西穂高岳(独標から先は行けるとこまで行ってやる!)
- GPS
- 07:30
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 863m
- 下り
- 852m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
しらかば平駅から西穂高口へは、毎時15分と45分。 150人乗りのロープウェイで、お客が多いと臨時便が出る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、駅や登山口にある。 西穂山荘までの道は、道ははっきりしている。 西穂独標までは、ガレ場や岩登りもあるが、山ではよくある位の難易度。 西穂高岳までの10峰は、ペンキ印を見落とすとエライことになります。 ×印に行かないこと!5峰は巻き道になっているようで、山頂確認できず。 今回、下山時に強い雨に遭い、岩が滑りやすかった。 特に3峰のあたり。ペンキ印が見えにくく道をロストしかけました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンダナ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ビニール袋
クマよけ鈴
水筒
時計
日焼け止め
非常食
軽アイゼン
サングラス
ヘルメット
ツェルト
ガスカートリッジ
コッヘル
ファーストエイドキット
医薬品
一眼デジカメ
三脚
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感想
仙丈ヶ岳でライチョウに出会い、次の会いたい生き物は“オコジョ”
そう簡単に見られるとは思っていませんが、オコジョがマスコットになっている奥飛騨温泉。
新穂高ロープウェイの西穂高口駅周辺にも住んでいるという情報を得て、
オコジョ作戦第一目標の山を西穂高岳に設定。
ただ、山歩きを始めて半年の初心者なので、どこまで行けるか不安。
当日は、ちょっと出発が遅れ、始発便には間に合わず。
しらかば平駅近くの鍋平駐車場に車を停め、8:45の便で西穂高口駅へ。
この便には、バスでやってきた韓国の団体さんが大勢乗車。
かなり、やかましかった。
団体さんや一般の観光客は、ガスで展望のないけど、駅の展望デッキにあふれてました。
登山者は、装備を確認し、登山届を記入し、登山道へ。
西穂山荘までは、よくある登山道。普段のペースで歩けば1時間ほどで無事に到着。
テラスでいったん休憩。ガス&小雨も降り出しましたが、みなさん、とりあえず独標までは行くようです。
独標までは、ハイマツの道や、ガレ場、岩場がありますが、ペンキ印に従えば、1時間ほどで着くことができました。
独標には10人ほどいらっしゃいました。西穂山荘から登ってきた人と西穂高岳から下りてきた人。
来た道も、西穂への道もガスで全く見えませんでしたが、
一瞬だけサーーーとガスが切れ、日も差してきた時に、この先の縦走路が顔をのぞかせました。この時に独標で一緒になった方から、最終のロープウェイの発車時間は17:15であることを確認。
登山地図の走破時間とにらめっこ。独標から西穂山頂まで1:30、そこからの帰りが西穂高口駅まで3:10。合計4時間40分。休憩時間を取ったら、かなりタイト。
行くべきか行かざるべきか、悩み抜く。
そこへ、西穂から小学生の親子が戻ってきました。
時刻は12時。私の決断は、“行けるところまで行ってやる!!!”
ピラミッドピークまでか、ジャンクションピークまでか、どうなるかわかりませんが、とにかく行く!!
ヘルメットを装着し、行くと覚悟を決めて進んだら、頭で考えていたよりは意外とスイスイ岩場を越えていけました。10、9、そしてピラミッドピークの8峰。
ガスで視界は良くありませんが、ピークまでくると次のルートやペンキ印がうっすらと見えます。岩登りを繰り返しているうちに、三点支持もサマになってきたかな?
3峰で先行者発見!さらに西穂からの下山者から、「あと少し!」と励まされ、ついに西穂高岳の頂に立つ。
今回は、制覇した喜びを爆発!「ヤッターーーー!」と大きな声をあげてしまいました。山頂にいらした方、どうもすみません。
次週、この先に聳え立つジャンダルムや奥穂高岳に、山友が挑みます。
なにも見えないガスの彼方へ、登頂の成功を祈願する。
しっかり食事を摂り、レインウエアのドローコードをしっかり締めなおして下山開始。雨風とも強くなり、メガネに雨粒がついて前がよく見えません。
時には、岩にしっかりつかまって強風に耐えたり、不気味な落石の音に肝を冷やしながら、雨に濡れて滑りやすい岩場を慎重に下ります。
さすがに、この時間に登ってくる人はおらず、ロープウェイの発車時刻を気にしながら、黙々と歩きます。
西穂山荘まで戻るのに2時間を要し、残り時間はあと1時間30分。
ラーメンを断念して歩き続ければ、下山の苦手な私でもなんとか間に合いそう。
仙丈ヶ岳と同様、今回も帰りの交通手段の時間に追われる山歩きでした。
私の少ない山歩き経験の中でも、強風雨の下りはナンバー1の過酷さでした。
学んだことも多く、やり切った自分を褒めてやりたい。
道中お会いした皆様、ありがとうございました。
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