ついに念願の槍ヶ岳! さらに奥へ水晶・鷲羽まで


- GPS
- 80:00
- 距離
- 50.0km
- 登り
- 4,023m
- 下り
- 4,003m
コースタイム
【新穂高温泉→槍ヶ岳山荘】
5:53 駐車場
7:20 穂高平小屋
8:01 白出沢
10:13-33 槍平小屋
12:31 千丈分岐
13:26-36 千丈乗越
14:39 槍ヶ岳山荘
■9/20(金)
【槍ヶ岳山頂アタック】
5:58 槍ヶ岳山荘
6:22-31 山頂
6:49 槍ヶ岳山荘
【槍ヶ岳山荘→三俣山荘】
8:13 槍ヶ岳山荘
9:03 千丈乗越
11:44 縦沢岳
12:05-23 双六小屋
12:36 分岐点 巻道へ
13:52 三俣峠
14:20 三股山荘
■9/21(土)
【水晶岳・鷲羽岳】アタックザック
4:13 三俣山荘(黒部源流経由)
4:40 黒部源流
5:36 岩苔乗越
6:08 水晶小屋
6:52 水晶岳山頂
7:19 水晶小屋
7:50 ワリモ分岐
8:26 鷲羽岳山頂
9:11 三俣山荘 テント回収
【三股山荘→双六小屋】
9:38 三股山荘 (巻道)
11:55 双六小屋
9/22(日)
【双六小屋→新穂高温泉】
5:33 双六小屋
6:22 弓折分岐
6:49-7:05 鏡平山荘
7:33 シシウドヶ原
7:49 イタドリヶ原
8:49 小池新道入口
9:06-25 わさび平小屋
10:11 新穂高温泉
10:28 駐車場
天候 | 9/19(木) 大快晴 9/20(金) 大快晴 9/21(土) 快晴 9/22(日) 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高ロープウェイ手前の【深山荘】の無料駐車場 150台可 平日の夜中に到着時で、空きはほとんど無し。 下山時は3連休の真っただ中のため、路駐で溢れかえってました |
コース状況/ 危険箇所等 |
■新穂高温泉〜槍ヶ岳山荘 危険箇所特に無し 千丈分岐から千丈乗越経由で進みましたが、飛騨乗越経由の方が、一般的で多少楽だと聞きました。 ■槍ヶ岳山頂 混雑時は渋滞で山頂まで1〜2時間掛る様ですが、幸いにも前には3人パーティのみだったので、すんなりと20分ほどで着きました。足場はしっかりしているので、高所恐怖症との闘いだと思います。 ■槍ヶ岳山荘〜三俣山荘(西鎌尾根) 全体的にはなだらかで歩き易いですが、とにかく長かった。 クサリ場が数か所ありましたが特に問題無いと思います。 ■三俣山荘〜水晶岳〜鷲羽岳 慎重に進めば特に問題なし。 鷲羽岳〜三俣山荘はひたすらガレ場を下るので気を使いました ■三俣山荘〜双六小屋〜新穂高温泉 特に問題なし |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
永年勤続の長期休暇を利用しての山行。
空いてる平日に行ける、めったにないチャンスなので念入りに計画。
第一弾はあこがれの槍ヶ岳に決めた。せっかくなので、連泊しないと登頂が難しい水晶岳・鷲羽岳も目指すことに。
新穂高温泉から右俣林道を進んで行く。白出沢あたりから本格的な登山道に。
槍平小屋へたどり着くころには汗だく。空は雲ひとつ無い大快晴で絶好の登山日和になった。
槍平小屋からさらに傾斜がキツくなり、汗をぬぐいながら進んでいくと、千丈分岐に着くころにハイドレの中身が空になる。
あとはザック内に予備の500mlのみ。分岐を千丈乗越へと進み、キツい傾斜を踏ん張ると足がつり始めた。ヤバいと思いザックを下ろしてストレッチするもなかなかおさまらない。水もガブ呑み出来ず、チビチビとだましながら這いつくばるように乗越へ。
千丈乗越で男性がひとり休憩中。話かけると槍から双六に向かう途中との事。バテバテで相当心が折れていた自分を、『あともうひと踏ん張りですよ。』と励ましてくれ、恥ずかしいことに水まで少し分けてもらった。
これで気持ちがだいぶ楽になり、休憩を取ったことで完全に復活。男性に心底お礼をして別れる。
助けてくださった方、たしか雲ノ平へ向かうと行っていました。絶好の天気が続いたので、楽しめているといいですね。
最後の登りをゆっくり進むと、千丈乗越から1時間ほどでようやく槍ヶ岳山荘へ到着。テントを設営して、ビールを呑みながら槍を下から眺める。コレがしたかったんだ〜
このあと、標高3000m 槍の真下での夕焼けショーや仲秋の名月を、お腹いっぱい堪能してからシュラフに潜り込む。
翌朝、今度はご来光を堪能し、一気にテンションを上げたところで、いざ穂先へ!
なるべく下を見ず、遠くの景色を堪能しながら、一歩ずつ確実に足場を確認する。
最後の垂直ハシゴに取り付くと、嬉しさに(?) 少し足が振るえた気がした。
アタック開始から20分、ついに 山を始めて最初にあこがれを抱いた 念願の槍ヶ岳へと登頂する事が出来た。
山頂は雲一つ無い360度の大ビューイング。感動と達成感に好天が重なり、一生忘れない景色になるだろう。
慎重に下山を開始、登って来る人もそんなに居らず、15分ほどで山荘まで戻れた。
テントを撤収し、重たいザックを担いで槍に別れを告げる。
今日は、三俣山荘への移動のみ。
北ア北部の山々を眺めながら、西鎌尾根を延々と歩く。とても長いが景色が良くて飽きない。時々、振り返って槍が小さくなっていくことを確認してニンマリ。
槍ヶ岳からのんびり歩いて4時間、双六小屋へ到着。ここは明日泊まる予定なので、休憩してすぐに出発。
三俣蓮華の巻道を経由して、三俣山荘へ到着。おきまりのビールをゴクリ。
テントからの鷲羽を眺めながら、マッタリと陽が暮れる時間を過ごす。
翌朝 3:30に起床、なるべく静かにテントを撤収してザックに納める。そのザックをテン場の隅っこにデポし、アタックザックで水晶、鷲羽へと出発。
まずは黒部源流を経由して 岩苔乗越へ進み、先に奥の水晶岳へ向かって、帰りに鷲羽岳を経由して三俣山荘へ戻る周回ルートにした。
まだ陽が昇らない黒部源流部、真っ暗な中、ヘッドライトで進む。・・・・怖い
V字に切れ込んだ谷間を進み、徐々に陽が昇ると、後方に三俣蓮華がドッシリとかっこいい。
岩苔乗越、ワリモ分岐から水晶小屋を通過し、2時間とちょっとで水晶岳へ到着。
岩がゴツゴツした狭い山頂、誰もおらずセルフタイマーでの撮影に苦労した。
来た道を戻り、今度はワリモ分岐を鷲羽へ向かう。
鷲羽へ向かう途中で、昨夜テン場で少し喋った、志賀から来た若者とすれ違う。
雲ノ平が本当に”日本最後の秘境”なのかこの目で確かめると言っていた。無事確認出来ただろうか。
鷲羽山頂からの眺めもスバラシイ! 槍、穂高も奇麗に眺めることが出来た。
ガレた斜面を急降下、三俣山荘へ戻って デポしたザックを整理して担ぎ直す。
ひと休憩して、双六小屋まで移動だ。
一瞬、三俣蓮華岳を経由したいな〜と思ったが、重たいザックが気になり、またの機会にしよう と諦め、また巻道を使う。
ちょうどお昼頃に双六小屋に到着。テント設営後、山荘前のテーブルで ビールとラーメンを注文し、ぜいたくな山のランチ。
夕方には広いテン場はいっぱいになった。そうか、今日は3連休の初日か。どうりで人が多いと思った。
やや賑やか過ぎる感もあったが、20時すぎには就寝。明日の下山に備える。
翌朝、5時半に小屋を出発。小池新道で新穂高まで戻る予定だ。朝のうちは晴れ間があったが、下山して行くうちに、段々と雲が多くなってきた。いいタイミングで下山出来ることにも喜びを感じる。
長い道のりをテクテクと歩き、鏡平、わさび平小屋を経て、双六小屋から5時間、駐車場まで戻る。
ずーっと前から楽しみにしていたこの旅、下山までの4日間、見事なまでの好天に恵まれ とてもナイスな山行になりました。出合った人々にも感謝。
自宅帰って洗濯して準備整えたら、次の山に行くゾー!
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