黒菱駐車場から唐松岳往復
- GPS
- 07:37
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,328m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:31
天候 | 快晴後曇り、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特に見られなかったが、登山者や観光客が多いので、すれ違い時に待つことが多かった。高山植物は各所で咲いていた。 |
写真
感想
黒菱の駐車場には3:50到着。連休初日のため混雑を想定したが案外空いていた。シューズを履いて4:08に出発。ヘッドライトを点灯させるが5分ほどで不要な程度に明るくなってきた。今日の天気予報を見る限り午前中勝負と思われたので日の出前の出発としたが、それもあり涼しい中で歩き始めることができた。最初は例によってゲレンデ斜面を登る。歩き始めが一番きついので、ペースを上げすぎないよう注意する。振り返ると東の空が徐々に赤くなり始める。日の出後は暑くなりそうな雰囲気。4:50を過ぎるとようやく右手側に見える白馬三山が赤く染まり始めた。これが見たかった。これを見に来た。自分が思っていたほどは赤くはならなかったが、快晴の中日の出とモルゲンロートが見られ満足。日が出て完全に明るくなった斜面を登る。そして当然のことながら暑さを感じるようになる。左手側には五竜岳と鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見える。どちらもしばらく訪問していない。高山植物を見ながら歩き、八方池にも立ち寄る。ここは日が高くなりリフトが動き始めると観光客で混み合うので、早朝に訪問するのがベストだと思う。実際に6時前に訪問した今回は空いていて、ベンチに座ってのんびり休憩もできた。この辺りまでくると、白馬三山よりも手前に見える不帰がよく見えるようになる。縦走してみたいが、今回は日帰りなので諦める。
八方池を過ぎ登り続けるも、日差しが強くて暑い。風はほぼなくて、樹林帯に入らない限り暑さを凌ぐ方法はなさそう。八方池の後樹林帯が出てきてその間は比較的涼しく、快適に歩けたが、樹林帯が終わると再び暑い中の登高となった。天気が良く眺望も抜群だが、暑さはどうしようもない。途中残雪の上を歩きつつも距離を伸ばしと標高を上げる。まだ朝が早いので、さすがに雲も湧いてこない。景色も高山植物も楽しみながらの登り。暑いけれど贅沢である。黒菱の駐車場にの入りは半分程度だったので、山中もそこそこの人がいると思ったのだが、周囲にハイカーの姿は少なく、追い越しやすれ違いもほぼ発生しない。自分達のペースで歩くにはもってこいの状況だった。いつも混んでるイメージのある八方尾根なので、尚更有り難く感じた。日差しが強く暑いとは言え、標高が上がれば気温も下がるし、風も少しは抜けるようになる。かいた汗は徐々に乾く。7:45頃に稜線に到着、剱岳が見えた。昨年8月の訪問時は、頂上付近だけガスに覆われていて展望がなく、剱岳も見えず仕舞いだった。今年は稜線まで上がってもガスは湧かず、展望も十分に得られた。コマクサの花を探しつつ山頂に向かい、8:05に唐松岳の山頂に到着。先客無数。快晴無風の山頂を引き当てた。写真を撮った後、座って大休止とする。風もほぼなくて、長袖のシャツ一枚でいて寒くも暑くもなくちょうど良かった。
しばし山頂で休憩した後に下山にかかる。下山の前に今日のメインイベントの1つであるコマクサ鑑賞をする。小屋の近くまで移動すると、お待ちかねのコマクサと対面。多く咲いているのが見られた。足を止めて写真を撮る。天気は相変わらずの快晴。眠い目を擦ってクルマを運転してきて良かった。小屋の前では特に休まず、本格的に下山にかかる。下り始める前に、パトロールの人に今日午後は雷の可能性があることを告げられる。やはり今天気がよく見えてもこの後崩れるようだ。登りで眺望も花も十分楽しめたので、下りはさっさと下山でも良いと思った。下り始めると続々と登りの登山者が上がってくる。すれ違いが多く、止まって待つ時間が多いくらいの場所もあった。とにかく凄い人。数百人単位で入山していると思われた。そして午前9時を回るとガスが湧いてくるようになった。さっきまで見えていた青空も一転してガスに覆われて見えなくなる。周囲の山々も同様で、今日は午後まで天気がもたないように思われた。急いで下山するほど天候の急変はないと思うものの、登りの登山者が多過ぎて、下りは自分達のペースでは全く歩くことができなかった。登山道が狭いので、すれ違いを待つのは致し方ない。下っても下ってもすれ違い。リフトの輸送力の凄さを見せつけられた気がした。ガスに巻かれてしまった後は展望は期待できないので、足下の花々を見ながらの歩きとなる。これはこれで十分楽しい。ちょうど花のシーズンであることもあり、種類も豊富。飽きずに歩くことができる。無風の中歩き、リフト乗り場も通過してゲレンデの下りにかかる。ここまでくれば駐車場はすぐだが、急傾斜の下りは足の負担が大きい。特にダート部分は滑り易くて要注意だった。11:34に駐車場到着。やはり空いていた。これから登ろうとするハイカーはさすが見なかったが、観光客と思しき人は多く見られた。これからお盆の頃までは混む場所だと思う。
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