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記録ID: 3486360
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳 奥千町下山登山

2021年08月29日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
19.5km
登り
1,353m
下り
1,361m

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
1:30
合計
9:40
4:30
0
4:30
10
4:40
5:00
10
5:10
30
5:40
20
6:10
6:20
70
7:30
7:40
130
9:50
10:20
130
12:30
12:50
40
13:30
0
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10
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10
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10
14:00
10
14:10
0
14:10
ゴール地点
千町尾根は登りよりも下りが慎重になるため思ったより時間がかかった。
ハイマツ漕ぎは長年の御嶽山・田ノ原でのカミキリ採集で鍛えているので不安は無かったが、ボロのズボンで正解。
長袖は着用しないスタイルなので腕は傷だらけ。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新宿11:05−15:35平湯温泉の飛騨高山行き高速バス利用5700円で前日平湯入り。
 まいたびやクラブツーリズム、または夜行バスよりもお得で身体も楽。
 日曜登山の帰りの渋滞も居眠り、疲れ知らず。乗鞍、新穂高はこれに限る。
コース状況/
危険箇所等
山頂から標高差650m下山登山は奥穂から涸沢へ下りてまた山頂へのイメージ。
剣が峰頂上までは観光道、
皿石原、中洞権現までは一般道、
そこからはペンキやリボンがほぼ無い破線道のイメージかな。
前回の中洞権現ノ尾根を繋ぐために少し下りてから千町尾根へハイマツ帯を漕いでトラバースしたのだけがきつかった。
その他周辺情報 ひらゆの森別館に素泊まり、ポイント割引で5400円。
ひらゆの森の入湯券(期限なし)2枚貰えるので下山後も無料。

ひらゆの森が飽きた人は、平湯の湯(平湯民俗館に併設)がお勧め。
他の源泉と異なり茶褐色の湯ですが洗い場無しの露天の温泉のため料金は寸志。
夜明け前
高さのある雲が白い輪郭をまといだす。
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高さのある雲が白い輪郭をまといだす。
右の八ヶ岳蓼科山のような高さの雲からご来光
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右の八ヶ岳蓼科山のような高さの雲からご来光
モルゲン剣ヶ峰
肩ノ小屋から朝日岳、蚕玉岳
肩ノ小屋から朝日岳、蚕玉岳
3026m剣が峰山頂までは標高差300mの足慣らし
ご来光バスの人たちは畳平周辺の山でご来光待ちなので
山頂は空いてます。
3026m剣が峰山頂までは標高差300mの足慣らし
ご来光バスの人たちは畳平周辺の山でご来光待ちなので
山頂は空いてます。
出発します。
大日岳、御嶽山の方向へ。
出発します。
大日岳、御嶽山の方向へ。
高天ヶ原
遠景に南ア中ア恵那山
高天ヶ原
遠景に南ア中ア恵那山
大日岳のコルから権現池と朝日岳
大日岳のコルから権現池と朝日岳
剣ヶ峰を振り返るとまさに剣だ。
剣ヶ峰を振り返るとまさに剣だ。
前方に御岳山を見ながらの大日岳トラバースが気持ちいい。
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前方に御岳山を見ながらの大日岳トラバースが気持ちいい。
快晴だがハイマツの脇から雷鳥が飛び出してきた。
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快晴だがハイマツの脇から雷鳥が飛び出してきた。
白山が正面となる頃に奥千町避難小屋泊の方が登ってきた。
こちらがご来光待ちしている間にせっせと登られたのだろうが
早立ちされたのだろう。
白山が正面となる頃に奥千町避難小屋泊の方が登ってきた。
こちらがご来光待ちしている間にせっせと登られたのだろうが
早立ちされたのだろう。
かなり遅れて奥様が登ってきた。この夫婦以外には会わなかった。
かなり遅れて奥様が登ってきた。この夫婦以外には会わなかった。
高尾山、富士山の次に登山者が多い乗鞍岳だけに
観光ルートを外れれば逆に誰もいない解放感。
乗鞍は最高!
高尾山、富士山の次に登山者が多い乗鞍岳だけに
観光ルートを外れれば逆に誰もいない解放感。
乗鞍は最高!
大日岳、屏風岳、薬師岳を越えた。

大日岳、屏風岳、薬師岳を越えた。

二重山稜的な窪地原の東には中ア南ア
二重山稜的な窪地原の東には中ア南ア
西側には白山
薬師岳と屏風岳
白山を正面に見据え中洞権現へ
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白山を正面に見据え中洞権現へ
御嶽山の裾野が美しい。
このような独立火山が日本には多い。
この乗鞍岳や八ヶ岳、浅間山、そして富士山。
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御嶽山の裾野が美しい。
このような独立火山が日本には多い。
この乗鞍岳や八ヶ岳、浅間山、そして富士山。
中洞権現到着。
ここから南へ道を逸れて
前回登ったところまで下りて赤線繋ぎ。
中洞権現到着。
ここから南へ道を逸れて
前回登ったところまで下りて赤線繋ぎ。
中洞権現ノ尾根の到達点へ到着。
中洞権現ノ尾根の到達点へ到着。
白山へ向かうハイマツ原を千町尾根復帰。
白山へ向かうハイマツ原を千町尾根復帰。
広大なハイマツ帯の尾根を見上げる
広大なハイマツ帯の尾根を見上げる
チャオスキー場の上に継母岳も見えてきた。
チャオスキー場の上に継母岳も見えてきた。
池沼のある里見岳が見えた。
乗鞍岳は立入禁止の山が多い。
池沼のある里見岳が見えた。
乗鞍岳は立入禁止の山が多い。
遠方の深緑の丸尾根が千町ヶ原だ。
千町尾根は数段階の原が拡がる。
まだハイマツ帯で下の原は道が分かり易い。
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遠方の深緑の丸尾根が千町ヶ原だ。
千町尾根は数段階の原が拡がる。
まだハイマツ帯で下の原は道が分かり易い。
ハイマツ原の下部へ来ると尾根の頭のようなピークあり。
ハイマツ原の下部へ来ると尾根の頭のようなピークあり。
振り返ると、左から大日岳、屏風岳、薬師岳、中洞権現。
振り返ると、左から大日岳、屏風岳、薬師岳、中洞権現。
右には弓折岳、抜戸岳、笠ヶ岳の壁と黒部五郎岳と北ノ俣岳
右には弓折岳、抜戸岳、笠ヶ岳の壁と黒部五郎岳と北ノ俣岳
いよいよ千町ヶ原が見えた。
いよいよ千町ヶ原が見えた。
森林限界へ
奥千町小屋をズーム
奥千町小屋をズーム
針葉樹林内にコバイケイソウの原が現る。
針葉樹林内にコバイケイソウの原が現る。
すぐに末期の湿原が現れる。
すぐに末期の湿原が現れる。
奥千町到着。
乗鞍岳を振り返る。
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乗鞍岳を振り返る。
この先、一段下に千町ヶ原があり、ここは奥千町です。
この先、一段下に千町ヶ原があり、ここは奥千町です。
小屋へ
ちなみに千町=せんちょうと読みます。
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小屋へ
ちなみに千町=せんちょうと読みます。
新しくないがとても綺麗です。
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新しくないがとても綺麗です。
小屋の気温計は25℃。
2350mまで下りると暑い。
小屋の気温計は25℃。
2350mまで下りると暑い。
小屋脇にヤナギラン
小屋脇にヤナギラン
玄関前から乗鞍岳撮影。
玄関前から乗鞍岳撮影。
玄関右には御嶽山。
玄関右には御嶽山。
奥千町の端まで行くと笠ヶ岳が眺められる。
奥千町の端まで行くと笠ヶ岳が眺められる。
三俣蓮華と双六
ここから下れないが下に五色ヶ原の有料コースがある。
三俣蓮華と双六
ここから下れないが下に五色ヶ原の有料コースがある。
乗鞍岳の北側の山々
乗鞍岳の北側の山々
登山開始、針葉樹林へ。
登山開始、針葉樹林へ。
針葉樹林にはカニコウモリがいる。
ここまで下りたんだな。
針葉樹林にはカニコウモリがいる。
ここまで下りたんだな。
針葉樹林帯最後に急登を詰めれば森林限界。
白山がまだ見える。
針葉樹林帯最後に急登を詰めれば森林限界。
白山がまだ見える。
高山の街が見える。千町ヶ原さようなら。
高山の街が見える。千町ヶ原さようなら。
きれいだなあ
千町尾根最後の急登
千町尾根最後の急登
中洞権現まで登りきると正面には鉢盛山
中洞権現まで登りきると正面には鉢盛山
帰りは花を撮りましょう。
いつもの夏の終わりの花しかないけど。
ウサギギク
帰りは花を撮りましょう。
いつもの夏の終わりの花しかないけど。
ウサギギク
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ
ヨツバシオガマ
ウメバチソウ
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ
高天ヶ原
イワギキョウ
ようやく剣ヶ峰が現る
ようやく剣ヶ峰が現る
大日岳と剣ヶ峰のコルから権現池。
朝とは全体の色が違うね。
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大日岳と剣ヶ峰のコルから権現池。
朝とは全体の色が違うね。
さあラスト。
午後まで晴天、夏の特異日ですね。
さあラスト。
午後まで晴天、夏の特異日ですね。
イワツメクサ
このトウヤクリンドウいいね!
このトウヤクリンドウいいね!
これを這い上がると山頂の祠があります。
これを這い上がると山頂の祠があります。
今までの静寂から一転して人だらけ。
穂高が正面。
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今までの静寂から一転して人だらけ。
穂高が正面。
前穂はかっこいいなあ
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前穂はかっこいいなあ
蝶、大滝山
大滝山からの鍋冠山
大滝山からの鍋冠山

感想

乗鞍岳下山山行東西南北4コース計画のメインである西コース。
本当は丸黒尾根の取っ付きである日影平(飛騨高山スキー場)に駐車して
タクシーで平湯温泉泊。2日目に奥千町避難小屋泊。3日目に丸黒尾根下山を考えていた。しかし乗鞍岳だけに思うように時間も取れない。
お盆からの長雨続きが月末に好天の週間天気予報で急きょ思い立つ。
最難関の千町ヶ原から下部の藪漕ぎはいつかで良いとする。
避難小屋のノートに今年7月に環境省の登山愛好者が丸黒尾根はコースタイムの倍は見ておいた方が良いと記入されていた。
 先に平湯コースを歩いておくべきだった。南と西を歩いてしまうと平湯コースはどうでもよくなってしまう。気持ちが離れ始めている。
 1984年版山と高原の地図には野麦ノ尾根コースがあり剣ヶ峰から高天ヶ原経由で野麦集落へ下りられる。これを長年考えていて自然保護のため通行禁止となっていることを知らなかった。
 前回のアイミックス自然村・南乗鞍オートキャンプ場も当時は無いため、中洞尾根も遥か下から倍の距離を歩かねばならないコースでタイムも記されていない。
 五色ヶ原から畳平の破線コースも存在しているが、手入れされていないため一般登山者は無理と記されている。
 九蔵ノ尾根コースは林道終点からで短く、子ノ原尾根コースは塩沢温泉からで倍の長さであり、古い地図を見ていても楽しい。

 剣ヶ峰を境に観光登山者で賑わう山と誰もいない山域に分人嶺があるこのような山は他に存在しないかもしれない。

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利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
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