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Yamareco

記録ID: 3304841
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

【飛騨】八尾山(1101m)倉洞(988m)奥茂谷(1083m)若佐洞(928m)ひば尾(999.9m)板山(985m)

2021年06月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:59
距離
14.3km
登り
845m
下り
834m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:12
休憩
0:48
合計
7:00
7:04
102
スタート地点
8:46
9:34
270
14:04
ゴール地点
_甬逎蹈闇匕させていただくと、多く方々は三角点で折り返してみえます。是非とも山神さまの祠に詣でることをオススメします。

八尾山に登るなら茂谷か深谷峠からのクラシック・ルートで、とずっと考えていました。そんな思いもむなしく、寝坊の末に、あっさりプラン変更。

H尾山西尾根はバリルートです。数基の大岩、作業道、鉄塔巡視路、鉄塔と交錯し、最後は3~5mのガケです。

こ塑籠修docomo通信圏外でした
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
さて、柿坂峠です
正面玄関がこちら
さて、柿坂峠です
正面玄関がこちら
鉄塔線道をたどります
雨あがりで空はすっきりしません
こちらは仏ヶ尾方向
ガスの間に間に
梁谷山や信濃柿がほんのり
鉄塔線道をたどります
雨あがりで空はすっきりしません
こちらは仏ヶ尾方向
ガスの間に間に
梁谷山や信濃柿がほんのり
奥茂谷△に
寄り添うように
御料局のお印が
奥茂谷△に
寄り添うように
御料局のお印が
御前・空谷・若栃・小秀・御嶽方面
御前・空谷・若栃・小秀・御嶽方面
馬瀬側から植林が上がって来ていますが
二次林も捨てたもんじゃない
馬瀬側から植林が上がって来ていますが
二次林も捨てたもんじゃない
八つの尾根を合わせる山
というのが名前の由来とか
足元には
ひっそり三角点
八つの尾根を合わせる山
というのが名前の由来とか
足元には
ひっそり三角点
ここで引き返してはいけません
山頂の一角には
ここで引き返してはいけません
山頂の一角には
ミズナラの木の立つ
イワクラがあり
そこには由緒ある祠が
ミズナラの木の立つ
イワクラがあり
そこには由緒ある祠が
山名の刻まれた35kgの石碑は
麓の幸田の方が
ミレニアム行事で
柿坂峠から担いできたんです
山名の刻まれた35kgの石碑は
麓の幸田の方が
ミレニアム行事で
柿坂峠から担いできたんです
イワクラの上のお座敷
祠があって
神さまが祀られています
イワクラの上のお座敷
祠があって
神さまが祀られています
江戸時代からの雨乞信仰が
伝えられていますが
御嶽信仰とも無縁ではないでしょう
手前の金属容器に納められているのは
記帳用のノートや新聞の切り抜きなど
江戸時代からの雨乞信仰が
伝えられていますが
御嶽信仰とも無縁ではないでしょう
手前の金属容器に納められているのは
記帳用のノートや新聞の切り抜きなど
祠の下に降りてみます
祠の下に降りてみます
いにしえの人々の
信仰心の篤さには
いつだって頭が下がります
いにしえの人々の
信仰心の篤さには
いつだって頭が下がります
どうか
幸せな世の中に
なりますように
見守っていてください
どうか
幸せな世の中に
なりますように
見守っていてください
石神さまは
ヤシオとリョウブに
守られていました
石神さまは
ヤシオとリョウブに
守られていました
ぐるっと一回りして
イワクラの上に戻ります
ぐるっと一回りして
イワクラの上に戻ります
この木は何かな
ネジキだね!
いつも目にするのは
もっとにぎやかに花がついてるけど
これは清楚で慎ましやか
ネジキだね!
いつも目にするのは
もっとにぎやかに花がついてるけど
これは清楚で慎ましやか
三角点峰に戻りましょう
三角点峰に戻りましょう
山頂から
西尾根にチャレンジ
山頂から
西尾根にチャレンジ
ミヤコザサを踏み
下っていきます
振り返ってパチリ
ミヤコザサを踏み
下っていきます
振り返ってパチリ
岩の上に出ました
東濃の山ですが
はっきりしません
梁谷?和良?
岩の上に出ました
東濃の山ですが
はっきりしません
梁谷?和良?
尾根上には岩塊がいくつもあり
尾根上には岩塊がいくつもあり
それをうまく左右にかわしながら
それをうまく左右にかわしながら
高度を落としていきます
高度を落としていきます
それを除けば
おとなしめの尾根だと思う
(個人的な感想です)
それを除けば
おとなしめの尾根だと思う
(個人的な感想です)
踏み跡や
切り拓きや
踏み跡や
切り拓きや
なるほど
山仕事の作業道なのか
鉄塔の巡視路も含めて
なるほど
山仕事の作業道なのか
鉄塔の巡視路も含めて
林道を見下ろすガケ上に出る
どこから下ろうかと
ウロチョロ
一輪のササユリに誘われて
ガケ脇に寄せる
どれどれ
下れるかな
林道を見下ろすガケ上に出る
どこから下ろうかと
ウロチョロ
一輪のササユリに誘われて
ガケ脇に寄せる
どれどれ
下れるかな
よっしゃ
おっけ!
よっしゃ
おっけ!
林道脇はどこも
こんな感じ
林道脇はどこも
こんな感じ
和佐洞△に寄り道
和佐洞△に寄り道
落石・倒木・夏草のやぶ
落石・倒木・夏草のやぶ
崩落あり
おや
作業にあたる方が休憩中だね
わっぱ弁当をぱくぱく

おや
作業にあたる方が休憩中だね
わっぱ弁当をぱくぱく

こんちは
おつかれさまです!
(裏の意味は「わたしはクマではありません」)
こんちは
おつかれさまです!
(裏の意味は「わたしはクマではありません」)
ガマズミ
この後
ひば尾△に道草
ガマズミ
この後
ひば尾△に道草
マルバノキ
人が入らない分
ここは
植物王国
マルバノキ
人が入らない分
ここは
植物王国
ウツギ
つぼみは
したたるしずくのようで
美の化身かと見まごう
ウツギ
つぼみは
したたるしずくのようで
美の化身かと見まごう
ニガイチゴ
ちょっと種が口の中に残るんだよね
(^^;♪
ニガイチゴ
ちょっと種が口の中に残るんだよね
(^^;♪
モミジイチゴ
この子はおいしい
♪ヽ( ´▽)ノ
モミジイチゴ
この子はおいしい
♪ヽ( ´▽)ノ
ヘビイチゴ
これはあなたにあげます
٩(ˊᗜˋ*)و
ヘビイチゴ
これはあなたにあげます
٩(ˊᗜˋ*)و
林道柿本平線の分岐
ここから少し登って
柿坂峠の駐車地へ
林道柿本平線の分岐
ここから少し登って
柿坂峠の駐車地へ
そのまま板山△を経て
北稜線をたどります
そのまま板山△を経て
北稜線をたどります
アカヌマベニタケ
アカヌマベニタケ
手負いのブナだけど
圧倒的なエネルギーに
満ちている
手負いのブナだけど
圧倒的なエネルギーに
満ちている
根張りも立派だし
残った腕を
精いっぱい伸ばして
天地のエネルギーを
全身で受け止める
根張りも立派だし
残った腕を
精いっぱい伸ばして
天地のエネルギーを
全身で受け止める
倉洞△
戻り返します
倉洞△
戻り返します
鉄塔の切り拓きを通過
ヤマツツジの花後
花を落とした丸いガクが
赤く色づいてステキだ
鉄塔の切り拓きを通過
ヤマツツジの花後
花を落とした丸いガクが
赤く色づいてステキだ
何て清楚な花を咲かせるんだろうね
冬に赤い実をみのらせるソヨゴの白花

いい山だった
これでまた
明日からがんばれる
何て清楚な花を咲かせるんだろうね
冬に赤い実をみのらせるソヨゴの白花

いい山だった
これでまた
明日からがんばれる

感想

✻✻✻ 柿坂峠〜奥茂谷〜八尾山 ✻✻✻

昨夜までの雨は上がった。でも、小笹を分ける足元は、雨露でぐっしょり。鉄塔をつなぎながら展望を探しましたが、川上岳や位山は雲の下。仏ヶ尾周辺に漂うガスに、梁谷山や信濃柿が浮かび上がっています。

御料局三角点が並び立つ「奥茂谷」を過ぎると、ルートの先が見通せます。こんな天気なので、御嶽は遙かなる山です。御前山・若栃・空谷・椹谷・小秀の山裾がほの見えるだけでも、得した気分。

尾根上は植林界。馬瀬村からヒノキが上がってきています。けど、山頂に迫るにつれ、下呂側が植林に変わりました。

八尾山の山頂へ。名前の由来は、山頂から分岐する八つの尾根らしい。ここには昔から、雨乞いの神様が祀られていました。

八尾山の三角点から先へと歩くと、本日一番の見所です。山名が刻まれた石碑は2000年のミレニアム・イベントで幸田区が設置したもの。柿坂峠から重さ35kgを担いできたんだって。でも、その石碑は倒れ、大岩に寄りかかっています。

ミズナラの木の脇からイワクラの上へ。そこに江戸中期作とされる山神さまがあります。祠はリョウブやヤシオの木に守られ、ネジキの清楚な釣り鐘状の花が咲いていて、私の心を一瞬で奪っていきました。

イワクラの下に降り、祠を見上げる位置に立ちます。厳かな気持で合掌。


✻✻✻ 八尾山〜和佐洞〜ひば尾〜柿坂峠 ✻✻✻

下山は、西尾根の下降です。小笹と自然林の尾根は、幾度となく大岩の露頭を乗り越していきます。作業道や鉄塔と交錯した末、林道が見えてきました。出口は3~5mの崖になっています。そこに一輪のササユリ。誘われるように崖脇に寄せ、慎重に林道に立ちました。

予想通りの廃林道。余興として「和佐洞」と「ひば尾」の三角点に立ち寄ります。人が入っていないせいか、林道脇の植物たちも伸び伸びしてるね。マルバノキ、ガマズミ、ウツギ・・・タマゴケやスギゴケもみずみずしい。

いきなり、林道の修復工事現場に飛び出しました。作業員さんが、わっぱ弁当を食べています。こんな場面では、絶対に驚かせてはいけません。なぜなら、廃林道の奥から出てくるような人間サイズの動物は「クマ」と相場が決まっているからです。ここは人間の言葉で丁寧にあいさつして、通り過ぎました(笑)。

柿坂峠への道中はイチゴ祭り。ニガイチゴ・モミジイチゴ・ヘビイチゴ。アサギマダラがふわりと舞いました。


✻✻✻ 柿坂峠〜板山〜倉洞〜板山〜柿坂峠 ✻✻✻

ここから北の稜線をたどります。板山三角点からは権現山には向かわず、倉洞へ。展望は御前山や船山くらい。足元にアカヌマベニタケ。手負いの大ブナが、必死でたくましい腕を伸ばしています。朝は静かだった小鳥たちも、ようやく歌い始めました。

明るい鉄塔の切り開きに出ます。陽樹が育っています。ヤマツツジは花後ですが、普段目立たない丸い萼(ガク)が色づいていて、その美しさを際立たせていました。とりわけ美しいのはソヨゴの清楚な白花です。

倉洞の三角点は、ヒノキと二次林の切り開きの中にありました。さあ、三角点にタッチしたら、峠に戻るとしましょう。

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