大峰山 南奥駆け
- GPS
- 104:00
- 距離
- 55.9km
- 登り
- 4,361m
- 下り
- 4,603m
コースタイム
11日 小仲坊5:25〜二つ岩7:00〜太古の辻7:50〜天狗山9:20嫁越峠10:10〜天狗の稽古場10:40〜地蔵岳10:50〜涅槃岳13:05証誠無漏岳13:45〜時経の宿15:50〜水汲み〜平治の宿17:00
12日 平治の宿5:20〜転法輪岳5:45〜行仙岳8:10〜行仙宿小屋9:00〜笠捨山11:10〜香精山14:20〜21世紀の森・古屋宿の水分岐15:45〜テンバ16:30
13日 テンバ5:25〜21世紀の森・古屋宿の水分岐〜花折塚6:30〜玉置神社9:20〜大森山12:30〜切畑辻13:25〜五大尊岳14:05〜六道ノ辻(金剛多和ノ宿跡)16:00
14日 六道ノ辻(金剛多和ノ宿跡)5:00〜大国天神岳5:25〜吹越宿跡6:30〜七越峰8:15〜熊野川9:00〜大斉原9:20〜熊野本宮大社10:00〜本宮バス停11:20発〜近鉄八木駅16;20着
天候 | ず〜っと快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り、熊野本宮大社から奈良交通で近鉄八木駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
夏場は水場が枯渇しています 事前に情報を収集して下さい 新宮山彦ぐるーぷのホームページ http://syamabiko.web.fc2.com/ を参考にしました 水を補給した場所 小仲坊、時経の宿の水場、古屋宿の水場、玉置神社 水が無かった場所 平治の宿の水場、行仙宿の水場(いずれの宿にも汲み置きの水はありましたが、古い水もあるので、利用しませんでした) その他水場はありましたが確認していません 玉置神社に宿泊は出来ますが、 予定の1週間前までに山行計画書をFAXして 了解を得てからの宿泊になります 当日にお願いしても泊めてもらえません 上葛川の民宿「浦川」は休業しています 地蔵岳に一か所、垂直な場所があります 下りに利用しましたが、 利用後、「このクサリに頼らないでください」と 書いてありました 下山後の温泉ですが、 午後3時以降なら本宮近くに「うらら館」があります バス又はタクシー移動で「峰の湯温泉」、「渡瀬温泉」、「川湯温泉」 があります 本宮周辺のスーパー、飲食店は19時で終了する店が多いので注意して下さい |
写真
感想
紀伊半島の古道はすべて熊野本宮大社につながっています
紀伊路、小辺路、大峰路、伊勢路、大雲取・小雲取越…
小辺路は10年前に一人で歩き、
いつかは大峰奥駆け道を歩きたいと思っていました
女性なので、山上ヶ岳は行けませんが、
女人結界以外の道は歩きたいと言う気持ちが
ずっとありました
2年前に和佐又から前鬼口まで
1泊2日で歩き、
残り、南奥駆け部分が残りました
山中3日で歩けそうですが、
交通機関の関係で、
1日目は小仲坊までの移動にします
参考までに…
前鬼口のバス停からタクシーで林道歩きを省略すれば、
深仙小屋に1泊して、
行仙宿泊、玉置神社泊、本宮着と歩く事も出来ます
1日目 前鬼口のバス停からアスファルトの道を歩き、
小仲坊のキャンプ場(一人500円)でテント泊
気温35度以上林道歩きで大汗だったので、水浴び
山から女性が一人降りてきて小仲坊に泊まっていました
2日目 小仲坊から前回終了した太古ノ辻まで登ります
朝なのに全然涼しくありません
一人男性とすれ違いました
山上ヶ岳からの縦走で、
昨日の夜は深仙ノ宿に泊まったそうですが、
水場で500mlのペットボトルを
満タンにするのに30分かかったそうです
足を停めるたびに汗がしたたり落ち、水分補給
稜線に出ると容赦ない日差しが照りつけます
地図のコースタイムを上回る歩行
水がものすごい勢いで減っていきます
時経ノ宿に着き、まだ歩けそうなので次の平治ノ宿まで
距離を延ばすことにしました
事前に調べたところ、
次の平治ノ宿の水場は枯れているので、
時経ノ宿の水場で水を汲んでから
平治ノ宿に移動する事にしました
時経ノ宿の水場は岩場に沿うように水が流れていました
平治ノ宿は貸し切りでした
宿ノートを見ると夏に利用した人の少ない事
この山域は春と秋がよろしいかと…
3日目 平治ノ宿を出て、行仙岳を越えて行仙宿へ
行仙宿の水場を少し期待していましたが、
小屋の入口に水が無い事が書いてあり、
ここで水を補給しませんでした
各2リットルあったので、そのまま歩く事にします
地蔵岳手前で一人日帰りの男性に会いました
結局、大峰山中で会った人は3人だけでした
笠捨、地蔵をすぎて、塔ノ谷峠を通過した頃
一緒にいた旦那さんの水が無くなりました
連日の水の消費量から一人2リットルあれば大丈夫だろうと
思っていましたが足りなくなりました
私が700ml程残っていたのと、
次の水場まで1時間位なので節約しながら歩きます
しかーし、ここで痛恨のコースミス
林道関係者の赤テープを頼ってしまい、
尾根から外れ少し下ってしまいましたが、
無事、元に戻りました
水がないのに…と反省しまくりです
古屋宿の水に着いた時は本当にうれしかった
水のありがたみを存分に味わいました
トイレの洗面所にホースが付いていたので、
行水してさっぱり
夜はテントの周りにお猿さんが沢山いて、
いたずらはされませんでしたが、
闇夜にお目目が沢山ある様子は妖怪「目目連」?
テントの蒸し暑さと動物の声で熟睡できなかった
4日目 無理をすれば今日中に本宮に着けますが、
歩いてみないとわかりません
途中、玉置神社を通過するので、
水の心配もありません
それより、玉置神社でジュースが飲みたい!!
頭の中でジュース何を飲もうかしら〜
とワクワクしながら歩くと道を間違えて、
玉置山に行かずに駐車場の方に向かってしまい、
煩悩通り、ジュースをたらふく飲む事が出来ました
玉置神社でお水をもらおうと思ったら、
なんと渇水中の為、水をとめていました
神社の人に声をかけて水を頂きましたが、
ここも厳しいようです
神社のお接待で冷たい麦茶を頂きましたが
これがジュースよりおいしかった
大森山を過ぎ、五大尊岳を通過した頃から
旦那さんが疲れ始め、今日中に本宮に行く案はやめました
急いで本宮に行っても家に帰れないし、
日程にも余裕があるので、六道ノ辻で泊まる事にしました
六道ノ辻では水は無いのですが、
玉置神社で水を補給しているので大丈夫
蒸し暑さは相変わらずです
夜は昨日ほどではありませんが、
動物がウロウロしていました
平治ノ宿や行仙宿の注意書きに「熊が出ます」とあり、
内心ドキドキです
蒸し暑さと緊張で、ここでもあまり眠れませんでした
5日目 最終日、「今日で終わりか〜」と思いつつ
歩きますが、修行の道は甘くありません
まだ登ったり下ったり、細かいアップダウンが続きます
熊野川を昔の人みたいに歩いて渡りたかったので、
備崎から河原に下りました
靴を脱いでひざ下の浅い川を渡り、
旧大社跡へ到着しました
参拝後、現在の熊野本宮大社に参拝してお参りを済ませます
無事に歩けた事への感謝
長年の希望がかなえられて感謝
そして一緒に歩いてくれた旦那さんに感謝
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