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Yamareco

記録ID: 329555
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

満開のお花畑と雷鳥と・・ 大展望の悪沢岳→赤石岳

2013年08月03日(土) ~ 2013年08月05日(月)
 - 拍手
GPS
46:49
距離
26.0km
登り
3,057m
下り
3,041m

コースタイム

8月3日 
椹島8:22→9:11鉄塔下9:14→9:50小石下9:54→10:40清水平10:44→11:27見晴台11:40→12:29駒鳥池12:34→13:04千枚小屋

8月4日
千枚小屋4:54→5:30千枚岳5:34→6:37悪沢岳6:49→7:43中岳7:54→8:51荒川小屋9:04→10:40小赤石岳10:45→11:12赤石岳11:36→12:12砲台型休憩所12:16→12:51富士見平12:55→13:17赤石小屋

8月5日
赤石小屋4:49→7:11椹島
天候 8月3日  曇り
8月4日  晴れ→曇り、夜:雨
8月5日  曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
新静岡ICで降りて県道27号線で口坂本温泉経由の道で行きました。
ICからちょうど2時間かかりました。
深夜ですから対向車は1台だけでしたが、雨とガスでひやひやしながら通過しました。もうこりごりと思っていたのですが、帰りも結局他の道は時間制限があり口坂本温泉経由となりました。帰りも2時間少々で新静岡ICに到着しました。

畑薙第1ダム臨時駐車場7:05→8:08椹島
東海フォレストの送迎バスは7時過ぎに臨時便が出たので助かりました。
バスの途中も見所を案内して戴きました。親切で登山者がまた来たい!と思わせる演出ですね。

帰りは椹島8時発のバスで下山。
コース状況/
危険箇所等
椹島→千枚小屋
まず椹島から林道まで高低差約40mの登りがあるのが想定外でした。
林道を少し歩き、滝見橋のすぐ手前で左に降りて行きます。
千枚小屋までは7分割された標識が目安になります。
多少誤差はありますが標高差1400mを7分割して表示してあるようです。
全体的に標識が良く整備されています。
鉄塔下までの登りは一汗かかされます。
少し下って緩い登りを登って行くと清水平です。
見晴台へは登山道から右手に少し登ります。
そこは林道で赤石岳の眺めが良いです。
道の傾斜が緩くなってくると千枚小屋です。


千枚小屋→悪沢岳
千枚小屋からいきなりの急坂です。
但しそれ程長く続きません。
千枚岳から一度下り丸山へ歩き易い登りが続きます。
丸山は廻り込むように登って行くと平坦な山頂に到着です。
丸山から悪沢岳へは岩の露出が多くなってきます。


悪沢岳→荒川小屋
悪沢岳から一度急坂を下り、中岳に登り返します。
稜線から荒川小屋に下り始めるとお花畑が出現。ニホンカモシカから防護する為の柵があり見事に再生されつつあります。
山腹をトラバースして降りていくと荒川小屋です。


荒川小屋→赤石岳
大聖寺平までは緩い登り坂でこの先の小赤石岳への登りの足馴らしといった感じです。
小赤石の登りは急でジグザグの道が続き、見た目よりは歩き易いですが、それでも登り甲斐十分です。
小赤石岳の肩までくれば赤石小屋分岐までは比較的短時間で到着しました。
赤石岳の登りは標高差は100mもありませんが、疲れた体にはきつい登りです。


赤石岳→赤石小屋
分岐から急坂を降りて行き尾根から沢へ入って行きます。
お花畑の中を通り下って行きます。
急なジグザグの下りを終えると砲台型休憩所です。
ここからトラバースの道が富士見平まで続きますが、ロープや桟道・登り下りが続き結構体力を消耗します。
富士見平から赤石小屋までは一下りです。


赤石小屋→椹島
最初は緩やかな下りが続きますが、その後は森林の中をひたすら下ります。
標識があり、椹島が0/5、赤石小屋が5/5となっています。
標高差で分割しているのでは無いようなので所要時間か距離か?
全体的に赤いリボンが多く、適所にリボンがありました。


畑薙第1ダム下臨時駐車場で下山届が出せます。
送迎バスを降りると呼び掛けしていました。

畑薙第1ダム下の夏期臨時駐車場。朝5時過ぎですが前日からの駐車の車もあり結構混んでいました。
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畑薙第1ダム下の夏期臨時駐車場。朝5時過ぎですが前日からの駐車の車もあり結構混んでいました。
椹島。ここから出発です。この道の突き当たりを右に登って林道に出ます。
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椹島。ここから出発です。この道の突き当たりを右に登って林道に出ます。
滝見橋の手前を左に降りて行きます。
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滝見橋の手前を左に降りて行きます。
小一時間急坂を登るとで鉄塔下です。
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小一時間急坂を登るとで鉄塔下です。
岩頭見晴からの眺め。
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岩頭見晴からの眺め。
見晴台から赤石岳を望む。
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見晴台から赤石岳を望む。
悪沢岳方面はガスの中。
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悪沢岳方面はガスの中。
傾斜が緩くなって来ました。
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傾斜が緩くなって来ました。
へとへとで本日宿泊の千枚小屋へ。
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へとへとで本日宿泊の千枚小屋へ。
千枚小屋内部。
シュラフと毛布1枚が借りられます。
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千枚小屋内部。
シュラフと毛布1枚が借りられます。
千枚小屋裏手の斜面。
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千枚小屋裏手の斜面。
千枚小屋の夕食です。
結構美味しかったです。
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千枚小屋の夕食です。
結構美味しかったです。
千枚小屋からの朝の眺め。
富士山が綺麗です。
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千枚小屋からの朝の眺め。
富士山が綺麗です。
双耳峰の笊ヶ岳がくっきり見えます。
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双耳峰の笊ヶ岳がくっきり見えます。
もうすぐ日の出です。
日の出まで出発を待つことにしました。
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もうすぐ日の出です。
日の出まで出発を待つことにしました。
日の出!
日の出と富士山のシルエットが綺麗です。
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日の出と富士山のシルエットが綺麗です。
千枚小屋裏手。
千枚岳登山道から朝日を浴びた千枚小屋を見下ろします。
千枚岳登山道から朝日を浴びた千枚小屋を見下ろします。
千枚岳への登り。
森林限界ギリギリの所。
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千枚岳への登り。
森林限界ギリギリの所。
赤石岳と聖岳が見えて来ました。
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赤石岳と聖岳が見えて来ました。
さらなる南部も良く見えます。
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さらなる南部も良く見えます。
千枚岳直下。
丸山と悪沢岳。
千枚岳山頂から悪沢岳。
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千枚岳山頂から悪沢岳。
千枚岳山頂。
丸山への登り。
こらはわかるトリカブト。
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こらはわかるトリカブト。
丸山を振り返ります。
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丸山を振り返ります。
悪沢岳山頂。
中岳。一度結構下ります。
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中岳。一度結構下ります。
中岳山頂。
塩見岳以北の展望。
北岳は間ノ岳に隠れているのか?
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塩見岳以北の展望。
北岳は間ノ岳に隠れているのか?
悪沢岳を振り返ります。
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悪沢岳を振り返ります。
大分悪沢岳が遠くなりました。
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大分悪沢岳が遠くなりました。
前岳からの眺め。
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前岳からの眺め。
荒川小屋への下り分岐。
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荒川小屋への下り分岐。
悪沢岳はここから暫く見えなくなります。
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悪沢岳はここから暫く見えなくなります。
お花畑の向こうに赤石岳が鎮座しています。
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お花畑の向こうに赤石岳が鎮座しています。
いよいよお花畑です。
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いよいよお花畑です。
ニホンカモシカからの防護柵を開けて進みます。
シカから守る為に柵をしているのですな。
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ニホンカモシカからの防護柵を開けて進みます。
シカから守る為に柵をしているのですな。
保護されている柵の中は満開のお花畑です。
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保護されている柵の中は満開のお花畑です。
青空とお花畑とのコントラストが最高です。
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青空とお花畑とのコントラストが最高です。
傾斜感が出ているでしょうか?
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傾斜感が出ているでしょうか?
クロユリ発見。
もう1枚。
最後の1枚。名残惜しいです。
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最後の1枚。名残惜しいです。
赤石岳が近付いて来ました。
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赤石岳が近付いて来ました。
アップで。
荒川小屋から目指す赤石岳を望みます。
小赤石の最後の登りは急そうです!
荒川小屋から目指す赤石岳を望みます。
小赤石の最後の登りは急そうです!
大聖寺平が見えて来ました。
開放感があります。
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大聖寺平が見えて来ました。
開放感があります。
本谷を見下ろします。
本谷を見下ろします。
小赤石岳山頂。
ガスの中・・・
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小赤石岳山頂。
ガスの中・・・
赤石岳の登り。
雪渓が残っています。
赤石岳の登り。
雪渓が残っています。
声がしたので・・
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声がしたので・・
雷鳥発見。
ガスの赤石岳山頂。
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ガスの赤石岳山頂。
少し粘って小赤石岳方面の視界が少し・・
少し粘って小赤石岳方面の視界が少し・・
馬の背方面も少し視界が開けました。
馬の背方面も少し視界が開けました。
直ぐ横に雷鳥が!
ピントが合いませんでした!
直ぐ横に雷鳥が!
ピントが合いませんでした!
こっち向いて!!
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こっち向いて!!
子連れです。
(左下)
子連れです。
(左下)
白い羽も少し残っています。
白い羽も少し残っています。
赤石小屋に下っている途中。
赤石小屋に下っている途中。
ここにもお花畑が。
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ここにもお花畑が。
富士見平。赤石小屋まであと少し。
富士見平。赤石小屋まであと少し。
赤石小屋に到着。
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赤石小屋に到着。
赤石小屋の夕飯です。
うわさの豚しょうが焼き。
少し硬かったかな?
味噌汁は具沢山でおかわり出来ます!
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赤石小屋の夕飯です。
うわさの豚しょうが焼き。
少し硬かったかな?
味噌汁は具沢山でおかわり出来ます!
赤石小屋からの眺め。
赤石小屋からの眺め。
陽が昇って来て森林が輝きだしました。
陽が昇って来て森林が輝きだしました。
椹島から赤石小屋を5分割した標識があります。
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椹島から赤石小屋を5分割した標識があります。
素人から見ると毒キノコのように見えますが・・・
素人から見ると毒キノコのように見えますが・・・
最後の階段で椹島の林道に出ます。
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最後の階段で椹島の林道に出ます。
朝の椹島。
爽快感がありますね。
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朝の椹島。
爽快感がありますね。

感想

いつ行くか?
今でしょ!!

先週からいつ行くか悩んでいましたが1週間延期して正解でした。
赤石岳ではガスが出てしまったものの、荒川三山ではすばらしい晴天でした。

しばらく振りの山行きで、しかも日々の精進不足で初日の後半はバテバテ。
しかも足も疲労でつり、本当にへとへとで千枚小屋に滑り込みました。
やはり南ア南部をなめてはいけないと痛感しました。

千枚小屋には生ビールがあって驚きでした。
2杯堪能させて戴きました。@800です。
夕飯は3回ターンしていましたので二食付きの登山者だけで120人以上はいたようです。

千枚小屋からの縦走は素晴らしい天気で最高でした。
南ア北部も良く見えました。北岳は間ノ岳に隠れているのかな?
特に赤石岳の重厚さ・存在感は圧巻です。
いいかえれば荒川小屋からの登りは半端無い感じです。

特に荒川稜線から荒川小屋に下る途中にあるお花畑は見事です。
時期がぴったりだったというのもあったと思いますが、今までに見たお花畑の中で最高でした。
保護の成果が出ているのでしょうね。

赤石岳山頂はガスが出て来て少し残念でした。
でも赤石岳山頂からの大展望を見てみたいと次なる目標が出来たかのしれません。そう思う事にします。

赤石岳山頂付近で雷鳥の親子に遭遇。
やはりガスがかかって雷鳥が出やすい状況だったのでしょうか?
2組の親子に遭遇しました。
登山者がすぐそばにいてもあまり逃げません。
南アも雷鳥が増えてきたのでしょうか?

以前からあこがれの南ア南部に行って来て大満足です。
アプローチが大変ですが、以前に比べると飛躍的に向上していると思います。
また避難小屋も整備が進んでいるので以前より南アへ行き易くなりましたね。
それでも標高も高く、山が深いので慎重に行かねばと思いました。


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