越後三山森林公園から越後駒ケ岳
- GPS
- 08:08
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 8:08
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
十二平登山口手前に大きな雪渓が残っていて、引き返す人もいました。雪渓の下をくぐる場所があり、もう少しすると崩落すると思われます。 グシガハナまでの稜線は本当に急登の連続です。甲斐駒の黒戸尾根よりもきついかも。夏場のここは体力がないと登れません。 |
写真
感想
昨年の夏、雨のため駐車場で車中泊後退散した越後駒ヶ岳。オリンピック三連休を利用してのリベンジです。多くの人は枝折峠から登られるようですが、ちょっと時間はかかりそうですが、距離的にはあまり変わらない越後三山森林公園駐車場からのルートを選択しました。あまり下調べをしていなかったので、コースタイムが12時間ちょっと、というくらいしか情報がありませんでした。
昨年は水無川沿いを歩いている途中で雨が降り始め、引き返したのですが、この日は台風が近づいているとはいえ、好天。いつまで天気がもつかが心配です。
登山口から歩き始めて15分くらいでしょうか?反対側から女性が一人下ってきました。
「すみませんが、何回か登られています?」といきなり訊かれました。
「昨年このあたりで引き返したので、この先は初めてです。」
「実はこの先に雪渓があって、上を行く道もあったのですが、危険と判断して引き返してきました。」とのこと。
手には25,000分の1のちゃんとした地図をお持ちでしたので、かなりの経験がある方のご様子(もちろん私よりはかなり若い方でした)。その方が引き返されるということは、僕も敗退かな?という予感。
そこから歩くこと30分弱でしょうか?雪渓見えてきました。たしかに、登山道を大きくふさいでおり、上は50m以上あり、下方は水無川あたりまで覆っています。一度河床近くまで下るのかしらん?と思いましたが、途中の段差のところが解けていて、少し下って登り返せば、雪渓上部に出られました。ただし、頭の上にはオーバーハングがあり、もし崩落してきたらケガでは済まなそうです。そそくさと通過し、水無川に沿って歩くこと5分くらい。ようやく十二平登山口に到着。
登山口からはまず急登。だいたい川のそばはV字谷になっているので、登り始めは急なんだよな、と思いつつこなしていきます。しかし、なかなか傾斜は緩みません。この急傾斜は結局緩むところはごくわずかで、標高1,800mのクシガハナまで続いていました。この日は晴天で、かなりの暑さ。おまけに展望が開けたところでは、南面を登っているため強い日差し。いつもは途中で給水以外ほとんど休まずに歩き続けられるのですが、10分ごとに息を整える感じで立ち止まってしまします。どうも、体温上昇を防ぐために、血流を体温を下げるために使うので、息が続かないようでした。当面目指すクシガハナが見えてから、その標高差500mを登るのにめちゃくちゃ時間がかかり、体力も相当削られました。
クシガハナに立つと、ここから稜線歩き。稜線からは森林限界を超えるので、いわゆる天空の稜線歩き。ただし、やや右側に傾斜した登山道なので、決して歩きやすいという道ではありません。クシガハナからは標高差250mですが、途中の緩そうに見えた登りでも結構な手ごわさを感じました。左手には八海山、背後には中の岳、左前方には新潟平野を臨みながら進む稜線で、本来はもっと楽しめたはずですね。
山頂には数名の登山者。広い山頂ではありませんが、360度の展望。とくに八海山の鋸がはっきりと見えます。西方には明日登る予定の頚城山塊が見えます。山頂近くは雪が遅くまでの残っているせいか、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、タテヤマリンドウ、ヨツバシオガマなどの高山植物が咲いていました。
ほとんどの人は枝折峠から登られてくるようで、駒の小屋の方に下山していきます。結局十二平登山口からの登山者は2名だけ、降りた人も2名だけ。どちらも自分が含まれていますから、実質1名ずつでした。下りの急斜面も萎えた足には堪えましたし、とくに登山口近くでは左側が結構切れ落ちていて、慎重な下山を強いられました。それだけではなく、標高が下がれば下がるだけ気温は上昇し、最後の1Lを少しづつの見続けながらの下山。それでも残り150mくらいでついに飲み切り、あとはもう熱中症との戦いです。
水無川沿いに降りてからは、タオルを水に浸し、水を浴びて体温を下げて....。駐車場に着いたのはまだ日が高い16:00前。車に置いておいたウーロン茶を透かさずに見ましたが、淹れたてのような熱いお茶でした(笑)。下山後は軽い頭痛もあり、軽い熱中症になっていたことは間違いありません。ちょっと今回は山を甘く見すぎていました。飲料水は4Lは必要でしたね。あと反省としては、山バッジを手に入れるために、いったん駒の小屋に降りてみればよかったです。もしかして、徒労だったかも。
この日は塩沢のロッジに止まるのですが、体力回復や足の状態、天候を含めて、妙高登山はあきらめるかもしれません。
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