焼岳ってこんなに展望良いんだ!
- GPS
- 07:18
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,102m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 7:15
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
しばらく前に買った電動アシストクロスバイクを登山のアプローチに使えないか考えた。この前、秦野市街からヤビツ峠を往復した感触では、バッテリーは標高差700mくらいまでもつ感じ。乗鞍はバッテリーがもたないし、鳩待峠は車でも行けるし、など考えて、上高地にした。
コロナ対策(バスに乗らない)も兼ねて、沢渡から上高地まで電動アシストクロスバイク。急勾配で真っ暗な昔の釜トンネルと違って新しい釜トンネルなら大丈夫かと思ったが、やはり釜トンネルはきつかった。それよりも釜トンネル手前のトンネルが暗くて怖かった。
釜トンネルと上高地トンネルを抜けると緩やかなアップダウンの快適な道。バスやタクシーでは通過するだけの場所からの写真も撮れて、ちょっと贅沢感を味わえる。
自転車の通行が許されているのは上高地バスターミナルまでで、バスターミナル横に自転車置場が設置されている。自転車置場の先客?はママチャリ一台。
小梨平キャンプ場に向かう。
昨年の夏にテント宿泊者がクマに襲われた事故の影響で、食糧やゴミの管理が厳しくなっている。就寝時とテントを離れるときはフリーズドライ系も含め、基本的には水以外は食糧保管庫に入れるようにとのこと。利用者数制限のために完全予約制にもなっていた。こちらはコロナ対策か?しかし、食糧保管庫の中の食糧とテントの数を比べるとどう見てもテントの数が多い気がする。テントの中をチェックするわけにもいかないだろうから、徹底度合いは疑問。それでも少なくとも啓蒙にはなっているだろうから、流石に生ごみを放置するなどはしなくなるだろう。
「チャリで上高地」が主目的だったので、どこまで足を伸ばすか迷っていた。徳本峠から穂高を眺める、岳沢を上がって西穂の岩稜を眺めるなどが候補だったが、行ったことのない焼岳に向かった。コースタイムが7時間くらいとちょっと長いが、中尾峠あたりで力尽きたら返ってくれば良いくらいの感じで向かった。
最初は薄暗い森の中の道。そこかしこに『クマに出会ったら』みたいな看板があって、物音にびくびくしながら歩く。徐々に勾配がきつくなってめげ始めたころに熊(除け)鈴の音が聞こえてきた。下りの人か?と思ったら登りの人だった。人が近くにいることと、人より早いペースで登れていたと分かったことで、少し元気が出てきた。
このコース、梯子も何ヶ所かあって、けっこうハード。焼岳小屋に着いた頃にはけっこう疲れていたので先に進むかちょっと迷ったが、頂上まで1時間ちょっとのコースタイムなので何とかなるかと思い、先に進んだ。
中尾峠に下る途中で、古傷の左膝に少し痛みが出た。残り400mの標高差は壁のように見える。少し硫黄の臭いがする。いろいろネガティブな気分になってきたが、ガスが徐々に晴れてきて、穂高や笠ヶ岳がチラチラ見えてきて、なんとかモチベーションを回復して先に進んだ。
ここから先、急登でペースは上がらないが、ときどき振り返ると徐々にガスが晴れてきて槍ヶ岳や双六岳(と思われる)、鷲羽岳(と思われる)あたりも見えてきて元気が出た。
頂上に着くと、数人の先客がいた。ガスは晴れきって凄い眺望。上高地に向かう道路から眺めたことしかなく、ちょっともっこりした火山くらいにしか思っていなかったが、すばらしかった。
中ノ湯からの道が良い雰囲気。コースタイムも短いので、次は中ノ湯ルートを考えてみよう。
下りは膝が心配だったが、違和感程度で痛みは出なかった。良かった。
疲れは感じていたので慎重に歩いたが、ややフラットになったところで緊張がゆるんでしまったのか木の根につまづいて、前方にダイブしてしまった。右ひじを打ったくらいで大事には至らなかったが、やっぱり単独行は、こういう時にリスクがある。
その後、慎重にゆっくり下り、ヘロヘロになったが無事に上高地到着。累積標高差1000mを超えていた。そりゃ、疲れるわ。
コロナ禍で、最近は近場の山を歩く程度しかしていなかったので、少し自信になった。
河童橋近くの店でりんごソフトクリームを買った。460円と高価だが金銭感覚は麻痺。めちゃめちゃ美味かった(美味く感じた)。
テントを撤収し、バスターミナルへ。さぁ帰りのチャリだ。
登山の疲れがあって、緩やかなアップダウンもそれなりにきつく感じる。
そして釜トンネル。時速30劼鯆兇┐覆つ度のスピードに抑えて下る。路面は濡れている。さらにはその水を流すためだろうと思われる縦の細かな溝が切られていてハンドルを少し取られる感じがあって怖い。クロスバイクの太めのタイヤだったのでその程度で済んだが、ロードバイクの細いタイヤだったら走るのを躊躇するくらいの怖さを感じるのではないかと思った。
上高地の自転車置場に全然停まっていなかったことも頷ける。また自転車で来るかと問われたら....
充実感は高かった。
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