早月尾根〜剱岳日帰り
- GPS
- 09:40
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 2,418m
- 下り
- 2,415m
コースタイム
↓
1551m展望台(1600m道標)5:49
↓
早月小屋 7:09〜7:16
↓
2614m峰 8:18
↓
剱岳(2999m) 9:26〜9:34
↓
早月小屋 11:22〜11:34
↓
1350mカッパを着る12:58〜13:04
↓
馬場島 14:00
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歩行距離 16.9km 行動時間 9時間42分
天候 | 出発時・・10時以降は曇って12:30頃から雷を伴う激しい雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
○馬場島には建物内を含め自販機ありません ・・10kmほど手前の(剱橋近く)ある自販機が最後です。 ○コンビニは上市駅周辺にしかありません(サンクス) 買い忘れなど発生しても40分くらい走らないと商店はない ○馬場島は携帯圏外 伊折集落は使えます(ドコモ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○鎖場は2800m以上にあります 室堂ルートに比べれば危険個所は少ない 少ないというだけで慎重に歩かなければ滑落する箇所もあります。 |
写真
感想
「試練と憧れ」とう碑に憧れ何年も行きたいと思っていた。どうせ行くなら、早月尾根日帰りに限る!!
終ってみて、試練ばかりで登頂したという喜びは全くなく・・ 無事に下山できてよかった。
早月尾根日帰りというと甲斐駒登山道の「黒戸尾根」と同じレベルと思っていた。「黒戸尾根」は危険個所はハシゴがかかり特に危険個所はない。腕力で登るクサリ一か所と高度感のあるガレ場・・ 刃渡りなんて全く怖くない。
早月尾根はそうではなくて、難易度はそれを上回っていている。両手を使い正しい位置に足を置かないと滑落する。 雑誌PEAKS7月号には関脇級(ちなみに横綱は剱・別山尾根) いってみりゃ楽勝なコースではない。
明らかに早月尾根日帰りの方が大変。
鎖場では慎重なり滑落の可能性は少ないと思う。 ただ早月小屋周辺のブッシュが張り出している段差の大きい登山道。もう疲れて、何度か躓きコケそうになった。 注意力散漫になるこっちの方が危険なような気がする・・
前夜車中泊しようとしていたら、19時近くに戻ってきた人なんかは本当にフラフラで日帰りしてきた 本当に大変そう。
僕はそこまでフラフラにはならなかったが、苦行だった。
早月小屋を過ぎてしばらくすると雨が降ってきた 初めは降ったりやんだりを繰り返し、傘でやり過ごしていたが、馬場島まであと1時間というところで猛烈な雨に襲われ寒気までする。
止む無くカッパを着て行動 初めは水溜りを避けて歩いていたが、登山道全体が水溜りや沢と化して避けようがなくなった。
登山靴が水没するのは時間の問題・・ ほどなくして完全に水没した。
こうなるとどこを歩いても関係ない。 水溜りの中央を堂々と歩き、沢と化した登山道を突っ切る。 ずぶ濡れネズミかジャングルを歩く敗残兵みたいだ。
ようやく登山口に着く 安堵した。
土砂降りだったので出発時にまとめておいた温泉セットを速やかに取り出し、温かいお風呂(馬場島荘)に直行。
体を暖め、乾いた服に着替えてようやく正気に戻れたようです。 帰ろうかと思ったら、まさかの登山靴の盗難・・ こんな濡れた登山靴を持っていく奴などいるのだろうかと思ったが、どうやら間違えて履いて行ってしまったようだ(富山駅で連絡を受けた) ちにみに登山靴の履き違えはこれで2度目・・
濡れると自分の登山靴の区別がつかなくなるんでしょうかね〜
単なるにわか雨かと思ったら猛烈な雨が馬場島荘を出た後も降り続いていたので2時間は猛烈な雨が降り続いていた。 上市市街まで帰ってくると雨は降っておらず、馬場島周辺だけだったのでしょうか。
冒頭にも書きましたが、終ってみて「試練と憧れ」は試練だけが残りました。
ずっと「憧れ」にとっておくのもいいのかもしれません。 ホントに試練でした。
数日経って「エッヘン!!早月尾根日帰りやったっぜ!!」とも思うようになりました。
【ヘルメット着用について】 ricalonさんからの情報では別山尾根ではヘルメットを貸し出しをしているようで大勢の人がかぶっていました。
僕はというと・・ 無帽です。 暑くて帽子すら脱ぎました。 カッパを着てフードを被ると視界が狭くなり、何度も木に頭をぶつけました。
inoyasuさん、こんにちは。
ずぶ濡れネズミとか、敗残兵とか、私の知るタフで足取り軽やかなinoyasuさんからは想像もできませんが、それだけ厳しいルートということなんですね、、、。
でもどしゃ降りが核心部の通過後で本当に良かったです。
こんな「試練」満載の劔、早月尾根をやり遂げたinoyasuさんは、十二分に私の「憧れ」です。
おつかれさまでした。
inoyasuさん、コメントありがとうございました
前日に駐車場でお会いしましたね。
あのときは、ほんとにもう疲れ切ってて
同じく、登頂した喜びよりも、無事に下山できた安堵感のほうが強かったですね〜。
数日経って、写真見直してやっと感動に浸っています
それにしても、inoyasuさんのコースタイム
悪天候にも関わらず、何なんですか?その速さは? 師匠と呼ばせてください。
登山靴の履き違いは大変でしたね。
私が思うに、剱から下りてきた頃には疲れ切って、みなさん思考回路が働かなくなるんじゃないかと?
え?私だけ・・・
ricalonさん こんばんは。
樹林帯の中だったので安心でしたが、猛烈な雨(+稲妻)は恐怖でした。
あんなの森林限界以上で喰らったら岩陰に隠れてジッとしているしかないのでしょうか 山頂でなくて良かったです
そういえば再び赤石に登られたのですか? うーん凄すぎる 羨ましい。 静岡県民ならお庭なのでしょうか
それにしても次回は早月尾根日帰りはあり得ないです なんせ楽しくない
小屋に泊まってお花を楽しみたいです
しかし、この難ルートを9時間台で日帰りですか!
岩場も多いのに、、、、。
一度だけ、早月尾根から剱沢に抜けたことがあるんですが、それでも無茶苦茶きつかったです。
あっ、でも抜けた方が、ゆっくりテントで剱を眺められていいです。
ricalojpさん こんばんは。
前日も当日もずっと曇っていたので一度も剱は拝めませんでした 昼過ぎに富山に着いたのですが、そこから少しだけ見えたかもしれません。
それが残念ですね〜
展望は別山尾根から登った方がよかったような気がします あのヒヤヒヤ感・・ 早川尾根ではあまり味わえないです。
剱沢でテント泊いいですね もう一度やってみたい。
inoyasu
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