやすい礫場の足元のため、下山時疲れがピークに達する頃に通ることになるので、帰りは通常よりも多めに休憩を取り、末足を残して通過することを心がけました。 |
写真
感想
会社の夏休みで20日〜23日と、お休みをいただきました。
休みに入ってから、ゆっくり山行き計画を立てればイイやと、当初は大朝日岳を
目指すつもりで、大朝日小屋なら予約も不要とのんびりしていたのですが、20日
にネットで、最後の確認を行っていたところ、道路不通との情報!
朝日鉱泉ナチュラリストの家に、電話を掛けて見ると、やはり普通の車じゃ無理とのこと。
これだから素人は・・・
初の小屋泊まり/テン泊山行きの機会を今回も逃してしまうのかと・・・
考えた挙句、小屋泊まり/テン泊は諦め、麓のキャンプ場+早朝ピストンと考え
今回は、時期を狙っていた「平ヶ岳」に挑戦してみることにしました。
『休日も一杯になったことが無いので予約も区画割りもやっていない』と、HPで豪語する小白沢ヒュッテさん管理の「奥銀山キャンプ場」が平ヶ岳に一番近いと言うことで、急遽、テン泊リュックの荷物をバラして一般キャンプモードに切り替え、ロングアプローチで有名な平ヶ岳ということで、小型リュックに必要なものを詰めなおしてGo・・・ と、あいなりました。
奥銀山キャンプ場裏は、川音が大きく、雨が振っているんだか?川の水音か?寝ぼけ気味の一夜でしたがお陰で隣の学生たちの話し声も気にならず、ゆっくり体調準備もできました。
登山口を4:30スタート。10分ほどで渡渉点に達しますが、帰りに顔を洗って、頭から水を被ると冷たくて美味しい水でした。
北海道出身の小生としては蝦夷風土病のエキノコックスが怖くて沢水なんて飲んだことはありませんが、この水は山行前にここで給水して登るのも、良いでしょう。
ココからすぐに、平ヶ岳10.5kmの標識があり、そこに記載の通りの痩せ尾根へ、雨の日や疲れがピークに達した下山時には注意が必要な箇所です。
1時間30分から2時間で下台倉山へ(標準時間2:10)ここは単に登山道が広くなっている感じ、ここを過ぎると木々の間の遥か向こうに今日の目的地平ヶ岳山頂が、時折顔を出します。そこから40分位で台倉山、標識も無く(たぶん・・・)三角点があるだけですが、ここからの尾瀬方向の眺望は、素晴らしい。
台倉清水は、まだ川らしい流れで、給水可能。ゴミを取り除くフィルターを持参すると良いかも。(私は、三角コーナーの紙フィルターがそのままシェラカップに被せて給水するなど、とても便利だと思います。)
次の白沢清水は、ただの水溜りの態。先の人が少しかき回すと使えない?味わっていないが冷たいのだろうか・・・?
池ノ岳手前の尾根は、最後の頑張りが必要なところだが、日が昇って来ると後頭部から照らされてキツそう・・・
着いた姫ノ池の写真は、寝そべっていたオジサンたちの足が、どうしてもアングルに入ってしまうので一旦諦めましたが、確かに長時間掛けて「来て良かった」が実感できる、一気に展望が広がる良い場所でした。
ココから山頂部まで1.1km、20分くらい。三角点は、まあここか位で標識があるだけ、そこから100m位で通行止めで積雪カウンタが有るところ。ココは池塘あって、遠くに越後三山(だと、思う)の残雪が美しかった。少し奥にまだ踏み跡があって昔の?本当の?頂上かな?と思われたが、通行止の標識に従うこととした。ココでの眺めは、まさに平で、看板に記載のとおり平原でしょう。
山頂をあとに、姫の池を過ぎてすぐのたまご石との分岐まで空を気にしながら少し早足で戻りましたが、途中分岐があったが、たまご石とは書いていなかったので通り過ぎて分岐から迂回したら、さっき抜いた年配のグループと雪渓部で再び、ご対面。ちゃんと、書いてくれればイイのに・・・
その方たちはなぜか、付いて来ない? たまご石を撮って満足した帰りに見ると、左側の分岐の向こうを歩いていました。後で地図を良く見ると通行止めのはずの「中ノ岐林道」方向の様子。 コレが有名な皇太子ルートかと・・・
確かに、この日は人が多く、途中3時半スタートしたという若い方を抜いて来たのに、流石に年配者は朝が早い(かく言う、私もソコソコ朝は早い歳ですが・・・)と思っていた。 スニーカーを履いて日傘を差して歩いているオバチャマも居て、違和感を感じていたが納得。
姫ノ池のテラスでゆっくりお食事。10:45の下山開始まで、都合2時間山頂部に居た計算。朝、通過した「やせ尾根」を考えると「末足を残す」ことに心がけ、普段よりゆっくりしたペースで、休憩をとりながら下山することにしました。
台倉山の三角点で、「3時半の彼」を再び先行すると、暫く先行者が無い様子。
うるさいのでしまってあった熊鈴を鳴らすことにしました。
すると、効果てきめん!
三角点から鷹ノ巣尾根の2つめ位の小ピークを、サァ、登ろうと見上げるとなんと、『熊さん』コンニチワです!
北海道のヒグマを見慣れた(と、言っても熊牧場の柵の中ですが・・・)私にとってはまだ小熊?って、感じでしたが、体長1.2m位? 敵はいつものルートか、15m程度、離れた私には見向きもせずに、小ピークを東側から登ってきて西側に小走りに通り過ぎた感じ・・・。
近かったのですが、目を合わせることも無く、従って「月の輪」を確認することも無く(一度見て見たかった)あまりの一瞬の出来事に恐怖感も感じる暇も無く去って行きました。それから、1〜2分位、鈴を振り・笛を吹き・「熊さぁ〜ん!」と呼びかけ、物音もしないので足早に通り過ぎました。 その後、暫く降りてから休憩していると、後から3組程の方々が私を抜いて行きましたが何も言っていなかったので、それっきりだったのでしょう。皆さん、単独行ではなかったので、話しながら下山していましたし、女性も居たので余計な恐怖感を与えることも無いでしょうし・・・。
私は、その後、いかにも熊さんが冬眠しそうな木穴などの手前では、鈴を大振り中を良く見ての通過でした(もう、そんなところには居ないでしょうけど・・・)
その後、1度だけ体長1mくらいの大型蛇に「ガサガサ」と脅されましたが、何事も無く、熊では感じなかった恐怖感をあの痩せ尾根で少し感じながら下山しました。
最後に、下台倉沢橋の渡渉点で顔を洗い、髪の毛を濡らしリフレッシュして一日の山行を終えました。
帰りに、いつもの「燧の湯」に浸かりましたが、「尾瀬アルザ」の湯が、850円→500円と、割引していました。「燧」「駒」に比べ高かったのであわせてきたか? あぁ、やや残念!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する