燧ヶ岳・至仏山(大清水〜鳩待峠)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,259m
- 下り
- 1,843m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:59
天候 | 7/17 快晴 7/18 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
※朝6時半の時点でほぼ満車 鳩待峠〜戸倉(1,000円)[バス・タクシー共通] ※バスは10本/1日程度だが、乗合タクシーが随時発車している ※そのままタクシーで大清水まで行く場合は+3,000円 (大清水まで行くというと運転手から提案された。さすがに10分早く着く程度でそれは高いと思い拒否) 尾瀬戸倉(12:43)〜大清水(12:55)(620円)[関越交通] ※6本/1日しかなく、終バスが13:45と早い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長英新道は樹林帯が長く続くため、暑い時期はつらい。 見晴新道はぬかるみが酷い。しばらく晴れててアレなので、雨の日はもっと酷いのかも。 |
その他周辺情報 | 南郷温泉しゃくなげの湯(580円/3時間) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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感想
梅雨が明け、絶好の晴れとなった土日。
以前から行きたかった尾瀬に行くことにした。
とはいえ、大阪だと片道600kmもある。
在宅勤務であることを最大限利用して、定時ダッシュを決め込み、最速で登山口まで向かうことができた。
尾瀬に行くなら、燧ヶ岳〜至仏山の縦走をしたかったので、大清水を起点とした。
しかしそうすると、初日の行動時間が11時間と長くなってしまうし、今年初のテント装備だったので少し不安。
その分荷物を軽くすることに挑戦。
今まではバルトロ75を愛用していたが、今回日帰り用に使っていたkarrimor40Lでテント泊に挑むことにした。
また、行動時間が長い分、早く出発しようと思ったが、結局6時半過ぎの登山口到着となり、さっそく出遅れ。
急いで準備をし出発。
出発してすぐ一ノ瀬までは緩やかな林道が続く。この区間はバスも通っているので、使うのもアリかもしれない。
尾瀬沼までつくと、素晴らしい景色が広がる。
特に尾瀬沼と燧ヶ岳の組み合わせが非常に綺麗だ。
ここから長英新道分岐点までは、尾瀬沼や様々な花を楽しむことができる。
今の時期はニッコウキスゲが綺麗に咲いていた。
長英新道に入るとしばらく樹林帯が続く。
風もないので気温が上がり始めたこの時間はつらい。
ヘロヘロになりながら、ミノブチ岳に到着。
尾瀬沼の絶景が広がるが休憩もそこそこに見えている頂上まであとちょっと、と力を振り絞って登る。
だが、登ってみると手前の爼堯最高点は向かいの柴安堯
本当は最高点で食べたかったが、完全にシャリバテしてたので諦めておにぎりを食べることに。
栄養補給し、30分後、ようやく燧ヶ岳頂上(柴安堯砲謀着。
なぜか達成感よりも疲労感のほうが大きかった。もったいない。
天気が良いせいか、人も多い。多くの人が御池のほうから来ているみたい。
そちらのルートだと大清水からの半分の時間で来れるみたいだ。
あとは頂上からすぐそこに見えているテント場まで下るだけだがコースタイムは3時間超。
本当はゆっくり頂上で休憩したかったが、水があとちょっと&15時過ぎにはテント場に着いておきたかったこともあり、早々に頂上を後にすることにした。
見晴新道に入るとぬかるんだ道がひたすら続く。
まだしばらく晴れていたからマシだったと思うが、雨だともっと酷いのだろう。
さらに途中からさっき食べたおにぎりのエネルギーも使い切り、再び完全なシャリバテ状態に。
一応非常食は持っていたが、残り100ml以下の水を使いきるのが怖く、食べられなかった。
そのせいで注意力が落ち、階段を踏み外して階段落ちしたり、ぬかるみで転んだりしながら、2時間後、フラフラになりながら今日のテント場に到着。
すぐに食事、と思ったが、テント場もほとんど空きがなかったので、場所を急いで確保。
なんとか平らな場所に幕営して安心すると、欲がわいてきてしまい、水を飲む代わりに、ビールと酎ハイを購入。この日飲んだビールは何よりもおいしかった。
夕食後は見晴周辺を散策。夕焼けに染まる尾瀬の湿原は非常に綺麗だった。
また複数の山小屋が一か所に集まっているため、一種の飲み屋街みたいな雰囲気を醸し出しており、すごく居心地のよさそうな場所だった。
遠くに見える至仏山を眺め、明日は今日のような失敗をしないようにと誓い、20時ごろに就寝した。
2日目。大清水までの終バスが早いため、3時半起床、5時出発。
出発から2時間、尾瀬の湿原に敷かれた木道をてくてく歩く。
すでに日の出時刻は過ぎているが、山に隠れて太陽はまだ見えず。
そのおかげか、朝霧の残った湿原を堪能しながら歩くことができ、非常に素晴らしい時間を過ごすことができた。
山の鼻を過ぎると、至仏山へ向かう登山道に突入。
登り専用となっている道をひたすら登っていく。
初めは道も細いせいか渋滞していたが、どんどん少なくなっていき、いつの間にか一人旅に。
昨日とは違い、太陽熱は暑いが、風が吹いて涼しいのでどんどん登っていける。
2度ほどピークっぽいところに騙されながら、9時過ぎに至仏山山頂に到着。
360度絶景で何も言うことがない。今度登りたいと思っていた会津駒ケ岳、越後駒ケ岳などもよく見えた。
1時間ほどゆっくり休憩し、下山開始。
そのときには山頂は人であふれかえっていた。30名以上はいたんじゃないだろうか。
鳩待峠への下山は非常にスムーズだった。
昨日の見晴新道を知っているだけに整備された登山道の歩きやすさがありがたい。
12時前に下山完了。下山の疲れをノンアルコールビールで癒し、タクシーとバスを乗り継ぎ、当初の予定より1時間早く大清水に帰ってくることができた。
大清水では湧き水が汲めるらしく自宅用にと汲んで帰ることにした。
が、ここで大きなミスをしてしまった。
お風呂に入り、さて帰るかと車を走らせているとなぜかストックが気になり、調べてみると車にない。そういえば、水を汲むときに置いた気がする。。。。
今から引き返すと往復3時間のロス。大阪までの所要時間を考えると非常に痛い。
だが愛着もあるし、取りに行くことに。
これでなかったら悲劇だったが、無事回収することができた。
そこから車を走らせ、仮眠をはさみながら、到着は翌朝の6時。
もちろん仕事はあって、さらには出勤日だったが、さすがに無理なので、午前中は在宅勤務に。
と、満足度も高いが、それと同じくらい反省点も多い、怒涛の2日間+αだった。
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