苗場山
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- GPS
- 25:50
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,253m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:58
天候 | 21日=曇、雨▽22日=快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
秡川ルートは、泥と岩だらけで歩きにくいことこの上ない。スリップによる転倒に注意 |
その他周辺情報 | 入浴は「街道の湯」に立ち寄りました。静かな温泉でした。 |
写真
感想
苗場山という山名は、よく知られていると思う。日本百名山のひとつでもあり、「なえば」という言葉の響きがどこか優しげで、印象的でもある。だが、私は苗場山の山体を拝んだことがない。他の高い山からは見ることができず、それほどの奥山、深山ということなのだろう。
登山口である祓川駐車場は、越後湯沢駅から車で小1時間ほどの距離である。林道を走り、視界が開けると広々とした駐車場である。すでに多数の自家用車が整然と並んでいた。清潔なトイレも併設されており、身支度を整えた。ここから五合目の和田小屋(休業していた)まではアスファルトの上を歩く。さらに夏草が繁茂したスキー場を横切り、登山道に入った。
傾斜は緩やかなのだが、岩と泥で歩きにくい。段差の大きい木の根も随所にあった。雨もしとしとと降り続いていた。濡れた岩に足を取られて転ばないことが肝要だろう。じっくりと進んだ。神楽ケ峰(2029)を過ぎて、鞍部を下るころになると、威風堂々とした苗場山が見えた。「大きな山だな」というのが第一印象だ。緑の斜面に登山道が付いているのが見て取れる。山頂付近はなかなかの急斜面だ。
丁寧に歩みを進め、岩場をよじ登ると、山頂に飛び出た。緑の平原に、黒々とした池塘が浮かぶ。遠くに山小屋が見えた。まず山頂を目指した。山頂には、少し左傾した標識が立っていた。「苗場山山頂 標高二一四五・三M」とある。登山口からここまで6時間かかった。コースタイムより1時間余り遅くなったが、無事で何よりだ。
苗場山山頂ヒュッテは、キャンセルがあり、お客は約20人という。あてがわれた部屋は広く、快適だ。うっかりしたことに着替えをレンタカーに置いてきてしまった。ヒュッテのオリジナルTシャツを購入し、濡れた衣服は乾燥室に干した。ビールで同行者と乾杯し、夕食のカレーライスをいただいた。少し甘めのカレーで、十分に栄養補給ができた。
翌朝、目玉焼きの朝食をいただいた後、すぐに出立した。雨に降られる前に、何とか下山したい。同じコースを忠実にたどり、秡川の駐車場には昼頃に到着した。頭上には夏空が広がっていた。
入浴は、温泉施設「街道の湯」へ。フジロックがあり、混雑を予想していたのだが、それほど人はおらず静かに疲れを癒すことができた。
苗場山は、登山道も明瞭で登りやすい印象だ。だが、山体は大きく、体力勝負の山と実感した。次回登るとしたら、秘湯・赤湯経由で挑戦したい。
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