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Yamareco

記録ID: 338004
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 ソロ日帰り(!?) 秋のお花畑を満喫

2013年08月24日(土) [日帰り]
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GPS
10:07
距離
11.4km
登り
1,835m
下り
1,844m

コースタイム

6:21 広河原インフォメーション
8:24 白根御池小屋 8:34
10:31 小太郎尾根分岐
11:07 肩の小屋 11:19
11:55 北岳山頂 12:19
13:02 北岳山荘
14:19 八本歯のコル
15:30 二俣
16:30 広河原山荘
天候
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
大樺沢沿いの道は一部道そのものが沢なので天気により水量が上がります。
私が歩いた日は雨上がりでしたので逆に気持ちいいくらいでした。
ゴアの靴なら大丈夫かと。
雪渓は大分溶けていて歩く場所にはありません。
何度か渡渉します。

ガスだったせいか、稜線に出てからは風が強く一枚多く用意が必要。
特に山頂〜八本歯のコルあたりは風の通り道のように感じました。
時に突風が吹いてよろめく方もおられました。
体温を調節しにくくなるので帽子があったほうが良いかも。
八本歯のコルへ至るトラバース道で谷側が草で覆われている場所は足元注意、踏み外すと危険です。むしろ岩場・梯子場のほうが慎重に歩くので安全だと感じました。
(対向の方を避けそこねて踏み外しそうになりました。滑落の危機、ヒヤリです)
バスから。晴れそうで、晴れません。予報は曇り時々雨時に雷雨とありましたが静穏そうではあります。
バスから。晴れそうで、晴れません。予報は曇り時々雨時に雷雨とありましたが静穏そうではあります。
帰りのバスの切符の列かと並びましたが北沢峠行きバス切符の列でした。ここで無駄に時間をつぶしてしまいました。まぁいいか。この時は余裕です。
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帰りのバスの切符の列かと並びましたが北沢峠行きバス切符の列でした。ここで無駄に時間をつぶしてしまいました。まぁいいか。この時は余裕です。
晴れ間が見えてきました
晴れ間が見えてきました
3週前とは逆に進みます
3週前とは逆に進みます
おはよう、今日はどうぞ宜しく!
おはよう、今日はどうぞ宜しく!
キツリフネ
途中は沢を歩く道でした
途中は沢を歩く道でした
花弁がクルンクルンとかわいらしい
クサボタン
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花弁がクルンクルンとかわいらしい
クサボタン
高嶺、鳳凰が見えてきました
高嶺、鳳凰が見えてきました
シモツケソウ
トリカブト
道中、種類を変えつつもずっと咲いていました
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トリカブト
道中、種類を変えつつもずっと咲いていました
立ち寄って水を汲みました
水はいっぱい持っているのですが^^;;
立ち寄って水を汲みました
水はいっぱい持っているのですが^^;;
あちらは山頂まで良い天気ですね〜。
あちらは山頂まで良い天気ですね〜。
タカネイブキボウフウ、だんだん花の数が増えてきて
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タカネイブキボウフウ、だんだん花の数が増えてきて
白根御池小屋の前はお花畑!
白根御池小屋の前はお花畑!
眺望はなくとも花でいっぱい
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眺望はなくとも花でいっぱい
御池と鳳凰
ミヤマシオガマ
種子が出来ていたので同定できた、タイツリオウギ
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種子が出来ていたので同定できた、タイツリオウギ
イブキトラノオ
センジュガンピ
ヤナギラン
タイツリオウギの種子
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タイツリオウギの種子
タカネグンナイフウロ、まだ咲いてたんだね
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タカネグンナイフウロ、まだ咲いてたんだね
コントラストが綺麗
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コントラストが綺麗
ヤマハハコ
カラマツソウも
これは・・亜高山帯でもよく見る花
名前が出て来ません><
思い出しました。トリアシショウマ
これは・・亜高山帯でもよく見る花
名前が出て来ません><
思い出しました。トリアシショウマ
ヤマハハコもこんな感じでたくさん!
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ヤマハハコもこんな感じでたくさん!
葉っぱをひっくり返して確かめましたが、黒い斑点がない・・、でもオトギリです
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葉っぱをひっくり返して確かめましたが、黒い斑点がない・・、でもオトギリです
ソバナかなぁ
トリカブト
うーん、うつむきすぎてわかりません
うーん、うつむきすぎてわかりません
雨の後だからか、こんな感じで咲いています。
そして私は花ばかりに気を取られてどんどん追い越されます(笑)
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雨の後だからか、こんな感じで咲いています。
そして私は花ばかりに気を取られてどんどん追い越されます(笑)
マルダケブキ
マルダケブキ畑
保護地帯。行く手はガスですが一面の花でワクワク
保護地帯。行く手はガスですが一面の花でワクワク
振り返るとはるかに見えるのは奥秩父?それとも・・まだここも調べていません
振り返るとはるかに見えるのは奥秩父?それとも・・まだここも調べていません
キキョウもたくさん
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キキョウもたくさん
さっきうつむいていたのはこれですね
ハクサンフウロ
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さっきうつむいていたのはこれですね
ハクサンフウロ
トラノオがいっぱい!
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トラノオがいっぱい!
ふわっとガスが晴れて空に向かって歩いていくようです。気持ちいい!
ふわっとガスが晴れて空に向かって歩いていくようです。気持ちいい!
小太郎尾根分岐。こちらも歩いてみたい
小太郎尾根分岐。こちらも歩いてみたい
これから進む稜線。ガスのお陰で険しさが消えて見えます
これから進む稜線。ガスのお陰で険しさが消えて見えます
トウヤクリンドウ。ガスっているので開いている個体が少ない
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トウヤクリンドウ。ガスっているので開いている個体が少ない
トウヤクリンドウだらけ!
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トウヤクリンドウだらけ!
肩の小屋につきました。ここまでの稜線は行列でえっちらおっちらという感じ。
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肩の小屋につきました。ここまでの稜線は行列でえっちらおっちらという感じ。
シラネヒゴタイ
これとイワベンケイもいっぱい
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シラネヒゴタイ
これとイワベンケイもいっぱい
イワギキョウ
アキノキリンソウ かな?
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アキノキリンソウ かな?
おっ、山頂までもう少し頑張ろう
おっ、山頂までもう少し頑張ろう
ミネウスユキソウ
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ミネウスユキソウ
いい香りがすると思ったら、この花だったんですね。イブキジャコウソウ
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いい香りがすると思ったら、この花だったんですね。イブキジャコウソウ
後で下りの様子を聴いて下さったり、写真を撮って下さったり本当に良くして下さった方が先行しておられます。とても長く感じる・・
後で下りの様子を聴いて下さったり、写真を撮って下さったり本当に良くして下さった方が先行しておられます。とても長く感じる・・
タカネツメクサ?自信なし
タカネツメクサ?自信なし
ここで吊尾根分岐を見ているのに、強風に気をとられてまっすぐ北岳山荘に向かってしまいます。集中力が欠けてますね。危ない。
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ここで吊尾根分岐を見ているのに、強風に気をとられてまっすぐ北岳山荘に向かってしまいます。集中力が欠けてますね。危ない。
目の前の地形しか判らない・・、前の方たちも強風に四苦八苦
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目の前の地形しか判らない・・、前の方たちも強風に四苦八苦
あれれ、向こうにも稜線!?おかしい、と気づく
あれれ、向こうにも稜線!?おかしい、と気づく
でも花がたくさんで思わず撮ってしまう
キンロバイ
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でも花がたくさんで思わず撮ってしまう
キンロバイ
まず風を避ける場所を探してから、地図を広げて。
まず風を避ける場所を探してから、地図を広げて。
北岳山荘。もうテントがポツポツと。
健脚でもないのにここまで来てしまいました。
北岳山荘。もうテントがポツポツと。
健脚でもないのにここまで来てしまいました。
行けるところまで行こうと腹をくくってと。
イワギキョウとキンロバイ
行けるところまで行こうと腹をくくってと。
イワギキョウとキンロバイ
キタダケトリカブト
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キタダケトリカブト
なんと、タカネビランジ!
ここで道の様子を教えていただきました
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なんと、タカネビランジ!
ここで道の様子を教えていただきました
八本歯のコル。山頂から先は下りばかりと思っていた私にはちょっとキツイ登り返しでした
八本歯のコル。山頂から先は下りばかりと思っていた私にはちょっとキツイ登り返しでした
これから降りる道
これから降りる道
向かいの鳳凰の山頂と目の高さを目印に下り具合を確かめる・・けど、なかなか進んでいない気がして焦る
向かいの鳳凰の山頂と目の高さを目印に下り具合を確かめる・・けど、なかなか進んでいない気がして焦る
ここもお花畑です。そしてあの指導標は・・広河原まで、ではなく二股まで45分とな。最終バスには間に合うか、どうか
ここもお花畑です。そしてあの指導標は・・広河原まで、ではなく二股まで45分とな。最終バスには間に合うか、どうか
残っている雪渓。この期に及んで写真を撮る
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残っている雪渓。この期に及んで写真を撮る
タカネナデシコ
稜線ではくしゃくしゃになっていましたが、風を避けられるここではしっかり咲いていました
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タカネナデシコ
稜線ではくしゃくしゃになっていましたが、風を避けられるここではしっかり咲いていました
こんなふうに
イワツメクサも稜線にありましたが、大樺沢のほうが綺麗に咲いています
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イワツメクサも稜線にありましたが、大樺沢のほうが綺麗に咲いています
この辺りで膝を痛めたグループとお話。ぼくらは諦めますとのこと。でも気になります。
先でもお一人膝を痛めた方を追い越します。最後まであきらめないでいたいけど・・
この辺りで膝を痛めたグループとお話。ぼくらは諦めますとのこと。でも気になります。
先でもお一人膝を痛めた方を追い越します。最後まであきらめないでいたいけど・・
なぜか広河原山荘でカレーを食べるワタクシ
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なぜか広河原山荘でカレーを食べるワタクシ
四国から来た、と言う方とお話した楽しい山荘でした
四国から来た、と言う方とお話した楽しい山荘でした

感想

ムーンライト信州のキャンセル分が取れたので北岳へ。
登り切るためにはどこでもいつでも眠れること、を課題に出発。

雨の予報で電車の空席も目立ちます。
今回は深呼吸を繰り返しながら電車でもうとうとと眠り
ステーションビバーグでも、バスでも眠れたので睡眠不足の心配はほぼ皆無。
鳳凰を足慣らしにした甲斐があったなぁと思います。

前回失敗した荷物、今回は食糧抜きで10Kg未満に抑えたのにも拘わらず
水を3リットルがっつり持ってしまったので結局13kg
今回、重さでスタンスがブレることはなく、ペースはスロー。

白根御池小屋分岐で御池小屋側を選んだ人は少なく、
20kgの荷を担ぎあげている若者グループと前後しながら進みます。
オバサンは13kgでゼーゼー、彼らのうち一人は風邪をひいているとかで苦しそう。
でも、一度登った道だと言うことで、草スベリの美しさなど教えてくれます。

天気は時々ガスが晴れるものの基本ガス、でも前が見えないほどの濃さではなく
日帰りだから先を急がないと、と思いつつも
花の美しさにしばしば足が止まる始末。


ところで、降りてくる方が皆さんレインウェアを着こんでいます。
ガスで幾分気温が低いとは言え、もしかして山頂は雨?と思いきって聞いてみると
「夜は降ったけれど今日は大丈夫」とのこと
レインウェアの謎は尾根で解けました。

小太郎尾根で若干、と感じた風がだんだん強くなり
肩の小屋手前の尾根からビョウビョウと。
皆さん、たくさん着こんでおられます。
ここがまた、この風に耐えているトウヤクリンドウとキキョウ、コゴメグサ、イワベンケイでいっぱい。
風衝地の花は本当に癒されます。

稜線はながーい行列でしたが肩の小屋から山頂に向かう人数はぐっと減って
岩に書かれたマークを頼りに歩きます。
途中で休んでいた方と一緒に、一歩一歩歩いていくと
気がついたらそこは山頂。

やった〜!ついた〜!やっほー、うれしい〜!

思えば北岳に登れるようになる、と決めてから長かったなぁ〜。
去年の12月、目標は北岳、と決めたものの
最初は毎日の筋トレぐらいしかできず
登る山も恐る恐るで奥多摩で急登と言われているところを選んでは歩いてみて
逆に足を痛めたこともあったっけ。

感無量です。

山頂では一緒に歩いてくださった方がたくさん写真を撮って下さったり
日帰りと聞いて大樺沢の様子を聞いて下さったり
時間を心配して下さる方がいたりと本当にお世話になりました。
ヤマレコを見ておられたらいいなぁ。

さて、下山です。
いよいよ強さ増した風と足元に気を取られて
何と吊尾根分岐で北岳山荘に進んでしまいます。
ここで少なめに見積もっても1時間半ロス。
北岳山荘から八本歯のコルに向かう途中、あまりにがっかりした顔をしていたのか
「どこに行くの」と聞かれ「広河原の終バスです」と答えると
「ここに来るまで5時間かかったんだよ。今1時20分でしょう。そんな短い時間で降りるなんて相当なことだよ。」と心配され心が揺れました。
北岳山荘に引き返そうか。

16時半まで3時間ちょっと。
山と高原地図(1/18,000)では八本歯のコルから広河原まで2時間20分。
北岳山荘から15分程度登り返した今の地点からなら1時間プラス、
何とかなるかも、諦めないで歩こう、と「頑張ってみます」と伝えます。
(後で同じ昭文社1/50,000の地図を見たら3時間10分と1時間の開きがあり、実際歩いた感覚でも2時間20分はあまりにも早すぎる気がしました)

ストックはこんな時の下りに本当にありがたいシロモノです。
飛ばしに飛ばして、でも広河原小屋で時計は16時半。
小屋で相談している目の前でバスはブーン。
夜間は雨が降ると想定できたので結局ツェルトも張らず小屋に泊まりました。
お陰さまで初めて小屋の楽しさも判った北岳。

沢山の思い出が出来ました。

下りでお二人、膝を痛めてゆっくりゆっくり歩いている方にお会いしました。
お一人は小屋に寄ろうとしているところを御見受けしましたが
もうお一人は連絡があるから大丈夫、と小屋のご主人にお聞きし安心していましたが御池小屋に泊まったのかな。無事下山して痛めた膝が早く治ることを祈っています。

そして、心配をおかけした皆様
無事に元気で帰っておりますことをお伝えしたく。。
またどこかでお会いしましょう^^

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コメント

こんばんは〜!
pokoroさん、こんばんは!
そして、はじめまして
二俣でもう一人が、リタイヤしてしまい、ソロになってしまうは、雨は降るは、風は吹くは で、ただひたすら、登って、ひたすら降る・・・。 そんな感じでした。天気が良ければ、景色を眺め、写真を撮り、もっとゆっくり出来たんですけどね〜 甲斐駒に続き、リベンジを誓う。
2013/8/30 19:23
次はお天気でありますように!
minanikazuさん、こんにちは!
コメントありがとうございます^ ^

いやー、ひたすら登って下ってもあのタイムはすごいです。
雨の北アルプスは風もすごそうですし、滑りやすい箇所もあるしで、無事下山なによりです。次はお天気になりますように!
私も雪が積もる前に一度は眺望の良い北岳にチャレンジするつもりです。
2013/9/1 15:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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