奥穂高岳で頭痛のち発熱のち天の川(重太郎新道〜白出沢)
- GPS
- 30:35
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,994m
- 下り
- 3,377m
コースタイム
6:15上高地-8:10岳沢小屋8:30-カモシカの立場9:30-10:10岳沢パノラマ-11:05紀美子平11:20-12:00前穂高岳12:15-12:30紀美子平-14:50奥穂高岳15:15-16:00穂高岳山荘
【2日目】
7:20穂高岳山荘-(朝食)-9:40荷継沢-10:30重太郎橋-11:20白出沢出合-12:50新穂高温泉
天候 | 晴れ時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:毎日あるぺん号(新穂高温泉14:30発) |
コース状況/ 危険箇所等 |
重太郎新道は岳沢小屋から岩場の急登が続きますが特に問題なし 白出沢は荷継小屋跡までゴロゴロの岩下り。時々ペンキを見失いますが、すぐにコース復帰できます。雪渓の脇にコースができているのでアイゼンは装着せず。 穂高平小屋の前からショートカットの登山道があり、「新穂高温泉まで約1km」の標識が立ってますが、少なくとも1.5km以上はあると思われ、45分かかりました。 |
写真
感想
今年の夏は忙しくてお盆明けと同時にようやく北アルプスへ足を運べました。
さわやか信州号のグリーンカーで快適に上高地に到着すると6時過ぎには出発。
奥穂までの長い道のりがスタートしました。
岳沢小屋までは林間コース。途中、風穴から吹き出る天然クーラーに当たるも、すぐに汗だく。
小屋で小休止したらいよいよ手足をフルに使っての岩登り区間が始まります。
上に行くに従い下山者が徐々に増え、譲り合って岩場を登り、カモシカ立場で視界が一気に開けると、上も下も絶景が広がり疲れも吹っ飛びました。
予定時間より早く着いた紀美子平は登山客で大賑わい。
ここでザックをデポしてデジイチをぶら下げて登頂アタック。
前穂の先端で高度感たっぷりの絶景を堪能したら紀美子平に戻って吊尾根を進みます。
この辺りから去年は何でもなかったこのコースが妙にきつく感じ始め、かすかに頭も痛い。軽い高山病かな?
何度か休憩を交えてライチョウの親子にも対面するとようやく奥穂高の祠が見えました。
ジャンダルムと槍はガスに隠れてしまいましたが、表銀座方面はバッチリ拝めて気持ちよく山荘へ下ります。
最後の岩場で団体さんの渋滞に遭い、16時を回ってしまいましたが、受付を済ませてヘリポートの脇にテントを設営。
この時点でもう頭痛で何をするのも辛かったが、こんな時に限って頭痛薬を持ってこなかった(>_<)
高山病は10年近く前の富士登山以来なのだけど、放置しても治らないことを身を以て体験しているので、泣く泣く診療所の戸を叩きました。
鎮痛剤を貰うだけのつもりだったけど、学生達の勉強になるのでと言われて、一通り問診、検温を受けることになり、体温計を差して数分。。。
ピピッと鳴った体温計を見るとなんと38度7分!!!
これにはさすがに驚きました。
これ程の熱なら相当の悪寒がしてもおかしくないのに、頭痛以外は食欲がないくらいの自覚症状しかなかったので。。。
ドクターからは高山病から来る発熱もあるのからとロキソニンをいただき、明日も具合が悪ければ、難度の高い白出沢ではなく涸沢へ下りた方がいいと言われました。
ちなみに保険が利かないので寄付金1000円のお支払いです。
お礼を言ってテントに戻ると日が暮れ始める中、すぐに夕飯の支度に取り掛かる。
が、せっかく作った(作ってもらったが正解)豚ロースの生姜焼きと野菜炒めもほとんど喉を通らず、友人に半分以上食べてもらいました^^;
ところが食後にロキソニンを飲んで横になり、1時間もすると頭痛は治まり、すっかり元気になってしまいました(笑)
せっかく重たいデジイチと三脚を持ってきたのだからと外へ出たけど、満月まであと少しという月光が煌々と照っていて星空はイマイチ(T_T)
仕方なく寝ることにしました。
そして夜中の2時半。
ふと目を覚ますとテントの外が暗くなっているのに気が付きました。
月がちょうど沈むところだったのです。
テントを飛び出すと上空は満点の星空が広がってました。
試行錯誤を繰り返し撮影を終えると、寝ていた友人を起こして天の川のプレゼント。
翌朝は奥穂にも涸沢岳にも登らずテン場でご来光鑑賞^^;
小屋でお弁当を受け取ったらテントを撤収し下山です。
昨日の頭痛が信じられないくらい体調はどこも悪くなかったので、予定通り白出沢ルートで下ることにしました。(何せ新穂高温泉発のバスを予約しちゃってるので。。。)
序盤は浮石に注意しながら下り、途中の大きなテーブル状の岩で朝食タイム。
正面には笠ヶ岳が見える絶景ポイントでした。
夏場のランニング不足から最後は足もプルプルしかけてしまったけど、温泉に入ってもバスに十分間に合う時間に新穂高温泉に到着。
今回の山行でもいろいろ経験できたので、今後の糧にしたいと思います。
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