蝶ヶ岳-常念岳-横通岳-東天井岳(三股周回+α)
- GPS
- 12:06
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,845m
- 下り
- 2,831m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 12:04
天候 | 快晴、下山時若干ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祝日前日(平日)の23時頃到着でギリギリ第一駐車場の枠内に駐車できた。 0時頃は第一駐車場の枠外も埋まり第二まで引き返す車が見られた。 深夜でも車の出入りが非常に多く車中泊で安眠はできない。 小屋泊テン泊の人が多いため途中路駐があっても駐車場がポツンと1個空いていることもある。 下山時は路駐禁止コーンの置いてある待避場にも駐車してありマナー悪い。 トイレもあるが、下山時の男子トイレ大は詰まりに詰まってとてもじゃないが使用できる状態ではなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三股駐車場から登山口までは10分程度の未舗装林道歩き。道全体に沢の水が溢れている箇所もあり水濡れ注意。登山口から少し入ってすぐに蝶ヶ岳と常念岳の分岐がある。 蝶ヶ岳方面へはヘッデン歩きでもほとんど危険を感じないくらい良く整備されていた。後半は斜度も急になってくるが木製の階段がキッチリ整備されており非常に登りやすかった。 蝶ヶ岳山頂は平らで休憩もしやすそうだった。 蝶ヶ岳から常念岳方面は北アルプスオールスターを眺めながらの気持ち良い稜線歩きが始まる。蝶槍までは比較的平坦で楽に気持ちよく歩けるが、そこから先はアップダウンがそこそこあるうえ、微妙に樹林帯に入ったりで風が抜けないので蒸し暑く辛かった。 常念岳手前は砂まじりの岩場で約400m一気に登らなければならず、これもかなりキツい。 常念岳山頂は岩の上で狭い。グループでの休憩には向いていない。 常念岳から常念小屋へはゴロで浮石や落石に注意する。途中崩れた所があり迂回路が用意されている。 常念小屋から横通岳は少し樹林帯を歩いた後はザレ場。横通岳山頂への正式な登山道はないが踏み跡が残っており危険箇所もない。踏み跡を見失っても無理にトラバース道に行こうとせず基本的に尾根沿いに進めば良い。 東天井岳の肩には少しだが雪渓が残っていた。雪渓のところのひらけたところに東天井岳への踏み跡がある。東天井岳の山頂に立つにはここをピストンするのが1番楽で安全。 常念小屋から常念岳方面に少し登ると前常念岳への分岐がある。常念小屋には上級者向けコースと書いてあってが、斜面のトラバースで道も狭く落ちたら危険だが慎重に進めば難易度はそれほど高くない。ただし所々崩れていたり、北アルプスの中ではあまり整備が行き届いていないコースのようだった。 前常念から2207m櫓跡くらいまでは岩場で手足を使って降りなければならないのでストックはしまっておいた方が楽。 櫓跡を過ぎてから登山口まではひたすら樹林帯で非常に退屈。 蝶ヶ岳と常念岳を一周するなら、今回の私の山行とは逆の常念岳→蝶ヶ岳の順番の方が楽だと思う。 |
その他周辺情報 | 三股駐車場、三股登山口に無料トイレあり。 各山小屋は営業中だった。 下山時三股登山口にて蝶ヶ岳ヒュッテの方が冷えたジュースを販売していた。(350缶200円、500ペット250円) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
梅雨も明けて暑い日々が続き、いよいよ夏が始まりました。真夏の登山初めは、長野県に住んでいるのに今まで一度も行ったことのなかった北アルプスに登ることに。
とりあえず日帰りでも十分周回可能な蝶ヶ岳と常念岳、オマケに百高山の横通岳と東天井岳も登っておくことにしました。
天気予報だと14時過ぎくらいに雨予報だったため、前日の23時頃駐車場に到着し、車中泊で仮眠をして3時くらいまでに出発する予定にしました。
連休前とあってか、夜中にも関わらず駐車場はかなりの車がいました。僕が到着した時は第一駐車場の残り枠は数台、日が変わる頃には路駐が始まっていて北アの人気の高さを思い知りました。いくら連休前でも南アや八ヶ岳ではここまで混まないでしょう。
仮眠といっても結局ほぼ寝れず、2時過ぎに準備を始め、2時半過ぎにヘッデン着けて出発。さすが北アルプス、真っ暗の中ヘッデンの明かりだけで危険な箇所もなくとても整備されてる!
駐車場から登山口までの林道には1匹だけ若干時期外れのホタルがいました。
ゴジラみたいな木のちょっと先でなにやら獣臭い…、木からガサガサ音がしてよく見てみるとモモンガ?ムササビ?みたいな小動物が数匹いました。見た目的におそらくリスじゃなさそうでした。
いつもヘッデンスタートすると頭が痛くなるのですが、今回も頭が痛くなってきた。てっきり寝不足が原因だと思っていたけど、ヘッデンのゴムの締め付けで頭が痛いだけのようで、頭ではなく胸の前のベルトに挟んで辺りを照らすようにしたら頭痛もなくなりとても楽に登れることができました。これからはこうしよう。
蝶ヶ岳ヒュッテにはそこそこ人がいたけれど、みな日の出を見終わって荷物の片付けなどをしていて山頂はほとんど人がいなくてよかった。
蝶ヶ岳から見た槍ヶ岳、想像以上にでっかくて、とんがっていてとても感動しました。北アルプスの大パノラマを見ながらの稜線歩きは最高に気持ちよかったです。気持ち良過ぎて蝶槍普通にスルーしてました。
常念手前の登りは結構辛かった、日も登ってきて暑さが1番キツかったです。
常念岳山頂は想像より狭く、シニアグループが居座ってなかなか退かずにすごく邪魔でした。百名山だと山頂は混みがちでこういう人が多いイメージ… やっぱ百名山になってない百高山が人少なくて景色も良くてサイコーだ。
常念小屋まで降りてそのまま横通岳へ。この時点で結構ヘロヘロで休憩が多くなっていて、余裕があったら大天井岳まで行っちゃおうとか思ってたけど流石に時間的に無理(天気的に14時くらいには下山したかったので)と判断。
ルートから若干外れるため横通岳も東天井岳もそんなに人はいなかったです。東天井の肩にはまだ雪が残っていて、この気温とのギャップに驚きました。
帰りは常念小屋でペプシ400円を購入、暑さのおかげ?で最高にうまい。
前常念経由で三股へ戻りました。三股登山口でも誘惑に負けてカルピスソーダ250円を購入。こちらも最高にうまかった。
下山後の駐車場のトイレ、便器の中がありえないほど汚物にまみれて詰まっていてドン引きして帰宅しました…
下山は14時過ぎてしまったけど奇跡的?に雨に降られることもなくてよかったです。
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