擬宝珠山・象山 〜高原の展望と湿原の花を楽しむ〜
- GPS
- 02:49
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 338m
- 下り
- 335m
コースタイム
- 山行
- 2:16
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 2:45
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス | 鏡ヶ成(かがみがなる)スキー場の駐車場に車を置きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急登も危険個所も無く歩き易い道です。象山の方が整備されていて家族のハイキングにもお勧めです。 |
その他周辺情報 | 休暇村奥大山(ホテル)で宿泊や食事,日帰り入浴もできるようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック(19L)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(スポーツドリンク500mL×2)
地図(登山ガイド)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS)
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
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感想
梅雨が明けて夏らしい良い天気になりそうだったので,高原を気持ちよく歩いてみたいと,大山南東の鏡ヶ成キャンプ場・スキー場から周回するコースを歩くことにした。梅雨の間あまり身体を動かしていなかったので,標高差も小さく距離も短いライトなハイキングコースを選んだ。鏡ヶ成高原は標高が900mぐらいあるので,そこから1,100m程度の山頂まではすぐだ。
鏡ヶ成では車やバイクで訪れた人々が草原の上に座ったり寝そべったりして高原の空気を楽しんでいた。下界は気温30℃を越える夏の暑さなのだが,ここはそよぐ風が涼しく気持ち良い。
広場を囲んで2つの建物があるが,北側の建物は休暇村奥大山というリゾートホテルでレストランなども営業している。東側はスキー場のゲストハウスで夏場は閉鎖されているようだ。駐車場に車を停めて,ゲストハウス右(南)側の登山道を歩き始めた。道はつづら折れで自分のペースで無理なく歩くことができる。道の脇には笹(クマザサ?),森はブナやミズナラの落葉広葉樹,山腹では向かいに烏ヶ山の雄姿を望むことができ,樹林の中では木漏れ日と清涼な空気に癒されて気持ち良く歩くことができる。
程なく擬宝珠山山頂へ到着した。この山頂からは上ってきのと反対側の東側の風景を眺めることができる。180度を超える展望があり,左側に皆ヶ山の稜線,正面に蒜山高原が臨めた。
擬宝珠山から北方向に尾根を進んで象山(笹ヶ峰)へ向かった。道の脇に緑のロープが張られているところが何か所かある。目を凝らして見ても特に珍しい植物の姿などを見ることはできなかったので,きっとカタクリの自生地なんだろうな。時々,正面にこんもりと象山が,少し左側に烏ヶ山の尖った峰が見える。空は青空,少し雲はあるが,山を隠すような雲ではなく夏山の姿を引き立てている。
象山の登山道は良く整備されている。道幅は広く,横木が渡してあるので足を滑らせることも無いだろう。そして振り返るとさっき歩いた擬宝珠山と鏡ヶ成の草原が見渡せる。山頂は10名を超える団体さんが昼食中だったので,写真を何枚か撮ってそそくさと先へ進んだが,展望は良く気持ちの良い山頂だ。鏡ヶ成へ来たら下の草原でゴロゴロするだけではなく,ぜひこの象山へ登ってみてほしい。半袖シャツとスニーカーでもそんなに苦も無く歩ける山だと思う。
象山を下りたところで「鏡ヶ成湿原自然観察路」という標識が目に入った。鏡ヶ成が湿原だということを初めて知った。大山山系にも湿原があったんだ。せっかくなので,観察路を一回りしてみた。奥の方には木道も設置されており,沢の近くにはいろいろな花が咲いていた。もう少し時期が早ければ菖蒲とかがもっとたくさん見えたのかもしれない。
鏡ヶ成にはこれまでも何度かドライブでやって来たことがあったが,高原の広場でくつろげるお弁当スポットという印象しかなかった。実際歩いてみると,烏ヶ山に見守られた眺めの良い尾根を散策することができ,広場のすぐ脇にはひっそりと花の咲く湿原が広がっていた。春にはカタクリの花も見られそうなので,また違った魅力を感じられることだろう。車で通り過ぎるだけでは気付かなかった山の魅力を少し知ることができた。
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