苗場山 クマとニアミス 雨に祟られズブ濡れ登山 祓川コース 百名山76座目
- GPS
- 06:20
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,092m
- 下り
- 1,081m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:13
8:15 五合半
8:22 六合目
8:29 六号半
8:46 七合目 下ノ芝
8:56 七号半
9:14 中ノ芝
9:29 上ノ芝
9:36 顕彰之碑
9:37 小松原分岐
9:40 股スリ岩
9:46 ドラゴンドラ分岐
9:48 八合目 神楽ヶ峰
9:58 富士見坂
10:03 雷清水
10:07 お花畑
10:18 九合目
10:24 雲尾坂
10:43 苗場山山頂
10:45 苗場山山頂ヒュッテ 11:55
11:57 苗場山山頂
12:13 雲尾坂
12:18 九合目
12:27 お花畑
12:31 雷清水
12:34 富士見坂
12:44 八合目 神楽ヶ峰
12:46 ドラゴンドラ分岐
12:51 股スリ岩
12:54 小松原分岐
12:55 顕彰之碑
13:00 上ノ芝
13:09 中ノ芝
13:22 七号半
13:31 七合目 下ノ芝
13:40 六号半
13:49 六合目
13:56 五合半
14:09 和田小屋
登山 2時間46分
下山 2時間12分
往復 6時間12分
天候 | 曇り→雨→晴→雨→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和田小屋にて食事・宿泊する方以外は進入禁止) |
コース状況/ 危険箇所等 |
クマとニアミス 下山時7合目下ノ芝下部にて岩の上に濡れたてホヤホヤの熊の足跡 クマとニアミスしました。 熊鈴を忘れずに 和田小屋駐車場について 和田小屋にて食事・宿泊される方は、和田小屋前までクルマ進入可能 利用しない方は第二リフト町営駐車場を利用 |
写真
感想
当初の天気予報ではギリギリまで今日は「晴れ」予報
しかしインターネットで天気予報を確認すると、苗場山の天候は「曇りのち晴れ」
苗場山と谷川岳の一日二座登山を目指して前橋から関越道で苗場山を目指す
途中濃霧の区間があったものの雨は降っていない
関越トンネルを抜けるまでは・・・
「トンネルと抜けるとそこは豪雨だった」
もぅ自分の今日の運命を笑い出しそうになるほどの豪雨
こんな天気で山に登るわけにも行かない
高速を降りてしまってもどうしようもないので土樽PAで天候回復を待つ
しばし車内で仮眠して6:30ごろ雨が小降りになってきたので湯沢ICから流出
和田小屋を目指してクルマを走らせる
和田小屋到着直前になり再度雨が降ってきた
和田小屋登山口到着後雨具を着込み登山準備をすると、雨がやんだ
また降ってきたらイヤなのでゴアテックスパンツを着込んだまま登山開始
<和田小屋〜神楽ヶ峰>
和田小屋から最初少しだけスキーゲレンデを進みすぐに樹林帯へ入る
雨がふった直後で泥濘が多い
さらに登り5合半をすぎると登山道は川になっている
「登山」ではなくシャワークライムこそ無いものの「沢登り」状態となる
幸いなのは滑りにくい岩質であること
六合目半をすぎるとスキーコース(林間コース?)を横断
樹林帯を一旦抜け湿原木道歩きになり七合目下ノ芝に到着
この先下ノ芝・中ノ芝・上ノ芝とそれぞれ木道広場がありベンチも整備されている
木道の下は水が川のように流れ、さしずめ木道で出来た暗渠に水が流れているという感じ
下ノ芝をすぎるころ晴れ間が出てきて直射日光が照りつける
汗がどっと吹き出てくる
七合目付近では一旦樹林帯を歩くが程なく樹林を抜けて湿原になり複線の木道歩きとなる
天気が回復して暑くなってきたので中ノ芝でゴアのパンツを脱ぐ
小松原分岐までは勾配がある湿原で殆ど複線の木道歩き
顕彰之碑を右手にみてすぐに小松原分岐に到着
小松原分岐から程なく股スリ岩に到着
股スリはその名の通り股をするようにして乗り越える岩
名前からすると難所のように聞こえるが、岩を乗り越えるだけで特に険しい訳でもない
この先神楽ヶ峰付近までは比較的穏やかな登山道歩き
但し残念ながらガスっており眺望ゼロ
<神楽ヶ峰〜苗場山>
神楽ヶ峰から一旦坂を下る
富士見坂という坂があるが、富士どころか100m先も見えない
この付近から小雨が降ってくる
小雨だと思って上着だけアルパインウェアを着込む
ゴアのパンツを履くのは少々億劫なので履かずに歩く
さらに坂を下ると雷清水
普段なら水を飲むところだが、雨が祟られそんな気になれない
いったんコルに降りてるとお花畑
さまざまな高山植物が登山道を彩る
天気が良ければ見晴らしも良さそうな地帯だが残念ながら何も見えない
九合目まで穏やかな登山道であるが、この先雲尾坂にさしかかり最後に急坂で一気に100mほど高度を上げる
雲尾坂途中にこのコース唯一ロープ場もある
雨がこの頃からいっそう強くなり、ズボンもびしょ濡れに
急坂を登り終えると高層湿原
とても穏やかな湿原歩きとなる
ただ雨足が強いのでそれどころではない
靴の中まで水浸しになる
ガスの中から左手にヒュッテが見えてくると、頂上への登山道が右手へ進み、すぐに苗場山頂上に到着
記念撮影もほどほどに、大急ぎで苗場山山頂ヒュッテへ駆け込む
<苗場山山頂ヒュッテ>
ヒュッテ玄関は8月1日だというのにストーブを炊いており、乾燥室として利用することが出来た
山小屋には関係者(男)以外はおらず、お断りを一言入れた上で下着姿になり、全ての服を乾かせていただく
乾燥させていただく間に、カップヌードルを購入し昼食として食べる
最後はキンキンに冷えたコカコーラを購入し飲む
山の上で飲むコーラーは格別 ゲップ〜
約1時間休憩させていただき下山開始
<苗場山山頂〜和田小屋>
雨はあがったものの、ガスっており眺望は効かない
足元は湿っており、スリップしないように細心の注意をはらって下山する
中ノ芝付近からは時おり太陽が顔を覗かせる
七合目下ノ芝を越し登山道が川になっている樹林帯を歩き始めたとき、足元の石に濡れたての跡が・・・
最初は誰か先行者が居るのか??と思ったが、その足跡を数十m辿ると、濡れ跡がしっかりとしてくる。
その足跡はビブラムの模様ではなく、大きな肉球のある模様
このマークが岩にじっとりと付いている・・・
この大きさからしてクマ
進行方向は同じ・・・
クネクネと見通しの悪い樹林帯なので先は見えないが、どうやらこのすぐ先にクマが居るらしい
腋の下から冷や汗が流れる
こんな時に限ってクマ鈴を付けてきていない。大きな声で腹の底から「ヤッホー」叫びながら慎重に下山を続ける
少し進むとこの濡れた足跡はすぐに消えた
どうやら登山道から脇にそれてくれたようだ
さらに下山をすると五合目半では作業員の方と出会う
これでクマから開放されたとホッと一安心
さらに下山を続けるとスキーゲレンデに出てすぐ先に和田小屋が見える
ゴールまであと2分
下山すると、登山時に中ノ芝上部ですれ違った団体の方々が「今着いたばかり」と休憩していた
流石にこの時間になって次の山「谷川岳」へ行く気力はなくなっていた
<感想>
苗場山・谷川岳と一日二座セットを以前から計画して挑んだ苗場山
残念ながら雨天のため思う通り行動できず、残念ながら谷川岳を残す結果となった
また天候が悪いため晴れていれば見えたであろう高層湿原の美しい光景を一切見ることができなかった
是非天候の良い日に再度登りに来たいと思います
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する