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Yamareco

記録ID: 329176
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

魅せられて涸沢 奥穂高岳登頂 〜高原に吹く青いカゼ〜

2013年08月02日(金) ~ 2013年08月03日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
30:32
距離
24.9km
登り
1,819m
下り
1,804m

コースタイム

8/2
上高地BT(09:15)⇒(09:55)明神館(10:00)⇒(10:45)徳沢(11:05)⇒(11:45)横尾(12:21)⇒(13:14)本谷橋(13:49)⇒(15:10)涸沢テント場
8/3
涸沢テント場(6:05)⇒(7:35)ザイテングラード取付点(7:35)⇒(8:16)穂高岳山荘(8:43)⇒(9:19)奥穂高岳(9:46)⇒(11:37)紀美子平(11:51)⇒(13:15)岳沢小屋(13:51)⇒(14:54)風穴(14:58)⇒(15:47)上高地BT
天候 8月2日AM薄曇り、PM晴れ
8月3日2000m付近に雲あり、それより上は上層雲のみの快晴。
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡駐車場⇒上高地間バス
コース状況/
危険箇所等
横尾経由の奥穂高までは特に危険と思う箇所はなし。
穂高岳山荘から穂高岳ピークまでの岩場でちょっと注意するくらい。
奥穂高から岳沢までは、高所、落石などに注意。岩場が得意でないと結構ハード。
岩場では装備の重量が足腰にかなり利いてきます。
特に膝に自信が無い方は下りで使うのは避けた方が無難。
上高地から入ります。
上高地から入ります。
河童橋。
河童橋から焼岳方面
河童橋から焼岳方面
こんな感じの道をひたすら進む。
こんな感じの道をひたすら進む。
水はめっちゃきれい!
水はめっちゃきれい!
明神着。小休止。
明神着。小休止。
徳澤着。小休止。
通り雨に遭う。幸いにもちょうど徳澤だったので助かった。
徳澤着。小休止。
通り雨に遭う。幸いにもちょうど徳澤だったので助かった。
沢の音に心躍らせる。
沢の音に心躍らせる。
横尾着。
横尾大橋を渡っていよいよ登山開始!
横尾大橋を渡っていよいよ登山開始!
橋を渡ってしばらくはこれまでと変わらない雰囲気の道。
橋を渡ってしばらくはこれまでと変わらない雰囲気の道。
しばらくすると樹林帯に入る。
しばらくすると樹林帯に入る。
本谷橋着。ここでランチ。
本谷橋着。ここでランチ。
本谷橋を渡るといよいよ本格的な登山道に入る。
ここからはどんどん標高を上げていく。
本谷橋を渡るといよいよ本格的な登山道に入る。
ここからはどんどん標高を上げていく。
やがて視界が開ける。
やがて視界が開ける。
写真で伝わるほど暑くはない。
写真で伝わるほど暑くはない。
涸沢手前は雪渓。
グズグズで歩きにくい。
涸沢手前は雪渓。
グズグズで歩きにくい。
涸沢少し手前で振り返る。
冷たい風が抜けて気持ちい。
涸沢少し手前で振り返る。
冷たい風が抜けて気持ちい。
涸沢ヒュッテ着!
涸沢ヒュッテ着!
超巨大な山小屋!
超巨大な山小屋!
テラスから穂高連山。
気持ちいい!
テラスから穂高連山。
気持ちいい!
テント場が見えた。
思ったより空いている!
テント場が見えた。
思ったより空いている!
テントを設営し、しばらくうろちょろして癒される。
テントを設営し、しばらくうろちょろして癒される。
ヒュッテのテラスはみな笑顔で周囲の山々を見上げていた。
ヒュッテのテラスはみな笑顔で周囲の山々を見上げていた。
テントから見える景色。
テントから見える景色。
ヒュッテでおでん&ビールセットを購入。
ヒュッテでおでん&ビールセットを購入。
穂高連峰を眺めながら一杯空けます。
穂高連峰を眺めながら一杯空けます。
米がずいぶんと黄色く炊けてしまったがおいしかった!
米がずいぶんと黄色く炊けてしまったがおいしかった!
翌朝。
東の空が染まり始める。
翌朝。
東の空が染まり始める。
涸沢から見る八ヶ岳連峰アルペングリューエン。
美しい。
涸沢から見る八ヶ岳連峰アルペングリューエン。
美しい。
これを見たらもう大満足。
ここで引き返しても不満は無い。
これを見たらもう大満足。
ここで引き返しても不満は無い。
しかしやはり奥穂に登り今日中に帰宅するという野望も捨てられず・・・
しかしやはり奥穂に登り今日中に帰宅するという野望も捨てられず・・・
穂高岳山荘を目指し涸沢を後にする。
穂高岳山荘を目指し涸沢を後にする。
風が気持ちいい!!
風が気持ちいい!!
トラバース地点。
トラバース地点。
どんどん進む。
トラバースを渡り切って振り返る。
トラバースを渡り切って振り返る。
ザイテングラート。
さあゆくぜ!
ザイテングラート。
さあゆくぜ!
穂高岳山荘が見えた!
穂高岳山荘が見えた!
日陰は気持ちいいね。
日陰は気持ちいいね。
穂高岳山荘着。
これまた風が気持ちい!
下界がキラキラと光っている。
これまた風が気持ちい!
下界がキラキラと光っている。
奥穂高に向けて最後の登り。
ここがキツい!
奥穂高に向けて最後の登り。
ここがキツい!
涸沢岳方面。
もう少しですよ〜〜!
もう少しですよ〜〜!
笠ヶ岳が見えてきた。
笠ヶ岳が見えてきた。
槍ヶ岳も見えてきた。
槍ヶ岳も見えてきた。
ジャン!!
山頂を視界に捕捉
山頂を視界に捕捉
西穂高方面。こっちはきついね!
西穂高方面。こっちはきついね!
槍ヶ岳方面。
こっちもきつそう!
槍ヶ岳方面。
こっちもきつそう!
奥穂高岳山頂ゲット!!
奥穂高岳山頂ゲット!!
山頂から!
山頂の様子!
涸沢が見える。
下山します。
涸沢が見える。
下山します。
吊尾根を進みます。
吊尾根を進みます。
雷鳥広場。
確かに、ライチョウがいた。
確かに、ライチョウがいた。
岳沢パノラマ。何も見ない。
岳沢パノラマ。何も見ない。
この辺から写真が減ります。
疲れたので・・・
この辺から写真が減ります。
疲れたので・・・
岳沢小屋を出て上高地を目指す。
岳沢小屋を出て上高地を目指す。
風穴。天然のクーラー。気持ちよかった。
風穴。天然のクーラー。気持ちよかった。
ラストスパート
上高地へ帰還。
疲れた。
ノンアルビールで癒され、今回の山行終了。
ノンアルビールで癒され、今回の山行終了。

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25,000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ビニール袋 替え衣類 シュラフ シュラフカバー ザックカバー クマよけ鈴 食器 時計 日焼け止め 非常食
共同装備
テント テントマット コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ファーストエイドキット 医薬品 カメラ ポリタンク

感想

●涸沢テント場の雰囲気(8月一週目の金曜夜〜土曜朝の場合)
・16時頃にはほぼ皆さん設営完了。
・テント数120〜130設くらい。
・地面は9割が石、土面は1割程度。アンカーは石を使う。φ2、長さ1m程度の細引きがあると良い。
(今回はテント場の半分以上が雪面。雪面上に設営する人も多い。アンカーは周辺から石を持ってきて留めている)
・17時〜18時頃夕食、19時には静かになり始め20時を過ぎた頃はほぼ話し声は無くなり、騒いではいけない雰囲気。
・朝、みんなの行動開始時刻は概ね4時頃。
・モルゲンロートは4:52頃〜
・日の出とともに行動本格化し5時頃から奥穂・北穂など各方面に登り始める人が出てくる。
・夜間にテントの結露はあるが、明け方に東から乾いた風が入り、だいぶ結露が緩和される。
・涸沢にテントデポで穂高周辺にピストンする人が50%、上高地側に降りる人が30%、テント背負って上がっていく人が20%。
・トイレ、水場はほぼ渋滞なし。早朝の女性は数人程度のトイレ渋滞があった模様。
・テント場の男女比率 7:3  年齢層 〜20代(10%)、20〜40歳(40%)、40〜60歳(40%)、60歳〜(10%)
 ※直感的な印象であり正確にカウントしたものではない。


●今回の感想
涸沢の手前に2か所雪渓あり。腐り雪でアイゼンは効きにくい。

夕暮時は若干の薄曇りだったが、2時過ぎに起きたら一面の星空で感激。
「星って実はこんなにあったんだ!地上で見えているのはごく一部なんだ」ってことを久々に実感。

涸沢のテント場は半分くらいは雪面。
ダブルウォールで上下ヒートテックにモンベル#3ULダウンでも明け方はちょっと寒かったけど、涸沢カールのモルゲンロートは圧巻だった。
全身鳥肌が立っていたけど、その理由が寒さでないことには容易に気づけた。

快晴なためか早朝から穂高岳山荘に向かう人が多く、プチ渋滞あり。

奥穂高ピークから上高地へは重太郎新道を経由し1700mを一気に下ったが、これがまた辛い。しかしそんな難ルートでもガンガン下っていく人たちがいる。
自分は地元の山では追い越されることはほぼ皆無だが、やはり北アルプスの稜線上にいる登山者は平均レベルが2格上であることを実感。

テントを背負って、このルートでの一泊二日は自分にはかなりタイト。
特に2日目。涸沢からテント装備で6時スタートで奥穂登頂、そして岳沢経由で上高地のバスに間に合うように下りるのはかなり辛かった。
初日に穂高岳山荘まで上がっておくか、ザックが軽ければ随分違うだろうけど・・・。(3000mだと酸欠で寝付けなそうなので。)
テント一式担ぐなら、よほど足腰に自信がある方以外この日程でこのルートは止めておいた方が無難です。
最低でも地元の山ではほぼ周りから抜かれることは無いレベルの脚力と心肺機能が必要でしょう。


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