【御池岳・藤原岳最高点】八文字周回ルートで山の魅力を満喫♬


- GPS
- 09:10
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,762m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:09
天候 | 曇り 時々 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車無料。トイレ有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※今回のルートは、マイナールート・破線ルート・一般登山道・一般道の組み合わせになります。 マイナールート・破線ルートにおきましては、踏み跡や目印がほとんど無い区間も多く、GPS等でのルーファイは必須です。 ◎冷川尾根ルート取付〜冷川岳 この区間は破線ルートですが、基本的には明瞭な尾根道になりますのでそれほど難易度は高くないと思います。 しかし、踏み跡・目印等は少なく、一部ルートが分かりづらい箇所もありますので、GPS等でのルーファイは必須でお願いします。 ◎冷川岳〜真の谷〜奥の平 この区間はマイナールートというより、むしろバリルートといってもよいかもしれません。 冷川岳〜真の谷間は、快適なゆったり尾根の森の中を、方向を定めて下っていくという感じ。 真の谷〜奥の平間は、結構な急登な登り返しになります。 そこそこ明瞭な尾根を登っていく感じですが、カルンフェルトの岩々地帯等、一部ルートが分かりづらい箇所もあります。 この区間もGPS等でのルーファイは必須で。 ◎奥の平〜御池岳 奥の平まで登ってしまえば、御池岳までは明瞭な快適な一般登山道を歩いていくだけですが、ガスった時などは方向感覚が分づらく、十分な注意が必要です。 ◎御池岳〜真の谷〜白瀬峠 御池岳から御池岳・鈴北岳分岐までは、快適な一般登山道です。 ただ、雨等で地面が濡れてしまうと泥でツルツルに滑るので注意が必要。 御池岳・鈴北岳分岐から真の谷出合までは、真の谷をそのまま下っていくだけなのでルーファイの難易度は高くありませんが、岩々で見た目よりかなり歩きづらいし時間もかかります。 真の谷出合まで下ってこれば、白瀬峠までのマイナールートに乗って歩いていくだけです。 基本、森の中の斜面のトラバース道って感じの道。 歩きにくさは無いのですが、落ち葉等で踏み跡は薄く、GPS等でのルーファイは必須です。 ◎白瀬峠〜藤原山荘〜聖宝寺 この区間はすべて歩きやすく快適な一般登山道です。 特に危険箇所・注意箇所等はありません。 |
写真
恐ろしいのでここは足早に通過する。
u)ウジャウジャいたね〜😂
b)今回の山行は基本的にウリさんに先行して歩いてもらったので、ウリさんの写真が多めです😆
u)いやぁ申し訳ありません😅後頭部は見ないようにお願いします。
感想
鈴鹿300山の踏破を目指しておられるbeggioさんから山行のお誘いをいただく。
御池岳を東側のいなべ市からアプローチする尾根上に寒山という標高700mほどの山があり、これが鈴鹿300山のひとつにカウントされているとのことだ。
寒山から県境稜線上の冷川岳(荷ヶ岳)へ上がり、真ノ谷へと一旦下って御池のテーブルランドへ。御池岳山頂から再び真ノ谷へ下り、白瀬峠へと登り返して頭陀ヶ平を経由し藤原岳の天狗岩を最終目的地とする。
まぁ何とも言えない。ベジさんらしいルート設計に口出しせずにお付き合いする私もすでに変態の領域に入りつつあるのだろうか。
簡易パーキングふじわらからスタートし、獣避けフェンスのゲートを抜けたら暫く林道を歩く。やがて川を渡渉したら谷道へと入ってゆく。この季節の鈴鹿の山だ。標高の低い谷道で最も気になる奴ら…前を歩く私は気が付かないまま通過するのだが、後ろのベジさんが次々とその気持ち悪い奴らを見つけられる。
幸いスタート地で靴や靴下など下半身にヒル除けのスプレーをふんだんに振り撒いてきたおかげだろうか、我々の身体に取り付く個体はいなかった。
やはりこの時期、万全の対策が必要だ。
尾根に上がるとカラッと乾いた雰囲気の清々しい道となりヤマビルのことは気にしなくてよくなる。古道が現れ広い尾根上に歩き易い道が続いてゆく。二重稜線になっていて複雑な地形をしている。それほどの大した急坂もなく突如現れた小さなピークが寒山だった。ベジさんにとっては鈴鹿300山の215座目の踏破ということだ。おめでとう。
寒山から尾根続きに真っ直ぐ進んだのだが、これはルートミスだった。山頂で左へ(南へ)進むのが正解。
尾根は直ぐにも西側が大崩落を起こしており、細い痩せ尾根上を歩いたりトラバース気味に巻いたりしながら少しずつ標高を上げてゆく。
やがて道は広くてなだらかな尾根になり快適な歩行が続いてゆくのだが、標高点906mに向けてはかなりの急坂が待ち受けていた。標高点906mを過ぎると一旦落ち着くのだが、再び急坂登りが始まる。
体力をかなり消耗して県境稜線上のピーク、冷川岳(荷ヶ岳)1,054mに到着した。
ここからはカタクリ峠への県境稜線を行かずに西側の尾根を下り真ノ谷へと降下する。
真ノ谷の底部は広い谷底で雰囲気のいいところだ。沢の水は少ししか流れていない。サワグルミの樹が幾つも聳え立っている。
さぁここからが今日の核心部だ。テーブルランドへ向かっての急登。適当な尾根を見つけ、比較的歩き易そうなところを選びながら頑張って登ってゆく。気合いと根性、覚悟を持って臨んだせいか、想像より傾斜もキツくなく、むしろ気持ちの良い尾根ルートだ。
やがてテーブルランドが近づいてくると、のんびりと休息していた10頭ほどの鹿の群れが我々に気づいて不思議そうな顔でこちらを見つめている。と、そのうちの一頭が「あっ変態や、逃げろー❗️」と合図を送ると同時に、全員走り出して逃げて行くのだった。
傾斜が完全に緩やかになって見覚えのあるシンボリックな樹が見えると、そこは標高点1,241m「奥の平」であった。
今年1月の山行で、同じようにベジさんと真ノ谷からテーブルランドへ登り詰めてきた際、奥の平を過ぎた途端にそれまでガッスガスの中であったのが、急展開で晴れ間が広がりだして絶景に出逢えたことを思い出す。あれは感動の瞬間でしたね、とベジさんが仰る。
今日は快晴とは言えないがまずまずの天候に恵まれ、テーブルランドと周囲の山々の眺望眺めながら御池岳の山頂へと到達する。
山頂にいらっしゃったご夫妻に写真のシャッターをお願いしたのち、昼ごはんにした。
山頂を後にして先ずはコグルミ谷ルートの8合目まで下ってゆく。もう既に枯れ始めたバイケイソウの茎や葉があまり美しいとは言えない谷道。しかし苔むした岩々が美しい場所である。
この辺りでだいたいいつも出逢えるんですよ!とベジさんに言った途端に遭遇できたシマリス。可愛いなぁと一生懸命に写真に収めようとするが、なかなか近くでは撮らせてくれない。でも何かを口に入れてカリカリと噛んでいる姿が何とも愛おしい。
8合目からは登山道から離れて真ノ谷へと谷筋に沿って下ってゆく。カレンフェルトの岩々が歩き難いのだが、とても素敵な雰囲気のルートである。
左右から幾つもの谷が合流してくる地形はとてもとても複雑だが、変化に富んだ何とも言えない不思議で趣のある景色が魅力的だ。
トチノキやサワグルミの大樹もそこここに林立し存在感を示している。
先ほどのテーブルランドへの上りの取り付き点に再び戻ってきた。
ここからは県境尾根の南側斜面をトラバース気味に緩やかに登っていくルートで白瀬峠へと進んでゆく。歩き易い心地の良い登山道だ。
途中で交差した尾根には無数の美しくて立派な山毛欅の樹が現れて驚く。鈴鹿でこれほど素晴らしい山毛欅の美林は初めて見た。
白瀬峠を通過して頭陀ヶ平へと県境稜線を登ってゆく。快適な自然林の尾根道。すぐにも視界がパッと開け広々としたハゲ地に出た。大きな高圧鉄塔が2基聳えている。先ほどまで居たテーブルランドの東のボタンブチや奥の平がよく望める。二等三角点もあった。
この地を「ずだがひら」と読むことについては、実は今回初めて知った。
藤原岳の最高点・天狗岩へ向かっての稜線も広大で自然豊かなルートが続いてゆく。特にイワヒメワラビの若葉に覆われた斜面は緑色の絨毯を敷き詰めたようで美しい。
鹿が何頭もいる。こちらを見て警戒している。また「変態やー❗️」と言われる。全て逃げ隠れてしまった中、一頭だけ興味深げに我々を見つめて逃げようとしない鹿がいる。どうやら彼だけは変態のようである。
天狗岩に到着した。素晴らしい絶景が望める天狗岩。久々に来たような気がするがいつ以来だろう。
岩場にヒメフウロが咲いている。可愛いので写真を撮る。
と、「ウリさん、誕生日おめでとうございまーす!」と言ってベジさんが何やらこちらへ放り投げてくれた。シャーベット状に冷えたゼリー飲料だ。後半は蒸し暑い中での山行だったのでとても美味しくいただく。ベジさん、ありがとう。
天狗岩からは藤原山荘へ。藤原岳山頂展望台は今回は辞めておいて下山にかかる。
下山ルートは裏道・聖宝寺ルートで。私は2回目、ベジさんは意外にも初めて歩いたと仰る。歩き易い登山道を軽快に下ってゆく。
このルートではヤマビルは見かけなかった。
今回は御池岳・藤原岳という素晴らしい山域の未踏部分をたくさん歩くことができた。幾つもの新たな魅力を知る山行になった。
そして、ここ最近の山行では毎回、とくに上りで調子が悪く、思うようなパフォーマンスができずに自身の体力や体調に不安を抱き続けてきたのだが、今回は久々に昨年並みの動きが戻ってきたように思う。少し安心した。
8月の北アルプス行きに向けて、やや自信を取り戻すことが出来た。
仲間がいると励みになり、力が湧いてくる。同行のベジさんに感謝。
ここのところ、ウリさんは山登りの調子があまり良くないらしい。
春頃からしきりに調子が悪いと仰る。
自分的には同行していて、ウリさんの調子が悪いと感じた事は無いのだが、本人は全くしっくりはきていない様なのだ。
というわけで今回のルートです。
距離は大したことはないが、急登が多く調子をみるには丁度よい。
結果から言うと、今回のウリさんは恐ろしいほど調子が良かったです。
合わせ込んで来たのか、とにかく登りも下りも速い速い!
夏の遠征に向けて、体力面での不安を口にされていたが、この調子なら全くの杞憂でしょう。
しかし・・・
今回は自分の調子が最悪でした。
とにかく身体が重い。足には重りが付いているのではないかというくらい足も動かない。
特に前半の冷川岳までがとにかくキツかった。
この調子だと御池岳までは無理かもしれない・・・と不安になる・・・
冷川岳に到着してみると身体が温まったのか、何とか登れそうだと思えるほどに体力的にも精神的にも復活してきたので本当に助かりました・・・。
この日は、終日ほぼ曇り空。
展望等は望むべくもなく、残念な感じではあったが逆に体力面では暑さが和らぎ助かったかもしれません。
山行自体は、二次林の森、草原の様なテーブルランド、カルンフェルトの岩々エリア等、北鈴鹿の魅力を凝縮した様な素晴らしいルートでした。
また、沢山のリスくん達に出会えたのも、かなり嬉しかったかも・・・😆
アルプスの様な迫力やスケール感こそありませんが、御池岳、そして鈴鹿の山々は本当に素晴らしいです。
前日までの仕事等の関係もあり、この日はあまりコンディションを調整出来ず(言い訳〜😩)ウリさんの足を引っ張ってしまったのは、本当に反省点です。
でも、ウリさんにそれを言うとおそらく、「いつもの事やん・・・」って言いそうだな😓
ウリさん、ベジさん、こんにちは。
うわっ。カタクリ峠パスルートですね。真ノ谷を往復ビンタですか? タフですね。
景色も変化に飛んだ色んな景色が見られるルートですね。カレンフェルトにイワヒメワラビのカーペット、ブナの美林に谷歩き。快適な稜線歩きもいいですね。いいけど、よ〜真似できません。
バイケイソウが咲いてたんですか。ラッキーでしたね。
ののさん、こんばんは。
そうですわ、Mルート(ベジルート)です😂
真の谷往復ビンタ!って、上手いこと言わはりますね。ベジさんと一緒だと白瀬峠からカタクリ峠の一般ルートを経験出来ません。
しかし最近は彼がどんなルートを提案してくるか、だんだん楽しみになってきている自分が居ます。変態の領域に足を突っ込み始めましたかね〜😁
それにしても今回は調子が良かったので少し安心いたしました。夏のアルプスに向けて自信を取り戻さないと!
バイケイソウは意外と綺麗な花でした。あの葉っぱがニョキニョキと厚かましく伸びてくる感じは好きではないんですけどね。
ののさん、こんばんは。
往復ビンタは笑かしてもらいましたわ〜
今回は寒山と聖宝寺ルートを歩く事が目的だったのですが、ウリさんが物足らないと申しますので、御池岳も加えて楽しくてちょっとキツめのルートにしてみました。
時期的なものもあると思いますが、自分の想像以上に変化に富んだ自然を楽しめる良いコースになったので御池岳を加えたのは大正解でした。
自分的には上記の目的に加え、数匹の可愛らしいシマリスくん達にも出会え、大満足の山行になりました。
しかし、今回はウリさんがもう絶好調で・・・
この調子だと夏のアルプスも余裕だと思いますね
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