花童子宮跡-四阿山-的岩
- GPS
- 04:50
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 811m
- 下り
- 798m
コースタイム
尾根 0727
花童子宮跡 0744
古永井下1980位 0812-21
古永井分岐 0837
コル2110位 0914-27
水場分岐 0934
四阿山頂 0956-1024
水場分岐 1036
古永井分岐 1108-20
お花畑 1128
的岩 1139-45
鳥居峠登山口駐車場1200
天候 | 晴れのち時々曇り。気温低め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山届は鳥居峠(国道)から林道に入る所のみの模様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所・問題箇所無し。あずまやが花童子宮跡、古永井分岐にあり。 上部は階段状木道が続く。的岩上〜駐車場間は当日刈り払いが行われる。 但し、的岩→的岩山は踏跡見つけられず。 |
写真
感想
この週も3連休にすることが可能だったので、例によって白峰南嶺方面を
考えていたが、結局、体調があまり良くない。前日も、今週は山は
止めておこうかと思いながら帰宅したが、家に着いて2時間ほどすると
少し元気が出てきた。
幸い、気温が低めなので、無理に高山にする必要もない。
もう少し西の方面でないと展望には恵めまれないかもしれないが、花の山の
名声に期待して、近めで軽めの山として急遽立案。
少しひんやりした朝。花童子宮コースは入口は草が茂っていて冴えないが、
タテヤマウツボグサが大変多く、アザミ、ヨツバヒヨドリ、ショウマなどもある。
15分ほどで尾根に上がる。予想よりは天候が良いが、露が降りていて湿度が高い
ため、結局汗びっしょりになる。
尾根に出るとイブキジャコウソウが主体となり、これがまた大変見事。
その他イチヤクソウ、コバギボウシ、タカネマツムシソウ、ハクサンシャジンなど。
これらに見とれながら進んでいくと、突如、花の香りでむせかえるような草本性の
お花畑に出た。ここが花童子宮跡だろうか?。
規模はそれほど大きくないが、本州で今まで見た中では5本の指に入りそうな
素晴らしいもので、ヤナギラン、クガイソウ、シナノキンバイ、ノアザミ、
コガネギク、ハクサンシャジン、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、タカネナデシコ、
クサフジ?、シオガマギク等。いきなりノックアウトされた感じ。
このコースは亜高山針葉樹林帯・草本高原・高山礫地が通常とは違う形で
入り交じって現れるようだ。
少し進むと、また樹林帯となってイブキジャコウソウが復活し、ハクサンオミナエシ、
コガネギク、ミヤマホツツジ、オンタデ、オオカメノキなんかがあった。
古永井分岐は森林限界風の礫地。ガスがちになる。
ニガナ、、イワオトギリ、クルマユリ等があった。
その先には、草本性お花畑がまたある。ハクサンフウロ、グンナイフウロ?、
タカネオミナエシ、マルバダケブキ、ノアザミ、ミヤマキンバイ、ヤマハハコ、
エゾシオガマ、シオガマギク、シロバナニガナ等。
それを過ぎるとみたび樹林帯となる。尾根が少し細くなり、ピークを越えて少し下る。
黄色いニガナは花弁が増えて、タカネニガナに置き換わったみたいだ。これがまた
多い。菅平方面への第一の分岐を見送った所で樹林が消え、最後の高山礫地ぽくなる。
第二の分岐で完全に稜線に出たところで、北アルプス付近がかろうじて見えたが、
一瞬のことで、まともな写真はかろうじて一枚撮れただけ。
山頂手前に少しひしゃげた社がある。この辺、微かに見覚えがあるような気がする。
(前回は9年前で菅平から)
山頂は、深田百名山らしく人が多い。そう言えば、最近、百名山を無意識の
うちに避けるようになっていたかもしれない。
登りでは稜線まで全く人に会わなかったが、下りではさすがに数組の登山者とすれ違った。
古永井分岐から、右の的岩コースに入る。ミヤマシャジン等を見ながら下って
いくと、標高1950m付近で花童子宮跡と対をなすようなお花畑が現れるが、
花の密度は劣るようだ。
しかも残念ながら、コースは右に曲がって樹林帯に入ってしまう。
タテヤマウツボグサがまた出てくる。
間もなく、3,4人で分担して草刈りをしている人たちにあう。
大変丁寧に幅2m程に刈られ、歩きやすくなったが、花もなくなってしまった。
これは仕方がないことだ。
間もなく的岩。想像していたより遙かに巨大な岩峰で、これも一見の価値がある。
標識には「危険、登らないでください。歩道行き止まり」と表示。
直進して的岩山へ向かう予定だったのだが。orz
一応、踏跡を探してみる。東側は道があったとしても刈られなければ3年位で
消失しそうな勢いの腰丈の笹。私の目では道の痕跡を見つけることはできなかった。
的岩の岩峰の上はいかにも危なそうだし、穴から見た的岩の西側はヤブはないが
超急傾斜のトラバースを強いられそうだ。
道のない場所を歩くのには季節も良くないし、などと自分を納得させ、あっさり
あきらめて登山口へ向かう。笹の道で、面白みはないが道標通り15分で着いた。
帰ってから的岩山の記録を調べてみたが、ほとんど皆無に等しかった。
ただし、登山口からの帰路、地形図上の的岩山登山口とおぼしきあたりに
軽トラックが突っ込んで、人が何かゴソゴソやっている気配だったので、
的岩山の道もこの日この後、刈られた可能性は一応ある。
四阿山については、素人受けはするが、深みには乏しいという勝手なイメージしか
なかったが、このコースは人が少なく、変化に富んでいて大変満足だった。
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