『笊ヶ岳・布引山・稲又山・青薙山・イタドリ山・青笹山・青枯山・三ノ沢山・水無峠山・小河内山・山伏』〜甲斐百山フィナーレは詰め込み過ぎてお腹いっぱい〜(in・out:老平駐車場)


- GPS
- 42:04
- 距離
- 58.6km
- 登り
- 6,066m
- 下り
- 6,090m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 10:49
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:14
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:30
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:00
天候 | 7/22晴れ 7/23晴れのち雨 7/24晴れのち雨 7/25晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路 老平駐車場(車)自宅 【老平駐車場】 トイレ無 (ヴィラ雨畑の対面の公衆トイレを使用) ◇硯の里 キャンプ場 070-4305-1551 【井川雨畑林道】※通行止め 峡南林務環境事務所治山林道課(施設管理担当) 電話番号:055-240-4148 静岡市営 静岡市経済局農林水産部治山林道課 電話番号:054-354-2163 https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=90 ※(今回は使用しなかった) 大島より【予約制乗合タクシー】雨畑行に乗り馬場で下車後徒歩1分(料金200円) ※予約制乗合タクシーは前日の19時まで予約が必要となります。 0556-45-2062(タクシー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートを歩くにあたり sunatomoさん、kaikaireiさん、qwgさんのレコが大変参考になりました。 この場をお借してお礼を申し上げます、ありがとうございました。 【使用した水場】 ◇所ノ沢越 ◇小笹平付近 ◇山伏避難小屋付近(100m程下) 【幕営地】 ◇笊ヶ岳山頂直下 ◇青薙崩れ直下(夕立の為) ◇山伏避難小屋 ※全て貸し切り ※危険箇所等・通行止め・登山道を歩いていない区間があります もしこのルートを歩かれる方は慎重に自己責任でお願い致します |
その他周辺情報 | 【温泉・食事】 ヴィラ雨畑 https://villa-amehata.info/ 0556-45-2213 https://villa-amehata.info/access |
写真
感想
―――――――――『最初に』―――――――――
長く温めた計画
「いざ出撃」
今回のテーマ
◇ランカン尾根で2度目の笊
◇笊の山頂で小笊越しの富士山を見る
◇甲斐百山100座目「布引山」
◇青薙崩れ
◇山梨県境未踏区間(笊〜山伏)
◇新窪乗越北尾根を下る
…と盛りだくさん
4日かけて一気に味わう
――――――――――『感想』―――――――――
オリンピックに後ろ髪ひかれながら
夏山4連休…アルプスはお祭り騒ぎ??の裏で
南嶺から安倍奥で静かな山旅
【day1】
〜ランカン尾根は4日装備だと更に長い〜
この一言に尽きる…笑
久しぶりのテント泊なのに「長丁場」
南嶺の高低差にチョイ藪
小笊辺りで「脚が売り切れ寸前」
それでも…テント場もピークも「貸し切り」
すべてがチャラになる…笑
到着時にはいなかった富士山も
再訪すると姿を見せてくれる
この場所に張った人の「特権」
図々しく明日も更なる期待
【day2】
〜青薙崩れは雨にせかされる〜
天気は午後悪くなる予報…
本日は核心部が控える
テントはせっかくのピーク脇物件…
迷うがモーニングショーは見る事に
これが「大当たり」
雪がないのに「雪山の富士」
南アでの滝雲
小笊越しの富士山のオーダーは
想像以上の景色で出迎えてもらう
布引山で「甲斐百山完登」
朝が強烈過ぎて忘れかける
青薙山をピストンすると
泣いても笑っても
いざ「青薙崩れ」
共に必ず無事に突破する事を
約束して「握手」
目の当たりする「青薙崩れ」
不思議と怖さは消え身体はよく動く
核心部を越え油断したのか
下部で手こずり雨が降り出す…
新たな核心部を自作して「必死」
なんとか復帰して一安心
本降りの雨に装備がやられるので
青薙崩れ最短物件で幕営
反省会の最後は
「2人とも怪我無く生きてる良い」
と前向きに終了
【day3】
〜この山行唯一穏やかな時間〜
昨日の余韻にはうってつけルート
高低差も少なくフィジカルは「楽」
やや地図にかじり付き気味
高原地図の言う「激藪」はとてもクリア
山伏ピークに付くと第一村人発見
ベテランお父さんに歩いたルート聞かれ
いつの間にか「ヒーローインタビュー」
「少し照れくさい」
この時点で食料も時間も余裕あり
装備も少しやられ気味
この日も夕立を嫌い早いが避難小屋へ
贅沢な時間で体制を整える
【day4】
〜オフトレイル後の15キロ車道歩き〜
昨日は早めに切り上げたので早出
すると昨夜の雨で「濃霧ナイトハイク」
一般道すら気が抜けない「2人で苦笑」
新窪乗越北尾根で下山
今回この尾根が一番地図を見る
車道接続時には程よく疲労した脚
今度は≒15キロ車道歩き
話すネタは尽きない今回の山行を振り返るが
この林道の距離は2人の会話すら終わらせる…笑
そして最後の最後は「林道崩落地」
往路の下見は夜中で全体像が把握できず
得意の行き当たりばったりで何とか突破
雨にもやられたのでマメだらけのゴール
また「忘れられない山行」が1つ増えた
―――――――――『最後に』―――――――――
今回の山行の発端は「山梨県境一周」
そこに「青薙崩れ」が立ちはだかる
相方をそそのかし「巻き込む」
すると「甲斐百山」の残り1座が布引山
ランカン尾根が近い…
「小笊と富士山」で更にそそのかす
軽い気持ちで始まった計画
幾つもの「核心部」を凌ぎ
握手で始まり握手で終わる
付いて来てくれた相方には本当に感謝
そして導いてくれた相方にも本当に感謝
そしてフォローさせて頂いている
sunatomoさん、kaikaireiさん、qwgさん
のレコがなければ初見で通過する計画は無かった
様々な方のおかげで無事に歩けた事に本当に感謝
―――――――――接続した赤線――――――――
【過去レコ】白根南嶺(北岳、間ノ岳、農鳥岳、笊ヶ岳、赤石岳、悪沢岳)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-963011.html
『大谷嶺・山伏で山座同定三昧』〜イワシャジンを追っていったらヤナギランに間に合った〜🗻八紘嶺・大谷嶺・山伏【三百名山×1・山梨百名山1+1・静岡百山1+2】(in・山伏登山駐車場 out:八紘嶺登山駐車場)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1563290.html
―――次回歩いてみたいと思ったルート―――
◇残り僅かになった山梨県境(富士山横断)
―――――――軌跡はReliveで―――――――
【day1】
https://www.relive.cc/view/vYvE5y42Qwv
【day2】
https://www.relive.cc/view/vNOPYBpKg26
【day3】
https://www.relive.cc/view/vMv8ydnjWPO
【day4】
https://www.relive.cc/view/vXOd5Z9MQk6
「甲斐百山を終えて…」
https://www.yamareco.com/modules/diary/164879-detail-246060
コメント
この記録に関連する登山ルート
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青薙崩れは人の歩くところじゃないですよねw
県境一周終わったら三人で県境反省会しましょう!!
「本当にありがとうございました」
sunaさんのレコが上がらなかったら、もう少し手つかずになるか、自分で偵察に行くかのどちらかだったと思います。
青薙崩れは実際に自分の目で見てみて「人の歩くところじゃないです」笑
反省会是非やりたいです!!!
僕はアルプスの百名山とかよりもこっちの方がキラキラして見えます!
笊からの朝日は最高ですよね〜
青薙崩れを締めに持ってくるところ最高です!
お疲れ様でした!
笊からの朝日最高でした
有名な山はどうしても「人の手」や「人自体」が入って良さが半減するかもですね
青薙崩れを始め「タフな締め」になりましたが…
t-yo君との「あぐら岩」のように忘れらない山旅になりましたよ♪
いつまでも記憶に残る山行って素敵だよね
毎度の遅コメですいません。
あまりに素晴らしい山行にコメントを書かずにいられません。
私も山梨県境は狙っていましたが、青薙崩れの状況が厳しそうなので、
南西部の区間はついにかなえることができませんでした。
4泊分の重荷での通過、お疲れさまでした。
ガス気味だったのが良かったのか、残念だったのか。
「2人とも怪我無く生きてる良い」は率直な感想なのでしょうね。
青薙崩れの通過も見事ですが、雪山富士、滝雲と素晴らしい景色にも恵まれ、
「もう降りてもいい…」との感想に共感しました。
特に雪山富士は本当にそのように見えますね。
笊が岳は主稜線から外れているがゆえに南アを一望できる絶景地。
山頂直下の物件を入手されたのは大正解でしたね。
何だかメインテーマのはずの甲斐百山が小さく見えてしまう山行でしたが、
充実のプランといつも通りの実行力に感動です。
一つの挑戦を終えても次々と新たな挑戦を繰り出すRaVieEnRoseさんの
次の挑戦を楽しみにしてます。
こちらこそ出先で返信遅れましてすみません。
今回頑張れば3日でも抜けるとも考えましたが、4日間の工程とした事が上手くいく大きな要因となりました。
私も年々酷くなる「青薙崩れ」はどうしたものかと後回しになっていました。
これはレコでも触れている、ヤマレコユーザーの方々のおかげで必要装備がイメージできました。
このルートを初見で4日間の縦走計画をする決心がつき感謝感謝です。
(※理想は必要最低限の装備かと)
hirokさんもコメントにもありますが、笊からの景色は素晴らしく、ちょっと出来すぎかなと思える程でした。
これも4日間あるのでランカン尾根をゆっくりあがれピーク付近で張れる工程となり
2日目の午後に天気が崩れる事が分かっていたので本来は早出で「青薙崩れ」をドライの状態で抜ける事が理想
そこも4日間あるので最悪水さえ多めに担げば「青薙崩れ」手前でビバークというカードを持てました
それが「のんびり笊の朝日」を演出してくれました
実際も「青薙崩れ」越えてすぐに雨が振り出したので近くの適地でビバーク
水と時間があった事はとても強みでした。(ちょっとのんびりしすぎましたが)汗
今回の甲斐百山のフィナーレはある意味「山梨の山」のフィナーレにも置き換えられたので少し気合が入っていたかもしれません。
山梨百名山が引き合わせてくれたhirokさんとの縁だと私は勝手思っています。
その山梨の山の節目にいつもhirokさんとこうしてお話出来る事は私にとってもう一つの楽しみになっています。
また、遊んでやってください、今回もお忙しいところありがとうございました。
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