焼石岳はガス!ガス!
- GPS
- 09:19
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 764m
- 下り
- 838m
コースタイム
※途中バテバテ、ガイドブックの標準タイムより2時間オーバーでした。
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は比較的整備されている。 20台程駐車可能。登山口にはトイレはない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○途中に胆沢川の源流の徒渉点4箇所ある。 ○九合目から山頂までは岩場が多くなる、足元注意。一部ヤブ漕ぎ状態のところもある。 ○九合目から5分程で大きな岩と祠があるが、登山道は祠の手前で右折。 (今回祠の前を通過して進んでしまった) ○姥石平から焼石神社まではガスで視界不良になると、方向感覚が狂う。地図コンパス必携(今回バテバテ状態だったこともあり予想以上に通過時間がかかり道迷い不安になった) |
写真
感想
天気予報とにらめっこの結果、お天気マークの多い焼石岳に向かう。
以前から中沢コースの往復を考えていたが、尿前林道がかなり荒れているとの情報があり、東成瀬三合目登山口から山頂を目指すことにした。
7時頃に三合目駐車場に到着したが、既に3台が停まっていた。
内2台は東北以外の他県ナンバーである、花の百名山の名声が拡がっているのだろう。
そういえば途中で出会った、今日は小屋泊りと大型ザックを背負い、一眼レフを抱えたご婦人も去年も訪れたと言っていた。
駐車場で登山靴に履いている間に雨が降って来た。
予報とはかなり違う展開だ。強い雨ではないが灰色の空は容易に青色に変わりそうもない。不本意ではあるがカッパを着用して出発する。
登山道も刈払い整備されているし大森沢四合目、五合目釈迦ざんげと九合目まで立派な標柱が設置されているので歩きやすい。
距離は長いが、九合目まではそれほどの急坂もなく、終日雨具ズボンを履いていたがそれほど辛く感じなかった。
途中4回渡渉するが、足場となる石が程良く並んでおり難しくはない。
登山道脇にはたくさんの花が咲いているが、相変らずの知識不足のため花名が出てこない。「アレアレ!」と頭を回転させるが当たらない。
いつも通りまずはカメラに収めてとシャッターを押す。
九合目分岐から先は岩道となる。
ここからは刈払いされていないようで、藪漕ぎ状態のところもある。岩が草木に隠れたりしているので足元注意して登る。
分岐から数分登ると大きな岩が目に飛び込んでくるが、その懐が焼石神社の小祠になっている。
実はこの小祠の正面は登山道から外れているのである。
今回、登山道をよく確認しないで正面に入り参拝してそのまま直進してしまった。
岩場なのでそれらしく道はできているのである。
少し登ると岩石が散らばる広い稜線となる。
どこからでも目指すところにいけそうな見晴らしの良い場所であるが、幸いに目指す場所がガスで見えなかったので、不安になり小祠まで戻ったら、その先にしっかりと登山道があった。
岩石にペンキで矢印が示されていて、それを頼りに進むが濡れた岩石の足場の不安と先ほどの道迷いしてしまった不安とが交錯して歩みをより遅くさせる。
この区間だけでガイドブックの標準時間を25分の超えていた。
山頂少し手前で、下山する4人組とすれ違った。
山頂に到着すると、先着者が4名いた。
ガスの中であるが風は弱い。
ここで休憩昼食とする。
岩に腰掛けて周りを見ると、これまで出会わなかったハクサンイチゲが咲いているではないか。
姥石平側に下山したらハクサンイチゲがたくさん咲いていたが、西側(秋田県側)には咲いていないのだろうか?それとも見逃したのだろうかと余計な事を考えてしまった。ろくに花の名前も知らないのに。
せっかく来たのだからと欲張って、姥石平を迂回して下山することにする。
山頂稜線を背に下ると平原の中にハート型の泉水沼が見える。
返す返す青空のもとに展望できたらいかほどかと思わせる景観である。
登山道は水路状態で少々歩きずらい。
周りは花畑状態なので、脇見はしなければならないし、先にも進まなければならないし悩ましいコースである。
姥石平分岐まで35分以上かかった。(標準では15分とのことだ)
姥石平分岐から緩やかな昇りとなるが膝下までしか隠れないお花畑の大草原の中を歩む爽快感は心地よい。
しかし視界が悪い時の草原は方向感覚を失わせる。
東焼石岳への分岐を過ぎて、ガイドブック標準では20分程で九合目分岐へ行けるはずであるが、歩けども歩けどもなかなか着かない。
通過した分岐点で方向を間違ったのだろうか?コンパスで確認するが方角は間違っていないようだ。
また道迷いの不安を抱えながら進む、すると途中で山頂で出会った人が向かってくるではないか、「アレ?」一瞬パニック状態に。
岩手県側から登った人と秋田県側に戻る自分とが同じ下山時に出会うはずがない。
やはり道を間違ったのかと思い、尋ねると私と逆コースで姥石平を回って帰るとの事。出会った場所から数分で九合目分岐に到着する。
既に、身体も頭もバテバテであるが、駐車場まではここからまだ2時間半かかる。
徒渉点への上り下りと五合目からの下り以外は殆どが緩やかな下りであるが、歩けども歩けどもの感覚である。
登る時はそれほど長く感じなかった道だが、下りでこれほど長く感じるとは同じ道とは思えない程、厚い雲が出てきて空も暗くなってきた。
合目標柱に書いてある、次の目標点へのキロ数が凄く長い距離に感じる。
なんとか駐車場へ戻ったが予想時間を既に2時間オーバーしていた。
明朝に登るという新潟から来たという方の車が駐車していた。
その方に3時間半くらいで登ったのか尋ねられたが、4時間以上かかったと答えた。
実際には4時間40分かかっている。
去年までは標準時間以上かかったことがなかったが、やはり日頃の鍛錬不足と反省している。
それでも気になっていた焼石岳の様子を体感できたことは、来て良かったと充実感を満たしてくれた。
そして、駐車場を出発して数分したら予想だにしなかった大粒の雨が降ってきた。
これに当たらなかっただけでもラッキーと思えるような強い雨だった。
次からは天気予報とにらめっこしているより、まず出かける事を優先しようと思った山行であった。
積乱雲が発生する季節である、どこでも一時的な雨はつきものなのかもしれない。
梅雨明け、一歩手前でしたね。
でもこのコースお花がいっぱいですよね。
写真撮りに時間を費やし、前に進めなかったことがありました。
出来れば、雨を避けたいです。
東成瀬の国道397の登山口入り口のすぐ下に、東成瀬村の三セクで運営する、パークゴルフ場があります。
一時期、プレーを楽しみに行ったものでした。
宮城でも、県北にパークゴルフ場が数か所あります。
こちらも、一時通いました。
高齢者の遊びとしては、適していると思います。
ではまたよろしく
確かに梅雨明け前でしたね。
ネットで山の天気を検索しながら、高い確率で を確信していたのですけど
まあ、おかげで道に迷ったり10時間近く歩いたり良い経験させてもらいました
日暮れが早い時期だったらと思うと冷汗ものです
パークゴルフ場の看板がありましたね、「こんな山奥まで来てやるほど競技人口があるんだ 」と思いながら通過しました。
私も会社のレクレーションで数回やったことがあります。
スコアー勝負ですから少々熱くなったような?
いつもコメントありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。
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