木曽風越山+兀岳&夏焼山・・過去最短距離でのクマとの遭遇
- GPS
- 05:26
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,251m
- 下り
- 1,676m
コースタイム
鷹鳥屋登山口4:48―Bコース経由―5:53カヤトの丘―6:18風越山頂上―6:25展望台―6:41風越山頂上―Aコース経由―7:30登山口
兀岳&夏焼山
大平峠登山口9:49−10:32兀岳頂上―11:13大平峠登山口11:17―11:37夏焼山頂上―12:00大平峠登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R19沿いの上松町・寝覚ノ床から林道を上がって行き、「木曽古道」の指導標を頼りに車を進めたところ、何度も道迷い状態になってしまいました・・R19の「小野の滝」交差点を東方向へ曲がり、林道を道なりに上がって行くと登山口へスムースにアクセスできます(アクセス用のログもアップしました) 兀岳&夏焼山 R19から妻籠宿方面に入り、大平峠県民の森方向に進みます・・登山口まで路面状態は良好でした *計画では木曽風越山の次に糸瀬山に登る予定でしたが、糸瀬山登山口への林道が工事中で「立ち入り禁止」の看板があり、急遽大平峠方面の山へとターゲットを変更しました・・自己責任で通行可能な感じでしたが、平日なので工事が始まってしまって下山の際に通行できないのが心配されて、糸瀬山は又の機会としました |
コース状況/ 危険箇所等 |
風越山 登山口から直に、AコースとBコースに分かれます Aコースは急斜面を直登する最短ルートながら、展望が殆どありません Bコースは巻道の緩斜面で、所々上松市街〜御嶽山の展望があります A・Bコースの合流地点から尾根上のアップダウンで頂上へ向かいますが、今回は頂上の少し手前でクマと遭遇してしまいました・・写真が撮れなくて残念でしたが、顛末を感想に記しました 兀岳・夏焼山 両コースとも大平峠県民の森の敷地内ですので、整備状況の良いコースです 但し、ファミリーでハイキングを楽しみ、頂上でお弁当を広げるのは楽しいでしょうが、”ソロでピークハント目的”としてはちょっと場違いな感じでした |
写真
感想
今回は、アクセス3時間以内で標高1500m以上の日帰りコースを探し、中央アルプス・木曽谷側前衛の3山に登りました。
計画では木曽風越山+糸瀬山の予定でしたが、糸瀬山登山口への林道が工事中で急遽、大平峠の2山に変更しました。
歩いたいずれの山も整備状況の良いコースで、適度な汗をかいて気持ちよく歩けましたが、期待した展望が霞み気味で平凡な山行になるところでした。
それを印象深い山行にしてくれたのが、風越山でのクマとの遭遇です。
風越山A・B両コースが合流するカヤトの丘で、霞みながらも中々高度感のある展望を楽しみ、尾根道を頂上へと向かう途中でした。
あと数分で頂上という辺りで、何やら木の枝がバキバキする、ちょっと普通ではない音や雰囲気を感じ、周りを見回しながらユックリ進みます。次第に樹林の上の方で音がするのに気付き、見上げてみると案の定、心配した”音の主”を発見。木の上4〜5メートル付近で葉っぱを食べているのかカサゴソやっています。(見た目の体長は1m強で一瞬小熊かと思うほどやや小さめでした)
自分との距離にして20mほど。これまでも何度かクマとの遭遇はありますが、いずれも100m以上離れていて、”こちらが目撃した”程度で、これほど近い距離での出会いは初めてです。
立ち止まって熊鈴を激しく振って鳴らすと、先方もこちらの存在に気づいたようで、目と目が合ってアイコンタクト。
”どうしたものか”と一瞬固まりかけましたが、行動開始は相手の方が素早く、狼狽の様子も明らかでまさに脱兎の如く木から滑り降り、登山道を横切って尾根から谷へと走り去って行きました。
現場付近には”クマさんの落とし物”も多数見られ、そこから頂上へ行くか引き返すか少々迷いましたが、谷へかなり下ったようなので、鈴を振り振りゆっくりと予定通り登頂しました。
後で考えてみると、このようなシャッターチャンスは中々無いので、クマさんが気づく前に写真を撮り、鈴を振るのはその後でも良かったかなと思いました。(今度会ったらやれるかな?)
クマと遭遇しただけでもビックリでしたが、高く木登りをしていることや、動作の俊敏さにも驚かされました。
北海道には、慣れてしまって人や音を怖がらないクマがいるとも聞きますが、今回は「鈴リンリン効果」はシッカリあり、「クマに自分の存在を気づかせる」という熊対策の基本の正しさを実感した山行でした。
コメント
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私も7年前にいきました。6月の上松のお祭りを見に行ったついででした。農道の空きスペースに車をおいて。地形図のみで行きましたが、たぶんBコースだったのだと思います。帰りは車道を歩いた記憶があります。木曽路に沿ったように広がる上松市の町並みと三ノ沢岳の存在感が面白かったです。懐かしいなぁ。
静かで好展望地も所々あっていい山ですね。
それにアクセントをつけてくれたのがクマくんとの遭遇で、忘れられない山になりました。
こういった山に気軽にアクセスできる方々が羨ましいです。
コメントありがとうございました。
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