奈良田〜笹山〜白峰三山〜小太郎山


- GPS
- 14:35
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 4,375m
- 下り
- 3,655m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 9:58
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:33
天候 | 1日目曇り、2日目快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
同行する兄の都合で23日午後6時に集合、ところがなかなか兄が来ない、結局7時頃の出発になる。途中で夕飯を食べながら、奈良田に到着したのは10時ごろとなった。心配していたのが駐車場問題、以前の駐車場はリニアの工事関連んで今は使用不可との情報であった。
結局ずらっと路駐の列、何とか空いているスペースに滑り込ませ直ぐに車中泊、何度か目が覚め4時過ぎに出発準備、5時前には出発の途に就いた。
今回は体力に自信のない兄の希望では別行動だ、自分は笹山登山口から、兄は大門沢登山口で稜線で落ち合う計画だ。長い吊り橋を渡って登山口、そこからは里山風景の九十九折れの直登だ?後でわかったが出発時は海抜500mから一気に2500m以上まで高度を上げる気の遠くなる我慢の行程だ、それでも登り一本調子なのでなんとか頑張れる。計画よりもやや早く笹山に登頂、ここまで追い抜いたのは2名、スライド3名か以外にも人気のあるコースだ。この先、遠くからみるとスムーズな稜線を勝手に想像をしていたのだが、実際はアップダウンが激しく、樹林帯に入ったりととてもタフなコースだ、11時前に下降点に到着、ガスが激しく流れ辺りの眺望は全くない、涼しくて体力の消耗は防げるのだが少し残念だ。
合流するはずの兄の姿は見えない。きっと既に先に進んでいるはずだ。数年前大門沢から三山を縦走したのだがコースの記憶が殆どなくなっている。
かなり広い頂上稜線を何度もアップダウンを繰り返し農鳥岳、そして西農鳥岳、そこを下るとあの有名な農鳥小屋、手前と先にテン場があり小屋自体はまるで要塞のような佇まい。改めて見るとかなり立地条件が良い場所である。
名物親父も元気そうに大声で何かしゃべっている姿を初めてお目にかかることが出来た、ただ寄らなかったのだがトイレが、ちょうど南風だったので匂いが・・・
そこから次は間ノ岳なのだが、これが長くてきついガスが掛かっていて視界が不良だったため全体像が把握できないのが残念だった。
天気が良ければ絶景がみられたのだが。
間ノ岳を過ぎ次はいよいよ北岳山荘かなと思っていたが、その前に中白根山のピークを越えなければならないようだ、だがここでハプニング発生、山頂標で写真を撮りぐるっと回った時点で方向感覚を見失い、あろうことか今北方向に歩きだしてしまったようだ、風向きが変わったのかな?なんか変な感じはあったし、先ほどスライドした人たちとまたスライドしているような気がした、暫く行くと標識がありやっと間違いに気が付いた、疲れていたのかな。GPSを確認にてもやはり指している方向が逆だった。老いか?改めて北岳方向に歩きだしやっとの思いで小屋に到着、ここまで兄に追いつくことなく小屋に先に着いていることを期待していたのだが、期待も空しく未だ到着していないようだ。
受付を済ませテントを張って休んでいると大分遅れて到着、下降点までにかなり時間がかかったらしい。途中で諦めたと思っていたが最後までよくぞ頑張ったものだ。
私は途中で断念したと思いテント場の受付は自分のだけしかしなかった、そのうちに諦めの連絡が来るかと思って待っていたのだが。
その夜は雨こそ降らなかったが朝まで強い風が吹いており、寒かったり、テントがバタついたりで良好な睡眠には至らず朝を迎えることとなった。
朝のうちはかぜがつよかったものの、一変好天となった、早く下山したいので予定通り5時スタート。
とても爽やかな朝日を浴びながら北岳に登頂、山頂からは肩の小屋が見え、その先に分岐点、小太郎山の全景を確認することが出来た。
かなり下ってからの山頂、登り返しが大変だ。よく見ると先行者が1人いるのを確認、何となく安心した。
マイナーな山なので登る人が限られるのは仕方がない、踏み跡の少ない登山道を時にはルーファイが必要だ、先行者が迷っている間にまたもや先頭になってしまったが行くしかない。アップダウンと藪漕ぎを耐え前小太郎山に、そこからもかなり先に山頂が見える、最後の力を振り絞って登頂。反対側から見る北岳はイメージが大分異なる。
先に下山した兄を追いかけるように急いで分岐点に向かう、その間小太郎山に向かったのは自分を含め4人、一定の限られた人気があるようだ、皆変態?
白根御池小屋を過ぎた辺りで兄に追いついた、自分的には広河原で落ち合う予定だったが期待を裏切ってくれた。
その後兄のペースでゆっくりと下り、結局広河原に下山したのは9時半出会った。
そこからが問題だった、奈良田に向かうバスは14時半しかないという事実。
これは完全にリサーチ不足であった、計画が兄のペースを考え2転3転したので帰りのバスまで気が回らなかった、早く下りれば単純に早く帰れるだろうと甘く考えていたのだった。仕方がなく芦安タクシーに電話を入れたが、車は回せないらしい、ジャンボタクシーが向かうはずなので運転手と交渉してくれとの事、30分以上待ってタクシー到着、運転手と交渉の末乗せてもらえることになり帰途に就きました。
奈良田に着き、駐車した直ぐ上にある市営の温泉で汗を流し、さっぱりして長い道のりの帰途に就きました。今回も天気は良くなかったのだが、いろいろな経験をし苦しくも楽しい山行となりました。
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