ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 336476
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳で頭痛のち発熱のち天の川(重太郎新道〜白出沢)

2013年08月19日(月) ~ 2013年08月20日(火)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
imaji その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
30:35
距離
21.8km
登り
2,994m
下り
3,377m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【1日目】
6:15上高地-8:10岳沢小屋8:30-カモシカの立場9:30-10:10岳沢パノラマ-11:05紀美子平11:20-12:00前穂高岳12:15-12:30紀美子平-14:50奥穂高岳15:15-16:00穂高岳山荘

【2日目】
7:20穂高岳山荘-(朝食)-9:40荷継沢-10:30重太郎橋-11:20白出沢出合-12:50新穂高温泉
天候 晴れ時々霧
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路:さわやか信州号(新宿22:30発)
復路:毎日あるぺん号(新穂高温泉14:30発)
コース状況/
危険箇所等
重太郎新道は岳沢小屋から岩場の急登が続きますが特に問題なし
白出沢は荷継小屋跡までゴロゴロの岩下り。時々ペンキを見失いますが、すぐにコース復帰できます。雪渓の脇にコースができているのでアイゼンは装着せず。
穂高平小屋の前からショートカットの登山道があり、「新穂高温泉まで約1km」の標識が立ってますが、少なくとも1.5km以上はあると思われ、45分かかりました。
カモシカ立場
2013年08月18日 09:31撮影 by  SLT-A57, SONY
8/18 9:31
カモシカ立場
捜索中なのか長野県警のやまびこ1号が何度も旋回してました。
2013年08月18日 11:18撮影 by  SLT-A57, SONY
2
8/18 11:18
捜索中なのか長野県警のやまびこ1号が何度も旋回してました。
去年はガスで眺望のなかった前穂高岳山頂も今年はバッチリ!
2013年08月18日 12:13撮影 by  SLT-A57, SONY
8/18 12:13
去年はガスで眺望のなかった前穂高岳山頂も今年はバッチリ!
南陵ノ頭を越えたところにライチョウの親子が4羽散歩中。
2013年08月18日 14:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/18 14:46
南陵ノ頭を越えたところにライチョウの親子が4羽散歩中。
奥穂高岳に二度目の登頂
2013年08月18日 14:59撮影 by  SLT-A57, SONY
1
8/18 14:59
奥穂高岳に二度目の登頂
今回のマイホームはエアライズ3
2013年08月18日 18:40撮影 by  SLT-A57, SONY
1
8/18 18:40
今回のマイホームはエアライズ3
間もなく日が暮れて。。。
2013年08月18日 18:53撮影 by  SLT-A57, SONY
3
8/18 18:53
間もなく日が暮れて。。。
一番星みーつけた!!
2013年08月18日 19:13撮影 by  SLT-A57, SONY
1
8/18 19:13
一番星みーつけた!!
深夜2時半を回って月が沈むと去年に続いて満点の星空。
この頃には頭痛もすっかり治まりました^^
2013年08月19日 02:57撮影 by  SLT-A57, SONY
2
8/19 2:57
深夜2時半を回って月が沈むと去年に続いて満点の星空。
この頃には頭痛もすっかり治まりました^^
テン場から涸沢岳山頂と天の川
2013年08月19日 03:05撮影 by  SLT-A57, SONY
2
8/19 3:05
テン場から涸沢岳山頂と天の川
前穂とオリオン座
2013年08月19日 03:23撮影 by  SLT-A57, SONY
6
8/19 3:23
前穂とオリオン座
常念岳と御来光
2013年08月19日 05:13撮影 by  SLT-A57, SONY
3
8/19 5:13
常念岳と御来光
真っ赤に染まった奥穂のモルゲンロート
2013年08月19日 05:18撮影 by  SLT-A57, SONY
1
8/19 5:18
真っ赤に染まった奥穂のモルゲンロート
陽もすっかり昇ったのでそろそろ退散
2013年08月19日 07:04撮影 by  SLT-A57, SONY
1
8/19 7:04
陽もすっかり昇ったのでそろそろ退散
白出沢はいかにも難所っぽい出だしでした
2013年08月21日 03:56撮影 by  P-06D, Panasonic
8/21 3:56
白出沢はいかにも難所っぽい出だしでした

感想

今年の夏は忙しくてお盆明けと同時にようやく北アルプスへ足を運べました。
さわやか信州号のグリーンカーで快適に上高地に到着すると6時過ぎには出発。
奥穂までの長い道のりがスタートしました。

岳沢小屋までは林間コース。途中、風穴から吹き出る天然クーラーに当たるも、すぐに汗だく。
小屋で小休止したらいよいよ手足をフルに使っての岩登り区間が始まります。
上に行くに従い下山者が徐々に増え、譲り合って岩場を登り、カモシカ立場で視界が一気に開けると、上も下も絶景が広がり疲れも吹っ飛びました。

予定時間より早く着いた紀美子平は登山客で大賑わい。
ここでザックをデポしてデジイチをぶら下げて登頂アタック。
前穂の先端で高度感たっぷりの絶景を堪能したら紀美子平に戻って吊尾根を進みます。
この辺りから去年は何でもなかったこのコースが妙にきつく感じ始め、かすかに頭も痛い。軽い高山病かな?
何度か休憩を交えてライチョウの親子にも対面するとようやく奥穂高の祠が見えました。
ジャンダルムと槍はガスに隠れてしまいましたが、表銀座方面はバッチリ拝めて気持ちよく山荘へ下ります。

最後の岩場で団体さんの渋滞に遭い、16時を回ってしまいましたが、受付を済ませてヘリポートの脇にテントを設営。
この時点でもう頭痛で何をするのも辛かったが、こんな時に限って頭痛薬を持ってこなかった(>_<)
高山病は10年近く前の富士登山以来なのだけど、放置しても治らないことを身を以て体験しているので、泣く泣く診療所の戸を叩きました。

鎮痛剤を貰うだけのつもりだったけど、学生達の勉強になるのでと言われて、一通り問診、検温を受けることになり、体温計を差して数分。。。
ピピッと鳴った体温計を見るとなんと38度7分!!!
これにはさすがに驚きました。
これ程の熱なら相当の悪寒がしてもおかしくないのに、頭痛以外は食欲がないくらいの自覚症状しかなかったので。。。
ドクターからは高山病から来る発熱もあるのからとロキソニンをいただき、明日も具合が悪ければ、難度の高い白出沢ではなく涸沢へ下りた方がいいと言われました。
ちなみに保険が利かないので寄付金1000円のお支払いです。

お礼を言ってテントに戻ると日が暮れ始める中、すぐに夕飯の支度に取り掛かる。
が、せっかく作った(作ってもらったが正解)豚ロースの生姜焼きと野菜炒めもほとんど喉を通らず、友人に半分以上食べてもらいました^^;

ところが食後にロキソニンを飲んで横になり、1時間もすると頭痛は治まり、すっかり元気になってしまいました(笑)
せっかく重たいデジイチと三脚を持ってきたのだからと外へ出たけど、満月まであと少しという月光が煌々と照っていて星空はイマイチ(T_T)
仕方なく寝ることにしました。

そして夜中の2時半。
ふと目を覚ますとテントの外が暗くなっているのに気が付きました。
月がちょうど沈むところだったのです。
テントを飛び出すと上空は満点の星空が広がってました。
試行錯誤を繰り返し撮影を終えると、寝ていた友人を起こして天の川のプレゼント。

翌朝は奥穂にも涸沢岳にも登らずテン場でご来光鑑賞^^;
小屋でお弁当を受け取ったらテントを撤収し下山です。
昨日の頭痛が信じられないくらい体調はどこも悪くなかったので、予定通り白出沢ルートで下ることにしました。(何せ新穂高温泉発のバスを予約しちゃってるので。。。)
序盤は浮石に注意しながら下り、途中の大きなテーブル状の岩で朝食タイム。
正面には笠ヶ岳が見える絶景ポイントでした。

夏場のランニング不足から最後は足もプルプルしかけてしまったけど、温泉に入ってもバスに十分間に合う時間に新穂高温泉に到着。
今回の山行でもいろいろ経験できたので、今後の糧にしたいと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1761人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら