魅せられて涸沢 奥穂高岳登頂 〜高原に吹く青いカゼ〜
- GPS
- 30:32
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 1,804m
コースタイム
上高地BT(09:15)⇒(09:55)明神館(10:00)⇒(10:45)徳沢(11:05)⇒(11:45)横尾(12:21)⇒(13:14)本谷橋(13:49)⇒(15:10)涸沢テント場
8/3
涸沢テント場(6:05)⇒(7:35)ザイテングラード取付点(7:35)⇒(8:16)穂高岳山荘(8:43)⇒(9:19)奥穂高岳(9:46)⇒(11:37)紀美子平(11:51)⇒(13:15)岳沢小屋(13:51)⇒(14:54)風穴(14:58)⇒(15:47)上高地BT
天候 | 8月2日AM薄曇り、PM晴れ 8月3日2000m付近に雲あり、それより上は上層雲のみの快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾経由の奥穂高までは特に危険と思う箇所はなし。 穂高岳山荘から穂高岳ピークまでの岩場でちょっと注意するくらい。 奥穂高から岳沢までは、高所、落石などに注意。岩場が得意でないと結構ハード。 岩場では装備の重量が足腰にかなり利いてきます。 特に膝に自信が無い方は下りで使うのは避けた方が無難。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
時計
日焼け止め
非常食
|
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共同装備 |
テント
テントマット
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ポリタンク
車
|
感想
●涸沢テント場の雰囲気(8月一週目の金曜夜〜土曜朝の場合)
・16時頃にはほぼ皆さん設営完了。
・テント数120〜130設くらい。
・地面は9割が石、土面は1割程度。アンカーは石を使う。φ2、長さ1m程度の細引きがあると良い。
(今回はテント場の半分以上が雪面。雪面上に設営する人も多い。アンカーは周辺から石を持ってきて留めている)
・17時〜18時頃夕食、19時には静かになり始め20時を過ぎた頃はほぼ話し声は無くなり、騒いではいけない雰囲気。
・朝、みんなの行動開始時刻は概ね4時頃。
・モルゲンロートは4:52頃〜
・日の出とともに行動本格化し5時頃から奥穂・北穂など各方面に登り始める人が出てくる。
・夜間にテントの結露はあるが、明け方に東から乾いた風が入り、だいぶ結露が緩和される。
・涸沢にテントデポで穂高周辺にピストンする人が50%、上高地側に降りる人が30%、テント背負って上がっていく人が20%。
・トイレ、水場はほぼ渋滞なし。早朝の女性は数人程度のトイレ渋滞があった模様。
・テント場の男女比率 7:3 年齢層 〜20代(10%)、20〜40歳(40%)、40〜60歳(40%)、60歳〜(10%)
※直感的な印象であり正確にカウントしたものではない。
●今回の感想
涸沢の手前に2か所雪渓あり。腐り雪でアイゼンは効きにくい。
夕暮時は若干の薄曇りだったが、2時過ぎに起きたら一面の星空で感激。
「星って実はこんなにあったんだ!地上で見えているのはごく一部なんだ」ってことを久々に実感。
涸沢のテント場は半分くらいは雪面。
ダブルウォールで上下ヒートテックにモンベル#3ULダウンでも明け方はちょっと寒かったけど、涸沢カールのモルゲンロートは圧巻だった。
全身鳥肌が立っていたけど、その理由が寒さでないことには容易に気づけた。
快晴なためか早朝から穂高岳山荘に向かう人が多く、プチ渋滞あり。
奥穂高ピークから上高地へは重太郎新道を経由し1700mを一気に下ったが、これがまた辛い。しかしそんな難ルートでもガンガン下っていく人たちがいる。
自分は地元の山では追い越されることはほぼ皆無だが、やはり北アルプスの稜線上にいる登山者は平均レベルが2格上であることを実感。
テントを背負って、このルートでの一泊二日は自分にはかなりタイト。
特に2日目。涸沢からテント装備で6時スタートで奥穂登頂、そして岳沢経由で上高地のバスに間に合うように下りるのはかなり辛かった。
初日に穂高岳山荘まで上がっておくか、ザックが軽ければ随分違うだろうけど・・・。(3000mだと酸欠で寝付けなそうなので。)
テント一式担ぐなら、よほど足腰に自信がある方以外この日程でこのルートは止めておいた方が無難です。
最低でも地元の山ではほぼ周りから抜かれることは無いレベルの脚力と心肺機能が必要でしょう。
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