憧れの縦走路・唐松〜五竜〜鹿島〜爺

2013年08月14日(水) ~ 2013年08月17日(土)

• GPS: 80:00
• 距離: 24.3km
• 登り: 2,457m
• 下り: 2,875m

コースタイム

＜8/14＞
7：30八方池山荘
8：30八方池
10：00丸山ケルン
10：45唐松岳頂上山荘
11：25唐松岳頂上（往復）

＜8/15＞
5：40唐松岳頂上山荘
7：50五竜山荘（小休止）
9：20五竜岳頂上
13：30キレット小屋

＜8/16＞
5：40キレット小屋
7：00鹿島槍北峰
8：00鹿島槍南峰（頂上）
10：10冷池山荘（大休止）
12：30爺ヶ岳（南峰）
13：30種池山荘

＜8/17＞
6：10種池山荘
9：00扇沢

天候

ほとんど晴れ。時折曇り。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方の第三駐車場（無料）よりゴンドラリフトアダム・アルペンクワッド・グラートクワッドに乗り一気に八方池山荘へ。

帰りは扇沢よりアルピコ交通のアルペンライナーが白馬八方まで
1,500円で運んでくれます。今年開始の便ですが人数少なかったので、
なくなってしまわないか心配。

コース状況／危険箇所等

＜八方池山荘〜唐松岳頂上＞
危険な箇所は特にありません。

＜唐松岳頂上山荘〜五竜〜キレット小屋〜鹿島槍＞
この間、ストックはほぼ不要です。
のっけから岩場鎖場が始まり、地図ではわかりにくい
ピークが何度も出現します。よってアップダウンも激しいです。
八峰キレットは危険箇所として有名ですが、それに劣らない
岩場鎖場が各所に点在します。
ただ、岩は手がかりが多く、登るのに難儀するようなものでも
ありません。もろい岩を掴まない、踏まないように注意さえすれば
大丈夫と思います。

＜鹿島槍〜爺ヶ岳＞
鹿島槍より南は北側とはうってかわって、緩やかな稜線が続き、
特に問題となるような箇所は見当たりませんでした。


＜鹿島槍〜爺ヶ岳＞

写真

8/14 5:24

第3駐車場より白馬三山

8/14 6:27

白馬槍。こんな街に住みたい。

8/14 6:46

今回はゴンドラ使うで〜

8/14 7:00

鹿島槍〜〜〜。

8/14 7:07

ここは日本か？

8/14 7:12

五竜＆鹿島槍

8/14 7:32

白馬三山

8/14 7:35

山の名前が気になる自分にはありがたい看板でした。

8/14 7:35

戸隠連山、雨飾山が見えます。

8/14 7:52

高山植物豊富です

8/14 7:54

8/14 8:07

不帰瞼

8/14 8:30

八方池

8/14 8:38

中央は天狗。

8/14 8:38

空の部分に「白馬へ…」とか入れたらポスターになりそう。

8/14 8:57

一瞬の樹林帯。

8/14 9:04

ニッコウキスゲ

8/14 9:40

雪渓脇は涼しい休憩スポットに…

8/14 10:17

不帰瞼。

8/14 10:45

唐松頂上山荘。

8/14 10:47

ドーンと剣岳！

8/14 11:05

コマクサ群落。

8/14 11:22

8/14 11:25

まだまだ元気です！

8/14 11:43

唐松頂上山荘。

8/14 11:47

8/14 14:21

小屋でお勉強。

8/14 15:07

唐松岳の向こうに不帰瞼。

8/14 18:29

8/14 18:29

夕日に沈む剣

8/15 5:38

翌朝は風模様。でも晴れてきました。

8/15 5:56

男らしい五竜。今日はあれを越えます。

8/15 5:57

剣様はぼんやりと。

8/15 7:10

8/15 7:15

8/15 7:30

8/15 7:50

8/15 7:51

割菱マークがカッコいい。ちょっとここで休憩。

8/15 8:19

グングン高度を上げます。

8/15 8:24

来た道を振りかえる…

8/15 8:33

8/15 8:47

よじ登ります。

8/15 8:48

よじ登ります。

8/15 9:12

鹿島槍がより近く！

8/15 9:17

立山連峰。残雪多いな〜。

8/15 9:20

ついに五竜頂上！

8/15 10:17

…先の道は険しい

8/15 10:37

ハァ

8/15 11:40

ハァハァ

8/15 12:55

ハァハァハァ

8/15 12:58

…まだ続くの？

8/15 13:01

…まだ登るの？

8/15 13:28

やっとこさのキレット小屋。

8/15 18:25

2日目の夕焼け。

8/16 5:36

朝の剣。

8/16 5:39

難関、八峰キレットは小屋からいきなり始まります。

8/16 5:40

怖…

8/16 5:42

スグに小屋が真下に。

8/16 5:46

怖…

8/16 5:55

切戸。まんまです。

8/16 5:59

ずっと剣に見守られる縦走路。

8/16 6:08

8/16 6:26

垂直な北壁。

8/16 6:34

8/16 6:37

8/16 6:45

三ノ窓雪渓。あれ氷河なんですよね。

8/16 7:06

鹿島槍北峰より南峰。片方に登れば双児峰じゃなくなるんです。当たり前だけど。

8/16 7:35

吊尾根にある雪渓。

8/16 7:46

南峰へも激しい登り。

8/16 8:03

8/16 8:05

やったぜ頂上！立山連峰バックに。

8/16 8:07

向かう先はなだらか。

8/16 8:08

しつこく撮ります。また行きたくなりました。

8/16 8:08

立山も残雪が多い。

8/16 8:09

槍穂高連峰。

8/16 8:24

岩に埋もれるようなキレット小屋。

8/16 8:24

鹿島槍南峰より北峰。

8/16 8:24

こんなとこよく歩いて来れました。

8/16 8:54

8/16 9:13

鹿島槍より南はなだらかな感じです。

8/16 10:00

冷池山荘で休憩。

8/16 11:03

冷池山荘あたりは一瞬樹林帯。

8/16 12:20

爺ヶ岳へ向かいます。

8/16 12:32

爺ヶ岳南峰。ナゾの体勢。

8/16 13:02

ウネウネの緩やかな稜線を下ると…

8/16 13:09

今宵の宿、種池山荘。

8/16 13:24

白いお花の多いモダンなお花畑。

8/16 14:24

生ビールで乾杯。

8/16 18:10

爺ちゃん振り返る。目立たないけどいい山です。

8/17 5:18

4日目の朝。うっすらと南アルプス、富士山、八ヶ岳も見合えました。

8/17 5:58

小屋裏より鹿島槍。

8/17 5:59

針の木岳。いつか雪渓から登ってみたい。

8/17 5:59

立山とはここでお別れです。

8/17 6:31

下山時、雪渓トラバース。

8/17 7:02

8/17 7:54

8/17 7:56

扇沢が見えますが、なかなか近づきません。

8/17 8:46

ついに降りてきました。

8/17 8:58

GOOOOOL!!!はるか長い道のり。達成感と寂しさが入り混じります。

撮影機器：

DSC-HX7V SONY

感想

fineridge

お盆休みは5日間。
五竜〜鹿島槍だけなら2泊3日でも行けたかもしれなかったけど、
せっかくの長期休暇に少しでも山にいたいと3泊4日のゆっくりプランで爺ヶ岳まで登り、扇沢に至るコースにしました。

登りの八方尾根。八方池から見た白馬三山は素晴らしく、本当に日本の景色かといった感じです。今回は登らないけどまた登りたいリストにアップされました。
景色の変化に富んだ今回のような縦走登山では発見が多く、ますます山の世界へ引き込まれるような気がします。

唐松頂上山荘〜五竜〜鹿島槍に至るまでは、想像以上の険路でした。
有名な八峰キレットは覚悟の上でしたが、八峰キレットが突出しているわけではなく（というより想像以下だった）、平均的に岩場・鎖場をからめたアップダウンが多くなかなかの手ごたえでした。

今回幸いにもずっと好天だったので楽しくこれらの峰々を通過できましたが、雨やガス、強風だったりするとちょっとやっかいだなぁといった感じです。

鹿島槍は言うまでもなく吊尾根をはさんだ双児峰。里から眺めても男前なネコ耳峰です。しかし北峰か南峰いずれかのピークからもう片方を眺めると一つの山であり双児峰感は全くないという不思議な感覚を得ることができます。

今回の宿泊は全て山小屋。
唐松頂上山荘、キレット小屋、種池山荘。
全て予約しました。
いずれも予約客を優遇していただいたような部屋およびブースの詰め込み具合だったように思います。早く着くことと予約はそういう意味でもポイントだと思いました。

爺ヶ岳。100名山に勝るとも劣らない山だと思います。西丸震哉という方の文面で見ましたが横に鹿島槍なんていうダンディな奴が隣につっ立っているものだから、さっぱり目立たず、おまけに3つあるピークは縦走者の労力を省かせようとすべてトラバースできる…
確かに雄々しい岩場もなければ天を突くようないかついピークもないけれど、ハイマツのなかをのんびりと散策できるこの人気の少ない山は今回わざわざ足を伸ばした甲斐があったなという印象です。

種池山荘から扇沢までは下り1000mで約3時間。沢の音と行きかうバスの音が大きくなれば間もなくです。扇沢はやはり大賑わい。
長い行程を歩ききった達成感と山を離れる少し寂しい気持ちの中、人ごみの中で3日風呂に入っていない体を気にしながら八方へ戻るバスに乗り込みました。

コメント

cocoe

鹿島槍
こんにちは
予定通り縦走されたのですね！お疲れさまでした
憧れの縦走路を存分に満喫されたのですねー

鹿島槍 は歩いてみたい山のひとつです
しかし私たちにはちょっと距離的に難しそうです

80枚目の写真 自分的にははまりました
青空と雲と山のバランスがとても素敵です

fineridge

cocoeさんこんばんわ
いや~山中三泊となると初日の記憶がなかなか曖昧になってしまいますね。だから好評していただいた写真も、振り替えれば我ながらよくやったという感じでしょうか？
次からは一日毎にしっかり所感を記さねばと反省しております。

ま、体臭は溜まる一方で下山後の温泉では泡の立ちにくさにビックリしました！

skrgitav

山小屋の予約
ちょうど、下りの時間が同じくらいです。行き会っているのかな?青いザックを背負った単独者です。山小屋って予約すると特典があるんですね。今回はコース取りがよかったのか、そこまで混んでなかったけど次回は考えちゃいます。それにしても、この期間はとても良い天気で楽しかったですね。

fineridge

n7548kwさんはじめまして
確かに、明日は雨が降る…なんて小屋で脅されたりしまもんだから、拍子抜けの天気でしたね。

タイミング的には下山時お会いしていると思います。種池の出発が自分らのほうが早く、扇沢にはn7548kwのほうが早いところからしても…。うるさい関西弁の男女ペアです。

いますぐにでも山に戻りたいですね。