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Yamareco

記録ID: 3402346
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

割引岳・巻機山周回(ヌクビ沢〜井戸尾根)

2021年07月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:52
距離
13.5km
登り
1,486m
下り
1,487m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
1:15
合計
8:49
6:08
27
6:35
6:36
50
7:26
7:38
26
8:04
8:19
13
8:32
8:39
12
8:51
8:54
163
11:37
11:58
27
12:25
12:25
8
12:33
12:42
6
12:48
12:48
14
13:02
13:03
7
13:10
13:11
45
13:56
13:57
22
14:19
14:22
31
14:53
14:54
3
14:57
ゴール地点
天候 晴れ&ガス
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜坂駐車場(500円/100台程度)
 
コース状況/
危険箇所等
●桜坂駐車場〜ヌクビ沢出合
駐車場の先の井戸尾根との分岐をヌクビ沢方面に進み、
しばらくは下草で覆われたルートを進みます。
下草モシャモシャ系ですが踏み跡はしっかりしています。
850m付近で巻道との分岐が現れ、ここから僅かに下ると割引沢に出ます。
最初の渡渉で右岸に渡ったあとはヌクビ沢出合までは基本右岸を辿ります。
吹上の滝付近までは高巻きし、アイガメの滝に向かって右に曲がるところに
大きな雪渓が残っていますが問題なく通過できました。

●ヌクビ沢出合〜割引岳
ヌクビ沢出合でヌクビ沢に入り大きな岩ゴロを乗り越えていくと
ほどなく布干岩が現れます。布干岩は濡れていなければフツーに歩けます。
布干岩の先で三沢出合を通過後、今度は行者の滝が現れます。
行者の滝は左岸から高巻きしますが岩がもろく落石に注意。
ヌクビ滝は右岸を巻きます。
1430m付近で右岸にロープが垂れていて上部に赤ペンキが見えるところがあります。ロープを登って左岸を高巻くような感じになっていましたが、
登り切ったところで行き詰まってしまいました。
ここはロープを登らずに沢沿いの岩ゴロを超えていくのが正解のようです。
また、このすぐ先で今度は左岸を高巻く感じの矢印マークが岩についていましたが、
ここも藪で行き詰まり沢に復帰して岩を乗り越えて進みました。
今回この2箇所が迷いポイントでした。
1530m〜1680m付近までの距離およそ600m、高低差約150mの区間は
雪渓に覆われていて雪上を歩きます。
源頭部手前の尾根への取り付き箇所にも雪渓が残っており、
基部に覆い被さるようにアイストンネルになっていてちょい難儀。
尾根は最初は急斜面で滑落に注意が必要ですが、上がるに連れて徐々に緩やかになり、
最後は草原の中を進み稜線に到達します。
稜線に乗ったところから割引岳まではわずか。

●割引岳〜巻機山
牧歌的な山頂稜線を辿ります。木道あり。

●巻機山〜桜坂駐車場(井戸尾根)
巻機山からニセ巻機山(九合目)は稜線を西側から回り込みます。
ニセ巻機山からの下りしばらくは土砂流出を防ぐ保護板がついた登山道。
七合目辺りで樹林帯に入ります。
1128の井戸尾根五合目で隣の尾根に乗り替えます。




トイレや休憩所などパワーアップした桜坂駐車場からスタート
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トイレや休憩所などパワーアップした桜坂駐車場からスタート
すぐにヌクビ沢と井戸尾根の分岐
すぐにヌクビ沢と井戸尾根の分岐
モシャモシャ
ヤマユリ。派手だね!(photo komemame)
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ヤマユリ。派手だね!(photo komemame)
すぐに朝露でビシャビシャ
すぐに朝露でビシャビシャ
巻道との分岐から僅かに下ると割引沢に出ます
巻道との分岐から僅かに下ると割引沢に出ます
すぐに右岸に渡渉
すぐに右岸に渡渉
(photo komemame)
鎖がついた岩場を進んだ後…
鎖がついた岩場を進んだ後…
高巻きます
コオニユリ
アップで(photo komemame)
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アップで(photo komemame)
吹上の滝手前で明るい場所に出ます
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吹上の滝手前で明るい場所に出ます
吹上の滝と正面に雪渓が見えています
吹上の滝と正面に雪渓が見えています
足元の岩は濡れていると滑ります
足元の岩は濡れていると滑ります
雪渓と天狗岩
よく磨かれた岩
(photo komemame)
アイガメの滝に向かって大きく右に曲がるところに雪渓
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アイガメの滝に向かって大きく右に曲がるところに雪渓
下流を振り返ります
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下流を振り返ります
雪渓の縁を進みます
雪渓の縁を進みます
アイガメの滝
滝壺は雪渓で半分埋まってます
滝壺は雪渓で半分埋まってます
滝のすぐ脇を高巻き
滝のすぐ脇を高巻き
迫力あり
草付きへ
再び沢に降ります
再び沢に降ります
無事着地
赤ペンキに導かれながら遡行します
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赤ペンキに導かれながら遡行します
クサリもあります
クサリもあります
正面に天狗岩
バランス
天狗岩が近づきました
天狗岩が近づきました
割引沢・天狗尾根とヌクビ沢の分岐に到着
割引沢・天狗尾根とヌクビ沢の分岐に到着
こちらは割引沢。雪渓が見えています
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こちらは割引沢。雪渓が見えています
こちらがこれから進むヌクビ沢
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こちらがこれから進むヌクビ沢
水量あり
ヌクビ沢分岐から先の様子はこんな感じ
ヌクビ沢分岐から先の様子はこんな感じ
その後左岸の巻道に入ります
その後左岸の巻道に入ります
布干岩が現れました
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布干岩が現れました
人が入らないと大きさが伝わりづらい
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人が入らないと大きさが伝わりづらい
布干岩への取り付きはドボン注意
布干岩への取り付きはドボン注意
急に見えましたがとても歩きやすい
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急に見えましたがとても歩きやすい
快適・快適
(photo komemame)
布干岩を通過
その後は右岸を辿ったり…
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その後は右岸を辿ったり…
中央突破したり…
中央突破したり…
左岸を辿ったり歩きやすいところを進んでいきます
左岸を辿ったり歩きやすいところを進んでいきます
ヌクビ沢出合を過ぎると赤ペンキの数が若干減ります
ヌクビ沢出合を過ぎると赤ペンキの数が若干減ります
この辺りが三沢出合かな。右に見えているのが三沢の滝
この辺りが三沢出合かな。右に見えているのが三沢の滝
左に行者の滝が見えました
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左に行者の滝が見えました
この滝も迫力あります
この滝も迫力あります
行者の滝
左岸を巻きます。ここは落石注意
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左岸を巻きます。ここは落石注意
行者の滝を越えてさらに進むと…
行者の滝を越えてさらに進むと…
ヌクビ滝です。ここは右岸を高巻き
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ヌクビ滝です。ここは右岸を高巻き
再び雪渓が現れました
再び雪渓が現れました
大きな岩を越えていくため普段使わない筋肉を酷使
大きな岩を越えていくため普段使わない筋肉を酷使
沢幅も徐々に狭くなってきたかな
沢幅も徐々に狭くなってきたかな
稜線はガスで見えません
稜線はガスで見えません
よっこらしょ
1430m付近で右岸にロープが垂れていて上部に赤ペンキが見えるところがあります。ロープを登って左岸を高巻くような感じになっていましたが、登り切ったところで行き詰まってしまいました。足元もろく戻るのもタイヘン
1430m付近で右岸にロープが垂れていて上部に赤ペンキが見えるところがあります。ロープを登って左岸を高巻くような感じになっていましたが、登り切ったところで行き詰まってしまいました。足元もろく戻るのもタイヘン
一難去ったと思ったてたらすぐ先で今度は左岸を高巻く感じの矢印マークが岩についていました。ここも登っていくと藪で行き詰まり
一難去ったと思ったてたらすぐ先で今度は左岸を高巻く感じの矢印マークが岩についていました。ここも登っていくと藪で行き詰まり
沢に復帰して岩を乗り越えて進みました
沢に復帰して岩を乗り越えて進みました
また雪渓
切れ目を進みます
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切れ目を進みます
1530m付近で巨大な雪渓
1530m付近で巨大な雪渓
1680m付近までのおよそ600mほど雪渓の上を歩きます
1680m付近までのおよそ600mほど雪渓の上を歩きます
雪渓の上はじっとしていると寒いくらい(photo komemame)
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雪渓の上はじっとしていると寒いくらい(photo komemame)
傾斜も緩く滑り止めなしでも問題なく歩けました
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傾斜も緩く滑り止めなしでも問題なく歩けました
振り返ると天狗岩(photo komemame)
振り返ると天狗岩(photo komemame)
稜線が見えました
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稜線が見えました
涼しくて快適
雪渓の切れ目で沢に降ります
雪渓の切れ目で沢に降ります
いよいよ水流がなくなってきました
いよいよ水流がなくなってきました
岩ゴロを進みます
岩ゴロを進みます
稜線が間近
源頭部手前の尾根への取り付き箇所にも雪渓がアイストンネルで残っており、尾根に乗るのにちょい難儀
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源頭部手前の尾根への取り付き箇所にも雪渓がアイストンネルで残っており、尾根に乗るのにちょい難儀
急斜面の尾根を辿ります
急斜面の尾根を辿ります
尾根の途中から源頭部を望みみます
尾根の途中から源頭部を望みみます
上がるに連れて徐々に緩やかになると同時に…
上がるに連れて徐々に緩やかになると同時に…
雪渓から立ち上るガス帯を通過して青空に
雪渓から立ち上るガス帯を通過して青空に
ずっと続く緊張感からも解放され…
ずっと続く緊張感からも解放され…
サイコーの気分です
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サイコーの気分です
(photo komemame)
巻機山から割引岳に延びるたおやかな稜線
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巻機山から割引岳に延びるたおやかな稜線
稜線に乗りました
稜線に乗りました
下山禁止だそうです。納得やね
下山禁止だそうです。納得やね
まずは割引岳に向かいます
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まずは割引岳に向かいます
振り返ってニセ巻機山
振り返ってニセ巻機山
涼しいところから急に日差しの下に出たため、カメラが急激に曇り始めました
涼しいところから急に日差しの下に出たため、カメラが急激に曇り始めました
巻機山をバックに(photo komemame)
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巻機山をバックに(photo komemame)
山頂まであと少し!
山頂まであと少し!
割引岳山頂に到着。最後の尾根への取り付きで難儀したkomemameはドロドロ
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割引岳山頂に到着。最後の尾根への取り付きで難儀したkomemameはドロドロ
さて、巻機山に向かいます
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さて、巻機山に向かいます
しばらくカメラが使い物にならずiPhoneでパチリ
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しばらくカメラが使い物にならずiPhoneでパチリ
ガスと青空が目まぐるしく入れ替わります
ガスと青空が目まぐるしく入れ替わります
タテヤマリンドウ(photo komemame)
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タテヤマリンドウ(photo komemame)
カメラ復活
(photo komemame)
稜線はタテヤマリンドウだらけでした(photo komemame)
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稜線はタテヤマリンドウだらけでした(photo komemame)
イワカガミ。何気に今シーズン初(photo komemame)
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イワカガミ。何気に今シーズン初(photo komemame)
おー、ハクサンコザクラ。好きな花です(photo komemame)
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おー、ハクサンコザクラ。好きな花です(photo komemame)
コバイケイソウが最盛期
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コバイケイソウが最盛期
アップで(photo komemame)
アップで(photo komemame)
なんだろこれ?(photo komemame)
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なんだろこれ?(photo komemame)
山頂手前にある紛らわしい道標は御機屋というらしい
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山頂手前にある紛らわしい道標は御機屋というらしい
ニッコウキスゲ(photo komemame)
ニッコウキスゲ(photo komemame)
いちおね。この先の池塘でひと休み
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いちおね。この先の池塘でひと休み
さて下山開始
眼下に池塘
ニセ巻機山
ちらほらニッコウキスゲ
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ちらほらニッコウキスゲ
巻機山へはこれまで三度来てますが、いずれも積雪期。この景色は新鮮でした
巻機山へはこれまで三度来てますが、いずれも積雪期。この景色は新鮮でした
織姫ノ池
いいじゃん
いつも雪で埋もれている避難小屋も初めてみました。こじんまりしてるな
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いつも雪で埋もれている避難小屋も初めてみました。こじんまりしてるな
ニセ巻機山への登り
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ニセ巻機山への登り
緑の絨毯
あっちチー
先ほどまでいた巻機山山頂。ガスが取れました
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先ほどまでいた巻機山山頂。ガスが取れました
ワタスゲ
スゲ爺(photo komemame)
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スゲ爺(photo komemame)
ニセ巻機山
南側はガス。天気良ければ眺望いいだろな
南側はガス。天気良ければ眺望いいだろな
キンコウカ
樹林帯に入りました
樹林帯に入りました
ヌクビ沢と天狗岩が見えました
ヌクビ沢と天狗岩が見えました
美しいブナ林
井戸尾根は歩きやすいけど全編を通してウェッティ
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井戸尾根は歩きやすいけど全編を通してウェッティ
登山口まで下りました
登山口まで下りました
橋を渡って駐車場に到着。お疲れ様でした!
橋を渡って駐車場に到着。お疲れ様でした!
お土産は日本酒と新潟魚沼のブランドスイカである八色原スイカ。なんとこの大きさで980円
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お土産は日本酒と新潟魚沼のブランドスイカである八色原スイカ。なんとこの大きさで980円

感想

ここのところは遠出&暑さがツライ山行が続いていたので、
比較的近場&涼しいところがいいなぁ、
ということでヌクビ沢からの割引岳&巻機山に行ってみることにしました。
巻機山へはこれで4回目ですが、無雪期は初めて。

ヌクビ沢は楽しさ満点。
「次はどうなるんだろう」というドキドキ・ワクワクが続き、
山頂までまったく飽きることがありませんでした。
この時季だからでしょうか、雪渓など気を使う箇所が残っていたり
ルートが不明瞭なところがあったりして思ってたよりもハード。
大きな岩を乗り越え動作の連続で普段使わない筋肉も使ったのもありますね。きっと。
 

雪があるときにしか行ったことがない巻機山。
今回は沢から。沢をのぼっていく間、ずっと緊張感が解けず、
稜線に出るまでは、精神的に疲れました。
でも沢は涼しくて、雪渓はひんやりAirが立ちこめていて汗冷えしてしまうほど。
おかげで気持ちは張り詰めていても、なんとか体は元気に稜線まで行くことができました。

最初は靴が濡れないように超慎重に歩いていたけど、
ちょっとずつ靴の中が湿ってくると、どうでもよくなって、
ドボンとまではやらないまでも、気にせずガシガシ歩いちゃいます。
最後の最後でお尻もザックもどろんこ。恥ずかしいくらい。
どれだけ歩くのヘタなの……

そんなこんなで、稜線出たらめっちゃ暑い!ギャップ!!

雪のない巻機山、あの景色がこうなってるんだ
うんうん、そうだよねと確かめながら。
それにしても、割引岳〜こんなにお花が多いとは!
雪の上を何も考えず、ぎゅうぎゅう踏みつけてしまっていたけど、
お花たちは、私の重みに耐え、雪解けをまっていたのですね。
また雪の時期にくることがあれば、ちゃんと想像しながら歩こう。

変化のあるコース、とっても歩きごたえもあり楽しかった。

おしまい。

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