仙丈ケ岳
- GPS
- 09:15
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,192m
- 下り
- 1,197m
コースタイム
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
臨時が出ていたので、助かりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 雪渓はなるべく歩かない方が良いらしいです。 注意してくれる人がいました。雪渓横の道に一部ロープ場有り。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
かねてから行こうと思ってのびのびになっていた仙丈ヶ岳に行くことにする。お盆休みなので、高速の渋滞・駐車場の空き、テント場の確保が不安要素。スケジュールとしては前日入りして土曜日はのんびりして日曜日早朝から登山することに。
朝5時出発。中央道の八王子JCTで渋滞。40kmの渋滞予想が20kmですんで良かったが駐車場のある仙流荘に着いたのは10時45分だった。駐車場はかなりの収容力があり、ラッキーにも空いていた。また10時5分のバスを逃すと時刻表では12時45分まで無いとの事だったので途方にくれそうになったが臨時バスが11時15分に出るとの事でとても順調にバスに乗りこめた。
バスは運転手さんがガイドしてくれて、なかなか楽しい。左手に鋸岳、甲斐駒ケ岳が現れる。
いきなり勿体ぶりもせずドーンと近くに登場。
北沢峠に近づくと今度はニホンカモシカが現れた。ニホンカモシカは初めて見た。ちょっとイノシシのような胴体で顔はシカに似ている。新鮮だなぁ。
北沢峠に到着。ザックを担いで本日のテン場、長衛小屋まで15分。途中水飲み場があったので、これが本物の南アルプスの天然水かぁ〜と飲んだ。
テント場に到着。長衛小屋は去年改修したとの事で、新しく綺麗だった。(ちと小屋の風情には欠けるけど)
テント場は小屋から一番近い一等地が空いていたので、そこにとることに。これもラッキーだ。来た時間が中途半端で、ちょうど今日帰る人と入れ違いになったのが幸いしたらしい。
テントを借りる時、「8月8日、8月9日、テント場付近でクマが目撃されました。」と貼り紙がありびっくり。昨日ではないか。
まあ...人が多いし、大丈夫かな...
それにしても2000年以降最高に暑い日というだけあって、とにかく暑い。標高2000mでかなり涼しいはずなのに、暑い。
涼場を求めて 川の音が聞こえる。そちらに行くと、おあつらえ向きの涼めるスポットが。手をつけて見ると、びっくりするほど冷たい。長く水に入れていられないほど。雪どけ水気持ち良い。。
こうなったら我慢できず靴を脱いで裸足になり足を冷やす。
テント場のビールや飲み物をネットに入れて、冷やしている人もいた。なるほど、良い使い方、と思い早速真似をする。
こうして一日目の酷暑を快適に乗り切った。
夕食。アルファ米のチャーハンとセブンイレブンプレミアムのハンバーグ。ハンバーグなかなか美味しい。
お隣さんのご夫婦が話しかけてくれて、しばし山トーク。なんと宮崎から遠征してきている方々でびっくり。話が盛り上がり過ぎてご飯食べ遅れたものの、楽しい一時だった。
夜一時。トイレに行く時に空を見上げる。今まで見たことないほどの星の数だった。天の川もはっきり分かる。この星空なら朝からの天気も期待できそうだ。
朝4時。あちこちのテントから聞こえだす準備の音に目を覚ます。
早速ザックをまとめて、4時40分に出発。
北沢峠を越えて大平山荘にでる。
ここから左回りに登山道を進んでいく。
樹林帯を進む。ほどなく朝日が差し込んだ。気持ち良い。天気は快晴、絶好の山日和だ。
傾斜が徐々にきつくなる。思ったよりきつい。仙丈ヶ岳って穏やかな山ってどこでも書いてあるけど、やはり南アルプスということか。半分ほど来たころだろうか、樹林帯を抜けると雪渓が見えてきた。
まだこんなに雪が残ってるなんてすごい。雪が溶けて川になり、空気が涼しい。
傍らの登山道を進むのだが、こんなご褒美の道を歩けるなんて。
振り返ると甲斐駒ケ岳がドドンとすごい存在感で見えていた。
結構長い登りでロープ場もあったりしたが、美しい景色と道のおかげで元気。
綺麗な滝にも出会う。
馬ノ背ヒュッテで水の補給。前回水切れの危なさを味わってるので慎重だ。
馬ノ背ヒュッテを出発してややもすると周りのハイマツが低くなってきた。森林限界か。
視界が開ける。前方に雄大な仙丈ヶ岳の姿が現れる。
素晴らしい。カールも美しい。
後ろを振り返ると一旦見えなくなった甲斐駒ケ岳も再び現れた。右側を見るとうっすらと北アルプスも確認できた。槍の特徴的な形ですぐ分かる。比較的近い山脈は中央アルプスか。奥が御嶽山。
空の青が濃い。標高3000m越えは初だ。ガレた道を直射日光を浴びながら登る。この高さでも流石に暑い。仙丈小屋に着いた。
昼食は山頂で、と思っていたがここの展望ベンチがあまりに良いところだったので、ここでとることにする。目の前は甲斐駒ケ岳と鳳凰山、鋸岳がくっきり。何て贅沢なお昼。
山頂目指して再び出発。あともうちょっとだ。カールを囲む尾根を登る。気持ち良すぎる道。
突き抜けるような青い空と大眺望。数歩歩いては写真、を繰り返しゆっくり登った。
山頂到着。360度見わたす。
ここで初めて北岳が登場した。こちらも見事な景色。
山頂は狭く、結構混んでたので早々に下山開始。
下りも景色を楽しみながら周りこんだ逆側を歩いていく。
小仙丈ヶ岳の山頂に到着。立派な標識だ。コーヒータイムにする。そこからは樹林帯に入っていくが、序盤は低いハイマツ帯。目の前に甲斐駒ケ岳と、麓に米粒のようなテント場が見えた。あそこまで降りるのか〜と思う。ガレ道の坂をどんどん降りていく。あれだけ晴れていたのに、いつの間にか雲がもくもく現れて曇ってきている。下山遅くなると降りだすかもしれない。やはり前泊して正解だった。
太陽と曇りが拮抗している中、下まで降りてきた。
一合目、二合目あたりでこれから登る人達に出会う。
すでに2時頃だ。上の山小屋泊だろうか。
装備も見た感じ、ものすごい心許ない感じなので心配になる。
う〜ん、大丈夫なんだろうか。
ほどなくして無事下山。
快晴は久々で本当に素晴らしい山行になった。
南アルプスの山々もこれからどんどん登って知っていきたい。
■トイレコ
長衛小屋トイレ
新しい。洋式水洗。
★★★
仙丈小屋トイレ
この標高で水洗だったことに感動。洋式。
★★★
tonoyutakaさん、こんにちわ。
我々も、8/11(日)に仙丈ケ岳 を訪れました。逆周りしていたので、多分、仙丈ケ岳〜小仙丈ケ岳ですれちがったと思います。(小仙丈尾根ではコーヒーブレイクしていたのでそのころかな。)
<http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-332459.html>
とても、天気が良い3000m超えの山旅が出来て、大変満足しています。遠くまで良く見えていましたよね〜 。とっても感動しました。
ganmar88さん、こんにちは
同じ日に登ってらしたんですね!
コースタイムを見にいきましたが、確かに仙丈ケ岳〜小仙丈ケ岳の間ですれ違っていたんですね〜^^
いやほんと天気がとにかく最高でしたよね。
南アルプスデビューが良い山行で本当に良かったですね!
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