寝坊、カメラ故障、ストック破損、滑落寸前、終バス乗り遅れ。鳳凰散々
- GPS
- 30:34
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,719m
- 下り
- 2,006m
コースタイム
夜叉神の森 10:46→12:12 夜叉神峠 13:01→15:03 杖立峠 15:12→17:24 苺平 →18:01 南御室小屋
■2日目
南御室小屋 7:16→9:08 薬師小屋 9:10→9:27 薬師岳 10:21 観音岳 10:51→11:37 鳳凰小屋分岐→鳳凰小屋 13:11 →13:03 燕頭山 →16:40 西山平→17:15分過ぎ 御座石鉱泉
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【水場】 ・南御室小屋 ・鳳凰小屋 【トイレ】 ・夜叉神の森 ・夜叉神峠 ・南御室小屋 ・鳳凰小屋 【コースの状況】 ■夜叉神の森→夜叉神峠 歩きやすいが比較的キツイ登り。 ■夜叉神峠→杖突峠 一旦下りが続き、また急な登りが始まる。 半分ぐらい過ぎると緩やかな登りになる。 ■杖突峠→苺平 ほとんどが緩やかな登り。 ■苺平→南御室小屋 下りが続く。 ■南御室小屋→薬師岳 樹林帯では登ったり降りたり、平坦だったり。 樹林帯を出ると急な登りと降りにくい岩場を降りたりする。 ■薬師岳→観音岳 ■観音岳→鳳凰小屋分岐 今回一番の難関。えらい荒れた道と、砂で足元が滑る下りが続いた。 ■鳳凰小屋分岐→鳳凰小屋 急な下り。山地図では、40分とあるが長く感じた。 【山頂】 ■薬師岳 ■観音岳 【標高差】 【携帯地図】 |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア 1
地図+コンパス 1
デジタルカメラ(SDカード) 1
携帯電話 1
熊鈴 1
ストック 1
登山靴(インソール) 1
ヘッデン 1
腕時計 1
タオル 2
着替え
|
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共同装備 |
コッヘル
バナー
水
|
感想
今日は珍しく電車で行きました。
だってガソリン高いんだもん!
と思ったのだが、やはり計算すると車の方が安いんですよね。
でも、車運転すると疲れるし、たまには電車もいいでしょ。渋滞もないし、帰りの電車でヤマレコが書ける?こんな妄想を抱きながら計画を立てていたのでした。
予定としては4時代の電車に乗って韮崎へ行き、駅前から青木鉱泉へ。滝の横を通りながら鳳凰小屋でテント泊。
翌日は鳳凰三山を巡って、中道コースへ。そしてバスに乗って帰る。これで完璧!
なんて思ってました。
しかし前日帰ってきたのが22時ぐらいということもあり、起きたら5時!
切符は前日に韮崎まで買ってしまっていたため、あまり他の候補を考えることができず、とりあえず電車で甲府まで行って、そこからバスに乗って夜叉神に向かい南御室小屋に泊まるコースにしよう。その後は時間を見てどう行動するか考えるか、と大まかなスケジュールだけを立てて山にむかったのでした。
バスは10:15分頃到着。準備をして夜叉神の森でよもぎまんじゅうを和菓子好きのU-chanに買わされ、10:46に夜叉神の森を出発。
2ヶ月前にもここを歩いたが、やはりここは辛い。普通に歩きやすい登山道なのだが、斜度が高いのだ。U-chanもやはりこの手の登りは苦手だ。
1時間半程で夜叉神峠に着く。すでに12時なので、もうここにテントでも張ろうかという誘惑に負けそうになっていた。実際私達と似たような単独者が一人いて、悩んでいた。しかしその人は悩んだ挙句、向かうことにしたので、自分たちも昼食後、向かうことに。
しばらく平坦な道と思ったらすぐ下りが始まる。すると先ほどの単独者が引き返してきた。
やはり夜叉神峠で一泊するとのことだった。「でも明日早く出ないとなぁ」と言っていったので、それはそうだな、と思い、やはり私達は遅いし今、南御室に向かったほうがいいだろうと言うことに考えに至った。暗くなってもヘッデンがあるし・・・。急ぐよりはゆっくり行けばいい。
しばらく登りが続いてつらいなぁとおもった時、U-chanより1、2年上だろうか。親子連れが通って、もうすぐ平坦であることを教えてくれた。U-chanに「もうすぐらしいぞ!」と声を掛け登り切ると平坦な道と軽い登りの道が続いた。途中ベンチがひとつあったので、軽く休憩をし、さらに歩を進めるとすぐに杖突峠に着いた。
ここで軽く休憩をして、苺平へ。途中開けたところで少し休憩し、2時間ちょっとで苺平。
ここまでは随分といいコースタイムで来れたなー、と思った。
今回の山登りでは30分に一回、なるべく座らずに休憩したと言うことと、なだらかな登山道が続いたと言うこともあったと思います。
苺平からは35分ちょっとで到着。しかし思ったより時間がかかったなぁと言う気はしてました。この時点で夕方18時。まだ少し明るい時間で良かったが、色々準備してるうちに陽も沈み、夕食は真っ暗になってからになってしまった。
21時ごろにはなんとか就寝をして、5時前に起床。
コースを再考し、薬師岳だけ登って青木鉱泉へ、または観音岳まで回って御座石鉱泉のどちらかにしようと言うことになった。
U-chanも何とか6時ごろに起きて7時過ぎに出発。
それにしても彼は朝なかなか起きない。叩き起こすのも嫌なので、どうしてもこうなってしまう。
薬師岳までアップダウンを繰り返す登山道を登り。森林限界へ。
勝手にここが山頂なのかと思い込むがどうも雰囲気が違う。
何と言っても山頂標がない。
リュックを置いてチョロチョロ周囲を歩くと、さらに登りらしきものが見える。
U-chanに「おーい、まだあるぞ!」と言って、さらに急な登りを歩く。
登ったところで眼下に小屋が・・・・
ありゃ薬師岳小屋か????
薬師岳まだまだまだじゃないか(苦笑)と言う感じで歩を進める。
薬師岳小屋通過ではベンチを見つけてはとっとと腰をかけるU-chan。
中からオーナー?が顔を出し、「どこまで行くの」と。
若いようだが高圧的な話し方の人だ。予定を言うと「随分ゆっくりだなぁ」と言った。
仰るとおりだ。心配してくれていたとは思うのだが、この人と話をすると疲れるなぁと思い、彼に他の客がオーダーを頼んでいる間に逃げるようにそそくさと先に行くところにした。
さきほどの勘違いの場所から50分かかって薬師岳山頂へ。
とりあえず写真を撮って観音岳へ向かうか、中道コースで青木鉱泉へ下ってしまうか。
まだ9時50分なんだよな〜。終バスまで7時間あるし・・・薬師岳だけじゃ寂しいから観音岳だけでも行くか、とこの判断が誤った。もっと言えば山地図のコースタイムが適切なのかどうなのか、と言うことも思った。
観音岳に行き30分ほど休んで11時前に出発。しかしこの時には地蔵岳は諦めた。地蔵岳まで1時間半、登りもあるので、もっと掛かるだろう。
しかも鳳凰小屋までの道のりは荒れた登山道と地滑りしそうなところで困難を極めた。
必死の思いで鳳凰小屋分岐に付きそこから樹林帯を駆け下りて鳳凰小屋へ。
しかしこの道は下りなのに随分と時間がかかる。コースタイムは40分。しかも私達はできる限り精一杯だ。鳳凰小屋についてからカメラを取ろうとしたら、カメラの液晶が暗い。というか変な形に写っている。カメラの前面を見たら、レンズカバーが全開しなくなっているではないか!
さらにストックも収納できないでいる。(家であとで確認したら少し曲がっていた。)
あとで気づいたことなのだが、どうやら観音岳と鳳凰小屋分岐のところでやったらしい。おそらく荒れた道を出て、砂場を滑る時に一度おもいっきりコケたのでこの時だと思われる。
鳳凰小屋では13時になってしまったので軽く軽食を取り、13時過ぎに出発。
山地図より1時間余裕があるので、間に合うだろうと、チンタラではないが、普通のペースで降りて行った。しかし燕頭山に着いた頃は3時過ぎ。目を疑った。山地図書いた人、ちゃんと仕事してるのか?とまで思った。燕頭山からは猛ダッシュである。おかげで細い尾根で頭からスライディングしてしまい、荷物の重みでブレーキが効かなく危うく、崖から滑落しそうになった。必死で体が前に行かないように力を入れたのが幸いだった。西山平までは山地図通りのコースタイムで到着。 終バスまであと45分。御座席鉱泉まで40分。しかし西山平からの登りで必死こいて登るがヘトヘトで早く登れない。砂防ダムでU-chan釘付け。時間ないんすけど〜。さらに下っているところで17時15分。山の中から「バス待ってくれー」と叫んだが、結局17:15過ぎてしまい、御座石鉱泉の旅館で薪割りしていたオーナーが「行ってしまったよ」と・・・。とりあえず御座石鉱泉で一風呂浴びて考えることに。
燕頭山で男性二人組を抜いてきたのだが、お風呂から出た時にその二人もちょうど下山したころだった。彼らも終バスを狙っていたのだが、間に合わなかったらしい。
彼らが風呂を浴び終わるのを待って、割り勘でタクって帰ることに。
少し御座石鉱泉の人と話をする機会もあったのだが、彼は山で事故があった時に救助の要請に応えることもあるらしく、山登りの基本みたいなことも教えてくれた。
特に滑落事故がで多いのが、下山時に重い荷物で急ぐと転げ落ちる、と言う話もしていて、「あー、燕頭山の時の自分だ」と思った。
自分でははやく降りているつもりでも荷物が重ければ思うように下山できないでいるのだ。
今回は息子も当たり前のことだが子供用であるが、35リットルのオスプレーのリュックを初めて背負わせた。彼はバランス力もあり転ぶことはないのだが、珍しく尻もちを着くこともあった。
今回はもっとゆとりのある登山をするべきだな。と思ういい経験になった登山であった。
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