北岳 ソロ日帰り(!?) 秋のお花畑を満喫
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- GPS
- 10:07
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
8:24 白根御池小屋 8:34
10:31 小太郎尾根分岐
11:07 肩の小屋 11:19
11:55 北岳山頂 12:19
13:02 北岳山荘
14:19 八本歯のコル
15:30 二俣
16:30 広河原山荘
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺沢沿いの道は一部道そのものが沢なので天気により水量が上がります。 私が歩いた日は雨上がりでしたので逆に気持ちいいくらいでした。 ゴアの靴なら大丈夫かと。 雪渓は大分溶けていて歩く場所にはありません。 何度か渡渉します。 ガスだったせいか、稜線に出てからは風が強く一枚多く用意が必要。 特に山頂〜八本歯のコルあたりは風の通り道のように感じました。 時に突風が吹いてよろめく方もおられました。 体温を調節しにくくなるので帽子があったほうが良いかも。 八本歯のコルへ至るトラバース道で谷側が草で覆われている場所は足元注意、踏み外すと危険です。むしろ岩場・梯子場のほうが慎重に歩くので安全だと感じました。 (対向の方を避けそこねて踏み外しそうになりました。滑落の危機、ヒヤリです) |
写真
感想
ムーンライト信州のキャンセル分が取れたので北岳へ。
登り切るためにはどこでもいつでも眠れること、を課題に出発。
雨の予報で電車の空席も目立ちます。
今回は深呼吸を繰り返しながら電車でもうとうとと眠り
ステーションビバーグでも、バスでも眠れたので睡眠不足の心配はほぼ皆無。
鳳凰を足慣らしにした甲斐があったなぁと思います。
前回失敗した荷物、今回は食糧抜きで10Kg未満に抑えたのにも拘わらず
水を3リットルがっつり持ってしまったので結局13kg
今回、重さでスタンスがブレることはなく、ペースはスロー。
白根御池小屋分岐で御池小屋側を選んだ人は少なく、
20kgの荷を担ぎあげている若者グループと前後しながら進みます。
オバサンは13kgでゼーゼー、彼らのうち一人は風邪をひいているとかで苦しそう。
でも、一度登った道だと言うことで、草スベリの美しさなど教えてくれます。
天気は時々ガスが晴れるものの基本ガス、でも前が見えないほどの濃さではなく
日帰りだから先を急がないと、と思いつつも
花の美しさにしばしば足が止まる始末。
ところで、降りてくる方が皆さんレインウェアを着こんでいます。
ガスで幾分気温が低いとは言え、もしかして山頂は雨?と思いきって聞いてみると
「夜は降ったけれど今日は大丈夫」とのこと
レインウェアの謎は尾根で解けました。
小太郎尾根で若干、と感じた風がだんだん強くなり
肩の小屋手前の尾根からビョウビョウと。
皆さん、たくさん着こんでおられます。
ここがまた、この風に耐えているトウヤクリンドウとキキョウ、コゴメグサ、イワベンケイでいっぱい。
風衝地の花は本当に癒されます。
稜線はながーい行列でしたが肩の小屋から山頂に向かう人数はぐっと減って
岩に書かれたマークを頼りに歩きます。
途中で休んでいた方と一緒に、一歩一歩歩いていくと
気がついたらそこは山頂。
やった〜!ついた〜!やっほー、うれしい〜!
思えば北岳に登れるようになる、と決めてから長かったなぁ〜。
去年の12月、目標は北岳、と決めたものの
最初は毎日の筋トレぐらいしかできず
登る山も恐る恐るで奥多摩で急登と言われているところを選んでは歩いてみて
逆に足を痛めたこともあったっけ。
感無量です。
山頂では一緒に歩いてくださった方がたくさん写真を撮って下さったり
日帰りと聞いて大樺沢の様子を聞いて下さったり
時間を心配して下さる方がいたりと本当にお世話になりました。
ヤマレコを見ておられたらいいなぁ。
さて、下山です。
いよいよ強さ増した風と足元に気を取られて
何と吊尾根分岐で北岳山荘に進んでしまいます。
ここで少なめに見積もっても1時間半ロス。
北岳山荘から八本歯のコルに向かう途中、あまりにがっかりした顔をしていたのか
「どこに行くの」と聞かれ「広河原の終バスです」と答えると
「ここに来るまで5時間かかったんだよ。今1時20分でしょう。そんな短い時間で降りるなんて相当なことだよ。」と心配され心が揺れました。
北岳山荘に引き返そうか。
16時半まで3時間ちょっと。
山と高原地図(1/18,000)では八本歯のコルから広河原まで2時間20分。
北岳山荘から15分程度登り返した今の地点からなら1時間プラス、
何とかなるかも、諦めないで歩こう、と「頑張ってみます」と伝えます。
(後で同じ昭文社1/50,000の地図を見たら3時間10分と1時間の開きがあり、実際歩いた感覚でも2時間20分はあまりにも早すぎる気がしました)
ストックはこんな時の下りに本当にありがたいシロモノです。
飛ばしに飛ばして、でも広河原小屋で時計は16時半。
小屋で相談している目の前でバスはブーン。
夜間は雨が降ると想定できたので結局ツェルトも張らず小屋に泊まりました。
お陰さまで初めて小屋の楽しさも判った北岳。
沢山の思い出が出来ました。
下りでお二人、膝を痛めてゆっくりゆっくり歩いている方にお会いしました。
お一人は小屋に寄ろうとしているところを御見受けしましたが
もうお一人は連絡があるから大丈夫、と小屋のご主人にお聞きし安心していましたが御池小屋に泊まったのかな。無事下山して痛めた膝が早く治ることを祈っています。
そして、心配をおかけした皆様
無事に元気で帰っておりますことをお伝えしたく。。
またどこかでお会いしましょう^^
pokoroさん、こんばんは!
そして、はじめまして
二俣でもう一人が、リタイヤしてしまい、ソロになってしまうは、雨は降るは、風は吹くは で、ただひたすら、登って、ひたすら降る・・・。 そんな感じでした。天気が良ければ、景色を眺め、写真を撮り、もっとゆっくり出来たんですけどね〜 甲斐駒に続き、リベンジを誓う。
minanikazuさん、こんにちは!
コメントありがとうございます^ ^
いやー、ひたすら登って下ってもあのタイムはすごいです。
雨の北アルプスは風もすごそうですし、滑りやすい箇所もあるしで、無事下山なによりです。次はお天気になりますように!
私も雪が積もる前に一度は眺望の良い北岳にチャレンジするつもりです。
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