白馬三山【リベンジ達成!】
- GPS
- 29:12
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,463m
コースタイム
天候 | 3日 曇りのち晴れ 4日 暴風雨のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○ 大雪渓は多数のクレパスが走り、左側へ避けること数度。ルートも雪渓の状況で頻繁に変更されるためベンガラの誘導にも注意する。旧ルートに誘い込まれないように! ○ 杓子岳山頂に至るルートは赤ペンキ誘導なくコブシ大の石でガレている。ルートは踏み跡のみで判断。ガス発生時には慎重に行動すること!トラバース道有り。 ○ 杓子沢付近、斜面をへつる箇所での落石、滑落に注意。この箇所で休憩しないこと! |
写真
感想
約三週間前、6名のパーティーで温泉浸かりまくり&三山登りまくり計画が悪天候で頓挫し、鑓温泉にて敗退した心残りのある計画を単独で実施した。
3000m級の単独は初めてなのでヤマレコで数日前の雪渓の様子や登山道の状態をチェック!レコを上げてくれる人に感謝。ありがたや。単独なので借りることができない分、忘れ物が命取りになるので入念に装備を検討する。テント泊装備をザックに詰め、晩酌のビールとお酒を詰め、参加できないメンバーの怨念を詰め、準備完了。金曜の夜、一人猿倉に向けて車を走らせた。
猿倉駐車場に到着すると、夜中の十二時過ぎにもかかわらず、8割程度の埋まり具合である。前回より天候が良い分、登山者も多いのだろう。
一夜明け、空を見上げるとガス…。そのうち晴れるさと計画書を提出して歩き出す。
まずは大雪渓尻小屋までウォーミングアップだ。難なく辿り着く。ここからすぐに雪渓歩きだがこの時期は頻繁にルートが変わるらしく、ベンガラもあちこちに引いてあるように見えるが通行止めのロープがあるので注意していれば旧ルート誘い込まれることもないだろう。
軽アイゼンのサクサクとした踏み心地を楽しみながら涼しい登りを満喫。むしろ涼しいを通り越して寒い。ウインドブレーカー替わりの雨具を着込んで空を見上げるとガスも次第に晴れ始め、白馬の稜線が見えてきた。これだ!これが見たかったのだと知らないオジさんと共に感動しながら写真を取りまくる。
しばらく進むと非難小屋に到着する。堅牢な造りの小屋は悪天候時には頼りになる存在だろう。
この付近からこれでもかと言わんばかりの高山植物のお出ましだ。日焼け止めを塗りつつ草花達を愛でる。空は雲一つなくなり好天の登山となった。
小雪渓を抜け、白馬頂上宿舎に到達。ビールの自販機に後ろ髪引かれながらも白馬山荘にダッシュ。あそこに長居すると悪魔の機械に手が伸びることになる。登山中の飲酒は車の運転と同じく厳禁である。アンザイ先生が実在するなら「飲んだらそこで登山終了ですよ…」などと絶妙な指導がなされたに違いない。
悪魔の誘惑を振り切り、白馬山荘に到着。ここに荷物をデポして山頂へ。
そして念願の白馬山頂に到着。ただ、ただ美しく、雄大であり、そしてのどが渇く(笑)
写真を撮り、不参加のメンバーに自慢メールを送ると暫く呆ける。何時までも眺めていたいがまだ先は長い。山荘に戻ると400円のコーラで乾杯し杓子岳、鑓ヶ岳への縦走路へ向かった。
旭岳の山容に見とれつつも縦走路を行く。途中、山頂とトラバースの分岐がある。ペンキ等の目印が無く、ガス等の悪天候時にはトラバースをオススメする。
杓子岳山頂は展望無く、写真だけで早々に下山。ありがちな展開だが鞍部まで来ると晴れる天候。鑓ヶ岳も同じであったが山頂でビックリするくらい可愛らしい山ガールに出会う。登頂記念の写真を撮ってあげてニコニコしながら下山。本日の幕営地、天狗山荘に向かう。
天狗山荘は雪渓の雪解けによる豊富な水量で登山者を歓迎してくれる。テン場は比較的平坦な地形を選ぶことができる快適なテン場。テントを張ると雪渓を石で砕き、歩荷してきたロング缶ビールと日本酒を冷やす。冷やしている間に本日の夕食を準備する。本日のメニューは早茹でパスタにミートソースを掛けたなんちゃってパスタ。チーカマとパスタをつまみにギンギンに冷えたビールを胃袋に流し込む。あー最高。寝袋にくるまり、ぐっすり朝まで眠った。
翌朝、バチバチ、バサバサという音に目を覚ます。テントから外を覗くと小屋の明かりに照らされた周辺が暴風雨だと教えてくれる。本来なら明け方から歩き始めるつもりだったが、風の強さからこれを断念。無理をして歩き、稜線から天国へ大ジャンプをするつもりはない。のんびりテント内でコーヒーを飲み、朝食を取る。
朝食後にテント内を片付けていると風が弱くなったことを確認。撤収後、そそくさと下山を開始。分岐を後にし、稜線から離脱する。相変わらず雨が降っていたのでカメラを出すのも億劫で写真もない。鑓温泉にも入る予定がなかったので猿倉まで一気に下山した。このときは展望もなく、暇だったこともあり、下山後の昼食メニューばかり考えていた。下山後に小日向温泉でさっぱりしたら長野市内で牛丼を食べよう…。それのみを楽しみに下山したせいなのか、あっという間に下山完了。このときイノシシのように下山する私の額には「肉」と表示されていたに違いない。
温泉を満喫してから牛丼屋を探すが、ルート上に店舗がなく高速PAのカツカレーになってしまった。カレーも大好物なので問題なし。ルーはレトルト丸出しだったが、サクサクのカツが大変美味であった。
大満足のうちに山行終了。大変良い経験になった。
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